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2015-07-07 06:01:09

猛暑

テーマ:デンマーク事情

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あまりにも珍しかったのでスクリーンショット。

わたしが12年間デンマークにいた中でおそらく12位を争う暑さだったと思う。

確かに、先週までは夏が来ないことを嘆いていたが、水曜日から急激に暑くなり、5日間連続で猛暑が続き、昨日の日曜日にはもうお腹いっぱい状態になった。

もっとも暑かった土曜日は、バスルームの換気扇の温度センサーが最大でも30℃であるため、スイッチを切っても止まってくれず、何度かブレーカーを落としてみるものの再起動すると換気扇が自動再開するという繰り返しで結局は4時間も換気扇がつきっぱなし状態で、最終的には脚立をもってきて延長コードを敷いて扇風機をかけ温度を下げることを試み、なんとか止めることができたのだった。

日曜日は1時間とまらず、今日もスイッチを切っても止まってくれなかったが、しばらくしてブレーカーを落としたら再起動しても止まってくれた。30℃なんて最大設定にしては低い温度だし、いっそのことまた電気屋に頼んでセンサーなしの換気扇に交換してもらうことも考えたほど。

 

夏を恋しがったが、いざ夏がきてみると、デンマークで30℃以上の気温はなかなかハードであることを思い知ったような気がする。滅多に30℃以上まであがることがないから忘れていたが。

土曜日は、家の中も暑かったが、電車の中も暑く、友達と約束していたレストランの中も暑かった。家を出たのは夕方の17時だったが暑くて駅で冷たいボトルの水を買い、電車の中では水を飲みながらなんとかやり過ごし、駅からレストランへも水も飲みながら歩いた。レストランの中でも水をがぶ飲み状態だった。22時ころコペンを歩いたときもまだ暑かった。夜になっても長袖の服を着なくてすんだのは久しぶりのことだった。

 

それでも、今日はいきなり涼しくなり、そういう猛暑の日々があっというまに終わったのもデンマークらしいが。

だからか、先週は職場も人少なだったような気がする。みんな、こういう夏が一瞬だということをわかっていて、予定変更してビーチとかに繰り出していたのだろうと思われる。

金曜日は何の予定もなかったのだが、やっぱりこの気候で何かしなくてはならないような気になり、急遽大学の有志のひとたちと夕方から中庭で飲むことに決め、10時まで飲んだ挙句コペンに移動して某PhD宅で飲み続け、翌日は見事に二日酔いになった。

言語交換の子は、金曜日は12時に仕事からあがり、北シェランの海岸沿いに住んでいる義両親のところに行き、週末をそこで過ごしたらしい。水温は1819℃なため、気温が30℃超えにしては快適だったそうである。

 

娘は、先週の火曜日からBornholmの友人宅に滞在しており、なんだかんだ毎日のように森や、ビーチ、コロニーヘウと外で過ごしているようである。自然に興味がなく、室内にこもりがちな娘であるが、Bornholmでたっぷり太陽の光を浴びていて何よりだと思った。

今日帰ってくるはずが、フェリーの時間を勘違いしていたため乗り遅れ、滞在が一日のびてしまったが、娘は本当にBornholm滞在を楽しんでいるようである。

 

極端な感もなきにしもあらずだが、、、ともかくデンマークの夏を味わうことができてよかったと思う。(もう過去形?というツッコミはなしで。)

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2015-06-29 05:29:10

ベンスタ単独政権成立

テーマ:デンマーク事情

新政権が組閣された。

女王に指名を受けたベンスタ党首Lars Loekkeがイニチアティブをとり、1週間青ブロックで話し合いが行われた結果、ベンスタの単独政権となった。

青ブロックで第一党のデンマーク国民党(DF)との連立政権になるかどうかが焦点になっていたが、いろんな点で合意に至らず、DFは政権入りを断念したようである。

議員が34人しかいないベンスタ政権。1973年以来の少数政権だそうである。1973年の選挙は、別名、「地滑り選挙」とよばれる大波乱の選挙で、4大政党がすべて獲得票を失い、少数政党が複数入り込んだ。議員数22の第三党であったベンスタがなぜ単独で政権を得たのか、いくら調べてもよくわからなかったが、第一党でありながら20も議員を失った社会民主党は与党になる余力もなく、かといって第二党の新進党(デンマーク国民党の前身)は誰も協力しようとしなかったため、ベンスタが名乗り出て政権をとったらしい。しかし、中道派党も複数あるなど、支持する党も確定されていなかったのか、政権は14か月しかもたなかった。

そもそも議員が22人しかいなくて単独政権をつくってしまったデンマークの政治というものが不思議でしかたがない。

まぁ、選挙のあった1973年にはオイルショックが起きた年だったし、政治運営も厳しい時期にあったため、社会民主党はその状況で政治の舵取りに失敗しさらに信用を失うことを恐れ、第一党でありながらあえて政権から退いたのかもしれない。

それをいったら、今もやはりイスラム国は緊張が続き、難民の流入は続いているし、奇しくも、ギリシャの借金返済期限があさってとせまり、EUが経済支援継続を断念したことからギリシャの国家財政破綻は刻々とせまっており、ヨーロッパ経済も影響を受けるのではないかと戦々恐々としている。

そんな中、やはり少数のベンスタ単独政権にとって厳しいかじ取りをせまられることになるであろう。

 

だからなのか、発表された基本案をみてみると、DFとリベラルアラインアスの意向もかなり取り入れてられていることがわかる。

http://www.dr.dk/Nyheder/Politik/Valg2015/Artikler/2015/06/28/115646.htm

 

その主な内容は、 

・低賃金労働者の減税(生活保護を受けるよりもメリットを大きくするため)

・トップ税の減税(15%から10%に)

・固定資産税アップの停止

・生活保護の締め付け

・住宅リノベーションにおける税金控除

・優秀な外国人労働者移住の優遇

・個人年金の優遇

・医療システムの改善

・自由時間のアクティビティと両立できる学校生活

・高校入学における学力条件の導入

・犯罪を犯した外国人の国外追放

EU規約の選択的参加

・国境コントロールの強化

・永住権、帰化の条件締め付け

EUとアメリカだけでなく、例えば中国、韓国、日本などとの国際関係強化

EU人のデンマーク福祉悪用の防止

・イラクとアフガニスタンコミッションの廃止

 

しかし、DFは減税はなしで公的サービスの強化をうたっているのに対し、リベラルアライアンスは減税でより小さな政府をめざすという、正反対のイデオロギーをもっているため、両方の言い分を取り入れるのはかなり無理がある。

例えば、リベラルアラインスのたっての希望だったトップ税の5%減税で1000億円も歳入が減るらしいが、公的サービスを減らさずにどこからそのお金をもってくるのかとても疑問である。

 

ちなみに今日は、前与党だった社会民主党の党首が、Helle ThorningからMette Frederiksenへと変わった。

Helle Thorningは、グッチ・ヘレとあだ名されるように、党のイデオロギーと反する生き方をみせ、本当に社会民主主義をめざしてがんばるというよりは、個人的なキャリア形成に関心があるのではと思われ、党首だった10年間人気はイマイチだった。しかし人気は徐々に上昇し、辞めるときにもっとも人気が高くなったとは皮肉なことである。

わたしも、4年前は本当にこのひとが首相になって大丈夫なのかと懸念したが、意外とよくやったと思っている。むしろ、歯も汚いが金にも汚いメタボLars Loekkeが首相になって心配でしかたがない。

それに対し、Mette Frederiksenは若いときから政治活動をしており、より真摯な政治家のようである。野党の党首としてがんばってほしいものである。

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2015-06-27 01:03:42

初めての病院

テーマ:デンマーク事情

昨日はプロジェクトグループの飲み会に行ってきたのだが、話が興味深かった。

7人の参加者のうち3人が1年前に走り出したばかりの会社のひとたち。社長は31歳で、営業のひとが40歳くらいらしいが、ほかはみなピチピチの若者である。今は8人だけど、1年前に設立したばかりのわりには、順調な走りだしといえよう。やはり20人くらいに達するまでは、会社の文化を確立するためにも個人的な人脈からひとを集めるという。社長はエンジニア出身だけど、OJTでマネージメントを学んでいるらしい。でも学生のときから自分の会社を立ち上げることを考えていたそうである。

まぁ今はファンドといろんなところからの投資でいい具合にお金を集められているからこそで先はどうなるかわからない。それでもみんな楽しそうに仕事しているのがいいな、と思った。

 

**********************

 

昨日の午前中、初めて自分が患者として総合病院に行ってきた。

深刻というほどでもないのだが、半年くらい前からあるところの皮膚が炎症をおこし膿がでてきて、最初はアルコールで消毒すればじきによくなろうと思っていたのに1か月たってもよくならなかったので、まずはかかりつけ医にみてもらったのだった。

すると、とりあえず抗生物質を処方するけど、もし治らなかったら専門医にみてもらいなさいと。で、3日間飲んだが少し症状はおさまったものの完治はせず、専門医のところにいくと、かかりつけ医からの紹介がないとダメだと。とりあえず予約だけはしてもらったがなんと一か月半も先だった。そしてまたかかりつけ医のところに行って紹介を書いてもらい、専門医にみてもらったところ、専門医もどう治療すればいいのかわからない、と。なので、総合病院にみてもらうように連絡するからと言われがっくりしたが、病院からの連絡は早く、しかも予約日は同じ月の月末。深刻でない場合、平気で半年とか待たされるとか聞いていたので拍子抜けした。

 

しかしいざとなるとどきどきした。

すると、膿がでてくる穴に長い針をさして、一体どうなっているのか調べてくれたが、医者も確信がもてないのか、シニアドクターまで来てくれることになり、さらに緊張した。

医者二人で話し合った結果、その場で治療すると。デンマーク語で最初わからなかったのだが、麻酔まですることになった。Bedøvelse、この日初めて学んだことばである。

どうも、麻酔をして壊死っぽくなっている皮膚をごそっと取り除くと。なぜか麻酔が完全にきかず、取り除く作業にはかなりの痛みをともなったが、ともかく処置してもらったのだった。

今後はゆっくりと元通りになっていくだろうと。でも、もしなにかあったら、直接この病棟に電話してね、と言われた。

 

思いのほか痛みを伴う治療だったけれど、お医者さんも看護士もみないいひとだった。針を使った検査のときは、痛みが伴うのを慮って看護婦さんがわたしの手をぎゅっと握ってくれたり。

悪評ばかり聞くのでドキドキしていたけれど、初めての総合病院での治療はいい印象を残した。

職場に戻ってしばらくは緊張と麻酔でぐたーっとしていたが、1時間ほどたってからは通常どおり仕事できた。キャンセルしようと思っていたけど、結局夜も飲みに出かけたのである。

病院そのものが悪いのではなく、かかりつけ医→専門医→総合病院というプロセスが時間もかかるし厄介ではあるが、だからこそ病院での治療がよりスムーズになるのかもしれない。

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2015-06-25 06:13:10

帰化申請-法務省審査終了

テーマ:デンマーク事情

Justitsministeriet har nu færdigbehandlet Deres ansøgning om dansk indfødsret. Justitsministeriet kan i den anledning oplyse, at ministeriet påtænker at optage Dem på det lovforslag om indfødsrets meddelelse, som forventes fremsat i Folketinget i oktober 2015. 

  

今日、法務省から手紙がきて、帰化申請の審査が終了し、10月の国会の法案審議に提出することを考えている、ということが書かれてあった。

さらに調査し、無事10月に国会で審議されたとしても、最終結果が出るのは来年の1月らしいが、ひとまず第一関門を通過できほっとした。

 

2012年の6月に帰化試験を受けたものの、帰化に対してはずっと躊躇していたが、201311月に離婚することが決まってから後ろ盾を失った心細さもあって、試験合格期限の2年を切る前に帰化申請をすることにし、12月頭には警察で面談も受けた。しかし法務省から申請受領の知らせがきたのは翌年20142月。その手紙の中にはそこからさらに1416か月待たされるとあり、気長に待つしかなかった。それが今年2015年の2月に法務省から電話がかかってきて、娘の親権を証明するものが欲しいと言われ、慌てて戸籍謄本を取り寄せて翻訳し、大使館に翻訳証明と事項証明を発行してもらい、3月に手紙も添付して法務省に送付したのだった。

それから返事がくるまで最長3か月かかるとあったが夏休み前でちょうどいいと思っていたところ、5月末になって急遽総選挙すると首相が宣言し、ハラハラしながら選挙の行方を追ったのだった。案の定リベラルグループが勝利したが、極右政党のデンマーク国民党が与党であるベンスタの票を上回ったことは意外な結果であり、選挙当日の夜はショックで眠れなかったほど。帰化申請をもっと早くすればよかったと後悔もした。

政権が変わったことで帰化申請の返事も延期されてしまうのではないかと懸念していたなかでの、待ちに待った法務省からの手紙だったのである。

 

もし、帰化できなかった場合、娘は2年半後、現在の家族ビザが切れる18歳の誕生日前に永住権(もしくは、家族ビザ以外の何らかの期限付きビザ)を申請することになるが、新政権が立ち上がればまた移民法の改定がされる可能性があり、第二党のデンマーク国民党の強い影響力の中、娘がスムーズに永住権を獲得できない可能性も考えられる。

そもそも以前は、親が永住権をとれば子供も自動的に永住権をもらえたのに、未成年に永住権を給付しないと決めたのも、前々政権だったリベラルグループが決めたルールである。政権奪回した今、さらにそのルールが厳しくなることも考えられる。

3歳からデンマークに住み、メンタリティでいえばすっかりデンマーク人である娘。今更日本に移住もできないし、かといって成人しても永住権さえもらえないとなったら相当タフである。常に学生ビザか労働ビザが必要なうえ、高等教育で高い授業料を払わなければならない。

 

まぁ、そんな最悪のケースにはならないと思いつつ、、

今まで数々の衝撃を経験させられた挙句、移民局にすら、「はっきりいってわたしたちも先のことはまったくわからないの。帰化するのが一番確実なんじゃない?」と言われるくらいだったから、いろんな可能性を想定してしまうのである。

 

ちなみに、僅差でベンスタ単独政権になるのが、ベンスタ-デンマーク国民党連立政権になる可能性よりも僅かに高いらしい。

前政権の社会国民党のように、なまじ政権に入ってしまったがために、自らのマニフェストを破ることになるケースが往々にしてあるため、支持層の期待に沿うためにもむしろ支持党としてのほうが与党に影響を与えられることもあるらしい。というか、前々政権では、デンマーク国民党は支持党として移民対策締め付けに効果的に働きかけたといえる。

たぶんそのジレンマで、デンマーク国民党党首は政権に入るかどうか迷っているのだろう。

そういう意味では、どちらにしても嫌な存在ではあるが、、いやいや、DFに大臣ポストにつかれるほうが嫌である。

例えば文部科学大臣になったあかつきには、週に一度は豚肉を食べ、クリスマスを祝うことを強制的に教育することが科せられるかもしれない。デンマーク語は7以上とらないと高校に進めない、とか。英語教育はもっと遅くから、とか。とか。とか。

 

まぁあんまり考えてもしょうがないので、とりあえず帰化申請が一歩進んだことを喜びたい。

2015-06-19 02:29:56

デンマーク方式教育

テーマ:デンマーク事情

わたしの大事な日本人の友達が2人、こっちでの大学を卒業し、その報告にとてもうれしくなった。

二人とも日本で大学を出ていない。しかも、修士や博士と異なり、学部では英語でなく現地語で学べなければならないのだから、なおのこと大変だったと思う。

また、二人から教育の過程を詳細に聞いたり、最近こちらで教育を受け始めたまた別の友達の話を聞くにつけ、言語以上に日本との教育手法ギャップに対応するのが難しかったであろうと思う。

本当に、そんな状況で無事卒業することのできた2人を心から尊敬する。

 

その最近教育を始めた友達に、娘が家で勉強しないことを言ったら、

「それは、デンマークでの「勉強する」が、日本のとは違うからじゃない?日本のような勉強はしないかもしれないけれど、授業の受ける姿勢は全然違うよね。デンマークでのほうが授業で理解している度合は大きいと思う。」

と聞き、確かにそれは言えているかも、、、と思った。

娘がときどき話してくれる歴史の話にも驚くけれど、今までこなしてきたプロジェクトの完成度の高さをみるにつけ、形は違えど、学んで得たものはそこそこにあると感じている。

 

うちの大学の学生たちをみても、ただ本にかじりついているというよりかは、数人でディスカッションをしていたり、プレゼンの用意をしていたり、何かプロジェクトをやっていたりと、何か具体的な目的に対して取り組んでいることが多く、日本とは勉強の概念が違うのかな、と思ったりする。

だからなのか、小学校から大学に至るまで、授業といえば先生が一方的に話すのではなく、プレゼンをさせられたり、その場で問題を解かされたり、2人で組んでディスカッションしたり、あるいは4人くらいでプロジェクトをもったりと、学生が主体的に参加させることで、授業でそのまま学べる内容になっている。

だから、娘にとっては、授業に参加し与えられた課題をこなすことですでに充分であって、わたしがなんで家で勉強しないの?ということばをまったく理解しなかったようである。

 

どおりで、デンマーク人のミーティングの姿勢が積極的なはずである。常にディスカッションが活発で、誰もが積極的に意見を言う。その場でできる限り効率的にアウトプットするということをさんざん訓練されてきた結果であろう。

わたしなどはいまだにその輪の中に入っていけていない。

言語で不利というのではなく、その場で瞬時に状況を理解したうえで自分が考えたことを言う、というのが単純にできないのである。わたしの場合、自分の考えをまとめて伝えることに、とても時間がかかってしまう。下手すると、翌日にぱっとアイデアがわいたりする。昨日も、クライアントがきてのミーティングでほとんど発言できず、1日ずーっと考えた挙句にやっとアイデアがでてきて上司に伝えるという有様である。タイムラグのせいか、「ごめん、今忙しいからまた後日ね。」と言われてしまった。

わたしは日本で、授業で理解しないことが普通だったと思う。それでも、家で「勉強する」ことで試験で高得点をとればいい成績をとることができ、「怠惰な授業態度」をあとから挽回することがいくらでも可能だったから、授業をむしろ重視していなかったような気さえする。その癖のせいで、その場で結果を出す、ということがいつまでたってもできない。

 

そういう意味で、わたしもデンマークで教育を受けたかったと思い、この度こっちの大学を卒業した二人を羨ましくも思っているのである。

ときどき実験室で一緒になるボスニア人の研究員のひとも、ボスニアで大学教育を受けたが、デンマークでその学位を認められず、こっちで教育を受けなおしたという。

ボスニアも日本と同じようにもっと受動的な授業でより理論を学ぶことを重視するという。そのため、二度手間にはなったが、デンマークで教育を受けてよかったと言っていた。彼女はデンマーク語が流暢でオープンな人柄である。

 

ただ、デンマークでは自主学習を強制されないから、できない子が救われにくいのではないかと思う。

今日秘書のひとと話していたら、息子さんがちょうど高校の最終試験が終わったところだが、平均が2.1だったという。娘さんは逆にほぼオール12で平均が11.4だったそうだが、いずれにも何にも言わなかったという。ヒヤヒヤしながらも息子さんには勉強しなさいなど言ったことがなく、娘さんは逆に何も言わなくても教科書やノートを見て試験に備えていたそうだ。

秘書のひとは、実は息子さんにそっくりで成績が悪く退学させられたらしい。

今の仕事ぶりをみて、とてもそんな事実は信じられないし、そうだったとして、今彼女に何の問題もみられない。

彼女曰く、「強制は絶対ダメ。自然にそうなるのを待つしかないの。」だそうである。

 

うーーん、、それがわたしにできるのだろうか。ついついおせっかいをしたくなるような気がする。

在住12年でも、まだまだデンマークのやり方になりきれていないわたしなのである。

 


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今日のグーグル。なんかかわいい。

2015-06-17 06:33:17

選挙の行方

テーマ:デンマーク事情

最近、8年生の娘の社会の授業は、もっぱら今回の国政選挙がテーマになっているらしい。生徒ひとりひとりある政党のプレゼンをすることになり、娘は自由連合党(リベラルアライアンス)について発表したそうである。そして選挙当日の木曜日には、クラスで模擬投票をするとのこと。娘はラディケーレに投票するつもりらしい。

以前から会社を立ち上げるプロジェクトをやったり、バッケンと共同プロジェクトをやったり、中学生ながら実社会について学ぶ機会があっていいな、と思っていたが、今回も選挙を機に政治について学ぶのはいいことだな、と思った。

すでにメインの政党のイデオロギーを知っているだけでなく、民主主義を維持するためにも18歳になったら選挙に行かなければならないと思っているようだ。

わたし自身は、恥ずかしながら、子供を産むまで政治にはまったく関心がなく、20代後半になるまで選挙にも行ったことがなかった。深く知ろうともしないくせに、政治家はみんな頼りにならないと決めつけていた。そのくせ、自分が何もしなくても社会はなんとなくまわっていくものだと周りをアテにしていたような気がする。

デンマークは、小学生のときから国民ひとりひとりが社会を構成する大事な一要素なんだということを嫌というほど認識させられるような気がする。発言が少ないと、さりげなく先生に注意をされる。自ら参加することをさんざん促される。

 

肝心の選挙の行方であるが、連日の世論調査では多少の変動はあるものの、リベラル側と赤側でデッドヒートを繰り広げている。1週間前までは微妙に赤側が優勢であったが、前の日曜日の社会民主党-ベンスタの党首討論で、現首相の人の話を聞かないアグレッシブな態度に顰蹙をかったのか、以降は微妙にリベラルが優勢である。

 

4年前はまだ不景気だったこともあり経済や社会保障について関心が強かったが、今回は経済的に持ち直していることもあり、メインの争点が移民対策になっている。

ベンスタは、現政権が大量に難民を受け入れたことを非難し、与党になったあかつきには難民受け入れを厳しくするとマニフェストで挙げている。また、生活保護の給付額も下げると言っている。

それに対して社会民主党は、移民の社会へのインタグレーションを促進すると言っている。党首討論で北アフリカで内戦が起きたのはわたしのせいではない、と叫んだが、受け入れたくなくてもアフリカからの難民の流入はどうしようもないとして、それよりも移住してしまった移民をできるかぎり早く労働市場に送り込むことのほうが重要としているようだ。

とはいうものの、デンマーク人のほとんどがなんだかんだ双方の違いはほとんどないとみている。いずれも、移民を含む住民全員がデンマーク社会に貢献しなければならない、というスタンスは同じである。そして実は社会民主党もインヒドリステン(共産党)も移民が嫌い。というか、移民歓迎なのはラディケーレくらい?党首討論でも、いずれも「デンマークは多文化国家ではない。」とはっきり明言した。

デンマーク人の多くが移民の流入を好ましく思っておらず、外国人の友達が欲しいとおもうデンマーク人はわずか15%だったそうである。(デンマーク以外のところで生まれたかったと思うデンマーク人はわずか1%で、実はナショナリズムが強い感じがする。)

 

しかし、微妙に政策は違っていてどの政党を支持するべきなのか選ぶのが難しい。

娘は赤側が好ましいとしながらも、現政権で学校改正が施行されたのが気に入らないらしい。保護者も効果がないとしているが、教職員のほとんどがますます悪くなったとネガティブな反応を示している。

わたしは、所得税はそのままで現状の社会福祉レベルを維持してほしいと思う一方で、ベンスタと保守党が訴えている高すぎる固定資産税は、確かに、と納得している。運よく入居できた公共の賃貸アパートに住むひとはものすごい安い家賃で住めているのに、そのチャンスがなくやむを得ずアパートを購入したわたしたちはローンのほか(もっともこれは財産投資だからいいけど)、高い共益費と固定資産税を払わされフェアじゃないと思ったりする。わたしが住むところはまだマシだけど、コペンハーゲンは公共賃貸と個人所有の物件で支出の格差が著しいらしい。特に最近は不動産価格が上がったせいで、固定資産税も劇的に増大しているとか。ある家庭は、フリデリクスベアに一軒家を所有し、5年前市に払う土地資産税が年20000krだったのが今は50000krになり、旅行もできず車も手放した挙句、引っ越しも考えるようになったらしい。

所得税は軽くしなくてもいいと思うけれど、固定資産税の変動はやめてほしいと思う。

 

選挙まであと1日。

どうなることか。

2015-05-21 06:13:18

講演とアパート総会

テーマ:デンマーク事情

今日の夕方、地元の図書館に、「The year of living danishly」という本を上梓したばかりの、イギリス人のジャーナリストによる講演を聞きにいった。

ずいぶん前に一度だけある女性ブロガーの講演を聞きにいったことがあったけれど、こじんまりした会だったのでそんなものかとタカをくくっていたら、満員御礼だった。100人くらい来ていたのではないだろうか。サインアップしたひとのみ入場可とされていた。チェックはされなかったが。

レゴに赴任した夫についてきたエクスパット妻の、英語での講演だったのに、デンマーク人もかなり来ていたと思う。

わたし自身仕事でデンマークに移住し、そういう外国人にもゴマンと会ってきたから今更なテーマではあるけれど、それでもイギリス人の感じるカルチャーギャップについて聞くのは興味深かった。

 

彼女は、「世界一幸福度が高い国」について調査しようと思ったのと、こんなに近い国なのに思っていたよりもカルチャーギャップがあることに驚いたようだ。

デンマークはよく北欧でひとくくりにされるが、国旗大好きなのと、赤ちゃんをベビーカーに寝かしたまま外に放置する文化はデンマーク独特のものであるらしい。

それだけでも、国旗=愛国心、ベビーカー放置=信頼とインタープリートし、高い幸福度に結びつけるのはさすが、と思った。

それと、あーんなに働いていないのに(フルタイムでも37時間ではなく実際は34時間らしい)、金曜日は2時半に帰っちゃうのに(だんなさんがこの時間に帰ってきてOMGと思ったらしい)、生産効率はヨーロッパの中で3番目に高いそうだ。確かに、この点に関してはいまだに謎である。

 

彼女曰く、幸福度にはピラミッド型で5つのレベルがあり、

第一段階は衣食住

第二段階は社会的安心(治安、失業率、医療、社会保障など)

第三段階は人間関係(家族、友達)

第四段階は自尊心

第五段階は創造性、イノベーション

で、普通の国はすでに第二段階で危ういのに、デンマークは社会が安定しているのは言わずもがなで個人主義と平等主義で自尊心が高いひとも多く(能力の有無や資質に関係なくこの自分でいいのだという自信がある)、いきなりトップのレベルにいってしまうらしい。

外国人の場合は、まず三段階目でつまづくが、これさえクリアすれば同じように幸福度が得られるということなのかもしれない。うちの外国人PhDはデンマークを気に入り住み続けたいと思っているひとがほとんどである。社会的保障ばっちりで、各自友人関係を築き、研究を通じて創造的活動もしているという文句なしのステータスである。

講演してくれた彼女も、最初は友達も仕事もなくてつらかったそうだが、今は交友関係が充実しているようで幸せそうにみえた。

ただし、昨日会った友達いわく、外国人でもその社会保障システムにアクセスできるかどうかが明暗を分けるらしい。

ひとたびデンマークの大学で教育を受ければ会員でもないのに卒業して1か月後から失業保険の給付を受けられ、仕事の斡旋もしてもらえる。給付の間は休暇金の課金も自動的にされ、もし休暇をとらなければ年に7000krとかもらえるらしい。

配偶者としてデンマークにきたひとは奨学金をもらえたり、教育費が免除されるなど優遇されるが、それ以外の外国人は受けられないのでなかなか恩恵を受けられないところはある。

わたしはその点恵まれていたとは思うけれど、長いこと家族の問題を抱えていたし、おととし離婚をして人間関係も変化し、去年夏明けから自尊心を獲得するのに戦い、今年になって大きなチャレンジをして、ここまでくるのに苦しい過程だったと思う。12年たった今やっと安定してきている。

 

今日はさらにそのあと、アパートの総会に参加した。

12世帯ともともとこじんまりとしているが、参加者はたった4人。うち実際に住んでいるのは3人だった。

去年も6人だけだったので聞いてみたら、持ち主が住んでいるのは7世帯だけだそうである。どおりで、11月にあったワーキングデーも参加者が少ないはずである。でも少人数でピザを食べたのはヒュゲリだったが。

そんな感じで同じアパートのひとたちとの関係もまぁまぁだし、今回勇気をふりしぼってキッチンの水漏れのことを話したら、排気口を調べてくれると約束してくれた。

また、会が終わったあと、わたしの真下に住んでいるひとのアパートをみせてくれたが、同じ面積なのに間取りが全然違っていて面白かった。どうもわたしのアパートも最初はそうだったらしいが、部屋が居間込みで4部屋もあった。わたしのは、前のオーナーが一部屋つぶして大きなキッチンに変えたそうである。バスルームも広げたっぽい。あのジグザグ廊下もその強引な間取り替えの結果であるらしい。それだけでなく、比較した限り、うちは全部にわたって大規模なリノベーションをしたのだろうと思った。

数か月前に同じアパートの一軒が売りに出されていて、面積のことを考慮してもあまりにも低い値段に驚いたが、

わたしが買った値段はそのリノベーション代込みだったのだと思う。でも、大きなキッチンもジグザグ廊下も気に入っているし、手をかける必要がないほど状態がいいしで、その値段に納得はしているが。料理好きだからキッチンは重要だし、アートが好きだから、あのプラクティカルでない廊下もちょっとした展示場になって、まさにわたしにぴったりなアパートなのである。

2015-05-02 02:45:51

メーデー

テーマ:デンマーク事情

faelledparken
    

今日は祝日だったため、Faelledparkenであるメーデーの集会に行ってきた。

3年前に初めて行ったものの、勤務してから行ったためすでに遅く、ただの酔っ払いの集団をみるだけに終わってしまったため、今回が実質初めてであった。

前回もそうだったが、今回もひとひとひと。待ち合わせ場所をどこにするか迷って結局トライアングルにしたが、そこも人の嵐だった。入ってしまえば意外と混雑しているわけでもなく、ラクラク陣地取りできたのだが。

しかし、よっぽどこのイベントに縁がないのか雨が降ってきたため、首相のスピーチの途中で退散することに。続きは、パーケンの近くに住む友人宅でテレビ鑑賞とあいなった。

 

今回は、国政選挙のある年ということで首相がどう話すのか興味があったが、労働者が最大の関心を寄せていた失業保険について現行よりも再受給の要件を緩くするということでだいぶ評価されたらしい。

前政権のときに、デンマーク国民党の思惑で受給期間が4年から2年に短縮され、逆に再受給のための要件が半年のフルタイム勤務から1年と長くなるなど、かなり厳しくなったのである。

それが政権が赤寄りブロックになったことで失業保険の条件が前に戻るかと期待されればそんなことはなく、社会民主党の支持率は下がる一方だった。前回だったか、首相のスピーチにブーイングも上がったらしい。

だから、今回もそういうことが起こるのかとドキドキわくわくしていたが、意外に普通というか、むしろ「ヘレ」コールも起きるなど、「あれ、もしかしてヘレ人気?」と思うほどだった。

 

わたしは、今度の選挙はリベラル側が勝利すると思っているけれど、ベンスタのキャンペーンはあざといなぁ、と思う。

数か月前だったか、ベンスタが、労働している世帯よりもむしろ生活保護を受けているのにより収入が大きい世帯がある、それはおかしい!!生活保護の受給条件を厳しくするべきだ、と言い出した政治家がおり物義を醸し、同僚がFBで、

「子供がいる世帯を比較にあげるのは間違っている。親が無職でもなんでも、子供がいる世帯にはサポートする、それがデンマークなんだ。それに、3人子供がいる無職世帯で、税引き前年450000krって、意外と靴を余分に買えるかくらいの経済レベルにしかならない。それだけもらっていても、子供たちは夏休みに旅行ひとつ行くことさえできない。それだけですでに充分子供にとってかわいそうな状況なのに、これ以上締め付けようとするなんて信じられない。」

と書いてあって、本当そのとおりだな~と思った。

ベンスタは、あたかも生活保護だけでも労働しているひとよりも多くもらっているというふうに見せかけて、実はその額は乳児の子供手当も含まれている。それに文句言うのは筋違いである。仮に、親がそれを狙って子供を得て手当金をもらっているとしても、子供自身には何の罪もない。子供は生まれてきた以上、社会が最低限の環境を提供するのが当然だとわたしは思っている。

今回の首相のスピーチの中でも、このベンスタのおかしな論議について触れていたが、実際調査した結果、これだけもらっている生活保護世帯は1000しかなかったという。だからまったくクリティカルなことではないのに、「過剰な社会福祉はひとをスポイルする」という論調にすり替えるのがあざとい、と。

 

しかし、今後どうがんばっても、社会福祉がよくなるということはないのだろうが。

文科省の研究への投資をみるだけでも、この春に、研究ファンドが自然科学系と人文科学系、社会科学系すべてが一緒くたになり、しかし目的は「いかに社会へのインパクトを与えられるか。」ということで同一で、従来ピュアな研究に対してもサポートしていたのに、今はいかに経済効果があるか、雇用増大効果があるか、ということが重視されるようになった感じである。

社会福祉を重視するはずの社会民主党の青年部の旗には、「経済強化」「50000雇用増大」という経済がらみのことばかりが書いてあった。

まぁ、ラジオで流れていた産業財団のコマーシャルでは、「この社会福祉の財源はどこから来ていますか?わたしたちは法人税を払い、なおかつ雇用を生み出すことによって個人の収入税を生み出しています。したがって経済が安定し税財源が確保されない限り、このような社会も実現できないのです。」と言っており、まぁ当然といえば当然のことではあるのだが。

 

まぁそれもあって、4年前に政権が変わっても結局はあまり変わらなかったというのは、どうがんばってもリーマンショック後の不景気打破なくして社会福祉だけを充実させることは不可能だったということだろう。

だから、今度の選挙で政権が変わっても、基本路線はそれほど変わらないだろうと思っている。以前の支持党が政権に入るかもしれないことが唯一の気がかりではあるが。

2015-03-24 00:18:39

建築フェスティバル講演

テーマ:デンマーク事情

2203

コペンハーゲン建築フェスティバルの一環として、気候変動対策の講演を聞きに行った。

というのも、ここ近年毎年のようにコペンハーゲンが洪水に見舞われるので、それに対して何が行われているのか興味があったのである。

 

会場は、ブラックダイアモンド横にあるガラスドームだった。

訪れるのはこれが初めてで、今まで、遠目からなんか景観壊しているよな、、と思っていたが、中はかなりヒュゲリないい感じのところだった。

100%再生可能エネルギーのエコ建築らしく、中に庭と木造の2階建ての建物が入っている。一階は大スクリーンのある会議室、2階はオフィスになっている。屋内庭園にはごろんと寝転がり、ひなたぼっこしているひともいた。

 

二人の建築家の講演があり、一人目は洪水対策のプロジェクトについて、二人目は都市計画に関する話だった。

大規模な洪水対策プロジェクトはオルボーで走っているようで、段差の低いところに水を回収してその水を川に流す、ということをやっているらしい。しかしポイントなのは、そこを多目的スペースにし、ただ水を回収するのではなく、サッカー場にしたりして、普段は別のことで使えるスペースにしているということである。

 

都市計画の話では、豪雨に関係すると言われているヒートアイランド現象を緩和させるために、緑地計画をしているらしい。なんと、中心地とフリデリクスベアの公園の温度差が5度までひらくこともあるという。道路や、街の中のちょっとしたスペースに緑を増やし、なおかつ子供が遊べるところをつくっていくとのこと。帰りにノアポート駅に向かう途中、講演で出てきた公園のところに偶然通りかかり、こんなところに作られたんだ、と驚いた。確かに密集した建物の中に緑のスペースがあるとほっとするかもしれない。

そして、5本指計画が功を奏して近郊地にひとが分散し、1960年代に70万人まで増えたコペンハーゲンの人口が50万人まで減少、今も55万人程度ほどで推移しているが、今後を見越して現在はNordhavnが再開発され住宅地が造成されつつある。そのため現在Lyngbyvejから環状2号線に直接抜ける道路がつくられていてNordhavnへのアクセスが容易になろうとしている。

ゆくゆくは、より埋立地を増やしてウォーターパークのようなものを作るアイデアもあるらしい。

ただ機能性を高めるためだけでなく、ひとが楽しめるスペースにもする、ということがポイントのようである。

 

今後自動車を減らす施策も出てくるのかという質問があったが、実際にはデンマークの一人あたりのガソリン消費量は多くはなく、それはたぶんないだろうと。しかし今、Noerrebroと中央駅とOesterportを結ぶ環状地下鉄の工事が進行中で、2018年で完成するというそのメトロができれば、かなりコペン内の移動がラクになるのでは、と思った。

昨日、FB201941日にあるというメトロ完成パーティのインビテーションがきたが、わたしもその完成が待ち遠しい。

 

コペンの人口は横ばいでも、大コペンハーゲンの人口は増えていると思われる。コペンの昼間人口が増加していくのなら、そのための対策も必要とされるであろう。

やっとノアポート駅の工事が終わり、道路をつぶした分スペースが広くなってうれしい限りであるが、メトロの工事であちこちがまだ工事中である。

人口増大がより著しい東京のほうがいろいろ開発されていると思うが、コペンのようなあまり大きくない都市でもいろんなプロジェクトが走っており興味深いと思った。

 


ドーム内1
ドーム内


屋内庭園
屋内庭園


オフィス
オフィス



ドーム
会場のドーム

2015-03-10 06:27:13

確定申告×女子会×言語交換

テーマ:デンマーク事情

今日から税務局サイトで2014年度の年間課税書のデジタル配信が始まり、早速チェックして追加徴税の支払いも終了した。

去年はアパートを買ったり、ローンを借りたり、シングルマザーになったりと変化が多すぎて申告するのが面倒だとあえて何も手をつけなかったが、去年途中からありえない額での税金控除がかかるようになり手取りが1000krも増えたりしていたので、これはあとになって相当払わされることになるのでは、、と戦々恐々としたのだった。

シングルペアレンツ対象の税金控除は増額されたのは去年の9月とかだったので、思ったよりも控除額は多くはなかったが、申告していなかった固定資産税分11000krまるまる請求されることも覚悟していたので、それよりは少なかったので一応ホッとした。これまた申告していなかったローンの利子分の控除で少々相殺してくれたのであろう。それでも6500krとかだから痛い出費ではあったが。市に払う土地の固定資産税は別途現金での支払いだし、国に払う物件自体の固定資産税も、収入には関係なくやはり別途で絶対価値の1%税金が引かれるので、アパートでも結構まとまった税金を払わされるのである。


でも、このアパートを引き継いでからまる1年たち、去年の今頃は新生活に不安を感じながら一人でペンキ塗りに精を出しわびしくなっていたものだけれど、意外と経済的にも物理的にもなんとかなったなぁという感じである。

まだキッチンの水漏れ問題は解決していないし、仕事も危ない橋を渡ってはいるが。

とりあえず、現在のわたしのサラリーをカバーしているプロジェクトは3か月延長になって9月末終了になったとのこと。夏休み前に終わってしまうと思っていたので、あと半年ということでも、ものすごくほっとした。

今月末に今のプロポーサルを提出したら、また別のアプリケーションを書くことも考えている。

 

*************

 

昨日は国際女性デーだったそうだが、それとは関係ないけど土曜日の夜は日本人女子研究者との集いだった。 

やっぱり女性のほうが、旦那さんやお子さんの事情とうまくバランスを保ちながらキャリアを築くケースが多く、柔軟に生きざるをえないのか、話を聞いて刺激を受ける。

みんないろんな事情をもちながら、それぞれがんばっているなぁ、と。

たくさん論文を書くひとがいたり、別の大学とのコラボを進めてまったく新しいことを始めてみたり、着々と第一線で活躍されたり。

しかも今は正職員でも真に身分を保証されているわけではないから(自分のサラリー、プラス、オーバーヘッド込みのお金をどこからかもってこなくてはならない。)、研究界にどうやって生き残っていくか話すのはとても興味深い。

でも、わたしの行きついた答えは、それに「絶対の方法はない。」なのであるが。

デンマーク語もソーシャライズもがんばっても、ダメな場合もあるし。

ま、やれるだけのことはやる、しかないのかもしれない。

 

*************

 

今日は言語交換で、互いに日本の漫画本を持参して話したのだが、面白かった。わたしが持参したのは、大人向けの漫画ばかりで、漫画でもいろんなジャンルがあるということをみせたかっただけだが、彼女がもってきたのはニューヨークの紀伊国屋で購入したというベタベタの少女漫画で、ことばがティーンの口語だけに訳すのが難しかった。

いや、全体として訳すのは簡単だけど、一語一語を別々に訳すのが難しかった。「ていうか」って、わたしも多用するくせにいきなりつまずいた。というか、この「~って」も出てきたが、訳せなかった。

しかも、わたしは漫画好き、というか、10歳のときからオタクに近い漫画好きで一時期は漫画家になりたいと思うほどのディープなファンで読み慣れているだけに、あまり意識したことがなかったけれど、ダイローグにモノローグが重なったり、吹き出しが誰のものかわかりにくかったりとか、漫画という表現そのものが言語以上に難解なのかも、、と思った。

しかも、人の名前が認識しにくかったらしい。訳していた漫画に、登場人物として主人公のおじさんが「諭吉」だったのだが、名前と認識できず辞書で調べて「一万円札」と出てくるのでどうしても意味が理解できなかったらしい。一万円と変換されるのも笑ってしまったが。

確かに、英語やデンマーク語のように固有名詞であれば最初は大文字、というように普通名詞との区別がないから、特にボキャブラリーが少ない場合には名前とわかりにくいかもしれない。

わたしの好きな漫画について、デンマーク人の視点からみることが新鮮で楽しかった。

同時に、わたしのデンマーク語レベルを、この日本語の無意識レベルにまでもっていくのは難しいな、とも思った。

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