ディクテーション


耳から入ってくる言葉をそのまま紙に書くディクテーション。英語の学習法として、とても優れた勉強法の一つです。

メモをとったりするときでも一緒ですが、書き取ろうとすると自然に集中力がアップします。集中力が高い状態で勉強すれば学習効率がアップするので、リスニングのトレーニングとして非高い効果を期待出来ます。

同じ時間であれば普通にCDなどを聴くのとは比較にならないくらい、高い効果があります。聴き取る力がつくのはもちろん、内容が頭に入りやすいので語彙力のアップにもつながります。

短時間でもいいので、毎日習慣づけてやってほしい学習法です。10分でもいいので続けていけば、確実に成果が出ます。


<ディクテーション、実行の手順>

それでは、初心者がディクテーションを行う場合の方法を説明しましょう。ディクテーションにはCDが必要ですので、まずはそれを用意します。


① CDの内容を一通り聞きます。
② 聞き取れた単語を並べ、内容を推測します。
③ 今度は一つのセンテンスだけを聞きます。
④ そこから聞き取った英語を書き出します。


③と④の行為を何度も繰り返します。

スペルのミスは気にせず、後回しにしてください。意味が理解出来ていればOKとします。

聴き取れたかなと思ったら、文章の構成におかしなところがないか確認、納得したらテキストを確認します。

間違った箇所、聴き取れない箇所があったら、もう一度CDを聴き直してください。

ディクテーションは根気よく繰り返すことが大切です。
また、難しすぎるものは避け、レベルにあったものを選ぶことも重要です。


<ディクテーション、実行の手順>

ディクテーションを実行するときには、普通に聴いて70%ぐらいは聴き取れるぐらいのCDなどを利用するのがポイントです。

これぐらいであれば、勉強していても苦になりませんし、上達のスピードが最もあがりやすいレベルとなります。

自分にとって難しすぎる素材で勉強しても、それほどトレーニング効果はありません。ちょっと難しいかなという程度のレベルにしておきましょう。

そのレベルの音声をスラスラ書き取れるようになったら、また少し難易度の高いものにすればOKです。


<オススメの教材は?>

ディクテーションの場合、英語を聴き取るだけなので、難易度が自分にあうものであれば、どんな教材でも大丈夫です。自分が持っているものを利用するのが一番です。

強いて言えば、TOEIC対策であれば、TOEICの問題集、ビジネス英語をマスターしたいのであれば、ビジネス英語のフレーズ集を利用するというように、勉強目的と教材の内容を一致させるということでしょうか。

それほど気にする必要は無しです。


オススメ参考書
英語は書いて身につける

ディクテーションと音読をしながら日常会話表現を学ぶワークブックです。フレーズあたりの文章が短いので、それほど苦にならず取り組めます。

ディクテーションという勉強法そのものに慣れたいという人には、こういった本を利用することをオススメします。