地球村研究室

厳しい地球環境制約の中で心豊かに暮らすには?沖永良部島で実践しながら考えたいと思っています!!


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 酔庵塾米つくり部がいよいよ始動!昔田んぼだったところをお借りし、近くの畑から流れ込んできた土を除き、畦をつくり、やっと田んぼらしくなってきた。水張実験も終了、来週から苗つくりに入るという。今年の夏には、この田んぼの米と手作りの海の塩と海苔で塩むすび!! 是非ここまで辿り着きたいと思う。

 

 さて、今でもそう信じている人は多いのだろうが、経済発展が幸せを生みだすと教えられてきた。しかし、それが都市への人口集中と地方の劣化を生み出し、その結果、格差や歪、そして、忙しいだけで幸せ感の無い社会を生み出し、日本中を閉塞感が覆っていることはまぎれもない事実である。

 

今、多くの生活者が求めているのは自立型の暮らしであることは、我々の研究でも明らかになっている。依存から自立への移行である。それはちょっとした不自由さや不便さを知識や知恵、技によって乗り越えることにより、達成感や充実感、愛着を生み出す社会でもある。しかしながら、現実には多くのテクノロジーやサービスは相変わらず利便性ばかり追い求め、依存型の暮らしを煽るものばかりで、自立型の暮らしとは程遠い。一方、自立型の暮らしと言えば『自給自足』型の暮らしに帰結し、これではあまりにもハードルが高い。実は、依存型と自立型の暮らしの『間』がすっぽり抜けているのである。依存型の暮らしから少しづつ自立型の暮らしに移行することを社会は求めているのであるが、それを誘導するようなテクノロジーやサービスはなかなか見つからない。

 

この両者の『間』を埋めるためには、どんな要素があれば良いのだろうか。それを見つけることが出来れば、ビジネスや政策を検討する上でも有効である。そのためには、予兆を探し、それがどのような要素で社会に受け入れられているのか探せばよいと思い一昨年から研究会を開き議論し、やっとその全体が見え始めてきた

 

研究会ではまず予兆を探すことから始めた。社会の多くのトレンドが一過性なのか『間』を埋める予兆なのかを判別しなくてはならない。そのためには、2つの条件を満足していることが必要である。一つは、それが地球環境問題に起因していること、他の一つは、それが失った日本の生活価値要素を埋めようとしていることである。日本の文化を創った生活価値は500人近い90歳前後の方々のヒアリングから、すでに44の要素で構成されていることが明らかになっており、このうちのどの要素をそれが補完しようとしているのかを明らかにするのだ。

例えば、DIY(自分で修理したり、ものを作ったりすること)がブームである。これは、地球環境視点では、大量生産に伴う資源やエネルギーの消費を下げようとしているし、生活価値要素からみれば、16:何でも手作りする、17:直しながら丁寧に使う、19:工夫を重ねるという要素を補完しようとしていることから、予兆と判断できる。(生活価値要素の番号は、44の要素の該当番号を示す)

 

この様にして、今までに145の予兆を見つけ出し分析を行ったところ、これらに共通する生活価値要素が浮き上がってきた。特に、『1:自然に寄り添って暮らす、19:工夫を重ねる、22:助け合うしくみ、25 :人をもてなす、36:お金を介さないやりとり、42:ちょっといい話』の6つの要素は極めて高い共通性を有していることが分かってきた。すなわち『間』を埋めるには、このような要素を持ったテクノロジーやサービス、政策が社会に受け入れられやすいと言う事でもある。まだまだこれから、予兆のサンプルを増やして議論しなければならないが、厳しい地球環境制約の中で心豊かに生きるための要素がやっと具体的に見えてきた。今進んでいるビジネスや政策をこの物差しで検証してみることもできるだろうし、あたらしいビジネスや政策をこの物差しを使いながら描くことも出来そうである。

依存型ばかりを煽る経済活動はすでに限界を示している。この物差しが、自然とともによりよく生きる経済活動に向かうための指針となるためには、これをどのように使うのか、さらに議論を深める必要がある。

 
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 一昨日、2週間ぶりに島に戻った。家猫に改心中のメロディーは、少しの音にも敏感に物陰に隠れたかと思うと、にゃーにゃーと近寄ってきたりする。まだまだ情緒不安定なのか・・・・

今朝は、どういうわけかじゃれて来て、何とも初抱っこに成功!! 一瞬でしたが… (笑)

(これどうやったら写真の方向が変えられるのですか????誰か教えてください!!)

春ですねぇ、御近所のヤギも出産が相次ぎ、かわいい子ヤギたちが、走り回っています。

先日、知名町の全小学6年生と一緒に、島の未来を考える勉強会を開催して頂きました。小学6年生の国語の教科書に書かせて頂いている『自然に学ぶ暮らし』を題材にした勉強会です。いつも思いますが、子供たちの発想の柔軟さユニークさには心から脱帽です。本当に素敵な子供たちです。

今日は風が強く、晴れたり曇ったり、おかしな天気が続いています。明日から東北の南三陸で活動している「底上げ」の元気な若者たちが島にやってきます。天気が良いと有り難いのですが…

 

さて、今月来月の上京予定です。

3月06-08日 東京

3月12-16日 東京、常滑

3月23-29日 東京、京都、静岡、京都

4月22-30日 福島、東京、京都

 

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我が家に猫がやってきた! 名前は『メロディー』、青い目の野良猫上がりである。

昨年の春頃からだったか、黒い野良猫が家の周りに現れるようになった、名前を勝手に『祐介』と命名。そのうちお腹が大きくなってきた。妊娠したのかな、実は祐子だったのかなどと笑っているうちに、5月末頃お腹がすっきり・・・・ そのうち何度かジャングルを2匹の子供を連れて歩いている痩せ細った祐介(祐子)を見るにつけて、何だか可哀そうになったのか、姫がベランダに餌を置くように・・・・年末頃からは毎朝・夕、子供たちと餌をもらいにベランダに現れるようになった。

 2匹の子供のうち、オスの『メロディー』は、食事中姫に触られても逃げなくなり、そのうちベランダのドアを少し開けておくと家の中にも入ってくるように… 2月の初め、御近所に迷惑をお掛けしないように、去勢・避妊の手術を受けさせることに。ところが、捕獲機に餌を置いてもちっとも中には入らず、たまたま家に入ってきた『メロディー』をベランダ側に捕獲機を設置して、家から出て行くところを捕獲機へ誘い、やっとゲット、病院へ。夕刻引き取りに出かけるも、まだ麻酔から完全に覚めておらずヨロヨロ。何とも可愛そうで一晩家の中で飼うことに。何となく情が移り翌日も・・・猫のトイレを買い、爪とぎ場を作り、丸太を何本か束ねて遊び場を作り…今日で約10日間。8か月も野良猫生活をしてきた『メロディー君』が家猫になれるのか… 果たして、これは猫にとって幸せなのか… これから少し実験開始である。

 メロディーを捕獲して数日後。捕獲機入っていたのは、時々庭で見かける大きなオス!どうやらこれが祐介を妊娠させたオスらしい。捕獲機を壊さんばかりに暴れるオスに布を被せておとなしくさせて病院へ、手術後はジャングルへ戻って頂き、さらに数日後メロディーと同じ要領で、もう一匹の祐介の子供(娘 パイナップル)を捕獲、手術してジャングルへ・・・・ 祐介だけがどうしてもうまく捕まえられないものの、取り敢えず我が家の周りを縄張りにしている猫たちへの対応一段落!!

 

さて、星槎大学沖永良部サテライトカレッジの4月開校に向けて入学説明会が始まり、ぼちぼち入学希望者も集まり始めた。ここでは、地方を豊かにするためのリーダー育成カリキュラムを新設し、これからますます厳しくなる地球環境、財政、人口減少などの制約の中で心豊かに暮らすためのビジネスや政策提案ができる人材育成を目指す予定だ。想いは高く、とは言え、何人の入学希望者が集まるのだろうか、一抹の不安もある。

 そもそも、何故、島に大学なのか? 無論それは島に高校までしか無かったから、あるいは国立大学よりもさらに安価な授業料で卒業できる大学を創りたかったから、という理由もあるがそれだけではない。

 子供や孫が大人になったときにも笑顔あふれる美しい島であるためには、何を考えなければならないのだろうか。これから少子高齢化が進む中で、島の財政はますます逼迫してくる。地方交付税が無くても生きて行ける自治体は全国にどれくらいあるのか、一時期は150自治体に近かった時もあるが、今は50を割り込んでいる。そんな時代にも、笑顔あふれる美しい島つくりの基盤を今から創っておく必要がある。地域活性化のために、道路の整備や建物をつくる時代はとっくに過ぎた、区画整理や再開発事業は人口が増大している時代の話である。今求められているのは、人がここに住みたい、住んで良かった、ここに住んで一生を送りたいと思う人間中心の町つくりである。それを考えるには、どんなライフスタイルが求められているのかが基本である。おいしいものがある、知的好奇心を満足させるものがある、笑顔が溢れている、自分たちで創ったエネルギーがある、取り戻した豊かな自然がある・・・・

どのようなライフスタイルを人々が求めているのかを明らかにし、何が集客装置なのかを見つけ、それを核とした人間中心の町つくりが望まれているのだ。

 沖永良部島では、2年間にわたって「90歳ヒアリング」という手法を使って、島をつくってきた文化要素を分析し、5つの要素で島の文化が構成されていることを明らかにした。さらに、その各々の文化要素を孫が大人になったときにも、おしゃれに存在させるためにはどのようなライフスタイルが求められているのかを9か月間かけて酔庵塾の塾生たちと考え、今12のプロジェクトが生まれ、進み始めている。東京の下請けではなく、島にある文化や自然や産業を最大限活かして、このプロジェクトからどのようなビジネスや政策が生まれるのだろうか。ともあれ、それを担う人材育成が不可欠であるという視点から、大学設置のアイデアが生まれ、今それがやっと実現しようとしている。もちろん、まだ形だけで、そこで実を出すためにはもっともっと島のことを知り、最先端の多くの事例を学び、色々な手法を駆使して解を探さねばならない。この島で暮らしたくなるためには、島人はどんなことをしたいのか、どんなライフスタイルがあるのか、問い続けることも大事な大学の仕事だと思う。ビジネスを実装するにしても、自立し生き残るためには民間の資金を使って人を呼ぶ雇用をつくり、産業をつくることも避けられない。

『この島で子育てしませんか?』新設する大学の成果がそれにつながることが求める方向の一つであることは間違いないだろう。財政面でもカリキュラム面でも、まだまだ考えなければならないことが山積している、でも、まずは走り出そう。動かなければ何も変わらないのだから!!

 

 

 
 
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