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2015-08-25 22:16:16

帰化申請却下の可能性

テーマ:デンマーク事情

Statsborgerskab vakler for næsten 2.000 ansøgere

Strammer den nye regering regler for statsborgerskab inden oktober, lukker de muligvis 1950 udlændinge ude.

Omkring 1.950 udlændinge bosat i Danmark risikerer at få afslag på deres ansøgning om dansk statsborgerskab, selv om de lever op til de nuværende krav, skriver Politiken.

De næsten 2.000 udlændinge lever lige nu op til kravene om blandt andet sprogkundskab, kendskab til det danske samfund og en ren straffeattest og har for længst har fået behandlet deres sag af udlændingemyndighederne.

Men hvis regeringen får strammet reglerne om statsborgerskab inden oktober, risikerer ansøgerne, at de alligevel ikke optages på det lovforslag, der formelt gør dem til danske statsborgere.

- Jeg vil hverken sige det ene eller andet nu, jeg kan bare sige, at jeg er ved at gøre sagen op med mig selv, siger udlændinge- og integrationsminister Inger Støjberg (V) til Politiken.

   

先週、特別な要件で帰化申請したひとは却下されるかもしれないというニュースがあったが、なんと、そうではない、わたしのように普通のフル要件で申請したひとも、もし10月の国会審議前にルールが変わったとしたら却下される可能性があるというニュースが出てきた。

 

はぁ???である。

確かに法務局の手紙には、「ルールが変わらない限り10月の国会審議にかけられる。」という断りは入っていたが、本当にそんなことがありえるのだろうか。

 

2010年の永住権申請の悪夢ふたたび、、である。

あのときも、申請する2週間前にポイントシステムが導入され、移民局で「社会貢献の要件を満たしていない。」としてつっぱねられそうになった。ポイントシステムが入っても、2007年のときの配偶者ビザ給付の際の市役所とのインタグレーションプログラムの合意(デンマーク語合格と労働要件)が反故になってまで新ルールが適用されるとは思ってなく憤慨した。

それでも3月に国会審議にかけられて施行されるまでに3か月かかっている。

今回はあと2か月しかないし、そもそも国会さえ開いていない。

国会もあいてないのに、ルールを改変して、しかも施行までしちゃう、なんてありえるのだろうか。

そしてもし、本当にルールが変わったとして、新しい要件では満たしていないと却下された場合、また一から申請し直さなければならないのだろうか。しかも、現ルールでは、一度却下された場合、2年は申請できないことになっているような気がする。

 

そのニュースをみたとき、またかよ、、、デンマーク、、と本当に涙が出てきた。

しかし、そのあとデンマーク人の元同僚に会い、だんなさんが急遽解雇になったことを聞き、これがデンマークなんだ、、と思い直した。だんなさんもデンマーク人だけれど、そういう解雇が3度目か4度目なのである。

都合が悪くなれば、バサバサと変えていくのがデンマークなのだ。

ほかのデンマーク人同僚いわく、ベンスタは役に立つ外国人をだけを入れたいという本音があるから、考えられるとしたら労働要件が入るのかも、、とのこと。現ルールでは労働要件がないので、そうだとしたら申請し直しも考えられる。

 

何が起きるのかわからないのがデンマークだとわかっていても、、なかなか慣れそうにもない。

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2015-08-25 05:11:46

株価暴落

テーマ:デンマーク事情

invest

   

Det danske C20 Cap-aktieindeks tager et ordentligt dyk på 4,5 procent i de første minutter af mandagens handel.

Alle 20 eliteaktier er gået i rødt, og blandt de hårdest ramte er Genmab med et fald på seks procent, ligesom Novo også bløder fem procent fra morgenstunden.

Danske Bank og Jyske Bank er sluppet mere nådigt med fald på mellem 2,6 og 2,8 procent.

 

今日のニュースで嫌な予感がし、ネットバンクにログインしてチェックしたところまっかっか。あまりにも衝撃的だったのでスクリーンショット。

数年前に投資信託を始めたが、こんな画面になったのは初めてである。

債券はここ1年以上マイナスだったが、株だけはずっとプラスを維持していて元金を下回ることはなかったのに、今日の株大下落でついにネガティブになってしまった。

  

ずーっと中国の株がヤバイと言いつつ、それでもデンマークにはそれほど影響ないと聞いていたが、やっぱり来たか、、という感じである。なんと最初の1分間でデンマーク主要株204,5%下落し、最終的には3,23%下落に落ち着いたものの、それでも201111月以来の下落幅だそうである。

しかも、中国株はトップ高だった612日に対しては37%安にもかかわらず、なんだかんだいっても一年前に比べるといまだ47%も高いため、さらに下落するかもしれないという。

この一年間だけでどれだけアップダウンしているんだよ、という話だが。

 

前の夫は、2006年あたりから株投資を始め、2008年のリーマンショックでは、もっていたある企業の株が50%だか下落し所有財産の2030%だか損失を出していたが、何もせずに維持しつづけ、結局その後の株価上昇で離婚した2013年にはむしろ元金より大幅に増やしたというアップダウンを経験している。

だから株というものはそういうもので、いちいち一喜一憂するべきではないことはわかっている。

 

それよりも、リーマンショックのような経済的打撃が起こるのか懸念するところであるが、投資信託会社の社長いわく、企業自体には何の問題もなく、ただのパニックによるものだろうと。

本当にそうあって欲しいものである。

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2015-08-19 22:52:58

デンマークの洗礼

テーマ:デンマーク事情

昨日の夜、何気にニュースサイトをみていたら、こんな見出しが出てきて眠れなくなった。

 

Et ukendt antal herboende udlændinge, som stod til senere på året at få statsborgerskab, får det muligvis alligevel ikke.

 

これって、わたしのこと??と驚き、よくよく読んでみると、ある特別な条件を満たすひとは、通常の帰化要件を完全に満たさなくてもよかったらしく、今年1月から6月まで、そういった特別要件で帰化申請をしていたおよそ1200人に、わたしが受け取ったような手紙を出し、10月に国会審議をかけることになっていたが、6月の総選挙で政権交代したのに伴い、その1200人の申請を個々に洗い直して帰化できるかどうかを改めて審査する、というものであったらしい。

その特別な条件というのは、例えばデンマーク国籍を有するひとの配偶者だったら6年で帰化申請できるとか、デンマークで特別な教育を受けていれば5年で申請できるとか(もちろん、いずれもすでに永住権取得者のみだが)、以前デンマーク国籍を有したことのあるひとは簡単に帰化できるとか、、などなどである。

わたしはまったくの免除なしに、通常求められる要件で申請したため、その1200人には入ってないが、そういうところでも早速新政権はメスを入れたのだな、と思った。

どうも、前政権のときにその特別要件で帰化するひとが激増したことをよく思ってなかったらしい。

確かに、前政権になる前は、一年に300400人しか帰化していなかったように記憶していたが、半年間で特別申請だけで1200人というのは彼らにとってはえらいことなのだろう。

  

しかし、このニュースに記載されていたとおり、

  

Midt i valgkampen - 4. juni - ændrede Justitsministeriet dog pludselig ordlyden i disse breve en anelse, så der kom følgende forbehold: "... og De vil - såfremt de nugældende retningslinjer ikke ændres - blive optaget på det lovforslag ...".

  

わたしが受け取った手紙にも書いてあった「もし現在のガイドラインが変更されなければ10月の国会審議にかけられる。」という文章。わたしは正直気にとめていなかったのだが、選挙中の64日に法務省が急遽その文言を加えたらしい。こういう新政権での変更を見越して保険のために付け加えたもののようである。

わたしは手紙が来ただけで有頂天になっていたけれど、そういうことか、、、と。

とはいうものの、わたしの場合何の免除も受けてないし、フルで要件を満たしているし、そもそも拒絶される理由もないはずだから大丈夫だと思うが。

 

次にショックだったことの第二弾。

今思えば別にたいしたことではないのだけど、久々にデンマークの洗礼を受けたような気がするので書き留めておきたい。

  

来週娘のクラスでクラス写真を撮るのだが、9年生は恒例として普通のと、仮装するのと2種類撮ることになっており、娘はオンラインでイギリスの仮装用衣装を買いたいといい、娘が不在であるためわたしの名前で購入した。

急ぎのため火曜日までに届ける指定をしたが、うっかり郵便ポストをチェックしておらず、昨日、おととい昨日と二日連続で不在票が入っているのに気が付いた。

郵便局だったら、郵便局に行けばいいだけのことだが、それはインターナショナルの民間国際便。自分でピックアップするのではなく、また翌日に届けると書いてある。

しかし翌日またいつ来るかわからない荷物を待つわけにはいかないので、その会社のオンラインアカウントを取得し、なんとか自分でピックアップするか、あるいは時間指定ができるかを一生懸命探してみたが、どうもその設定ができないらしい。

電話もできない時間だったため、ポストに玄関の前に置くようメモを貼ることを考えたが、よくよく配達記録をみてみると二日連続で10時半ころと似た時間だったので、翌日、すなわち今朝そのころまで待ってみて、来なかったら会社に電話しようと考えた。

 

で、今朝荷物を待っていたのだが、もしかしたらオンラインで配達時間がみれるかもと思い、10時ころログインしたところ、なんと948分に配達したが不在だったと書いてある。

はぁ???わたしいますが??しかも、いることがわかりやすいように、あえてドアをあけっぱなしにしていたのだけど??

ポストを開けてみると不在票もない。なんと、今日は来ることもなく、「配達した」とデジタル登録しただけだったらしい。おそらく、2日連続でいないし、10時ころだったらいないだろうと見越して、来てもないのにあたかも配達したかのようにみせかけたのだろう。

あまりにも腹が立ち、怒り心頭で会社に電話。しかしそこがデンマーク人。わたしが「わたし家にいたんですよ!」と言っても、謝りもせず、「どうしてそうなったのかわからないけど。。」のみ。

結局、「明日も家で待つわけにはいかないので、わたしから取りにいっていいですか?」というと、それでいいと。。だったら、最初から郵便局のようにしてほしかった。車で20分とかからないところだし。

というか、久しぶりにやられた、、という感じである。在宅なのに不在票を入れられたことは何度か経験あるが、まさか来ることもなく配達したことにするとは思ってもなかった。

  

在住12年にしてまだまだあるデンマークの不思議である。

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2015-07-07 06:01:09

猛暑

テーマ:デンマーク事情

temp

 

あまりにも珍しかったのでスクリーンショット。

わたしが12年間デンマークにいた中でおそらく12位を争う暑さだったと思う。

確かに、先週までは夏が来ないことを嘆いていたが、水曜日から急激に暑くなり、5日間連続で猛暑が続き、昨日の日曜日にはもうお腹いっぱい状態になった。

もっとも暑かった土曜日は、バスルームの換気扇の温度センサーが最大でも30℃であるため、スイッチを切っても止まってくれず、何度かブレーカーを落としてみるものの再起動すると換気扇が自動再開するという繰り返しで結局は4時間も換気扇がつきっぱなし状態で、最終的には脚立をもってきて延長コードを敷いて扇風機をかけ温度を下げることを試み、なんとか止めることができたのだった。

日曜日は1時間とまらず、今日もスイッチを切っても止まってくれなかったが、しばらくしてブレーカーを落としたら再起動しても止まってくれた。30℃なんて最大設定にしては低い温度だし、いっそのことまた電気屋に頼んでセンサーなしの換気扇に交換してもらうことも考えたほど。

 

夏を恋しがったが、いざ夏がきてみると、デンマークで30℃以上の気温はなかなかハードであることを思い知ったような気がする。滅多に30℃以上まであがることがないから忘れていたが。

土曜日は、家の中も暑かったが、電車の中も暑く、友達と約束していたレストランの中も暑かった。家を出たのは夕方の17時だったが暑くて駅で冷たいボトルの水を買い、電車の中では水を飲みながらなんとかやり過ごし、駅からレストランへも水も飲みながら歩いた。レストランの中でも水をがぶ飲み状態だった。22時ころコペンを歩いたときもまだ暑かった。夜になっても長袖の服を着なくてすんだのは久しぶりのことだった。

 

それでも、今日はいきなり涼しくなり、そういう猛暑の日々があっというまに終わったのもデンマークらしいが。

だからか、先週は職場も人少なだったような気がする。みんな、こういう夏が一瞬だということをわかっていて、予定変更してビーチとかに繰り出していたのだろうと思われる。

金曜日は何の予定もなかったのだが、やっぱりこの気候で何かしなくてはならないような気になり、急遽大学の有志のひとたちと夕方から中庭で飲むことに決め、10時まで飲んだ挙句コペンに移動して某PhD宅で飲み続け、翌日は見事に二日酔いになった。

言語交換の子は、金曜日は12時に仕事からあがり、北シェランの海岸沿いに住んでいる義両親のところに行き、週末をそこで過ごしたらしい。水温は1819℃なため、気温が30℃超えにしては快適だったそうである。

 

娘は、先週の火曜日からBornholmの友人宅に滞在しており、なんだかんだ毎日のように森や、ビーチ、コロニーヘウと外で過ごしているようである。自然に興味がなく、室内にこもりがちな娘であるが、Bornholmでたっぷり太陽の光を浴びていて何よりだと思った。

今日帰ってくるはずが、フェリーの時間を勘違いしていたため乗り遅れ、滞在が一日のびてしまったが、娘は本当にBornholm滞在を楽しんでいるようである。

 

極端な感もなきにしもあらずだが、、、ともかくデンマークの夏を味わうことができてよかったと思う。(もう過去形?というツッコミはなしで。)

2015-06-29 05:29:10

ベンスタ単独政権成立

テーマ:デンマーク事情

新政権が組閣された。

女王に指名を受けたベンスタ党首Lars Loekkeがイニチアティブをとり、1週間青ブロックで話し合いが行われた結果、ベンスタの単独政権となった。

青ブロックで第一党のデンマーク国民党(DF)との連立政権になるかどうかが焦点になっていたが、いろんな点で合意に至らず、DFは政権入りを断念したようである。

議員が34人しかいないベンスタ政権。1973年以来の少数政権だそうである。1973年の選挙は、別名、「地滑り選挙」とよばれる大波乱の選挙で、4大政党がすべて獲得票を失い、少数政党が複数入り込んだ。議員数22の第三党であったベンスタがなぜ単独で政権を得たのか、いくら調べてもよくわからなかったが、第一党でありながら20も議員を失った社会民主党は与党になる余力もなく、かといって第二党の新進党(デンマーク国民党の前身)は誰も協力しようとしなかったため、ベンスタが名乗り出て政権をとったらしい。しかし、中道派党も複数あるなど、支持する党も確定されていなかったのか、政権は14か月しかもたなかった。

そもそも議員が22人しかいなくて単独政権をつくってしまったデンマークの政治というものが不思議でしかたがない。

まぁ、選挙のあった1973年にはオイルショックが起きた年だったし、政治運営も厳しい時期にあったため、社会民主党はその状況で政治の舵取りに失敗しさらに信用を失うことを恐れ、第一党でありながらあえて政権から退いたのかもしれない。

それをいったら、今もやはりイスラム国は緊張が続き、難民の流入は続いているし、奇しくも、ギリシャの借金返済期限があさってとせまり、EUが経済支援継続を断念したことからギリシャの国家財政破綻は刻々とせまっており、ヨーロッパ経済も影響を受けるのではないかと戦々恐々としている。

そんな中、やはり少数のベンスタ単独政権にとって厳しいかじ取りをせまられることになるであろう。

 

だからなのか、発表された基本案をみてみると、DFとリベラルアラインアスの意向もかなり取り入れてられていることがわかる。

http://www.dr.dk/Nyheder/Politik/Valg2015/Artikler/2015/06/28/115646.htm

 

その主な内容は、 

・低賃金労働者の減税(生活保護を受けるよりもメリットを大きくするため)

・トップ税の減税(15%から10%に)

・固定資産税アップの停止

・生活保護の締め付け

・住宅リノベーションにおける税金控除

・優秀な外国人労働者移住の優遇

・個人年金の優遇

・医療システムの改善

・自由時間のアクティビティと両立できる学校生活

・高校入学における学力条件の導入

・犯罪を犯した外国人の国外追放

EU規約の選択的参加

・国境コントロールの強化

・永住権、帰化の条件締め付け

EUとアメリカだけでなく、例えば中国、韓国、日本などとの国際関係強化

EU人のデンマーク福祉悪用の防止

・イラクとアフガニスタンコミッションの廃止

 

しかし、DFは減税はなしで公的サービスの強化をうたっているのに対し、リベラルアライアンスは減税でより小さな政府をめざすという、正反対のイデオロギーをもっているため、両方の言い分を取り入れるのはかなり無理がある。

例えば、リベラルアラインスのたっての希望だったトップ税の5%減税で1000億円も歳入が減るらしいが、公的サービスを減らさずにどこからそのお金をもってくるのかとても疑問である。

 

ちなみに今日は、前与党だった社会民主党の党首が、Helle ThorningからMette Frederiksenへと変わった。

Helle Thorningは、グッチ・ヘレとあだ名されるように、党のイデオロギーと反する生き方をみせ、本当に社会民主主義をめざしてがんばるというよりは、個人的なキャリア形成に関心があるのではと思われ、党首だった10年間人気はイマイチだった。しかし人気は徐々に上昇し、辞めるときにもっとも人気が高くなったとは皮肉なことである。

わたしも、4年前は本当にこのひとが首相になって大丈夫なのかと懸念したが、意外とよくやったと思っている。むしろ、歯も汚いが金にも汚いメタボLars Loekkeが首相になって心配でしかたがない。

それに対し、Mette Frederiksenは若いときから政治活動をしており、より真摯な政治家のようである。野党の党首としてがんばってほしいものである。

2015-06-27 01:03:42

初めての病院

テーマ:デンマーク事情

昨日はプロジェクトグループの飲み会に行ってきたのだが、話が興味深かった。

7人の参加者のうち3人が1年前に走り出したばかりの会社のひとたち。社長は31歳で、営業のひとが40歳くらいらしいが、ほかはみなピチピチの若者である。今は8人だけど、1年前に設立したばかりのわりには、順調な走りだしといえよう。やはり20人くらいに達するまでは、会社の文化を確立するためにも個人的な人脈からひとを集めるという。社長はエンジニア出身だけど、OJTでマネージメントを学んでいるらしい。でも学生のときから自分の会社を立ち上げることを考えていたそうである。

まぁ今はファンドといろんなところからの投資でいい具合にお金を集められているからこそで先はどうなるかわからない。それでもみんな楽しそうに仕事しているのがいいな、と思った。

 

**********************

 

昨日の午前中、初めて自分が患者として総合病院に行ってきた。

深刻というほどでもないのだが、半年くらい前からあるところの皮膚が炎症をおこし膿がでてきて、最初はアルコールで消毒すればじきによくなろうと思っていたのに1か月たってもよくならなかったので、まずはかかりつけ医にみてもらったのだった。

すると、とりあえず抗生物質を処方するけど、もし治らなかったら専門医にみてもらいなさいと。で、3日間飲んだが少し症状はおさまったものの完治はせず、専門医のところにいくと、かかりつけ医からの紹介がないとダメだと。とりあえず予約だけはしてもらったがなんと一か月半も先だった。そしてまたかかりつけ医のところに行って紹介を書いてもらい、専門医にみてもらったところ、専門医もどう治療すればいいのかわからない、と。なので、総合病院にみてもらうように連絡するからと言われがっくりしたが、病院からの連絡は早く、しかも予約日は同じ月の月末。深刻でない場合、平気で半年とか待たされるとか聞いていたので拍子抜けした。

 

しかしいざとなるとどきどきした。

すると、膿がでてくる穴に長い針をさして、一体どうなっているのか調べてくれたが、医者も確信がもてないのか、シニアドクターまで来てくれることになり、さらに緊張した。

医者二人で話し合った結果、その場で治療すると。デンマーク語で最初わからなかったのだが、麻酔まですることになった。Bedøvelse、この日初めて学んだことばである。

どうも、麻酔をして壊死っぽくなっている皮膚をごそっと取り除くと。なぜか麻酔が完全にきかず、取り除く作業にはかなりの痛みをともなったが、ともかく処置してもらったのだった。

今後はゆっくりと元通りになっていくだろうと。でも、もしなにかあったら、直接この病棟に電話してね、と言われた。

 

思いのほか痛みを伴う治療だったけれど、お医者さんも看護士もみないいひとだった。針を使った検査のときは、痛みが伴うのを慮って看護婦さんがわたしの手をぎゅっと握ってくれたり。

悪評ばかり聞くのでドキドキしていたけれど、初めての総合病院での治療はいい印象を残した。

職場に戻ってしばらくは緊張と麻酔でぐたーっとしていたが、1時間ほどたってからは通常どおり仕事できた。キャンセルしようと思っていたけど、結局夜も飲みに出かけたのである。

病院そのものが悪いのではなく、かかりつけ医→専門医→総合病院というプロセスが時間もかかるし厄介ではあるが、だからこそ病院での治療がよりスムーズになるのかもしれない。

2015-06-25 06:13:10

帰化申請-法務省審査終了

テーマ:デンマーク事情

Justitsministeriet har nu færdigbehandlet Deres ansøgning om dansk indfødsret. Justitsministeriet kan i den anledning oplyse, at ministeriet påtænker at optage Dem på det lovforslag om indfødsrets meddelelse, som forventes fremsat i Folketinget i oktober 2015. 

  

今日、法務省から手紙がきて、帰化申請の審査が終了し、10月の国会の法案審議に提出することを考えている、ということが書かれてあった。

さらに調査し、無事10月に国会で審議されたとしても、最終結果が出るのは来年の1月らしいが、ひとまず第一関門を通過できほっとした。

 

2012年の6月に帰化試験を受けたものの、帰化に対してはずっと躊躇していたが、201311月に離婚することが決まってから後ろ盾を失った心細さもあって、試験合格期限の2年を切る前に帰化申請をすることにし、12月頭には警察で面談も受けた。しかし法務省から申請受領の知らせがきたのは翌年20142月。その手紙の中にはそこからさらに1416か月待たされるとあり、気長に待つしかなかった。それが今年2015年の2月に法務省から電話がかかってきて、娘の親権を証明するものが欲しいと言われ、慌てて戸籍謄本を取り寄せて翻訳し、大使館に翻訳証明と事項証明を発行してもらい、3月に手紙も添付して法務省に送付したのだった。

それから返事がくるまで最長3か月かかるとあったが夏休み前でちょうどいいと思っていたところ、5月末になって急遽総選挙すると首相が宣言し、ハラハラしながら選挙の行方を追ったのだった。案の定リベラルグループが勝利したが、極右政党のデンマーク国民党が与党であるベンスタの票を上回ったことは意外な結果であり、選挙当日の夜はショックで眠れなかったほど。帰化申請をもっと早くすればよかったと後悔もした。

政権が変わったことで帰化申請の返事も延期されてしまうのではないかと懸念していたなかでの、待ちに待った法務省からの手紙だったのである。

 

もし、帰化できなかった場合、娘は2年半後、現在の家族ビザが切れる18歳の誕生日前に永住権(もしくは、家族ビザ以外の何らかの期限付きビザ)を申請することになるが、新政権が立ち上がればまた移民法の改定がされる可能性があり、第二党のデンマーク国民党の強い影響力の中、娘がスムーズに永住権を獲得できない可能性も考えられる。

そもそも以前は、親が永住権をとれば子供も自動的に永住権をもらえたのに、未成年に永住権を給付しないと決めたのも、前々政権だったリベラルグループが決めたルールである。政権奪回した今、さらにそのルールが厳しくなることも考えられる。

3歳からデンマークに住み、メンタリティでいえばすっかりデンマーク人である娘。今更日本に移住もできないし、かといって成人しても永住権さえもらえないとなったら相当タフである。常に学生ビザか労働ビザが必要なうえ、高等教育で高い授業料を払わなければならない。

 

まぁ、そんな最悪のケースにはならないと思いつつ、、

今まで数々の衝撃を経験させられた挙句、移民局にすら、「はっきりいってわたしたちも先のことはまったくわからないの。帰化するのが一番確実なんじゃない?」と言われるくらいだったから、いろんな可能性を想定してしまうのである。

 

ちなみに、僅差でベンスタ単独政権になるのが、ベンスタ-デンマーク国民党連立政権になる可能性よりも僅かに高いらしい。

前政権の社会国民党のように、なまじ政権に入ってしまったがために、自らのマニフェストを破ることになるケースが往々にしてあるため、支持層の期待に沿うためにもむしろ支持党としてのほうが与党に影響を与えられることもあるらしい。というか、前々政権では、デンマーク国民党は支持党として移民対策締め付けに効果的に働きかけたといえる。

たぶんそのジレンマで、デンマーク国民党党首は政権に入るかどうか迷っているのだろう。

そういう意味では、どちらにしても嫌な存在ではあるが、、いやいや、DFに大臣ポストにつかれるほうが嫌である。

例えば文部科学大臣になったあかつきには、週に一度は豚肉を食べ、クリスマスを祝うことを強制的に教育することが科せられるかもしれない。デンマーク語は7以上とらないと高校に進めない、とか。英語教育はもっと遅くから、とか。とか。とか。

 

まぁあんまり考えてもしょうがないので、とりあえず帰化申請が一歩進んだことを喜びたい。

2015-06-19 02:29:56

デンマーク方式教育

テーマ:デンマーク事情

わたしの大事な日本人の友達が2人、こっちでの大学を卒業し、その報告にとてもうれしくなった。

二人とも日本で大学を出ていない。しかも、修士や博士と異なり、学部では英語でなく現地語で学べなければならないのだから、なおのこと大変だったと思う。

また、二人から教育の過程を詳細に聞いたり、最近こちらで教育を受け始めたまた別の友達の話を聞くにつけ、言語以上に日本との教育手法ギャップに対応するのが難しかったであろうと思う。

本当に、そんな状況で無事卒業することのできた2人を心から尊敬する。

 

その最近教育を始めた友達に、娘が家で勉強しないことを言ったら、

「それは、デンマークでの「勉強する」が、日本のとは違うからじゃない?日本のような勉強はしないかもしれないけれど、授業の受ける姿勢は全然違うよね。デンマークでのほうが授業で理解している度合は大きいと思う。」

と聞き、確かにそれは言えているかも、、、と思った。

娘がときどき話してくれる歴史の話にも驚くけれど、今までこなしてきたプロジェクトの完成度の高さをみるにつけ、形は違えど、学んで得たものはそこそこにあると感じている。

 

うちの大学の学生たちをみても、ただ本にかじりついているというよりかは、数人でディスカッションをしていたり、プレゼンの用意をしていたり、何かプロジェクトをやっていたりと、何か具体的な目的に対して取り組んでいることが多く、日本とは勉強の概念が違うのかな、と思ったりする。

だからなのか、小学校から大学に至るまで、授業といえば先生が一方的に話すのではなく、プレゼンをさせられたり、その場で問題を解かされたり、2人で組んでディスカッションしたり、あるいは4人くらいでプロジェクトをもったりと、学生が主体的に参加させることで、授業でそのまま学べる内容になっている。

だから、娘にとっては、授業に参加し与えられた課題をこなすことですでに充分であって、わたしがなんで家で勉強しないの?ということばをまったく理解しなかったようである。

 

どおりで、デンマーク人のミーティングの姿勢が積極的なはずである。常にディスカッションが活発で、誰もが積極的に意見を言う。その場でできる限り効率的にアウトプットするということをさんざん訓練されてきた結果であろう。

わたしなどはいまだにその輪の中に入っていけていない。

言語で不利というのではなく、その場で瞬時に状況を理解したうえで自分が考えたことを言う、というのが単純にできないのである。わたしの場合、自分の考えをまとめて伝えることに、とても時間がかかってしまう。下手すると、翌日にぱっとアイデアがわいたりする。昨日も、クライアントがきてのミーティングでほとんど発言できず、1日ずーっと考えた挙句にやっとアイデアがでてきて上司に伝えるという有様である。タイムラグのせいか、「ごめん、今忙しいからまた後日ね。」と言われてしまった。

わたしは日本で、授業で理解しないことが普通だったと思う。それでも、家で「勉強する」ことで試験で高得点をとればいい成績をとることができ、「怠惰な授業態度」をあとから挽回することがいくらでも可能だったから、授業をむしろ重視していなかったような気さえする。その癖のせいで、その場で結果を出す、ということがいつまでたってもできない。

 

そういう意味で、わたしもデンマークで教育を受けたかったと思い、この度こっちの大学を卒業した二人を羨ましくも思っているのである。

ときどき実験室で一緒になるボスニア人の研究員のひとも、ボスニアで大学教育を受けたが、デンマークでその学位を認められず、こっちで教育を受けなおしたという。

ボスニアも日本と同じようにもっと受動的な授業でより理論を学ぶことを重視するという。そのため、二度手間にはなったが、デンマークで教育を受けてよかったと言っていた。彼女はデンマーク語が流暢でオープンな人柄である。

 

ただ、デンマークでは自主学習を強制されないから、できない子が救われにくいのではないかと思う。

今日秘書のひとと話していたら、息子さんがちょうど高校の最終試験が終わったところだが、平均が2.1だったという。娘さんは逆にほぼオール12で平均が11.4だったそうだが、いずれにも何にも言わなかったという。ヒヤヒヤしながらも息子さんには勉強しなさいなど言ったことがなく、娘さんは逆に何も言わなくても教科書やノートを見て試験に備えていたそうだ。

秘書のひとは、実は息子さんにそっくりで成績が悪く退学させられたらしい。

今の仕事ぶりをみて、とてもそんな事実は信じられないし、そうだったとして、今彼女に何の問題もみられない。

彼女曰く、「強制は絶対ダメ。自然にそうなるのを待つしかないの。」だそうである。

 

うーーん、、それがわたしにできるのだろうか。ついついおせっかいをしたくなるような気がする。

在住12年でも、まだまだデンマークのやり方になりきれていないわたしなのである。

 


google2

今日のグーグル。なんかかわいい。

2015-06-17 06:33:17

選挙の行方

テーマ:デンマーク事情

最近、8年生の娘の社会の授業は、もっぱら今回の国政選挙がテーマになっているらしい。生徒ひとりひとりある政党のプレゼンをすることになり、娘は自由連合党(リベラルアライアンス)について発表したそうである。そして選挙当日の木曜日には、クラスで模擬投票をするとのこと。娘はラディケーレに投票するつもりらしい。

以前から会社を立ち上げるプロジェクトをやったり、バッケンと共同プロジェクトをやったり、中学生ながら実社会について学ぶ機会があっていいな、と思っていたが、今回も選挙を機に政治について学ぶのはいいことだな、と思った。

すでにメインの政党のイデオロギーを知っているだけでなく、民主主義を維持するためにも18歳になったら選挙に行かなければならないと思っているようだ。

わたし自身は、恥ずかしながら、子供を産むまで政治にはまったく関心がなく、20代後半になるまで選挙にも行ったことがなかった。深く知ろうともしないくせに、政治家はみんな頼りにならないと決めつけていた。そのくせ、自分が何もしなくても社会はなんとなくまわっていくものだと周りをアテにしていたような気がする。

デンマークは、小学生のときから国民ひとりひとりが社会を構成する大事な一要素なんだということを嫌というほど認識させられるような気がする。発言が少ないと、さりげなく先生に注意をされる。自ら参加することをさんざん促される。

 

肝心の選挙の行方であるが、連日の世論調査では多少の変動はあるものの、リベラル側と赤側でデッドヒートを繰り広げている。1週間前までは微妙に赤側が優勢であったが、前の日曜日の社会民主党-ベンスタの党首討論で、現首相の人の話を聞かないアグレッシブな態度に顰蹙をかったのか、以降は微妙にリベラルが優勢である。

 

4年前はまだ不景気だったこともあり経済や社会保障について関心が強かったが、今回は経済的に持ち直していることもあり、メインの争点が移民対策になっている。

ベンスタは、現政権が大量に難民を受け入れたことを非難し、与党になったあかつきには難民受け入れを厳しくするとマニフェストで挙げている。また、生活保護の給付額も下げると言っている。

それに対して社会民主党は、移民の社会へのインタグレーションを促進すると言っている。党首討論で北アフリカで内戦が起きたのはわたしのせいではない、と叫んだが、受け入れたくなくてもアフリカからの難民の流入はどうしようもないとして、それよりも移住してしまった移民をできるかぎり早く労働市場に送り込むことのほうが重要としているようだ。

とはいうものの、デンマーク人のほとんどがなんだかんだ双方の違いはほとんどないとみている。いずれも、移民を含む住民全員がデンマーク社会に貢献しなければならない、というスタンスは同じである。そして実は社会民主党もインヒドリステン(共産党)も移民が嫌い。というか、移民歓迎なのはラディケーレくらい?党首討論でも、いずれも「デンマークは多文化国家ではない。」とはっきり明言した。

デンマーク人の多くが移民の流入を好ましく思っておらず、外国人の友達が欲しいとおもうデンマーク人はわずか15%だったそうである。(デンマーク以外のところで生まれたかったと思うデンマーク人はわずか1%で、実はナショナリズムが強い感じがする。)

 

しかし、微妙に政策は違っていてどの政党を支持するべきなのか選ぶのが難しい。

娘は赤側が好ましいとしながらも、現政権で学校改正が施行されたのが気に入らないらしい。保護者も効果がないとしているが、教職員のほとんどがますます悪くなったとネガティブな反応を示している。

わたしは、所得税はそのままで現状の社会福祉レベルを維持してほしいと思う一方で、ベンスタと保守党が訴えている高すぎる固定資産税は、確かに、と納得している。運よく入居できた公共の賃貸アパートに住むひとはものすごい安い家賃で住めているのに、そのチャンスがなくやむを得ずアパートを購入したわたしたちはローンのほか(もっともこれは財産投資だからいいけど)、高い共益費と固定資産税を払わされフェアじゃないと思ったりする。わたしが住むところはまだマシだけど、コペンハーゲンは公共賃貸と個人所有の物件で支出の格差が著しいらしい。特に最近は不動産価格が上がったせいで、固定資産税も劇的に増大しているとか。ある家庭は、フリデリクスベアに一軒家を所有し、5年前市に払う土地資産税が年20000krだったのが今は50000krになり、旅行もできず車も手放した挙句、引っ越しも考えるようになったらしい。

所得税は軽くしなくてもいいと思うけれど、固定資産税の変動はやめてほしいと思う。

 

選挙まであと1日。

どうなることか。

2015-05-21 06:13:18

講演とアパート総会

テーマ:デンマーク事情

今日の夕方、地元の図書館に、「The year of living danishly」という本を上梓したばかりの、イギリス人のジャーナリストによる講演を聞きにいった。

ずいぶん前に一度だけある女性ブロガーの講演を聞きにいったことがあったけれど、こじんまりした会だったのでそんなものかとタカをくくっていたら、満員御礼だった。100人くらい来ていたのではないだろうか。サインアップしたひとのみ入場可とされていた。チェックはされなかったが。

レゴに赴任した夫についてきたエクスパット妻の、英語での講演だったのに、デンマーク人もかなり来ていたと思う。

わたし自身仕事でデンマークに移住し、そういう外国人にもゴマンと会ってきたから今更なテーマではあるけれど、それでもイギリス人の感じるカルチャーギャップについて聞くのは興味深かった。

 

彼女は、「世界一幸福度が高い国」について調査しようと思ったのと、こんなに近い国なのに思っていたよりもカルチャーギャップがあることに驚いたようだ。

デンマークはよく北欧でひとくくりにされるが、国旗大好きなのと、赤ちゃんをベビーカーに寝かしたまま外に放置する文化はデンマーク独特のものであるらしい。

それだけでも、国旗=愛国心、ベビーカー放置=信頼とインタープリートし、高い幸福度に結びつけるのはさすが、と思った。

それと、あーんなに働いていないのに(フルタイムでも37時間ではなく実際は34時間らしい)、金曜日は2時半に帰っちゃうのに(だんなさんがこの時間に帰ってきてOMGと思ったらしい)、生産効率はヨーロッパの中で3番目に高いそうだ。確かに、この点に関してはいまだに謎である。

 

彼女曰く、幸福度にはピラミッド型で5つのレベルがあり、

第一段階は衣食住

第二段階は社会的安心(治安、失業率、医療、社会保障など)

第三段階は人間関係(家族、友達)

第四段階は自尊心

第五段階は創造性、イノベーション

で、普通の国はすでに第二段階で危ういのに、デンマークは社会が安定しているのは言わずもがなで個人主義と平等主義で自尊心が高いひとも多く(能力の有無や資質に関係なくこの自分でいいのだという自信がある)、いきなりトップのレベルにいってしまうらしい。

外国人の場合は、まず三段階目でつまづくが、これさえクリアすれば同じように幸福度が得られるということなのかもしれない。うちの外国人PhDはデンマークを気に入り住み続けたいと思っているひとがほとんどである。社会的保障ばっちりで、各自友人関係を築き、研究を通じて創造的活動もしているという文句なしのステータスである。

講演してくれた彼女も、最初は友達も仕事もなくてつらかったそうだが、今は交友関係が充実しているようで幸せそうにみえた。

ただし、昨日会った友達いわく、外国人でもその社会保障システムにアクセスできるかどうかが明暗を分けるらしい。

ひとたびデンマークの大学で教育を受ければ会員でもないのに卒業して1か月後から失業保険の給付を受けられ、仕事の斡旋もしてもらえる。給付の間は休暇金の課金も自動的にされ、もし休暇をとらなければ年に7000krとかもらえるらしい。

配偶者としてデンマークにきたひとは奨学金をもらえたり、教育費が免除されるなど優遇されるが、それ以外の外国人は受けられないのでなかなか恩恵を受けられないところはある。

わたしはその点恵まれていたとは思うけれど、長いこと家族の問題を抱えていたし、おととし離婚をして人間関係も変化し、去年夏明けから自尊心を獲得するのに戦い、今年になって大きなチャレンジをして、ここまでくるのに苦しい過程だったと思う。12年たった今やっと安定してきている。

 

今日はさらにそのあと、アパートの総会に参加した。

12世帯ともともとこじんまりとしているが、参加者はたった4人。うち実際に住んでいるのは3人だった。

去年も6人だけだったので聞いてみたら、持ち主が住んでいるのは7世帯だけだそうである。どおりで、11月にあったワーキングデーも参加者が少ないはずである。でも少人数でピザを食べたのはヒュゲリだったが。

そんな感じで同じアパートのひとたちとの関係もまぁまぁだし、今回勇気をふりしぼってキッチンの水漏れのことを話したら、排気口を調べてくれると約束してくれた。

また、会が終わったあと、わたしの真下に住んでいるひとのアパートをみせてくれたが、同じ面積なのに間取りが全然違っていて面白かった。どうもわたしのアパートも最初はそうだったらしいが、部屋が居間込みで4部屋もあった。わたしのは、前のオーナーが一部屋つぶして大きなキッチンに変えたそうである。バスルームも広げたっぽい。あのジグザグ廊下もその強引な間取り替えの結果であるらしい。それだけでなく、比較した限り、うちは全部にわたって大規模なリノベーションをしたのだろうと思った。

数か月前に同じアパートの一軒が売りに出されていて、面積のことを考慮してもあまりにも低い値段に驚いたが、

わたしが買った値段はそのリノベーション代込みだったのだと思う。でも、大きなキッチンもジグザグ廊下も気に入っているし、手をかける必要がないほど状態がいいしで、その値段に納得はしているが。料理好きだからキッチンは重要だし、アートが好きだから、あのプラクティカルでない廊下もちょっとした展示場になって、まさにわたしにぴったりなアパートなのである。

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