これからのキャリア&ビジネス書

元アマゾンのカリスマバイヤーで、現在は人気メルマガ「ビジネスブックマラソン」編集長。NHKラジオ「入門ビジネス英語」の連載や「ラジオNIKKEI」でも活躍中の土井英司が、これからのキャリア&読むべきビジネス書を指南。


テーマ:

 

こんにちは、土井英司です。

本日、大変ショックなニュースが飛び込んできました。

神宮外苑のイベント会場で、木製のジャングルジムで遊んでいた

子どもが、火災に巻き込まれ、亡くなったというのです。

このイベント会場は土井の自宅からもほど近く、
息子とは何度も訪れていた場所です。本当に悲痛なニュースでした。

 

今のところの現場検証によると、どうも火災の原因となったのは、

ジャングルジムに絡みついていたおがくずではないかということ。

 

で、火災発生の前の写真を見てみると…。

http://www.asahi.com/articles/photo/AS20161106002602.html?ref=yahoo

これはひどい。
 

リンク先がなくなったときのために念のため活字でも書いておくと、
要するに装飾のためにおがくずを大量にジャングルジムに絡みつけていたということです。

 

土井は小学生の時、スピーチの最中に火をおこすというパフォーマンスを

したことがあります。

 

その際、燃えやすくするための媒介として使われたのが、おがくずでした。

 

おがくずを木製のジャングルジム(子どもが遊ぶ+容易に脱出できない+容易に救出もできない)に絡めるとどうなるか…。デザイナーは想像するべきでした。
(これが滑り台だったら問題になっていません)

事件が起こったから言うんじゃないんです。予見できたことなんです。

 

なぜなら、おがくずを使って燃えやすくするのは、人間古来の知恵だからです。
これは、デザイナーがそれを知らなかったから起きた事件なのです。

 

土井がセガで働いていた頃、同じ営業所管轄の店舗で、事件が起きました。

子どもがシーソーに頭を挟まれ、植物人間になるという事件です。

 

このシーソーの反対側には、作り物のクマがいて、子どもはそのクマに抱きつこうとして、シーソーの下敷きになったとのことです。

 

このシーソーは、シーソーが完全に降りきるとスイッチが入り、また上がりだすという仕組みでした。だから、子どもの頭が挟まっても、スイッチが入るまで降り続けたのです。危険を予見できなかった、設計上のミスです。

多様性の時代、デザインの時代のトレンドはこれからも続くと思います。

 

だからこそ、デザイナーはきちんと基本を学んで欲しい。

食事で大事なのは味だけれど、もっと大事なのは食中毒を起こさないこと。

建築物、構築物で大事なのはデザイン・機能性だけれど、もっと大事なのは崩壊や火災を防ぐこと。命を守ること。

笹子トンネルや渋谷シエスパの教訓を忘れてはいけません。

亡くなったお子さんのご両親は、どれだけ悲痛な思いで過ごしているでしょう。

お子さんのご冥福をお祈りするとともに、

二度とこのような悲惨な事故が起こらないよう、祈っています。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

土井英司の公式ブログさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります