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2014-04-20 12:50:04

「こころ」のこころ

テーマ:ブログ
時代を超えて読み継がれる作品を「古典」と呼ぶのなら
朝日新聞で100年前の今日に連載が開始されたこの作品も
古典の名にふさわしい名作と言えるでしょう。
夏目漱石の『こころ』が100年ぶりに紙面に復活しました。
村上春樹さんが影響を受けた作家として海外でも人気の夏目漱石です。
大江健三郎さんのメッセージも寄稿された今日の朝日新聞は
保存版にしなければなりません。

国語の現代文教科書に圧縮新聞のように短い小片だけ載っていたこの作品
「お嬢さんをください」「ください、ぜひください」
「よござんす。さしあげましょう」
この会話だけが印象に残っていますが(子猫をもらうよりも安易であんまりだ)
文庫本で全編を読み通してみるととてつもなく厚みと重みのある物語です。
『こころ』という一見シンプルな題名の抽象的で難解なその意味は
作品を読んだ人たちの受け取ったの感想の数だけありそうです。
神経衰弱に苦しみ発狂の噂もたった漱石の心象風景のようでもあります。

明治天皇の崩御に際しての乃木大将の殉死というエピソードも引用され
一つの時代の精神の終焉を主題に…と読み取る人もいるのでしょうか。
もしこのブログ読者様にそのような人がいらしたら大変に申し訳ないです。
不謹慎なことに私はこの作品をBL文芸を読む目で読んでいました…。
ごめんなさい。

鎌倉の海水浴場での出会いからしてなにやらもう…。

語り手「私」の慕う「先生」がいったいなんの先生なのかも不明ですし。
ある程度の財産を持つ奥さんの母親の家で「高等遊民」の暮らしぶりだし。
現代の言葉で言い換えれば「高学歴ニート」「無職博士」なのかしら…?

「先生」が本当に憎んでそしてそれ以上に愛したのはKくんだったのでは。
Kへの償いのために「先生」は人生の時間を費やし
ついには人生そのものを捧げるかのように破滅に向かってしまったと
そのようにも読み取れてしまうのですよ。

漱石作品の心的世界を精神分析学的な観点から解説した本もご紹介します。
とても一言では語りつくせない作品です。
だからこそ100年も読み続けられているのかもしれません。
誰もが内容を知っている古典も読み返せば新鮮な読後感を得られると思います。
角川文庫の和柄「てぬぐい屋かまわぬ」さんの装画で装丁した『こころ』と
精神科医の土居健郎さん『漱石文学における甘えの研究』をならべましたので
ちばぎんざ図書館でお待ちしております。








byちばぎんざ図書館お当番メリヤス
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2014-04-17 14:18:23

みどりいろのいろいろないろどり

テーマ:ちばぎんざ図書館
桜はそろそろ終わりですが花の色が清冽な春クライマックスです。
そして木々の緑がいつのまにか鮮やかに目に映ります。
私は子どもの頃から目が悪かったのですが
森林や芝生の緑を見ると目が良くなると言われていました…ホント?
ちばぎんざ図書館にお当番に来る日は千葉駅前大通りを歩きますが
季節ごとの楽しみは京葉銀行ギャラリーの飾り窓です。
その季節らしい俳句や言葉の書道を一つ必ず添えて
日本の伝統工芸品たちが毎回テーマを変えて飾られています。
この季節のテーマは「花は紅、柳は緑」これは中国から伝わった言葉です。
「紅袖緑衣」とも言うように平安時代の貴族にとって紅と緑は特別な色。
花の色の鮮やかな美しさは葉の色の緑があってひきたつものなのでしょう。
飾り窓に展示されていたのは古式ゆかしい日本の緑の色。
うぐいす色の足袋、青磁色の器、萌葱色の組みひも、柳色の着物。
緑とひとことで言ってもいろいろです。
色の名前について知りたくなったので図書館に着いてからさっそく…
色彩心理学とカラーコーディネイトの本、あと大岡信さん編の『日本の色』
大岡信さんの本では万葉集や能や谷崎潤一郎など古典から色を読み解きます。
染料や顔料の素材について専門的に書かれた文章も収められています。
日本画の好きなかたにはとてもおもしろい本だと思います。
鈴木千恵子さんの本はカラフルな写真やイラストで
商業デザインやファッション、色彩がもたらす心理的効果について学べます。
女性には身近なファンデーションも日本国内では数種類の色にとどまりますが
さまざまな肌の人が使う外資系メーカーには素肌の色に合わせた何十もの色数。
クレヨンの「はだいろ」が「ペールオレンジ」の名に変わった理由も判ります。
日本の伝統色の名前について知りたくて本をめくっているうちに
探していた以上の事柄を知ることができました。
本がたくさんある空間を徘徊するのって楽しいですね。

ちばぎんざ図書館の緑色もご紹介いたします。
ボランティアスタッフSさん手作りの編みぐるみと紙製のバラの枝。
カウンターに飾ると図書館も新緑の季節らしくパッと明るくなります。







by今日のちばぎんざ図書館お当番メリヤス



『日本の色』大岡信・編(朝日選書)
『色のとりせつ』鈴木千恵子(誠文堂新光社)
『色の好き・きらい』鈴木千恵子(誠文堂新光社)
2014-04-15 15:55:27

花子とアンと仲間たち

テーマ:ちばぎんざ図書館
いつものちばぎんざ図書館のカウンター前です。
今回の特集はこんな感じで。
『赤毛のアン』と村岡花子さんつながりの本たちです。






『赤毛のアンの手作り絵本』は物語に登場する小道具たち、
マリラお得意の料理やアンが作った例のケーキ、
村の婦人たちが教会で集まっておしゃべりしながら縫うキルトなど
『アン』の時代から受け継がれる懐かしい手仕事の本格的レシピ本です。
意外と?身近にある材料で難しくなく作れてしまうものばかりです。
物語のエピソードを追うイラストと写真を見るだけでも楽しい絵本。
少女篇・青春篇・夢の家篇と全三冊でアンの人生を彩る出来事を体験できます。
マリラがアンのために用意する花嫁支度や、アンが我が子に縫うベビー服まで。

そう『赤毛のアン』シリーズは一人の少女の素晴らしい人生の物語なのです。
『赤毛のアン』原題はアン・オブ・グリーンゲイブルズ、緑の切妻屋根のアン。
プリンスエドワード島の小さな村アボンリーの年老いた兄妹の住む切妻屋根の家に
働き手になる男の子を迎えるはずが何かの手違いで連れて来られた少女アンの
毎日がめくるめく夢のような子どもの日々の日常です。
第二作『アンの青春』はアン・オブ・アボンリー。アボンリー村のアンです。
小さな家を中心に回っていたアンの世界が広がり少女の時代の終わりが訪れます。
第三作『アンの愛情』はアン・オブ・アイランド。プリンスエドワード島のアン。
ふるさとプリンスエドワード島を出て大学に入り、恋をする女性へと成長します。
物語はまるで出世魚のようにタイトルを変えて大きな人生に漕ぎ出すのですが
これは
そうです。
現在NHK朝ドラで放映中の『花子とアン』の主人公、花子の人生のようではない?
日本の少女たちを『アン』と出会わせてくれた翻訳者の村岡花子さんです。
甲府の貧しい小作農家の娘で小学校にもろくに通えなかった花子が
東京のキリスト教の女学校で慣れない暮らしに戸惑いながら英語を学び
やがて数多くの英語の物語を日本語に翻訳して大きな仕事を成す物語です。

写真の、赤いギンガムチェックの表紙は角川マイディアストーリー文庫です。
大きな括りで「少女小説」と呼ばれるヤングアダルトのシリーズで
村岡花子さんが翻訳された『アン』以外の作品もこの文庫から多く出ています。
赤いギンガムチェック、本当にノスタルジックな少女たちの世界の象徴ですが
かつて夢見がちな少女であった大人の女性たちが読むのに相応しい本たちです。

それにつけても毎回しみじみと思うのは
『花子とアン』でも描かれる地方の農村と都会の格差の大きすぎること。
朝ドラ前作『ごちそうさん』『カーネーション』古くは『おしん』ちゃん、
これ全部ほとんど同時代(戦争をはさんで)を背景にした物語なんですよね。
都会っ娘が美味しい物やお洒落を楽しみ大正ロマン昭和モダンを満喫する一方、
農村の小作の娘さんたちは…
2・26事件も起こるよねぇとなんだか歴史的背景を裏読みしたくなるのでした。
テロはダメ、絶対!

でもアンとギルバートへのリスペクトとして
タブレット端末でクラスの悪ふざけ男子の頭をかち割るのは流行ってください。



byメリヤス




『アンの愛情』モンゴメリ・村岡花子訳(新潮文庫)
『赤毛のアンの世界』Mギレン・中村妙子訳(新潮文庫)
『そばかすの少年』ポーター・村岡花子訳(角川文庫)
『ケレー家の人々』ウィギン・村岡花子訳(角川文庫)
『赤毛のアンの手作り絵本Ⅰ 少女篇』(鎌倉書房)

『微笑みの首飾り』美輪明宏(水書房) ※参考文献的に。ごきげんようさようなら











2014-04-09 14:59:10

ダイエッタ~~~日記「今日のランチパック」

テーマ:ちばぎんざ図書館
春のパン祭りもたけなわですので、
今日の図書館お当番のお昼はパン食です。
毎日がパン祭りのコンビ二で新製品チェックです。
体脂肪計の「タニタ食堂」監修の!ランチパック。
ダイエッタ~~~のために新発売された商品ではないですか!?
2つの味が楽しめるというふれこみで白パンと全粒粉のナチュラルなパン。
白パンの中には豆腐ハンバーグ、全粒粉パンの中にはごぼうサラダ。
ナイスヘルシーですね!
豆腐ハンバーグにはひじきさんまで入っているのがさらに高評価です。
お家から持参したバナナと一緒にいただきます。
キーボードの上では食べませんだいじょうぶです安心してください(誰に言ってる?
写りこんでいるおくすりは乳酸菌のおくすりです。
水筒にはノンカフェインの有機ルイボス茶を入れてきました。
なんとなく、もしかしたら話題のフード左翼(笑)かもしれないお当番ですw





税込価格173円の商品が本日4月9日限定で30円引きの143円。
の、ところ、
レジで私の前にタバコお買い上げおじさんがタバコを買うと引けるくじで
「20円引き」のクーポンをお当てになり
そのクーポンを私にお譲りくださったので123円のランチパックになりました。
こんな人情の暖かい我がまち千葉銀座商店街が大好きо(ж>▽<)y ☆

タニタ食堂監修ランチパックごぼうサラダ豆腐ハンバーグ
一袋247kcal
おいしゅうございました(・∀・)




byちばぎんざ図書館お当番メリヤス
2014-03-23 11:23:07

お母ちゃんのカレーライス

テーマ:ブログ
一週間のおさらいは先週の朝ドラ「ごちそうさん」ですが。
昨日の土曜日は朝から大泣きする回でした。
末っ子かっちゃんの戦死公報を断固として信じなかっためいこ。
生き残った戦友が家を訪ねてきて告げられた言葉。
当時としては遺族を慰めるお決まりの言葉だったのでしょう。
「立派な最期でした」・・・

めいこ譲りのの食いしん坊で料理が得意だったかっちゃん。
コックの修行をする夢が戦争でかなわないのならば
どうせ兵隊にとられて死ぬのならばと
料理の勉強ができる海軍の主計兵に志願しました。

戦争が激しくなっていよいよ危うくなっていくばかりの時代に
(なにしろ今の中高生ぐらいの年齢の少年まで戦場に送られたのです)
いにしえの海軍の伝統的西洋コース料理などもう望めなかったのでは。
昔、見た戦争映画では敵艦の攻撃を受ける軍艦のなかを主計部隊の兵士が
炊き出しのおにぎりを命がけで応戦中の乗組員たちに届けていました。
そして日本海軍の多くの艦は、炎上し、海に沈んでいるのが史実です。
最期のおにぎりを頬張って日本兵たちはふるさとを想ったでしょうか。

戦友が届けてくれたかっちゃんの日記には食べ物のことばかり。
懐かしい我が家の台所でお母ちゃんが作ってくれたカレーライスを
食べようとしたところで夢から覚めてしまったこと。
毎朝、毎日、お母ちゃんの料理を食べられないで目覚めること。

おそらくいつの時代のどこの国のどんな年齢の人にとっても
「おふくろの味」というのは何よりも特別な食べ物でしょう。
私は以前一人暮らしをしていた時に食中毒になったことがありますが
点滴して絶食してなにも食べられず死ぬほど苦しかったさいちゅうに
どうしても食べたくて泣いてしまったのはお母さんのカレーでした。
市販のルーを使ってじゃがいもをごろごろ入れるのが我が家のカレー。
ご馳走でもなんでもなくてもっとおいしいカレーはあるんだけれど
あれが私には「おふくろの味」なんだろうなと思いました。
人によってカレーの代わりに魚の煮付けだったりお漬物だったりも・・・

かっちゃんの戦死を現実として受け止めためいこは
お葬式をすることを決心し食事会を開きます。
かっちゃんが日記に書き残したかっちゃんの好きな料理を作って。
カレーライスにアイスクリームに肉じゃがに他にもたくさんたくさん。
食いしん坊のかっちゃんに食べさせてあげるためにたくさんたくさん。
誰にも姿の見えない幻になってその場にいたかっちゃんは
「ごちそうさん」と誰にも聞こえない声で、でも確かに言うのです。
短すぎた一生だったけれどお母ちゃんの愛情いっぱい「ごちそうさん」

戦争が終わったばかりのあの時代の日本にはそして世界中には今だって
子どもにを食べさせたくても食べさせてやれない母親がたくさんいて。
もしかしたら、めいこは恵まれている側の人間なのでしょう。
二人いた息子のうち一人は戦死しないで無事に帰ってこられたことも。
何人もいた子ども全員が戦死や空襲で死んでしまった家もあったはずだから。
食べること食べさせることは命に直接結びついているからこそ
「ごちそうさん」が言えることは生きている証であり感謝です。
世界中のすべての人たちが笑顔で「ごちそうさん」と言えたらいいのに。



そして誰に食べさせてもとびきりのおいしさの料理を作れるめいこは
ありとあらゆる「おふくろの味」を超越した「絶対味覚」の持ち主なのでは?




byメリヤス



















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