これからのキャリア&ビジネス書

元アマゾンのカリスマバイヤーで、現在は人気メルマガ「ビジネスブックマラソン」編集長。NHKラジオ「入門ビジネス英語」の連載や「ラジオNIKKEI」でも活躍中の土井英司が、これからのキャリア&読むべきビジネス書を指南。


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こんにちは、土井英司です。

 

山口県にあるモントロー洋菓子店のカフェでブログを書いています。

 

本日のメルマガ「ビジネスブックマラソン」では、自己啓発書をご紹介する予定ですが、読んでいて気づいたことをまとめてみます。

 

テーマは、「成功の反対は失敗ではない」です。

 

人間は、成功したいと願いながら失敗を恐れる生き物です。だからこそ数多くの起業本、自己啓発本が出されているわけです。

 

本のなかで著者は、決まって「失敗を恐れるな。挑戦せよ」と言うわけですが、それを読んだ読者の心のなかには、やはり決まって「でも、失敗したらどうするんだ」という感情が芽生えるわけです。

 

多くの著者がけしかけても、読者が行動を起こさないのは、これが原因です。

 

では、どうすればいいのか?

 

「成功⇔失敗」という、とらえかたを変えてみればいいと思うのです。

 

「成功⇔失敗」ではなく、「失敗∈成功」です。

 

これは、集合を表す記号ですが、数学では、aが集合Aの一要素であるとき,a∈Aと表します。

 

つまり、失敗というのは、「成功’」のようなもので、これが積み重なると「成功」になる。そうとらえれば良いと思うのです。

 

もっと正確に書きましょう。

 

英語で、うまく行く、機能するという意味で「work」という単語を使いますよね。反対にうまく行かなかったら、「doesn't  work」です。

 

要するに、挑戦したら「work」するか、「doesn't  work」する。これはあくまで確率の問題ですから、挑戦回数を増やせば、自ずといつか「work」します。この「work」を組み合わせると、やがて「成功」するのです。

 

人は、「doesn't work」の状態を、失敗と思い込んで、挑戦をやめます。でも、それはただの一歩に過ぎないのです。

 

「work」と「doesn't work」は、ともに成功の要素です。

 

とすると、先ほどの式は「挑戦(work/doesn't work)∈成功」と書くべきでしょう。もうおわかりでしょう。「失敗」がなくなりましたね。

 

人生に存在するのは、挑戦と、挑戦の結果としてのwork/doesn't work、そしてその積み重ねの結果としての成功しかないのです。

 

さあ、これで気持ちが楽になりましたね(笑)。

 

いますぐ、挑戦を始めましょう。

 

みなさんの成功を心からお祈りしています。

 

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こんにちは、土井英司です。

今日は、人脈についてお話します。

自己啓発書でよく言われる、「まず与えなさい」という言葉。最近では、「GIVE & TAKE」ではなく「GIVE & GIVE」なんて言葉も使われるようになりました。

ここで、若い時分であれば、「そんなに与えてばかりいたらお金がなくなっちゃうじゃないか!」と考えてしまいがちですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

まず、与えるものはお金でなくてもいいわけですから、必ずしもお金は減りません。それと、確かに自分一人、相手一人で見た場合「GIVE & TAKE」になっていなくても、自分が生きるエコシステム全体を見たら、じつは「GIVE & TAKE」になっている場合が多いんです。

たとえば、あなたがマッサージ師で、友人をタダでマッサージしてあげたとしましょう。本当に上手であれば、友人は別の友人にあなたのことを推薦するはずです。そして、友人の友人があなたのサロンにお客として来てお金を払う。ただ残念なことに、この方がもともと友人の紹介で来ていることは、相手が言わない限り、あるいはあなたが尋ねない限り、わからないのです。

また、「GIVE & TAKE」には、タイムラグが伴うということも忘れてはいけません。
たとえば、上記の友人が友人を紹介するのは、友人が肩が凝って困ると打ち明けた時かもしれません。それが何年後起こるかはわからないのです。

だから、人脈を得ることの効果、与えることの効果は、長い目で見ることが肝心です。どれぐらい長いスパンで見るかというと、土井の場合、10年~20年です。

「そんなに待てないよ!」という方、待ってください。

変な話ですが、待てないという方に共通しているのは、与える「絶対量」が足りないことなのです。

早稲田大学ビジネススクール教授の山田英夫先生が紹介していた、スターマイカのビジネスモデルを例にお話しましょう。

スターマイカは、「オーナーチェンジ」物件に特化した不動産会社です。通常、オーナーチェンジ物件というのは、賃借人が退居するまでは転売が難しく、資金が寝てしまうということで、敬遠されることが多いのですが、同社はこれを逆手に取りました。

いつ賃借人が出るかわからない中古物件を大量に買い、賃借人が退去し次第リフォームして高値で売るビジネスモデルを作ったのです。

これにより、同社は賃借人がいる間は家賃収入を得、退去後は売却益を得られるようになりました。

それぞれの賃借人がいつ退居するかはわかりませんが、大量に買えば、どれかは退去して売却益が得られる。これって人脈にも当てはまるんです。

どの人がいつお返ししてくれるかわかりませんが、大量に与えておけば、誰かはお返ししてくれる。大切なのは、与えておく人間のプールを大きくしておくことなのです。

ダンバー数によると、人が抱えられる友人の数はMAX150人だそうですが、これでは人間は豊かになることはできません。もっと数千、数万の単位で人に与えることで、いつでも収穫できる仕組みが出来上がるのです。

だから一番簡単なのは、利害を考えずにまず与え続けること。
ただし、本業に関して、無料奉仕し過ぎると相場を崩したりナメられたりするので、
そこは一定の線を引いたほうがいいかもしれません。

以上、土井の人脈論でした。
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こんにちは、土井英司です。

今日は「武器は取り替えよう」というテーマでお話をします。

ドラゴンクエストに「こんぼう」という武器がありますよね?

そう、初期のレベルの主人公が使う、ごくごく普通の武器です。
ご存知の通り、ゲームではこのような初期の武器から始まり、武器を次々と変えて行く。
それに従って主人公は強くなり、倒せる敵のレベルも上がっていくわけです。

この「武器を取り替える」というシンプルな行動、意外とできていないですよね。

若い頃、学んだ知識のまま、アップデートせずに活動していたり、
大学時代に学んだ古い経営学を使って経営判断をしていたり。

ちなみに、昔地理を学んで、いまも「カカオの生産量はガーナが世界一」と
思っている人は、武器のアップデートができていない方です。
(いまはコートジボワールがトップ、ガーナが2位、インドネシアが3位です)

では、いまアップデートすべき武器とは何か?

大前研一さんもおっしゃっていましたが、IT、英語、ファイナンスだと思います。

ちなみに今日は、デザイナーの方に最新の開発ツールを見せていただきましたが、
今はこんなふうになっているんだと、本気で驚きました。

「武器を取り替える」。

シンプルなアイデアですが、いつも心に留めておきたいですね。
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こんにちは、土井英司です。

独立前と独立後で一番変わったことは、お金の使い方でした。
なにせ、会社で使う分を立て替えるので、ものすごい額が財布から出て行く。

わかりやすく例を出すと、独立前は自分の飲み代5000円を出せば良かったのが、
いまは、参加者全員の分を立て替えるので、20人分なら10万円を立て替えることになります。

移動手段にも、変化がありました。

独立前は必ず電車で動いていたのですが、独立後はとにかく時間を惜しんで
タクシーで移動するようになる。お金よりも時間の希少性が高まるんですね。

だからこそ、成功者は「時間はお金で買え」と言うのだと思っていたのですが、
最近、その本当の理由に気づきました。

「出遅れると、競争に負けるから」です。

随分前から指導しているセミナー受講者2人のケースをご紹介しましょう。

2人は、それぞれ特定分野のプロフェッショナルで、早々にベストセラーを出していれば、
No.1のポジションを取れる実力派でした。

しかしながら、だらだらと活動しているうちに、先にベストセラーを出され、
業界では格下の相手に、出し抜かれてしまったのです。

一般の方、そしてマスコミは、みなさんの業界内の順位など知りません。
だからこそ、本当に実力ある方は、さっさと本を出してポジショニングするべきなのです。

さまざまな偉人が言っているように、恐れるべきは目の前の出費ではない。
ケチっているうちにふくらんでしまう機会費用なのです。

大学生が払っているのは、授業料だけではありません。
4年間高卒で働いていたら得られたであろうお給料も含まれています。
そして、もっと早く社会に出たらつかめたであろうチャンスも。

もし、入学金100万円で年間100万円の授業料だとしたら、
4年間に払うお金は500万円ではありません。
仮に高卒の年収が300万円だとしたら、300万円×4年=1200万円。
500万円+1200万円=1700万円なのです。
これに、ビジネス機会を含めたら、場合によっては億単位のお金を使っていることになります。

ファイナンシャルプランナーの方はお約束のように、

・国公立を出たら子ども一人育てるのに1000万円
・私立を出たら子ども一人育てるのに2000万円

などと言いますが、これには機会費用が含まれていません。

単純に財布を見て、「いくら持っている」「いくら払った」と考えていては、
本質を見失います。

いま持っているお金を利用して、どんな未来が買えるか。
キャリアを考える際には、ぜひ持っておきたい思考ですね。


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こんにちは、土井英司です。
先日、弊社の看板講座『10年愛される「ベストセラー作家」養成コース』
卒業プレゼンテーションが終了しました。

毎回、編集者からお声がかかる人とそうでない人がいるのは
当たり前なのですが、驚いたのは、これまでになく失望して立ち上がれなくなった
人が多かったこと。

テレビ番組「金スマ」でこんまりさんのシンデレラストーリーを観て来た人が
多かったので、仕方ないのかもしれませんが、とても残念なことです。
(甘いシナリオを描いている人は、失望も大きくなります。名著『夜と霧』では、クリスマスまでに強制収容所から出られると勝手に思い込んだ人が倒れていったと報告されています)

出版の仕事をしていると、一度は決まった企画が立ち消えになったり、
コンセプト変更になって書き直しになったり、ということが日常茶飯事です。

そこで問われるのは、「崩れた石を積み直すことができるか」ということだと思います。

人間は、受験で失敗したり、試合で負けたり、
プロジェクトが失敗したりすると、失望して「ゼロになった」と思いがちですが、
実際には、それまでに積み上げてきた努力と経験、スキルがあるわけで、
決してゼロになることはないのです。

結果は時の運、あくまで確率論だと知っている賢明な人ならば、
失敗した時は失敗した原因を追究し、二度と起こらないようにする(確率を高める)。
そしてさらに、挑戦回数を増やすはずなのです。

長い人生、株が暴落することもあれば、会社が潰れることもある。
体調を崩すこともあるでしょうし、人間関係で失敗することもあるでしょう。

本当に大切なのは、失敗しないことではなくて、歩みを止めないこと。

お金が半分になって投資を止めるようなら、所詮その程度の覚悟だったのだし、
そんな覚悟では、長い目で見て成功を収めることなどありません。

多くの起業家の本を読んでいますが、成功した人としない人の差は、
失敗しなかったかどうかではありません。

失敗してもなお、大きな夢を抱き続けることができたかどうかなのです。

石を積んでも望む高さに届かなかったら、基礎にもっと大きな石を置く(基礎を学び直す)。
石が崩れたら、何度でも積み直す。

そんな地道な努力を重ねる人が、成功する人なのだと思います。

心が折れそうな時は、『木を植えた男』を再読することをおすすめします。

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こんにちは、土井英司です。
新年、あけましておめでとうございます。

新年一発目の記事は、「バカの言うことを聞いてはいけない」
というお話をしたいと思います。

ここで言うバカとは、一体誰のことか。

それは、ズバリ「自分」です。

本当は何も知らないのに、知っていると思い込む、
優れた他人のやり方より自分のやり方が正しいと思う、
今までのやり方を改めようとしない…。

学習は、いかに自分が愚かかを知ることから始まると考えています。

では、一体誰の言うことを聞けばいいのか。

まずは、「優れた他人」。

これは愚かな自分には理解できないので、客観的な成果から判断します。
(決して生理的な好き嫌いで判断してはいけません)
ただし、優れた他人の言うことには、客観的なものと主観的なものがあるので、
なるべく客観的な情報から学ぶようにします。

そして次に学ぶべきは、「愚かな他人」です。
愚かな他人は、何をすべきでないかを教えてくれるので、
優れた他人の思い込みに比べると、よっぽどためになるのです。

ということで、優先順位をつけると、

1.優れた他人
2.愚かな他人
3.愚かな自分

の順に話を聞くべきなのですが、残念ながら人間はこの真逆をやってしまいます。

自分のやり方に従い、周囲の友人に参考意見を聞き、
優れた人の意見は後回しにする。

これを逆転させるだけで、人生は好転できると考えています。

もちろん、何をしたいか(夢・理念・志)は自分しか知らないのですが、
逆に言えば、これ以外は他人から聞くのが良い。

今年もたくさん読書をして、たくさん人の話を聞きましょう。

みなさんにとって、2016年が良い年になりますように!


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こんにちは、土井英司です。

今日は、人生を変えるために「やってはいけないこと」をお伝えします。

人生を変えるために「やってはいけないこと」、

それは「親や友人に相談すること」です。

あなたの親や友人が、幸い自分より高いステージにいた場合、
これは当てはまらないのですが、本当に大きく人生を変えたい時、
親や友人には相談してはいけません。

彼らには、自分が見てきた世界しか理解できないからです。

先日、家がとても貧しくて、家庭も不仲という若い方に、
人生とキャリアのアドバイスをしました。

残念なことに、その方は親に相談したため、
こちらのアイデアを一蹴されてしまったのです。

確信が欲しくていろんな人に意見を聞きたくなるのはわかりますが、
あなたが求めているレベルがものすごく高かった場合、
いまあなたの周りには、あなたにアドバイスできる人はいないと思った方が賢明です。

そもそも、人生で成功する人は、確信なんて求めません。
自分が信じる道にとことん集中投資する人が成功するのです。

だから、今より上のレベルを求めるなら、
2段階ぐらい上のレベルの人のアドバイスを求めること。

みなさんの人生が一段高いものになるように、
土井からの拙いアドバイスでした。





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こんにちは、土井英司です。
昨日からサンフランシスコ入りしています。

昨日は、関谷英里子さんのご紹介で、現地で活躍する日本人の方々にお会いしてきました。

みずみずしい感性を持った20代の若者、正義感でもって戦う弁護士、日本での地位を捨てて挑戦する女性3名と、本当に充実したひと時を過ごさせていただきました。

たまたま読んだベンチャーキャピタリストの著『着眼の技法』の影響もあり、現在の日本に必要なのは、「クオンタムリープ(非連続の飛躍)」なのだと確信しました。

では、この非連続の飛躍をするために必要なのは何か?
個人の「主観」と、それを実行するため過去を「捨てる」勇気だと思います。

このブログのタイトルは、「これからのキャリア&ビジネス書」ですが、これからのキャリアに唯一正解を求めるとすれば、それはどこに就職しろとか、社長になれとかいうことではなく、純粋に過去と決別することだと思っています。

かつてあるベストセラー作家が、「出版で成功するために唯一確実なことは、これまでに誰もやっていないことを実行することだ」とおっしゃっていましたが、まさにこれがキャリアにも当てはまる時代になりつつあると感じています。

過去と決別し、勇気ある挑戦を続けているサンフランシスコの精鋭たちから、良い刺激をいただきました。本当にありがとうございます。
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こんにちは、土井英司です。

仕事には、手離れの良い仕事と悪い仕事が存在します。

出版の世界に例えて言うならば、カメラマンは写真を撮って終わりだから、手離れの良い仕事。
ライターさんは書いた後も校正などがあるから、手離れの悪い仕事です。

昔、「ためしてガッテン」のディレクターさんにインタビューをしたら、
「クオリティを上げようとギリギリまで粘るので、結局徹夜になるんです」
とおっしゃっていました。

もちろん、経済合理性で言えば、手離れの良い仕事がいいに決まっています。
仕事が終われば終わりだから、精神的にもラクでしょう。

でも、手離れの悪い仕事の良い所は、最後まで、終わった後もケアできること。
本当に仕事を愛しているのなら、これほど幸せなことはありません。

知的生産の多くは、公私の別なく、いつでもプライベートが仕事に、
仕事がプライベートになる世界です。

自分にも家族にも、仕事とプライベートの両方を楽しむゆとりが欲しいですよね。
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こんにちは、土井英司です。

今日は、オーダースーツの最終チェックのため、新宿の伊勢丹メンズ館に行ってきました。

ちょうど吉田カバンの社長の本『吉田基準』を読んだばかりだったので、
担当のT氏に、「業界内での評判どうなんですか?」と尋ねた所、
評判通り、「縫製がしっかりしている」「いい仕事をしている」とのこと。

やはり、業界内の人には、すべてわかっちゃうんですよね。

そして、素人がその人の仕事を見極めようとして、セカンドオピニオンを求める時、意見を求めるのはやっぱり業界内のプロフェッショナルなわけです。

だから、自分のブランドを強固にしようと思ったら、まずは業界内での評判を強固なものにすること。

本を書くのは、それからですよね。

キャリアを作る順番をまとめると、

1.上司に認められること
2.会社内でブランドを作ること
3.業界内でブランドを作ること
4.業界内メジャーを超えるために公の場に出ること(起業・出版含む)

順番をすっ飛ばしちゃいけません。

まずは、上司に認められることから始めましょう。




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