今年は自分の目標が一定値まで達成した年であった。
スタッフに対して「賞与」を、夏と今月（冬）の年二回、合計は給料の「一か月分」をいわゆるボーナスでだせたことだ。
一般的な企業では賞与は当たりだが、理美容業界的にはまだまだ概念が薄い。
私の中の目指す経営者像とは、利益を上げ、スタッフに適正に還元し、労働環境を良くしていく。
と言うことが尊敬する経営だ。無論、まだまだ当店は、目標まで程遠いし、今の環境に到底満足はしていない。
しかし、ボーナスを出してわかったことがある。
私自身の物の見方が１８０度変わったと言うことだ。何のために利益を上げるのか、だれのために働くのか。をより鮮明に、４Ｋテレビ並みに見えたことだ。家庭環境が変わったのもそうかもしれないが、自分により負荷をかけていくと、今まで見えてこなかったことが、見えてくる。
経営者の存在意義とは何か。を、わたしなりに真剣に見つめ合った、非常に良い一年であった。その体現が「賞与」につながったのだろう。
ある法人の代表にこんな事を言われた。「サラリーマンは１２か月のたった２ヶ月、賞与がある月だけは、少しゆとりが持てるのです。心がちょっとだけ豊かになれるのです。想像してみてください。家庭を持っているサラリーマンの家族がその月だけは、我々（経営者側）から笑顔を生み出せることを。」
一般的な業界の感覚を忘れないように、こういった立派な法人の代表と話すと、気づかされる。井の中の蛙にしらず知らず、陥っている自分のマインドをコントロールできるようにしなければならない。
来年は、更に飛躍の年にすることが決まっている。まだ言わないけれど。いろいろ仕掛けが多い。
もうプロジェクトは動いている。
うちは小さい、理容室だがスタッフが安心して働ける環境をこれからも考えていこう。
もちろん、売る上げが上がっても、私の給料は一円もあがらない。←マジで。