稲毛エルム歯科クリニックのブログ

皆さんこんにちは、稲毛エルム歯科クリニック院長、長尾周格です。
このブログでは、当クリニックが行っている予防歯科関連の記事や、歯科治療に関する記事をアップしています。
興味深い記事をたくさん用意していますので、是非ご覧ください。


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日本では砂糖水での育児を推奨していたという話は(今のところ)聞きません。しかし、誤った育児法でたくさんの子どもが犠牲になったというのは、日本にもありました。

有名な事例としては、マクロビオティックに関するものがあります。桜沢如一が作った食養法である「マクロビオティック」では、玄米こそが人間本来の食物であり、完全食であると考えます。そして中国の思想である「陰陽」の理論を組み合わせ、陽性の食べ物と陰性の食べ物とのバランスを取ることが健康の秘訣であると説きました。

マクロビオティックは摂取する食物の70%以上を玄米とするべしと説き、さらに動物性食品は極力控え、野菜を摂るように勧めています。このような食生活では栄養が欠乏しやすく、女性では妊娠しづらくなり、また出産後の母乳の出も悪くなります。


そこで桜沢は、母乳の代わりとなる代用乳として、玄米から作るライスミルクである、「コッコー」を発案し、マクロビ信者に使用を勧めました。ライスミルクといえば、最近ブームのようですが、すでに桜沢がこの時代に作っていたのですね。ではなぜ今現在、コッコーは販売されていないのでしょうか?

それは、コッコーで育てられた乳幼児がたくさん死亡したからです。桜沢の影響を受け、食養内科を始めた日野厚は、桜沢式食養でたくさんの子どもが無くなったことに心を痛め、マクロビと決別しました。彼は自分の子どもも失うという、大きな代償を払う羽目になりました。

しかし現在でもマクロビ信者の間では、ライスミルク(コッコー)を代用乳として育児に用いている人がいると聞きます。実に恐ろしきは無知である、と切に思います。
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、1756年1月27日にザルツブルクで生まれました。彼は7番目の子どもでしたが、上の兄弟のうち5人は幼児期に死亡し、5歳年上の姉がいるだけでした。

モーツァルトは1782年にコンスタンツェ・ウェーバーと結婚。4男2女をもうけましたが、そのうち成人したのはカール・トーマスとフランツ・クサーヴァーだけで、残りの4人は乳幼児のうちに死亡しました。

このような高い乳幼児死亡率は当時では普通でした、とはいっても、いくらなんでも死に過ぎでは?と思いませんか?しかし死亡した子どもたちはみな(そして生き残った子どもも)、母乳や粉ミルクではなく、砂糖水で育てられたということが分かれば、さもありなんと思うでしょう。


ここで思うのは、なぜ乳幼児を砂糖水で育てたのか?ということです。そしてまた、この時代の高い乳幼児死亡率の説明において、多くの歴史の本においては、栄養状態の問題、貧困の問題、医療水準の問題、感染症対策の問題などが挙げられているのですが、砂糖水の話が出てこないのはなぜか?という疑問が起こります。

でも、現代に生きる我々だって、この時代の人たちを笑うことはできません。今の若いお母さんだって、1歳にも満たない子どもに砂糖タップリのヨーグルトやオレンジジュースなどを与えているのですから。無知というのは何と残酷な事なのでしょう!
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皆さんは「フードファディズム」という言葉を知っていますか?これは、「科学的根拠が無いまたは弱いにもかかわらず、ある食事が良いとか悪いとか誇大に宣伝すること」を指します。「ゲルソン療法」でガンが治るとか、「GOT(五井野プロシージャー)」がガンに効くとか、そういった類のものです。皆さんも聞いたこと、ありませんか?

アメリカでもフードファディズムは盛んであり、むしろ本家といって良いくらいです。昔からたくさんの人が騙され、利用されてきました。そんなアメリカのフードファディズム史上、もっとも有名な事件の一つが、「レアトリル事件」です。

レアトリルというのはアメリカで1970年代に「ガンの特効薬」とうたわれて、大々的に販売された医薬品(健康食品)です。これはアプリコットのタネに含まれる「アミグダリン」を抽出したものであり、クレブス,Srの研究室で開発されました。ちなみにここは種
々のインチキ薬を「ガンの特効薬」として販売しており、ビタミンB15(パンガミン酸)なんてものも販売していました。

レアトリルは体内でシアン化水素を発生し、正常細胞には悪影響を与えず、ガン細胞のみを殺すと主張しました。ただし、臨床的な有効性を示すデータは残っていません。

アメリカ食品医薬品局(FDA)が調査に入ると、開発者たちはこれをビタミンB17であると主張し、全てのガンはこのビタミンの欠乏症であると主張しました。長い法廷闘争の後に、FDAはレアトリルの販売を禁止しました。他のフードファディズム同様、レアトリルによって救われた命があるという主張は相変わらず続きましたが、その陰でレアトリルによって失われてた命については、決して語られることは無く、開発者にとっては興味も無いようです。

ちなみにその後の研究によると、アミグダリンを摂取すると体内でシアン化水素(青酸)が発生し、非常に有毒であるため、人体は青酸を無毒化しようとします。青酸は肝臓でローダネーゼという酵素で代謝され、チオシアネートという物質に変えられます。チオシアネートは青酸よりも毒性はかなり低いのですが、それでも甲状腺に通常の量のヨードを取り込むのを防ぐために、酷使された甲状腺は大きく膨らみ、甲状腺腫を起こすことが知られるようになりました。

アミグダリンはこのように危険な物質であり、摂取すべきではないにもかかわらず、今でもレアトリルやアミグダリンを推奨するフードファディストは存在します。例えば日本を代表するフードファディストである東城百合子氏によれば、「アミグダリンはガンの特効薬として知られ、ビタミンB17とも呼ばれて非常に薬効の高い成分であり、アミグダリンが含まれている枇杷の葉は万病に効く特効薬であり、特にガンには枇杷の葉の1300倍もアミグダリンが含まれる枇杷の種をそのままかじるとガンが治る」と述べています。

人の無知を利用するフードファディズムに騙されないように、もっと賢明になりましょう
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