2005-12-30 02:28:11

そこから先には行かないわけ

テーマ:ちょっとまじめに

息子と話していると、奴は得意のいきなり質問攻撃をしてきた。


「おとうとおかあはセックスするの?」

「あたりまえじゃ」

「ひええええええ」(←驚き方がふるい・・・)


「じゃあさあ、ボカボカ子供できちゃうよ?」

「子供を作らなくても、セックスはできる」

「ひえええええ」

「避妊といいます」

「じゃあさ、何のためにセックスするの?」

「仲良しだしさ。きもちがいいからすきーって言う人もいる」

「僕はしていいの?」

「駄目」

「なんで?」


聞かれて、はた、と困った。理由はいろいろある。避妊の仕方を知らないだろう、性病についての知識がないだろう、まだ体が十分にできていないだろう。でも、頭にぱっと浮かんだのはそういう機能的な理由だけ。


でも、いけないような気がする。


「うーん・・・ちょっと考えてもええか?」


といっていると、だんながやって来た。


「おとう、おかあとセックスしてるんでしょ?」

「うん!」

「なんで僕はいけないの?」

「そら、君は興味だけでしたいんでしょ。ということは、ジョーンのことを単なるものとして扱うからだよ。それは相手を人間以下にするし、自分も人間以下になるんだよ。だから、本当に相手が好きだと思って、相手のことを本当に考えられるようになって、はじめてセックスをするべきだよ。興味と快楽のためだけにしてはいけない」


はー、なるへそー。が、やはり、息子には説明が難しすぎ(笑)。


「えーとな。オカメがおるやろ」


okame

またしても、オカメ登場。


「オカメのことが好きやから、抱っこしたいし、遊びたいし、なでてやりたいやろ」

「うん」

「そやけど、そうしたらどうなるんやろってめちゃくちゃ興味があっても、オカメの尻尾に火はつけへんやろ」

「ぜったいに、しないよ」

「うん。それしたらオカメがかわいそうやん」

「うん」

「それだけやなくて、おかあがオカメにいろいろするやろ」

「うん。肩に乗せたり、投げたりしてるよね」

「うん。それはな、おかあとオカメが仲がええからやん。おかあはオカメが好きやし、オカメはおかあが好きで信頼してるさかい、いろいろできんねん。そんで、それだけの関係を作るのはかなり時間がかかるねん」

「うん」

「そやからな、ジョーンを好きなんはわかるけど、君らはまだまだお互いをよくしらんやろ。これから、ゆっくり付き合って、ジョーンがほかの誰でもないたった一人の人や、って思えるようになるねん.

それで、お互いに、この人やったら自分を大事にしてくれるって思えてくるかもしれん」

「うん・・・」

「そうなったら、そのときに自然にわかってくるよ」

「うん・・・。思えなかったら?」

「思ってないのにするんやったら、それは、おとうが言ったように、ジョーンの体を利用してるだけやろ。どうなるかなーって興味があるから、いろいろ実験するやん。それとかわらへんやろ」

「うん」

「実験ではものを使うやろ。それと同じように、ジョーンをものとして扱ってることにならへんか」

「うん・・・わかった・・・」


そして、息子は、おもむろにオカメを見ていった。


「僕はさ、オカメが好きだけど、オカメにいろいろできないでしょ。ということは、オカメは僕を信頼してないんだね・・・。こんなにかわいがってあげてるのにー!


オカメなんて

だいきらい!」


そう叫ぶと、息子は台所から走り去って行きました。


ほほほ・・・。男女交際はうまくいっているようだが、オカメにはわたしのほうがもてるのさ。切ない片思いの味が分かったか。けけけ・・・。


ちょっと、いい気味(笑)。

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2005-12-23 20:53:10

プレゼントをあげること

テーマ:ちょっとまじめに

息子は、二度目のジョーンとのデートを終えて帰宅した。ひとりで。ち。


でも、話を聞いていると二人でではなくて、もう一組、息子の親友のカップルもいるらしい。ということは・・・


うれしなつかしはずかし

グループ交際!

きゃー


それで、息子は800円ほどお小遣いを持っていったんです。現在、金の使い方をびしばし指導中。


実は、9月から定額のお小遣いをもらっているんですが、はじめの月に手にしたことのない多額(?)のお小遣いを口座に振り込まれ、舞い上がった息子は、ボカスカいろんなものを買って、あっという間に借金生活・・・(笑)。借用書まで書かされましてね。毎月、月初めに取り立てています。


それで、先回、値段を見ずにおやつを買う、ということをしたため、しこたま説教をたれられまして、こんかいのデートでは、おやつを買う際によく値段を見ること!と指導したのです。


「で、何を買って飲み食いしたんや?」

「えーと、コカ○ーラ。120円。」

「ということは、後いくら残ってるねん?」

「ええと・・・」

「こりゃ。800ひく120やろ! 計算せんかい!!!」

「・・・200円しか残ってないんだ・・・」

「なんでやねん! ほかになにを買ったンやな!!!」

「・・・ジョーンにイヤリングを・・・」

「そんなん、クリスマスプレゼントは別にあげたやろ。なんでイヤリングを・・・」

「ジョーンがほしがってて・・・」


むぅ。


夕飯のときに、パスタを食べつつもう少し、詳しく話を聞くと。


ジョーンはそのイヤリングをずーっとほしがっていたらしい。それで、その日も、もうひとりの女の子と、あれが素敵よね、と話していた、とか。それで、デートの後、ジョーンがママと帰った後に、ひとりでその店に行き、買った、らしい。


「うーん・・・」

「クリスマスプレゼントとか、誕生日のプレゼントはええんやけどな・・・」


なんとなく、それ以外はいけないような気がする。だんなが


「ものをあげることで愛情を確認しだすと、ものでしか愛情が確認できなくなるから。そうなると関係がものすごく不健康になるんだよ。相手はいつももらうことを期待するし、自分もあげることを自分に期待するし」


といっても、もちろん、息子は


「?」


「おっちゃん・・・言ってることが難しすぎやって」

「そんなことないよ。僕が言ってることは、簡単で、大事な真理なんだ」

「・・・そらそうやけどな・・・」


といいつつ、みると、息子の隣にオカメがちょこーんと座っている。


われわれはオカメには絶対に食卓から食べ物をあげない。食事中に自分のものを分けることもしない。食べ残しをあげるときは、われわれの食事が終わってから、水で洗って塩気を取ってから食べさせる。だから、オカメは、食事中、息子の隣の椅子の上に座り、じーっと見ている。


「あのな」

「うん?」

「オカメが待ってるやろ。なんかくれへんかなーくれへんかなーほしいなーほしーなー、って」

「うん」

「そんでな、絶対にあげてへんやろ。そやからオカメもくれへんって知ってるやん。くれへんから、もうみんな嫌いなんやな、ってオカメはおもわへんやん」

「うん」

「そんで、オカメに人間のご飯をそのまま食べさせるのは悪いことやから、そうせえへんのがオカメをほんまに好きな人がすることやろ」

「うん」

「そやけどナ、今、お前さんが自分のパスタの中のベーコンをオカメにやるとな、オカメは、うわーこのひとくれるんやー、って思うやん」

「うん」

「ほんで、明日から、隣に座って、じーっと待つよ。そんときにな、なんかやらへんかったら、オカメは、この人わたしのこと嫌いなんやろか?って思うような気がせえへん?」

「する」

「あげなあかんような気がするやろ?」

「うん・・・」

「ほんまはあかんけど、あげてしまうやろ」

「うん・・・」

「あげてたら、オカメは自分のことを好きでいてくれるような気がするやろ?」

「うん」

「そやけど、オカメは早死にするで。それでもあげてしまうやろ」

「うん・・・」

「オカメかって、ものがもらえるからお前さんが好きって思ってるだけやん」

「うん・・・」

「そんなんあかんやろ」

「うん・・・」

「いいかい、それとおなじことが、君とジョーンの間にも起きちゃうんだよ。だから、習慣になっているプレゼントをあげるとき以外には、ものをあげるのはやめたほうがいいよ。よっぽど特別な場合以外は」


・・・あ、だんなめ。説教の締めくくりの一番ええとこをとりやがった・・・。


「・・・わかった・・・」

「まあ、イヤリングはくさらへんから、誕生日までおいといたら?」

「うん・・・」

「そうしたらいいと思うよ」

「うん・・・」


と、息子は考えて。


「あ、そうだ。バレンタインのときにあげるよ。うんうん。これで2月はジョーンにお金を使わずにすむねー」


・・・。

しっかりしてるんやら、してないんやら。いまいちよく分からない息子でした。



*****************************


えーと、バレンタインは日本では女の子がチョコレートをあげるけど、こちらでは男女関係なく、好きな人にカードを送ります。無記名だったりもします。それで、お付き合いをしている二人ではちょっとしたプレゼント交換なんかもするみたい。


若いっていいよな(意味不明)。

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2005-12-20 06:00:23

うちへおいでよ、わたしのおうちへ

テーマ:ちょっとまじめに

息子は、月曜日にデートでした。学校の帰りに、ジョーンと町に行くって・・・。


だから、町に出る前に二人でうちによって、おやつを食べてからお行き、といっていたんですが。息子ははっきりとは返事をせずに出かけていきました。


そして、だんなと二人で待ってたんですけどね。便所も我慢して(笑)。


つれてきませんでした(怒)。


あー、もう。楽しみにしてたのにー。


息子は一人で5時過ぎに帰ってきて、


「ちゃうねん、お前やないねん、ジョーンが見たいねん」


って、やんだを言いそうになりました(爆)。


「でもね、冬休みの間に、いちどジョーンをお茶に呼びなさい」


と、だんな。


「えー、やだー。おかあがいると、やだー」


・・・どういうこっちゃ。


「だってさー。この前・・・プールのことで・・・」


・・・。


***回想シーン***


息子は時折、日曜の午後にプールに行くんです(こちらの記事 参照)。それで、誰といっているのか、絶対に口を割らない。でも、見当はついている。で、ある日。


「なあなあ、プールには誰がきてんのかなあ?」

「誰もー」

「ひとりで泳いでんの?」

「・・・」

「ふーん・・・。おかあも行こうかなあ・・・」

「・・・や・・・やめて・・・それだけは・・・」

「ほな、誰といってるかお言い!」

「ひとり!」

「へー。それやったら、おかあもいくでー。そんで、プールで歌ったるでー」


おにーのパンツはいいぱんつー

もっこりー

もっこりー


「おどったるでー」


おにーのパンツはいいパンツー

もっこりー

もっこりー


「言う! 言います! ごめん! ジョーンが来てる! だからこないで!」


はじめから、素直に吐いたらええんやがな。


***回想シーン終わり***



・・・。


「あのね」


優しくだんなが言う。


「君のほかの友達はうちに来たことがあるし、紹介してくれたでしょ。だから、彼らのことを知ってるでしょ。それと同じでね、君のガールフレンドにもちゃんと紹介をしてもらいたいんだよ。そうやって、彼女と知り合いになることは、僕たちは家族なんだから大事でしょ?」

「うん・・・」

「おかあだって、ジョーンが君にとって大事だってわかってるから、変なことはしないよ。ね?」


最後の、ね?、はわたしに向けております。


「・・・う、うん」


いまいち自信なし。


だってさー、子供を持つ楽しみがやっとわかってきたんだもーん(爆)。


突き刺さる息子とだんなの視線を無視して、踊りの練習をしよう・・・と考えております(本気)。



****************************:

女の子と付き合っちゃいけませんとか、異性でも同性でも、交際は早すぎます、とか言って、禁止するのってよくないと思うんですね。


なるべくオープンにして、付き合ってる相手がわかってたほうがいいんじゃないかな。人を好きになって、一緒に出かけたり映画に行ったりしたいときに、親に嘘をつくのってすごく嫌じゃないですか・・・。別に悪いことじゃないんだしさ。


ただ、ペッティングやセックスに関しては、まだ正確な知識がないわけだし、興味本位でしてはいけないよ、と話しています。プライベートな体の部分はそこに触る意味というものがわかってからにしなさい、と。そういう意味で、性教育というのはとても大事だと思うのです。


・・・と、考えています。


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2005-12-14 05:35:51

質問をしないこと

テーマ:ちょっとまじめに

息子が、ある日、突然いった。


「扉をさ、急にあけないでよね。それから、夜に寝てるかどうかチェックする必要もないからね」

「ちょっと待ちや。今までノックもせんといきなりあけたことなんかあらへんよ。失礼なこと言わんとって」

「ま、とにかくさ・・・」


うやむやといいながら、息子は去った。


台所に残されただんなと二人、顔を見合わせた。


「やっぱり、何をしてるのか聞いたほうがいいんじゃない?」

「あんな、君もかつては男の子やったんやから、その程度のことわからへん?」

「どういうこと?」

「年頃の健康な男子がやな、扉を閉めて自分の部屋にこもったら、することって決まってるやん」


1) コンピューターゲーム(ちなみにネットにはまだつなげていません・・・すまん・・・息子よ・・・でもつなげても、監視ツールでばっちりだもーん)

2) エロ本を見る

3) DVDを見る

4) オナニー (ちょっと早い?)

5) タバコをすう

6) ドラッグ (シンナー、マリファナ、コカイン、などなど)


息子の場合、5と6はないと確信がもてる。わたしたちはタバコを吸わないから、すったらにおいですぐわかるし、ドラッグだって、体調の変化なんかで多分、わかると思う。大体、お小遣いの動きとかも把握してるしね。


それで、それ以外のことだったら、もし聞かれても正直には答えられないのでは・・・。


「君やったら、親から、扉閉めて何してんの?って聞かれて、『オナニーしてます!』って答えられる?」

「・・・」

「そうするとさ、嘘をつく状態に追い込むことにならへん? そんで、嘘つかれたからって、信用関係がちょとやばくなったりするやん。そやから、これは、きかへんほうがええ質問なんとちゃう?」

「・・・でも、何をしているか、気になるよ」

「まあ、選択肢の1から4まで全部でしょうねえ・・・」

「うん・・・哲学の本を読んで、人間の深淵については考えてないだろうねえ・・・」

「・・・この年でそれしてたほうが心配やで」


という会話をしまして。


数日後。


学校に行っている間、息子は部屋の扉を開けています。それで、洗ったTシャツなどを持っていっただんなが何気なく、机の上を見ると。


グリーン・デスティニーのDVDが。


「やっぱりさー、夜中にカンフー映画を見てたんだねー」

「まあ、いいんじゃない? カンフー程度やったら・・・ら・・・ら・・・」

「どうしたの?」

「・・・あの映画、たしか、かなり濃厚なシーンが・・・あったんちゃうか・・・と・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・そういえば、本棚の上に、ティッシュが大量に丸めてあったんだけど・・・」

「・・・やっとんのかな?」

「風邪引いてたから・・・鼻をかんだんじゃないかな・・・」

「科学捜査・・・」

「顕微鏡で見てみようか?」

「・・・誰が、人の精子見たいねん? あー?」


グリーン・デスティニーっていい映画なんですけどね。まあ、いろんなものの見方があるってことよ。


さりげなく、息子にティッシューは使ったらきちんとすてるように言っておこうと思います。


それで、今週末は、さりげなくいいレストランに食事に連れて行って、ひそかにお祝いをしてやることにしました(笑)。


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2005-09-26 11:18:36

成長・性徴・・・

テーマ:ちょっとまじめに

息子が恋をしている。


おお。


どうも同級生らしいんだけど、そして、向こうも息子に惹かれている、らしい。


以前からその傾向はあって、気になる子がいて・・・とは言っていたんだが。


で、その女の子から


「映画・・・行かない?」


と聞かれているらしい。


映画ァ? 暗いところで二人っきりってかい? あぶねーあぶねー(・・・なに考えてんだ、わたしは・・・笑)。


まあ、冗談はさておいて。


そういった報告がだんなからメールで届いていたので、もし、実際にそういうことになったらどうするべきかをちょっと真剣に考えていた。・・・ちょっとじゃなくて、かなり真剣、だな。


それには理由がある。


息子の周囲にいる何人かの同い年の子供は性的にかなり「進んで」いる。そして、まあ、当たり前といえば当たり前のこととして、ものすごく興味があり、実践をしたくてうずうずしている。


そして、ある日。


息子が友達と遊んでいたら、女の子が二人彼らのところへやってきて、一緒に公園に行こうと誘われたらしい。そして、公園で、息子の友人と女の子のひとりが触りあいだした・・・そうだ。


息子には、昔から、人のPrivate(私的・・・かな?)な部分に触るということは、非常に重要な意味を持つのだと教えてある。そして、その意味は時が来れば、果物が枝から落ちてくるようにわかるものだとも。だから、触りたいと思っても、ほかの人のPrivateな部分に興味本位だけで触ってはいけない。


息子は自分の友達を見て、うんざりして、嫌になって、家に帰ってきた。


・・・という事件が、先日起きたと、だんなからメールが来た。


性に興味を持つのはごくごく当たり前のことだし、それを抑圧するつもりは毛頭ない。エロ本でもオナニーでも何でもやればいいと思う。ただ、実際にそれが誰かを傷つけるようなことにはなってほしくない。


そして、残念なことに、ことが起きたときに肉体的・精神的に傷つくのは、どうしても女の子の側になることが多い。こればっかりは、男女同権だのなんだの言っても、もう、動かせない事実だ。だから、息子に不用意に女の子に触ったり、性行為を要求するようなことはしてほしくないのだ。


そう言い聞かせることも大事だけれど、でも、それだけではなく、親のほうからさりげなく、そういうことにならないような予防線を張って置けるのであれば、張っておきたい。


だから、まあ、実際には、二人で出かけるようなことがあれば、女の子の両親に連絡を取って、ちゃんと許可を与えてもらう、というような手続きが必要なんだろうと思う。隠れてデートをするんじゃなく。オープンにやってもらいたい。


・・・というわけで、息子と電話で話した。


「お前、好きな子がおるんやって」←いきなり単刀直入なわたし(笑)。


「うん。でも、誰かは教えてあげないよ。そのうち教えてあげるけど」


「デート,したいんやったら、ちゃんと女の子の両親にもいわなあかんよ」


「・・・そ、そんな・・・」


「そんなってどういう意味やな。隠れてこそこそする気か?」


「ち・・・違うよ・・・。まだ、目があっただけなのに・・・」


電話口から真っ赤になる息子が見えました。


とりあえず、先走った親のばかげた心配をよそに、息子はゆっくりと成長をしているようです。ちょっと安心。


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2005-09-13 02:28:42

脳みそが働かないんだってさ。

テーマ:ちょっとまじめに

子供って、10歳くらいから嘘をつくようになる。それは、自分以外の視点があって、自分のしていることが相手には見えていない、ということに気がつくからだそうだ。まあ、ある意味では自己中心的で自分の視点のみで世界を見ている段階から、視点の多様性に気がついているわけだから、進歩とは言えると思う。


しかし、嘘をつかれると困る。


信頼ができなくなってしまう。すると、自由を与えることを躊躇してしまう。


「そやから、信じてほしいんやったら、小さいことで嘘ついてごまかすのやめなあかんって言ってるやん!」
「はーい・・・はーい・・・」
「あんな、信じるって関係の基礎にあるんやから、このままではうまいこといかへんようになるやろ」
「はーい・・・はーい・・・」


聞いてんのかいな・・・。分かってんのかいな・・・。


信じること、嘘をつかないこと。


しかし、そんなことをえらそうに言えるんだろうか、わたし? あー、凹むなあ・・・。


しかも、どんなに怒られても、説教されても、その後で風呂に入りながら、でっかい声でご機嫌で鼻歌を歌う息子・・・。うう・・・さらに凹むぜ。


「なあ、Yには絶対分かってへんよね。わたしが何を言ってるのか、分かってると思う?」
「ああ、この記事を読んでごらん」


だんなが英インディペンデント紙の記事のリンクを送ってきた。


なになに・・・。


「若い連中は脳みそが働いてない・・・ちょっとのあいだ」

(2005年9月9日)


思春期の初めのころ、ホルモンのバランスが悪くなって、一時的に大人の表情、ことに怒りや悲しみの表情が分からなくなる、らしい。それで社会的関係がうまく行かなくなる、らしい。だから、手に負えんがきんちょどもに、ちめちめ言ってみたかって、


「わかっとんのかいな。わかってぇへんやろ!」


って大人が思うのは当たり前、とか。文化的に第二次性長期の子供が反抗してるというよりは、純粋に生物学的にうまいことコミュニケーションが取れんようになる、らしい。表情を認識する脳の部分は声の調子も認識してる、とか。


故に、怒っても、こっちが怒ってることが相手にはちーっとも伝わらんそうだ。


そやけど、14歳くらいでこういった脳の働きが回復するらしい・・・。


・・・。


そのまま、回復せえへんこともたまにはあるんちゃうか・・・と、一瞬不安が頭をよぎるわたしでした。



********************************************


追記(9月13日午後)

記事中のリンクですが、インディペンデント紙は記事を見るのが有料みたいです・・・ケチ!


というわけで、別のサイトに全文引用されていたので、そちらにリンクを変えました。でも、この記事では、どういったホルモンなのか、脳のどの部分が影響を受けるのか、ちょっと分からない。で、検索をかけてみたんだけど、フランス語の論文しか出てこなかった・・・フランス語、全くできません(爆)。


追記(9月14日)

この研究は、サンプルのとり方なんかがちょっと信頼性があるとはいえないかも・・・という指摘がありました。必ずこうなる、という結果が分かっているというよりは、こういうことがあるんじゃないか・・・という仮説程度らしいです。


でも、こういうことを聞くと、親としては安心するというか、いいわけができるというか・・・。だから、そういった意味では意義のあるものだとは思うんですが。まあ、適当に参考にしてください、程度のものらしいです。

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2005-04-21 06:21:33

ヤンダダダとわたし: 4歳までのお付き合い

テーマ:ちょっとまじめに

昨日の記事の補足を、ちょっと長いけど。

息子のヤンダダダと付き合うとき、海さんのコメントのレスに書いたように、consistency、一貫性、を大事にしました。

一度でも「駄目」といったら、絶対にそれを変えない。途中で、

「しまった。駄目なんていうほどの事でもなかった・・・Oh, no・・・あなたの斧はこの金の斧ですか・・・」

と、一人でさみしく一発かましても、絶対に変えなかった。「駄目」は「駄目」という意味だと覚えて欲しかったから。

それから、だんなとは歩調をきっちりあわせた。相手が先に「駄目」といったら、こちらもあわせる。

「ええ、そんなんかまへんやん・・・・なにいきり立ってんの・・・夜だけにしてぇ」

と、ボケをかましても、絶対に息子の前では相手の批判をしない。100%の同意をする。

この辺は、猫のしつけと同じ。猫には駄目は駄目、といわないと、しつけが出来ない。テーブルの上に食事中は上がってはいけない、と決めたら、絶対にそれを変えてはいけない。一度でも食事中にテーブルに乗ることを許すと、

「なんで? なんでいけないの? この前はよかったじゃん??」

と、猫は混乱します。そうすると、決まりというものが守らなければいけないもの、という意識が出来上がらないんですね。だから、決まりは守る。一度言ったら途中で変えない。こちらの態度に一貫性を持たせる。

・・・4歳くらいまでの、感覚中心期の子供は、猫と同じように躾けた、ということです。猫を育てた経験しかなかったもので(猫は4匹育てた経験があった)。すみません・・・。

そして、猫と同じように、この感覚中心期の子供は、論理が成立していないので、言葉で説明しても絶対に分からない。言葉で説明しようとしたって、そんな論理は理解が出来ない。(この辺、意見が分かれるところだと思います。そうでない、という意見もあると思います。)

だから、リエさんのコメントのレスに書きましたが、行動あるのみ、でした。

ヤンダを言ってもいうことは通らない。それどころか、かまってももらえない。無視される。それを行動で示す。

ここで、行動で示されたことをさっと学ぶ子もいれば、うちの息子のように時間のかかる奴もいます。

じゃあ、行動の中にたたくことを入れてもいいのか。・・・これは、一応、入れないようにしました。自分が悪いことをした際に、無視されるのはしょうがないとおもうけれど、たたかれるのは嫌です。論理は通じなくとも、そこには人格があるのだから、それを尊重する、という意味で、たたかないことにしていました。でも、たたかなかったわけではありません。

やっぱり、怒鳴ったりしたし、ついつい手が出たこともあります。それで、なんで、冷静に付き合えないのか、がっくりきたことも多いし、いまだにがっくり来ることが多いです。クロちゃんに非難されたこともあります。猫に育児の何たるかを教えられたんです・・・猫以下の親でした。

でも、Honey Bunさんへのレスに書きましたが、母親は子育てのプロではないです。子育ての理論を習い、経験のある人についていろいろな実習をして母親になるわけではないです。だから、失敗しても当たり前だし、分からなくて、めちゃくちゃなこともしてしまいます。育児の本を読むのと、実際に子育てのプロとしてトレーニングを受けるのは、全く違います。六法全書を読んでも、弁護士にはなれないのと同じです。

わたしの友人に児童心理学の専門家がいます。彼女は「子育てのプロ」としてのトレーニングがあります。だから、見ていてすごいです。絶対に怒鳴らない。絶対にたたかない。子供がめちゃくちゃなことを言っても、気をそらしたり、うまく誘導したりして自分の思い通りにさせる。

例えば、3歳くらいの子供が、出かける時間が迫ってきているとき靴をはかない、と、ヤンダを言ったら、

わたし: 怒って、無理やりはかせる。過激直接対決派

彼女: 今日のお出かけの楽しいことを話して、車の鍵を渡して遊ばせているうちに、ささっと靴を履かせてしまう。平和的技巧派

でもね、なんとなく、疑問を覚えるんです。そんな風に子供をごまかして自分の言いなりにすることがいいのかな、と。そりゃ、もちろん、怒鳴ったり、たたいたりはよくないです。でも、なんとなく、釈然としない。

わたしは怒っています。息子の理不尽な態度に。それを伝えないで、ごまかすのは、なんか、正直でないような気がする。論理が通用しない分、この時期の子供には正直にぶつかったほうがいいのでは・・・。

もちろん、こんなことを考えたのは、ずーっとずーっと後になってからです。こんな風に確信犯的に感情を出していたわけではありません。何というか、それしかできなかったから過激直接対決をしていたのです。だから、今になって失敗でした、って言ったって、取り返しがつかない。まあ、だから、ここでこんなことを言っているのは、それに対する自分の正当化、って感じが無きにしも非ずです。

でも、人間なんだし、失敗くらいするよ。

それでも失敗が怖いかもしれません。料理を失敗するのと、子育てを失敗するのは違います。そんなわたしの大きな助けとなった話があります。

一卵性双生児が、生まれてすぐ別々の家庭に養女として引き取られました。片一方の家庭は非常に愛情豊かで、両親とも育児に熱心だったそうです。もう片一方の家庭は、いろいろと事情があり、子供にとって最良の環境とはお世辞にもいえないようだったそうです。この後者の家庭に引き取られた女の子は思春期に入り、問題行動を起こすようになりました。学校へ行かない、ドラッグを摂る、万引きをする、など。

そして、もう一人も、違う家庭環境で育ちながら、同じような問題行動を起こしていたそうです。

遺伝がすべてではないです。でも、躾けや家庭環境がすべてでもないです。

遺伝、躾け、家庭環境、社会環境、教育環境、思想環境、経済環境、自然環境、こういったありとあらゆる環境が子供の成長に影響を与えます。子供の意思もあるだろうし。だから、親の一つや二つの失敗で人生が決まってしまうほど子供の成長は単純な過程ではない、ということだそうです。

育児に「これが絶対」というのはないような気がします。わたしがここに書いたことも、参考として読んでいただければ幸いです。4歳までのね。4歳以降は、また違ったアプローチをしたんです。

 

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2005-04-20 05:33:03

ヤンダダダをしなくなった訳

テーマ:ちょっとまじめに

海さんcomplexologistさんの疑問にお答えして・・・

 

******************************

息子はかわいい顔をして気性が荒かった。

生後3ヶ月目、歯ブラシをあげて、口の中でごちょごちょするという、歯磨きの練習をさせていた。それがえらく気に入ったらしい。よだれたらしまくりで、歯茎をせっせとこすっている。

5分・・・



10分・・・



15分・・・

「もうそろそろ、やめにしようね」

だんながそういって歯ブラシを取り上げた。そうしたら、息子がぎゃーぎゃーと泣き始めた。泣き止まない。

「歯ブラシ、返したったらええんとちがう? 好きなだけさせたら?」
「そうかな?」

そこで、だんなが歯ブラシを返してあげた。そうしたら、息子は、だんなに向かって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯ブラシを投げつけた。
将来性充分・・・。


保育園に入ってからも、自分が遊んでいるおもちゃをほかの子がとったりすると、ものすごかった。泣くわ、わめくわ、じたばたするわ。

保育園のナースが、

「この子はほかの子供とおもちゃを共有できないんですよ」

と、遠まわしに我々を非難してきた。

でもね、大人だって、自分の所有物の共有はできないでしょ。自分のPCは人に触って欲しくないし、自分の洋服を誰かが勝手に引っ張り出してきたら嫌でしょ。自分が読んでいる本を横からとられたら怒るでしょ。それを子供にだけ我慢させるのは、ちょっと酷ではないかな?

まあいい。

それ以外にも、トーストを二つに切り分けた、といっては、ヤンダダダ
この洋服は着ないといっては、ヤンダダダ
カフェで、自分で選んだサンドイッチが嫌だといっては、ヤンダダダ。(このときは、その場で息子を抱えて帰宅しました。)
保育園でもヤンダダダ

「今日は4回しかヤンダを言わなかったんですよ」 ニッコリ~

なんて、保育園の園長さんに「褒められる」始末。

かわいい顔してあのこぉ~わりとやるもんだねと~
いわれ続けたあのころぉ~生きるのがつらかぁったぁ~

古いですが、あみん、してしまいます・・・。

体罰はしたくなかった。恐怖と嫌悪で言うことを聞かせてもしょうがない。分かってもらいたいのだ。それはいけないことだと、納得してもらいたいのだ。しかし、そういったった論理は幼児には通じない。

それにヤンダダダのときにこっちが怒ると、向こうも負けていないので、どんどん状況がひどくなる。

だから、ヤンダダダをはじめると、部屋をきれいにして、一人で床の上に転がしておいた。一緒にいると、ほんとに頭にきて、非生産的になるから、わたしたちは庭にでるか、別の部屋に行くかした。

 

ヤンダダダを外でしたら、速攻で帰宅した。

ヤンダダダをしたカフェは、息子のお気に入りだったが、ヤンダダダをしたから駄目だ、と言って、二度と連れて行かなかった。

 

ヤンダダダをしたから、という理由では絶対に息子の言いなりにだけはならなかった。きつかった~。

それで、待った。いつまでも待つわ~。Terrible Two(ひどい二歳)はいつかは終わる。終わるはず。

そして、4歳になったあるとき。保育園から電話が来た。たいした怪我ではないけれど、腕に怪我をしたので迎えに来てくれ、と。

急いで迎えに行くと、ヤンダダボーイは、やけにしょぼんとして床に座っている。

やはり、些細なことがきっかけで、椅子に座っているときに、ヤンダダダをしていたらしい。危ないので、ナースが椅子から降ろそうとしたら、

「椅子からなんか降りないからね」

って感じで、椅子にぎゅーッとつかまって抵抗をしたらしい。そのとき、バランスを崩して、椅子ごとたおれた、そうだ。腕をひどく打つかひどくひねるかしたようだ。骨折無し、外傷なし、関節もOK, 単なる打ち身だとすぐ分かる。たいしたことは無い。謝るナースに、事故だから、こちらこそすみません、と謝った。

それが、息子の最後のヤンダダダ、だった。

要するに、あれね。ヤンダダダをしても自分の思い通りにはならない、それどころか、痛い目にあう、って、身をもって学習したわけだ。

天の配剤、です。しかし、なんで、もう少し早く配剤が来なかったもんだか。第一次反抗期が3年半続いたのは、きつかったです。

 

オチは無し! 息子が椅子から落ちただけ。

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2005-04-15 06:41:12

猫の種

テーマ:ちょっとまじめに

スイートピーの種を植えた。去年のスイートピーは、その名も

スヌーピー

・・・・。


今年のスイートピーは

ガイドドッグ

何でも匂いがとってもいいらしい。イングランドにいたときにほんの少しだけ関わっていた団体が作っている視覚障害者用の庭に植えていたもの。その庭には、様々な感触の植物、いろいろな匂いのハーブ、いい匂いの花などを植えていた。

その中に、カレーの木、というのがあった。これが、カレーの匂いがする。ものすごく強い。大して大きくない潅木なのに、その木の半径10メートル以内はカレーの匂いががぷんぷん。おかげで、ほかのものの匂いが分からなくなるので、引っこ抜いて捨てた。しかも、このカレーの木、匂いだけで、ハーブとしても使えない。

このガイドドッグ・スイートピーは売り上げが盲導犬の訓練のために使われるそうだ。

「これな、ガイドドッグ、いうんやで」
「ふーん。ガイドドッグが出てくるの?
「よう分かったなあ。そうなんや、花が咲くとな、そこからガイドドッグが出てくるねん。そやけどこれはガイドドッグゆうても、植物やから、遠くにはいかれへんねん。家の中でお手伝いしてくれるんやで」
「おかあ、そんな嘘は信じないよ」
「お前は物を知らんなあ。ワクワクの木、て知らんのか」

12世紀になんとかいう地理学者がアルメニアにいたんや。その人の本によるとやな、アジアの海のどこかにワクワクゆう島があってな、そこにはイチジクみたいな木が生えてるねん。その木の実からは、かわいらしい女の子が生まれてくるンや。そやけど、この女の子は植物やさかい、実が落ちるときに一緒に落ちるンや。「ワクワク」っていいながら。それ以外にも、いろんな本に、アラビアの羊が生まれる木の話やら、アイルランドの雁になる実をつける木の話やら、オークニー諸島のあひるの生まれる木の話やら、書いてあるで。

「大地は命を支えてくれるンや。そやから、いろんな命が大地から生まれるんや。よう覚えときや」
「ふーん・・・」

その翌日、スイートピーを植えた鉢を見ると、オカメのひげが植えてあった。

*************************

ガイドドッグの話は嘘ですが、「ワクワクの木」などの話は本当に信じられていたようです(でも、やっぱりほんとじゃないけど)。こういった話が大好きです。

資本くね説、蛇足をつけましたが、ちょっと真剣なあとがきも書きました。こちらです。

オカメっていうのはうちのまぬけ猫です。

okame
寝とぼけています。

 

 

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2005-04-05 05:38:12

歴史を学ぶこと

テーマ:ちょっとまじめに

息子に本を買い与えた。Daniel Half Humanというナチス・ドイツの下での子供の話。

お昼ごはんを食べていると息子が言った。

「おかあ、学校で習ってないことがたくさんでてくるよ」
「そうか」

「ひどいことをしたんだね。ナチスは」

「そうや。そやけど、日本もひどいことしたんや。中国人を虐殺したり、韓国人を強制労働させたり、イギリス兵の捕虜に鉄道引かせたり」
「そうなんだ・・・」
「まあ、お前さんは日本人、ゆわれてもピンとこんかも知れんけど、ちょっとは日本人やから、こういうことを知ってたほうがええんやで」
「うん・・・」
「お前さんの罪やないよ。でも、知ってたほうがええ」

息子はしばし考えた。

「悪い事はよくないね」
「よくない。そやけど、まあ、ちょっと考えてみ」

例えば、ナチスがどれだけ悪かろうとも、ドレスデンの爆撃は正当化できるのか。東京大空襲の時に連合軍がとった「カーペット爆撃」なる方法は、ジュネーブ条約違反ではないのか。原子爆弾は落としてもいいのか。

「だって、悪いことしてたんでしょ」
「それやったら、赤ちゃん殺してもええんか?

Look, there is such a concept as a collateral damage.  I do not know whether any war is just or unjust.  But, you know, everyone agrees that you must avoid any collateral damage whatever the cost is.  There would be no point bombing a hospital, since even your enemies deserve to have a decent medical care when they need one.  How about babies, toddlers, old people, and anyone who are not involved with military operation?
コラテラル・ダメージ(副次的被害)いう考え方があるねん。戦争が正義にかなってるか、かなってないかは知らん。そやけど、みんなこのコラテラル・ダメージはどんなことがあっても避けなあかん、って言ってるンや。病院を爆撃しても意味ないやろ。敵かって、必要なんやったら治療を受ける権利があるやろ。赤ちゃんやちっちゃい子やお年寄りや、誰でもええけど、軍隊に関係してへん人らはどうや?

 

 

「でも、そんなこと習わなかったよ」
「何でか分かるか?
「時間がないから?
「・・・そうやな。それもそうなんやけど、もうちょっと違う理由もあるねん。どっちの話のほうが受け入れやすい?

初め: ナチスはユダヤ人をたくさん殺した。日本人も東南アジアにおいて非道を行った。

ストーリー1: 連合軍はその悪の帝国と戦い、ユダヤ人を解放し、東南アジアの人々に平和をもたらそうとした。

ストーリー2: 連合軍はドイツと日本の民間人をカーペット爆撃という方法で大量に殺戮し、原子爆弾を落として多くの民間人に戦後何十年にもわたる被害を与えた。

終わり: そして、勝利の栄光をつかんだ。

「ストーリー1のほう」
「うん、そうやねん。どっちも言ってないことがあるけど、まあ、嘘やないやろ。日本やったら、『戦争の悲惨さ』を強調した話になるんやけど。ほんまゆうたら、ストーリー12も歴史で話さなあかんのやけど。なかなかな、そうはいかん。自分が悪いことしたってなかなか言われへんねん」

「勝利の栄光」は「正義」と組み合わせやすい。「敗戦とその後の民主化」は「戦争の被害の悲惨さ」と組み合わせやすい。どちらも自分の過去を「きれい」にする方法だけど。

「そうかあ・・・」
「お前さんが、悪いことした時、すぐに言えへんのと一緒やナあ」
「おかあも笑ってごまかしてたよねえ・・・」
「・・・・・・・。ま、そやから、どんな歴史のバージョンを聞いても、必ずそこには語られてない部分があることを覚えときや。それがすべてやない。必ず、別のバージョンがあるねん」

「洋服に前と後ろがあるのと同じだね」
「まあ、そうやな。下着が見えへんのも似たようなもんや」
「それで、うんこがついてたりするんだよね」
「お前、ちゃんとケツ拭いてるか?

えー、まだご飯の最中なんですけど。

**********************************************

著者: David Chotjewitz, Doris Orgel
タイトル: Daniel Half Human: And The Good Nazi (Mildred L
Batchelder Honor Book (Awards))

息子は読むのを「こわそう」と嫌がっていましたが、読み始めると夢中になっていました。人種、友情、戦争。こういった問題に子供たちが直面せずに生きていける世界になってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

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