Xoraに着いてからが大変だった。


アモルゴスのシンボル、ホソヴィオティッサ修道院に行くための歩道はすさまじいところで、

鉄の柵をあけ、山道を下り、崖をのぼり、やっとのことでたどり着いた。


崖にへばりつくようにそびえ立つこの修道院は、あまりに美しかった。



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青い空と白い修道院、そして急峻な崖のコントラストは、ここでしか見ることができない芸術品だ。


海を臨む絶景と、岩が崩れ落ちてきそうな崖。



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そこには、自然の美しさと厳しさ、その両方があった。


リュック・ベッソン監督があの映画を着想したのもある意味自然なことだったのかもしれない。


一番奥行きがあるところでも、わずか5mしかないという細長い修道院の建物は、

中もせまく、入り組んでいた。



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2階には、ゲストをもてなす部屋があり、3階には祭壇がある。


いちばん上までのぼると、展望台があった。



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話しかけてきたギリシア人と片言の会話をし、写真を撮ってもらう。

なぜ片言かというと、こんなきれいな景色を見ていると、自然と無口になってしまうからだ。


しばらく景色を眺めた後は、下に降りて、少年の指示に従い、部屋に入ってくつろいだ。


ギリシアの修道院では、来客を水と砂糖菓子でもてなす慣習がある。


土井は以前、ギリシア正教の聖地、アトス山にものぼったことがあるのだが、

そこでもやはり伝統的に水と砂糖菓子が供されていた。


加えて、ここの修道院では、ラキというお酒も配られる。


僕も飲んでみたかったが、あいにくバイクだったので遠慮した。


下に降りると、最初は気づかなかった小さな博物館があった。

この修道院の宝物をおさめたところで、幻想的な雰囲気を味わうことができる。


しばらく眺め、パンフレットを購入して修道院を後にした。


強い日差しのなか、来た道を戻り、Xoraでレストランを探したが、

ろくなところがない。


シーフードレストランでシーフードを頼もうと思ったら

ことごとく品切れというので、頭に来て店を出る。


結局、木陰のカフェでフルーツサラダを食べて昼食を済ませた。


お腹が満たされたところで、いよいよビーチへ。


グラン・ブルーの世界が待っている。