飛行船の気まぐれ☆☆新作映画紹介

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甲斐谷忍の人気コミックが原作のTVドラマ「ライアーゲーム」(2007、09)と、その劇場版「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(10)から、主演の松田翔太以外のキャストをほぼ一新して、原作で人気のエピソード“イス取りゲーム”を映像化。
http://liargame.jp/

共演は、多部未華子、芦田愛菜、江角マキコ、高橋ジョージ、濱田マリ、要潤、新井浩文、小池栄子、鈴木浩介、渡辺いっけい、船越英一郎。監督は、前作と同じく松山博昭。

“ライアーゲーム”とは、ある日突然、招待状と現金1億円を受け取った人々が、壮絶な騙し合いを繰り広げ、マネーを奪い合うゲーム。

そのファイナルステージから2年。すべてが終わったかに見えた。しかし、謎の復活を遂げたライアーゲーム事務局が最大の復讐劇を仕掛ける。そのターゲットは、元天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)。

今回のゲームは、総額20億円を賭けて20名のプレイヤーが争う究極の“イス取りゲーム”だった。秋山とともにゲームに挑むのは篠宮優(多部未華子)。秋山潰しを目論むカルト教団の教祖・張本タカシ(船越英一郎)を始めとする新たなプレイヤーも現れる。

ゲームを仕切るのは、新たな最年少事務局員アリス(芦田愛菜)。そして、すべてを陰で操る謎の主催者Ω(= オメガ)(江角マキコ)。騙し合いか?それとも助け合いか?極限の心理戦が今始まる……。

前作で終わったはずのライアーゲームが2年で戻ってきた、新たなシリーズの始まり。

今回のイス取りゲームは脱落してもガヤとして親を決める投票の権利があり、ガヤを買収しようとする裏切りが面白い。

でも、物語としては事務局の事は又もや解明されず、さほど賢いキャラクターも登場せず、人物が変わっただけでやっている事は一緒。

ということで、この新たなシリーズはまだ続くでしょう。

131分 3月3日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開

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1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めたマイケル・モーパーゴの小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。
http://disney-studio.jp/movies/warhorse/

出演は、ジェレミー・アービン、エミリー・ワトソン、デビッド・シューリス、ピーター・ミュラン、ニエル・アレストリュプ。

第一次世界大戦前夜のイギリスの農村で、1頭の美しい馬が貧しい農家にひきとられる。この家の少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)は“ジョーイ”と名付けて、その馬とかけがえのない友情を結ぶ。

しかし戦争が始まると、ジョーイは英国軍の軍馬として売られてしまい、フランスの戦地に送られた。アルバートはジョーイを探すため、徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊し、最前線フランスに向かった。

ジョーイは死と隣り合わせの過酷な日々のなか、軍馬を誰よりも大切にするイギリス人将校や、ドイツ軍を脱走した少年兵の幼い兄弟、両親を失ったフランスの少女らと巡り合う。

過酷な運命に立ち向かう人々との出会いと別れを繰り返しながら、やがてジョーイは彼らの希望となり、“奇跡の馬”と呼ばれることとなるのだった。

主人公が馬だけに、この馬を扱う人達が次々と変わるたびに新たな物語が生まれていくロードムービー。

ただ、演出はかなりオーバー気味で大袈裟な展開が多々あり。これは、スピルバーグが子供にも見せるようにしたかったからだと思うが、だとすると上映時間はちと長すぎる。

147分 3月2日より丸の内ピカデリーほかにてロードショー

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世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」を、マーティン・スコセッシ監督が3Dで映画化。
http://www.hugo-movie.jp/

出演は、エイサ・バターフィールド、クロエ・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、レイ・ウィンストン、クリストファー・リー、ヘレン・マックロリー、リチャード・グリフィス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、エミリー・モーティマー、マイケル・スタールバーグ。

1930年代のフランスはパリ。父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、叔父に引き取られて駅の時計台に住み、時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。

独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に出逢う。

やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。

マーティン・スコセッシが、映画創世記にオマージュを捧げた作品。史上初のSF映画「月世界旅行」誕生秘話が明かされる。

映画が活動写真と呼ばれる以前に、動く映像を初めて見世物小屋で観た観客は、スクリーンから客席に向かって来る機関車に驚いて逃げ出したそう。

マーティン・スコセッシは、この映像を3Dでアレンジして見せてくれる。

この作品は、映画ファンだったら絶対に見なくちゃいけない作品です。

126分 3月1日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにてロードショー

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売れない俳優がマンションの管理人から貰った壺により、次々とトラブルに巻き込まれるコメディ。 
http://tsubo-goodfortune.com/

吉本と民放5局が合作で製作しているプロジェクトの日本テレビ編。

出演は、ほっしゃん。、麻生久美子、戸田恵子、佐津川愛美、渡辺哲、ヨネスケ、麿赤兒。

監督は、「踊る!さんま御殿!!」など、バラエティ番組の総合演出を手がける小川通仁。

主人公の袴田良作(ほっしゃん。)は、鬼嫁の麻美(麻生久美子)にいじめられながら毎日を過ごしている売れない役者。

ところがある日、マンションの管理人(戸田恵子)から“幸運の壺”を貰って以来、彼の日常が狂い出す。その発端は麻美の突然の死。良作に掛けられる殺人疑惑に、とっさの隠ぺい。

だが次々とやって来る訪問者。さらに増えてゆく死体……。果たして、“幸運の壺”を受け取った男の不幸な人生は、どこへ辿り着くのか……。それは、壺だけが知っている。


てっきり、“世にも奇妙な物語”系の作品かと思いきや、テーブルの角に頭をぶつけて死んだ鬼嫁の死体を部屋で隠し通すドタバタだった。 
なので、麻生久美子は死体役。ドラマの打ち上げのビンゴ大会で当たって、部屋に飾ってある鉄鎧に入れられっぱなし。 

そこに、主人公の妹やそのヒモ、嫁の父や、隣の晩ごはんのヨネスケまで。

ほっしゃん。の演技は、かなり大袈裟。それともこれも売れない役者の演出?

しかも、一番美味しいところを持って行くのは戸田恵子でした。

83分 2月25日よりシネマート六本木&新宿にて公開

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「JUNO ジュノ」の監督ジェイソン・ライトマン&脚本家ディアブロ・コーディのコンビが、主演にアカデミー賞女優シャーリーズ・セロンを迎え、再タッグを組んだコメディドラマ。
http://www.young-adult.jp/

共演は、パットン・オズワルト、パトリック・ウィルソン、エリザベス・リーサー、J・K・シモンズ。

37歳になるメイビス・ゲイリーは自称作家、でも実はゴーストライター。バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬。

執筆中のヤングアダルト(少女向け小説)シリーズは人気が落ちて終了間近、新作の予定もない。見栄っ張りの彼女には、“自分が思う現実”と“他人から見た事実”の間に落差があった。

そんな彼女はある日、一通のメールを受け取り、故郷へ帰ることにする。それは昔の恋人バディからの子供誕生パーティーの招待だった。

早速、バディと再会するメイビス。いつまでも大人になれない、そんな規格外の彼女が大騒動を巻き起こした果てに見つける“真実”とは……。

赤ん坊が産まれたばかりの高校時代の彼氏と、ヨリを戻そうとしようとするという無茶苦茶なはなし。でも、これ実話を基にしているらしい。まぁ、日本だったら企画の段階でまず通らないだろう。でも、シャーリーズ・セロン級の美人じゃなければ、アメリカでも厳しそうだけど。

よくある口当たりの良い物語を捨てて、人間の真の幸せとは何かというテーマに深く踏みこんだ話題作。

シャーリーズ・セロンは、「モンスター」で強烈なキャラクターを演じただけあって、今回の勘違い女も面白い。でも、なんでキティちゃんのTシャツなの?

94分 2月25日よりTOHOシネマズ シャンテほかにてロードショー

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大恐慌時代のアメリカを舞台に、華やかなサーカスの舞台裏で繰り広げられる危険な恋を描いたサラ・グルーエンのベストセラー小説「サーカス象に水を」を映画化。
http://video.foxjapan.com/koipare/

出演は、リース・ウィザースプーン、ロバート・パティンソン、クリストフ・ワルツ、ハル・ホルブルック。

監督は、「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス。

ある雨の夜、サーカスで働くチャーリー(ポール・シュナイダー)はテントの前に佇んでいた老人(ハル・ホルブルック)を事務所に招き入れる。

古い写真に目を留めた老人は、昔働いていたというサーカス一座で起きた伝説的な事件を語り始めるのだった……。

1930年代、大恐慌時代のアメリカ。ポーランド移民の息子ジェイコブ(ロバート・パティンソン)は両親の愛に支えられ、コーネル大学で獣医学を学んでいた。だが、卒業目前で両親が交通事故死。ひとり遺された彼は、両親が彼の学費のために家を抵当に入れて借金をしていたことを知らされる。

経済的に追いつめられた彼は仕事を探そうと都会を目指すが、思うようにならない。当てもなく線路を歩くジェイコブは、衝動的に疾走してきた列車に飛び乗る。

それはベンジーニ・ブラザーズ・サーカスの列車だった。サーカスの団長兼舞台監督のオーガスト(クリストフ・ヴァルツ)は、ジェイコブを列車から突き落とそうとするが、彼が大学で獣医学を修めたと知って彼を受け入れる。

動物の世話をすることになったジェイコブは、一座の花形でオーガストの妻マーリーナ(リース・ウィザースプーン)に心を奪われてしまう。だが、彼女には声をかけてはいけないと言われ、ジェイコブはただ遠くから見つめるしかなかった。

やがて、人気のホースショーに代わる演し物として象のロージーが連れて来られる。オーガストは言うことを聞かないロージーを折檻するが、それを止めたジェイコブとマーリーナはロージーを通して次第に親しくなる。

間もなく、ジェイコブの仕込みでロージーが芸を習得。ロージーに乗るマーリーナの演し物が評判となり、一座は行く先々で人気を博す。ようやく自分の居場所を見つけたジェイコブだったが、嫉妬深いオーガストがジェイコブとマーリーナの仲に疑いの目を向けるようになり……。

最近ではもう見かけなくなってしまった、移動サーカス一座を舞台にしたラブストーリー。

嫉妬深いサーカス団の団長役クリストフ・ヴァルツが、相変わらず上手い。でも、もっと上手い演技をするのがロージー役の象。

そういえば昔は悪いことをした子に、親は「言うことを聞かないとサーカスに売るよ」と言ったもんだが、今じゃもう通用しないね。

121分 2月25日よりシネマート新宿ほかにてロードショー

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俳優の伊勢谷友介が「カクト」(2003)以来8年ぶりにメガホンを握った監督第2作目。太宰治賞受賞作家・辻内智貴のベストセラー小説をもとに、不器用な若者たちの絶望と再生を透明感あふれる映像で描く。
http://www.seiji-sakana.com/

出演は、西島秀俊、森山未來、裕木奈江、新井浩文、渋川清彦、滝藤賢一、二階堂智、津川雅彦。

広告代理店で仕事に追われる日々を送る“僕”(二階堂智)のもとに、ある一通の企画書が届く。それは、忘れていた20年前の夏を思い出させるものだった。

何かに突き動かされるように、その送り主に会いに行く。20年前。バブルの熱気冷めやらぬ頃。適当に就職先を決めた“僕”(森山未來)は、学生最後の夏休みに1人で当てのない自転車旅行に出かけた。

いくつも街を超え、気ままにペダルを漕ぎ続けていると、山道でカズオ(新井浩文)が運転する軽トラックに衝突してしまう。幸い大した怪我ではなかったものの、手当てのためにと、旧道沿いの寂れたドライブイン“HOUSE475”に連れて行かれる。

そこで出会ったのは、雇われ店長のセイジ(西島秀俊)。自由に生きているように見えるセイジは、普段は 寡黙だが心を捉える言葉を持ち、夜な夜な集まる個性溢れる常連客たちからも慕われていた。

そんな彼らに強く惹かれた“僕”は、いつのまにか住み込みで働き始める。深い哀しみや不完全さを抱えながらも、必死に生きる店のオーナー翔子(裕木奈江)や常連客たちとの触れ合いの中で、少しずつ“僕”は自分の居場所を見つけ出してゆく。

ある時、セイジが常連客の一人、ゲン爺(津川雅彦)の幼い孫娘りつ子に対して特別に心を許していることを知った“僕”の中に、もっとセイジを知りたいという欲求が生まれてくる。

ある晩、こっそりセイジの部屋に忍び込んだ“僕”は、古い8ミリのテープを発見。そこには、唯一セイジの過去が垣間見える映像が残されていた。やがて、夏が過ぎて秋の気配が近付いてきた頃。それは、“僕”が現実へ戻る日が近付いて来たということでもあったが、その時、突然事件が起こる。

無差別殺人の被害者となったりつ子は左腕を失う大怪我を追い、両親の命も奪われてしまったのだ。心を閉ざしたりつ子。必死に看病をする翔子たち。しかし、りつ子のもとを訪れずにセイジが取った行動とは……。

旧道沿いの寂れたドライブイン“HOUSE475”に集まる人たちとの交流物語。主人公が20年振りに訪ねる回想形式で始まる。

雇われ店長のセイジも主人公と同じくフラリと来て住み着いたよう。だが、あることがきっかけで、主人公は逃げるように去ってしまう。

物語は、淡々としていて事件が起こってもかなり冷静。

裕木奈江や宮川一朗太の出演は、かなり懐かしかった。

108分 2月18日よりテアトル新宿ほかにて公開

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2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が映画化。
http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/

出演は、トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ビオラ・デイビス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ゾーイ・コールドウェル。

9.11同時多発テロで父を亡くした少年オスカーは、父の突然の死を受け入れられずに日々を過ごしていた。

そんなある日、彼は父の部屋のクローゼットで、封筒の中に1本の“鍵”を見つける。この鍵は父が残したメッセージかも知れない。オスカーはその鍵の謎を探しに、ニューヨークの街へと飛び出した……。

第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。

主人公のオスカーは口は悪いがかなりの臆病者。1人で鍵穴を探す旅は心細いので、道を挟んだ反対側のアパートに住んでいる祖母から、部屋を間借りしている口の聞けない老人と一緒に探し始める。

物語は、この2人による鍵穴調査旅による交流。どんなオチが待っているのかと思いきや、調査旅事態にもうオチが用意されていた。

129分 2月18日より丸の内ピカデリーほかにて全国ロードショー

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「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アンチクライスト」の鬼才ラース・フォン・トリアーが、巨大惑星の接近で終末を迎えつつある地球を舞台に、人々の孤独と絶望、魂の救済をワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」の壮大なメロディにのせて描き出していくドラマ。
http://www.melancholia.jp/

出演は、キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、アレクサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット、シャーロット・ランプリング、イェスパー・クリステンセン、ジョン・ハート、ステラン・スカルスガルド、ウド・キア、キーファー・サザーランド。

<第1部 ジャスティン>
新婦ジャスティンは、新郎マイケルとともに結婚パーティーの行われる姉夫婦の家に向かっていた。ところが、2人の乗るリムジンが立ち往生し、大遅刻。姉のクレアとその夫ジョンが出迎えて、ようやくパーティーが開始される。

義兄のジョンが私財を投じて開いてくれた盛大なパーティーだったが、母ギャビーの悪意に満ちたスピーチなどを目にして、ジャスティンは次第に虚しさを覚えてゆく。“バカなマネはしないように”とクレアから釘を刺されたものの、会場を離れて情緒不安定な行動を繰り返した後、霧が立ち込める早朝の道を愛馬で駆ける。

橋のたもとで空を見上げたジャスティンは、そこにさそり座の赤い星アンタレスが存在しないことに気付く。

<第2部 クレア>
7週間後。別荘の窓から木々のざわめきを眺めていたクレアは、アンタレスを遮って地球に異常接近する惑星メランコリアが気になっていた。

ジョンは、“惑星は5日後に通過するので、地球に衝突することはない”と妻をなだめる一方で、非常時の用意も整えていた。

そんな中、憔悴しきったジャスティンがやって来る。支えられなければ歩くこともできないジャスティンだったが、夜には外出し、小川の辺で月よりも大きくなった惑星にうっとりと微笑みかける。

後を追い、その姿を目撃するクレア。惑星の接近を心待ちにする息子レオとは反対に、ネットで地球と惑星の軌道が交わる画像を発見してぼう然とするクレア。

“地球は邪悪よ。消えても嘆く必要はないわ”とクレアに淡々と語るジャスティンは、惑星の接近につれて心が軽くなってゆく。いよいよ惑星が通過する夜、ジャスティン、クレア、ジョン、レオの4人はその瞬間をテラスで待ち構える…。

いつも強烈な作品を発表しているラース・フォン・トリアー監督だが、今回は割りとマトモ。代わりにカンヌで余計なことを口走り永久追放になってたけど。

物語は、惑星が地球に衝突して滅んでしまうかも知れない状態のなかでの、ある姉妹を主人公にしたたわいもない話。

結婚式のシーンから突然始まるのでよく状況が飲み込めないのだが、キルステン・ダンスト演じるジャスティンは情緒不安定で家族も慣れっこのよう。突飛な行動が原因で初夜に新郎は去ってしまう。

2部では、立ち直れなく引きこもっていたキルステン・ダンストと一緒に住むことになるが、惑星接近にシャルロット・ゲンズブールはパニックになるが、夫のキーファー・サザーランドも頼りない。果たして・・どうなる?

なんだか、ワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」のプロモーションビデオを見ているようだった。

135分 2月17日よりTOHOシネマズ渋谷ほかにてロードショー

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トニー賞演劇部門の作品賞やローレンス・オリビエ賞の新作コメディ賞を受賞したヤスミナ・レザの舞台劇「大人はかく戦えり」を、「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」のロマン・ポランスキー監督が映画化。
http://www.otonanokenka.jp/

出演は、ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ワルツ、ジョン・C・ライリー。

ニューヨーク、ブルックリン。ザッカリー・カウワンがイーサン・ロングストリートの顔を棒で殴ったという11歳の子供同士の喧嘩の後、彼らの両親が話し合いのため集まることになる。

リベラルな知識層であるロングストリート夫妻(ジョン・C・ライリー/ジョディ・フォスター)は、カウワン夫妻(クリストフ・ヴァルツ/ケイト・ウィンスレット)を家に招くが、冷静に平和的に始まったはずの話し合いは、次第に強烈なテンションで不協和音を響かせる。

やがてお互いの本性がむき出しになっていき、夫婦間の問題までもが露わになっていくのだった……。

舞台劇だけあり、4人が出ずっぱりでズッーと喋りっぱなしのリアルタイム会話劇。

殴った方の子が詫びをしに来る事で解決するかと思いきや、ケイト・ウィンスレットが突然リバースしたことにより事態はややこしくなり、何故か夫婦喧嘩へと発展。そこから爆発した妻たちにより、言い合いは男対女へとぶつかっていく。

夫婦喧嘩は犬も食わぬというが、この“おとなのけんか”は、もうちょい見たかった。

79分 2月18日よりTOHOシネマズ シャンテほかにてロードショー

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