地球村研究室

厳しい地球環境制約の中で心豊かに暮らすには?沖永良部島で実践しながら考えたいと思っています!!


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 家にいるときのお酒の話。夕食時はビールかワインか日本酒を食事に合わせて… 食後は台所をきれいに片づけて、主は冷凍庫でチンチンに冷えているジンに炭酸を少し、そしてたっぷりのライムを入れて・・・・が毎夜のパターン、この繰り返しをもう恐らく20年以上続けている。休肝日は無し、酒を飲み始めてから休肝日と言えるようなものは2日酔いの時か怪我をして入院した時ぐらい。だから我が家の屋号は『酔庵』なのである。最近では、年末から年明けにかけての断食、心臓の手術の時、およそ2か月禁酒をしたのが、今のところ生涯最長である。

 島暮らしを始めて、最大の問題は島ではライムが手に入らないこと、出張の度に買って来なくてはならないが、なかなかそうも行かぬ・・・・ 

先日、20個近く学生がライムを送ってきてくれた、有り難いのではあるが、一挙に大量のライムを使うわけでもなく、このままでは朽ちてゆくばかりかと思案していたら、なんとも我が家の姫がライムを絞ってエキスを冷凍するという素晴らしいアイデアを出してくれた。どうしてそれに思いが至らなかったのか・・・・何十年も同じことを繰り返していると思考停止になる典型か… この新手法が一挙に視野を広げてくれた。ライムだけではなく、島にある色々な果物を絞っては試してみる。ありました!!パッションフルーツ!!果肉をミキサーにかけて、キュービック状に冷凍すれば、いつものジンライムが南国風に変身!! 目から鱗の大発見なり!! 是非に、お試しあれ!!

島生まれのパッションフルーツ


その果肉をミキサーにかけて冷凍すれば…

さて、東京で定期的に開催しているネイチャー・テクノロジー研究会のシンポジウムに、今回は広く教育という観点で、『遠野みらい創りカレッジ』『ベネッセアートサイト直島』の各代表、そして志摩市でユニークな教育をなさっている高校の先生、御三方に登壇頂いた。教育は『共育』、『観光を感幸に』、『ふれあうように学ぶ場創り』など素敵なキーワードを頂いたが、通奏低音のようにそこに流れているものは、結局のところ人と人との熱い触れ合いだった。直接人と人とが接すること、それがローカルを豊かにし、企業との共通価値を創るのだということも勉強させていただいた。

数日前、私が塾長を務めている酔庵塾の塾生の友人として、医者志望の素敵な青年を島で紹介された。現在は東京の法律事務所で働いているものの、島に憧れ、離島診療を目指して鹿児島大学の医学部に挑戦しているとのこと、すでに筆記試験は合格し、次の面接に受かれば晴れて医学生になるという。こんな出会いに改めて思うのは、ローカルが主役になる時代が確実にそこにあるということである。ただ、それには東京の下請け的な意識を早く捨てることが第一歩でもある。(政府は、あくまでローカルを都市の下請けとしての価値しか持っていないと思っているようではあるが…)

1960年代からの工業化の時代に日本は大きく変化した。それは、拡大・成長に向かって、時間とお金という物差しで効率が単純化され、各地域は、進んでいる、遅れているという一元的な概念によって位置付けられた。その結果、『個』の自立が可能となり、一方では、地域共同体が『個』を抑圧し、自立を阻害するという『負』の側面ばかりが強調され、相互扶助が前近代的な地域の遺物とされた。その結果、遅れているローカルと進んでいる都会という位置づけが出来上がり今に至っている。

しかし、それは明らかに限界を迎えている。物質的な豊かさは飽和し、物は売れなくなり、終身雇用に守られた会社人間は移住地との関係性よりも会社の関係性を重視し、定年後は行き場を失い、さらに、行き過ぎた『個』の尊重が他社との関係を結べない孤独を生み出し、無縁社会をつくってしまった。一方では、東京の食糧自給率は1%を下回り、ローカルが豊かでなくては東京は生きてゆけないのである。

間違いなくローカルが主役になる時代がすぐそこにあるのではあるが、主役になるためには、洗脳された思考回路をリセットしなくてはならない。これからの時代は、時間軸ではなく、空間軸(各地域が持つ独自の個性、風土的・文化的多様性)で豊かさや効率を評価する時代であり、人手が余り資源が枯渇する時代でもある。それは、福祉や教育などの対人サービス領域が高い生産性を持つ(労働集約的分野)時代とも言える。

現代人の時間の流れは、縄文人の40倍(エネルギーの消費も40倍)だそうだ、これに現代人はついて行けなくなっていることも事実だろう。光り輝くローカルがどのようなものなのか、具体的な形を早く示し、ローカルの道標を創らなくてはならない。それには、ローカルの風土的・文化的多様性が何かを明らかにし、そこから生まれる有形、無形の価値を具体的な形に創り上げる必要がある。むろん、それには、お金も物も地域の中で循環する『自足型の暮らし』が原点でなければならない。地域の多様性を基盤にした、おしゃれな自足型の暮らし方をまずは描く必要がある。

離島診療を目指す医学生やIターン希望の多くの若者を失望させないためにも、そして子や孫が大人になった時にも今以上に光り輝く島にするためにも、大人の責任はとても重いと感じている。


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 6月20日に梅雨が明けました。翌日から、島は真夏です! 抜けるような青空が広がり、海は透明な緑色に変わってきました。紫外線は強烈ですが、木陰に入ると心地よい海風が汗を吸い取ってくれます。


我が家の庭から見える空と海です。いつまでも見飽きません。夕刻は先に見える3本のヤシの下で海と空を眺めながら、グビッ!です。
ベランダのテーブルとイスも南国仕様に塗り替えました。

サンダーで汚れを落とし、1日で仕上げるつもりが、ここ数日、来庵者が多く、度々仕事が中断、2日かかってしまいました。こんな調子では、折角作った電気自動車P-太君の車庫はいつペンキ塗りができるのでしょう。 倉庫の片づけ、畑の草刈り、パイナップルの植え付け、バナナ畑の整備・・・・・ 時間が欲しい・・・ 原稿書きしたくないゾ症候群発症間近!!(大笑)

昨夜、酔庵塾のメンバーと港近くでBBQをしました。 東京からの2人のお客様の歓迎会を兼ねてでしたが、そこにメンバーのゲストとしてもう一人東京いらっしゃった医者志望の素敵な青年が参加されました。現在法律事務所で働いていらっしゃるとのことでしたが、島に憧れ離島診療を目指し、鹿児島大学の医学部に挑戦しているとのこと、すでに筆記試験は合格し、次の面接試験に受かれば晴れて医学生になるそうです。最近、こんな素敵な若い人を随分と見掛けるようになりました。酔庵塾の皆さんは無論ですが、島のことを原点から見直して下さる方が増えているような気がして、嬉しく思っています。ちなみにBBQパーティー、気が付けば午前0時近く・・・・ びっくりです。素敵なミュージシャンを含め、酔庵塾の皆さんは芸達者、時間が経つのをすっかり忘れていました。

さてさて、7-8月の上京予定です。
7月08-11日 大阪、高野山、大阪
7月15-26日 東京、仙台、豊岡、京都、冨浦、東京
8月02-06日 東京、札幌
8月23-27日 東京、軽井沢、京都

7月30-31日は、島のお祭り
9月03-04日は『第7回 沖永良部島シンポジウム  孫が大人になった時にも光り輝く美しい島つくり』です!!!!  多くの方にお会いできるのを楽しみにしています。
申し込みサイトがオープンしました! 早速のお申し込みを!!!
 http://www.ama2.jp/tour/2016/06/post-45.html

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やっと『ぴー太』の家が出来ました。

新しい家は、倉庫のお隣です。後はペンキ塗り・・・

大工さんから色々と教えていただきました。

 今月は、いつもより少し島に居る時間がたくさん・・・ 早くやらねばと思っていた電気自動車『ぴー太』の車庫を作ることに、図面を引いて建設屋の知人のところに持って行くも、無残にもケチョン・ケチョン。台風はどうする、水仕舞いは、シロアリには・・・ 結局、従来工法で進めることになり、大工さんと一緒に作業することに。とは言え、結局大工さんの仕事を1日中眺めていた・・・と言うのが正解! でも、たくさん勉強をすることが出来ました。後はペンキ塗りで仕上げですが、ともあれ、ピー太君、やっと自分のうちができゆったりと過ごせそう。

 島は梅雨が明け、昨日から青空が広がっている。今月は、庭周りを何度か草刈しましたが、なんとも自然の元気なこと・・・刈っても刈っても、次から次へと草が生えてくる。気づけば、木々もどんどん枝を張ってきている。今の島の気候は、まさに、自然が襲ってくる感のある季節なのです。

 

 資本主義社会の最大の問題は工業化により個()が自然や共同体から離脱したことである。ポスト資本主義(新定常化)社会では、個(人)をあらためて共同体や自然とつなぎ直すことが求められている。測れないものは守り辛いというのが理であるなら、自然は何となく大事に決まっているというスタンスではなく、それを定量的に捉えなおす必要もあるのかもしれない。

 人にとって自然とは何か、それは、命の根源であることに間違いない。自然は植物や生物の多様性を育み、その結果として、水を生み、それを土や植物の中に貯め、食料を育て、酸素を生み出し、空気を浄化し、森や海を豊かにし、そして気候を制御してくれる。それに対して、我々は1円のお金も払っていない、まさに無償のサービスを供給してもらっている。そして、これらのサービスの多くは定量的に測ることが出来る。  

自然の恩恵はそれだけか?いや、自然は人の心を癒してくれる審美的なサービスも供給してくれるが、この部分の定量化はなかなか進んでいない。その結果として、自然破壊が進んでいることも否めない。人は1万年以上もほとんど変化していないことがすでに明らかになっている。1万年前の世界は、まさに自然しかない世界である。それを思えば、自然の中で人は癒されるはずである・・・ これだけでは自然破壊論者を説得するには聊か根拠が薄いが、最近、自然が心(脳)に与える影響が少しづつ具体的な形で見え始めてきた。森林(香り)物質フィトンチッドや風の1/f揺らぎが癒し効果を持つことは比較的よく知られているが、音の効果も明らかになってきた。熱帯雨林のジャングルの中の音は70デシベルをはるかに超える。都会の交差点での騒音より大きな音が出ていることになる。都会の交差点では30分もするとイライラが募るのに、ジャッグルの中では心が癒される。何故か?人間の耳は波長で言えば20Hz(ヘルツ)から20KHzの音を聴くことができる(可聴域)が、耳には聞こえない20KHz以上の音が人をリラックスさせることが明らかになった。可聴域から20KHzを越える高周波が連続していて、さらに時間とともにうねりが生ずるような状態では、脳幹のモノアミン神経系が刺激され、リラックスするのだそうだ。ジャングルの中の音は20KHzをはるかに越え、都会の交差点では存在しない100KHz程度の高周波も含んでいるのである。

では耳に聞こえない音をどこで聞いているのか、何と肌で聞いているらしい。今、高周波も録音できるシステムやそれを再生できる装置の研究が進んでいるが、近い将来、リラックスという概念が、音に関しては根本から変わることは間違いないだろう。さらに、自然の中では脳がネガティブ思考を繰り返さなくなることも明らかになりつつある。人は失敗や嫌な体験を何度も繰り返して思い出し、考え込む特性を持っている。認知科学の中では「ネガティブ反芻」と呼ばれ、壊れたレコードのようにネガティブ思考を繰り返すと抑うつ神経症を引き起こすことにもなる。実験によると、自然の中では明らかに脳梁膝下野の血流が減少し、ネガティブ思考度が減少していることがわかった。

このように、自然が脳を休ませ、心に良い影響を与えることは、定量的に明らかになりつつあるものの、一方では「蝶やトンボを捕まえたこと」「自分の身長より高い木に登ったこと」などの体験を一度もしたことが無い子供の割合が急速に増えていることも事実である。島でも同じような状況が見えてくる。これほどまでに、自然がまだ豊かな島に暮らしながら、生み遊びもしたことが無いなど・・・・そんな子供たちが増えてゆくことにもどかしさを感じてならない。勉強や部活も大事ではあるが、自然の中で自由に遊び、学ぶ時間も何とかしてつくってやれないものだろうか。

 

 

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