2012-08-14 20:00:00

注目のアメリカ・ジュニア選手 ポリーナ・エドモンズ

テーマ:その他ジュニア・ノービス選手
先月行われたアメリカ国内のブロードムーア・オープンで、ポリーナ・エドモンズ選手が170.06点で優勝しました。ブロードムーア・オープン直後から、海外の掲示板等で大注目されています。
今季のアメリカ・ジュニアの中でも大注目の選手と言えるでしょう。
(書き始めてからなかなか完成させられなかったので、こちらもカメな記事ですみません。)

ブロードムーア・オープン2012の結果はこちら ↓
Broadmoor Open 2012
 http://www.broadmoorskatingclub.com/WorldSummaryBO2012.pdf


ブロードムーア・オープンの演技の動画です。

Broadmoor Open 2012 Polina Edmunds  (SP)
http://www.youtube.com/watch?v=ZTZXqe8cEbQ


Broadmoor Open 2012 Polina Edmunds (14 years old)  (FS)
http://www.youtube.com/watch?v=Kn5UJBItXFs


動画を投稿して下さった方のコメントからすると、FSも予選の演技のようです。
3Lz-3T, 3F-3T, 2A, 3Lo-2T-2Lo, 3F, 3Lo, 3S で5種8トリプル跳んでます。
3Loがキックアウトですね。予選のFSの点数が低いのはそのためだろうと思われます。
察するに、あえて跳んだのではないかと思います。
この時期、アメリカ国内で数多く開催される大会に参加する目的は、プログラム自体の確認であったり、プログラムを披露しどのような評価が得られるかを確認することだったり、スケ連やジャッジへのアピール等で、勝つことは二の次と考えられます。予選は特にその意味合いが強いと思われます。

そして、現地観戦されていた方のTweetから、ファイナルは3Loを2Aに変えてきたようで、114.22点と、きっちり点を取っています。



エドモンズ選手といえば、昨季スケート・リバティでいい演技をして注目され、icenetworkの記事にもなっていました。

ここで得た自信を持って臨んだ全米選手権では、しかし、FSで失敗が出てしまい(SPでは2~3位の選手と僅差の4位)、順位が伸びず6位となり、5位までに与えられる2012-13年シーズンのTeamUSAの資格を得ることができませんでした。

昨季と比べるとジャンプがグレードアップしていますし、昨季かなりアンダーローテを取られていたジャンプも、よりしっかり跳べるようになっていると思います。そして、何より、この年齢にして優雅な動きと雰囲気を持っているというのが素晴らしいと思います。



今季、JrGPSに派遣されるかどうかですが。
客観的に考えるとかなり厳しいと言わざるを得ないと思います。

アメリカは徹底して結果主義ですので、JrGPSへの派遣はTeamUSAのメンバーと、TeamUSAには入っていないけれどシニアの全米選手権に出場したジュニアの選手から派遣メンバーを選ぶと考えられるからです。
実際、ここまでのJrGPS3戦の補欠選手も含めた派遣選手のリストを見ると、↑ の選手がずらりと並んでいます。

アメリカの過去の選手の派遣の仕方を見ていても、期待されてはいても前年までの国内大会で失敗したり、JrGPS直前の国内大会でいい演技を披露していてもそれまでの実績がない選手は、JrGPSへの派遣がありませんでした。いい例が、ザワツキー選手であり、コートニー・ヒックス選手です。

1つ希望があるとすると、正規エントリーした選手で台乗りする選手が非常に少ない場合で、派遣選手の枠があいた時だろうと思われます。

アメリカは、1戦目で3位以内に入った選手にのみ2戦目が与えられることになっています。台乗りできず2戦目がもらえなかった選手が続出した場合、最後の大会で派遣選手がいなくなる可能性があります。その場合、リストにない選手が呼ばれる可能性が考えられます。ヴァネッサ・ラム選手や昨季のグレイシー・ゴールド選手がこちらのパターンであると言えます。

ラム選手の時もゴールド選手の時も、いきなり最終戦にエントリーして優勝という劇的なJrGPSデビューでした。何故1戦しか出場させなかったのかという声も聞かれましたが、ザワツキー選手やヒックス選手に比べると、出場できた分、ラッキーという見方もできます。

昨季以上に層が厚いアメリカ女子ジュニアなので、JrGPSへの出場は難しいかもしれません。
ですが、エドモンズ選手が注目に値する選手であることは間違いありません。



エドモンズ選手が昨季のスケート・リバティで圧勝した時の記事です。
昨季、訳している途中でそのままにしていたのですが、彼女のことを知る1つの材料になると思いますので、全部訳してみました。
彼女を支えているのは『チーム・ポリーナ』なんですね。


Edmunds outpaces junior ladies in final at Liberty
 Toe steps add charm to 13-year-old's program
エドモンズはリバティ・ファイナルのジュニア女子シングルで圧勝した
 トゥステップは13歳のプログラムに魅力を加える

http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20110717&content_id=21904756&vkey=ice_news
(07/17/2011) By Lynn Rutherford, special to icenetwork.com

カリフォルニアのポリーナ・エドモンズは、リバティのジュニア女子ファイナル・フリースケートで2位のアシュリー・ケインに13.40点もの圧倒的な差をつけて優勝した。

ヨーロッパのオペレッタからのワルツの・セレクションの魅力的な演技を、エドモンズは、トリプルトウ-トリプルトウのコンビネーションに続いてトリプルルッツで始めた。

輝く13歳は、また、文句のないトリプルフリップ、トリプルループ-ダブル-トウ-ダブルループを、そして、プログラムの後半には2つのトリプルサルコウを跳んだ。彼女は、ストレートラインステップと、いくつかのバレエのような動きを含んだつなぎで輝いていた、そして、"ドーナツ"ポジションで終わるレベル4のフライング・キャメル・スピンでその柔軟性を見せつけた。

たとえ、3トリプル - セカンド・トウループとルッツとループ - がアンダーローテであったとしても、それは印象的なシーズンのスタートであったし、彼女は92.58点を獲得した。

「私は疲れていましたが、トリプルループを着氷した後、いい感覚を持ちました。」エドモンズは言った。「私の好きな​​ジャンプはフリップなんです。」

サンノゼの少女を指導するデビッド・グリンは、このプログラムはスケーターにとって重要な一歩であると言った。

「彼女のジャンプは進化しています。」と彼は言った。「彼女の技術と筋肉の連動は良好で、ジャンプは、ゆっくりだが、しかし確実にクリーンアップしています。少し成長した14歳か15歳の頃までには、完全に後ろ向きに着氷するでしょう。」

オペラ手袋と年相応だがエレガントな白い人工毛皮の飾りをつけたピンクのドレスを着たエドモンズは、彼女とともに氷上に立つ、ロシア生まれのスケート・コーチである彼女の母ニーナを信頼している。

「私の母はこれを作ってくれました。私はこれを着るのが大好きです。」と彼女は言った。

「ポリーナは偉大なチームを持っています。」グリンは言った。「彼女のお母さんはサンノゼで指導し、彼女の衣装とプログラム・コンセプトを作ります。私は要素を担当し、マリーナ・クリモワとセルゲイ・ポノマレンコがプログラムを振付けます。セルゲイは、主に彼女のステップとスケーティングスキルを中心に指導します。」

「長い年月の間に、『チーム・ポリーナ』は本当にうまくまとまってきました。我々は、我々皆が指示したことを受け入れ、非常によく練習してきたポリーナを誇りに思っています。」

   :
  (後略)




Skate Liberty 2011
スケート・リバティ2011

http://www.goldenskate.com/2011/07/skate-liberty-2011/
July 17, 2011 - by Elvin Walker

   :
(前略 エドモンズ選手の記事は一番下です)
   :

2011年全米ジュニア選手権7位、ポリーナ・エドモンズ

ポリーナ・エドモンズは、ロシア人のように見えるし、ロシア人のように滑り、ロシアからの彼女の振付師がついている。しかし、間違いなく、この13歳のいたずら好きの妖精は100パーセントアメリカ人だ。

「家にはたくさんのロシア文化があります。」と、母親が元ロシアのフィギュアスケーターであるエドモンズは言った。「でも、私はスケートをする時には、完全にアメリカ人だと感じます。私はカリフォルニア州サンノゼで生まれ、父はアメリカ人です。私はいつもここに住んでいるのです。」

エドモンズの背後には、ヘッドコーチ、デビッド・グリンを含む強力なチームがある。

「ポリーナの母親ニーナは彼女の衣装を作り、音楽を選択します。」と彼は言った。「私は、プログラムの要素を設定し、マリーナ・クリモワは、プログラムを振付けます。それがチームの効力体制です。」

トリプルフリップジャンプが好きなエドモンズは、彼女の故郷での国内選手権でスケートの展望に興奮している。

「私はそこで滑る資格があることが嬉しいし、地元で滑るということがどんなことなのか見てみたい。」と、彼女は彼女の声に驚きながら言った。

エドモンズは、最近、サンノゼのヒーロー、ルディ・ガリンドの1996年以降の入賞した演技のビデオを見て刺激を受けた。ガリンドは彼女の所属するリンクのコ​​ーチであり、内気なティーンエイジャーは、2012年の大会のために修正すべきことについて彼のアドバイスが欲しいと言った。

「たぶん、私は、多くの人から見られるというプレッシャーをどのように克服すればよいのか聞きたいのです。」エドモンズは言った。

エドモンズは、土曜日にグループで勝ち、ジュニア女子シングル・ファイナルに進んだ、そこで、彼女は2位に13ポイント以上の差をつけて1位となった。彼女は帰ったら、少しの休息とレクリエーションのために遊園地グレートアメリカに行きたいと考えている。
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コメント

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1 ■ありがとうございます。

ポリーナというので、最初ロシアの選手かと思っていまして、アメリカの選手だと知ってから、ずっと映像が観れなかったので、謎でした。

やっと、納得しました。SSやリンク遣いはまだまだという気もしますが、ジャンプは軽やかに跳びますね。TRが高そうですね。

アメリカって本当に選手が次々に出てくるので、
そこで成果をだすのはかなり難しい事ですよね。選手選考法が良いのかどうかはわかりませんが、スッキリしていて、ピーキングがうまくいかないと駄目という事で、変な遺恨もゴタゴタもないという点は良いかもしれませんね。

2 ■Re:ありがとうございます。

>ぴっぴさん

確かに!
今、ロシアにはポリーナという名前の選手が多いですし、お母さんがロシア人なので、ロシアの選手と思っても仕方がないですよね。彼女はお母さんがロシアの選手だったんですね。
クリモワ&ポノマレンコがチームで指導しているので、SS等もこれからどんどん伸びていくように思います。

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