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1人ひとりの好奇心から生きた英語が跳びだします! 
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(株)日向製錬所と(有)サンアイが黒木睦子さんを訴えている件で。

この前の記事では、調整池の水が、日向市による検査のときには水道水に入れ替えられてただろうってことを書いた。
http://ameblo.jp/eigo-garage/entry-11960243969.html
『【追記あり】 黒木さんの主張が証明された。』
〔※現在は削除されています。詳しくは
http://t.co/9L4sVgjJZ3

こんなツイートもある。
https://twitter.com/cmk2wl/status/539442241974972416
=====
簡単に書くと、産業技術総合研究所は全国の河川のカドミウム等の濃度を測定している。宮崎では 0.186ppmが 37河川の平均カドミウム濃度。
なのに、宮崎県が提示したスラグの水試料は 0.001mg/L未満(≒ 0.001ppm)
水はミネラルでも溶かす。ましてや沈殿池。
=====

雨として降って土壌に染み込んで河川にたどり着いた水、つまり自然な水なら、ある程度のカドミウムをはじめミネラル(鉱物)があることが判るね。
でも浄水された水道水なみの数値がでてるとなれば、入れ替えられたのはまず間違いないと思っていいでしょう。

これは、繰り返しになるけれど、黒木さん側のだした数値が正確だ、っていうものじゃない。
原告側がよりどころにしてる数値が「ニセモノだ」ってことの立証だ。

それはそれで、情報としてストックしておこう。
無視できない重大な情報としてね。

【訂正追記】
=====
後ほど、思ったことがある。
黒木さんが検査を依頼したころは、もしかしたら埋立現場の土地がゆるかったんじゃないか。
だとしたら、フェロニッケルスラグの成分が「溶出」しなくても、微細な粉体が「流出」して混濁してたのかも知れない。
もちろん、それは良いことじゃない。
でも、だとしたら、後々の検査では、土地が固まっていて粉体の流出がなくなっていたことが考えられる。
水は入れ替えられていなかったのかも知れない。
=====
【以上、訂正追記】

それを踏まえたうえで―――。

池の水や川の水なんて、じつは裁判と全く関係ないんだ、ってことに目を向けなくちゃいけない。
検査した水から何も検出されなかったと言っても、グリーンサンド(フェロニッケルスラグ)が「無害な製品だ」って証明されたわけじゃない。

この裁判は、黒木さんが「山にゴミを捨てないでください」と抗議したことが発端なんだぜ。
原告は、自分の会社の製品をゴミと呼ばれたとして「名誉毀損だ」って主張してる。

となれば、そこに棄てられてるなり埋められてるなりする「モノ」それ自体を見なくちゃいかんでしょう。
だいたい、雨水が土壌に染み込んでから、どのぐらいの時間をかけて河川にたどり着くのかも分からないしさ。
水に異常があったところで、あくまで表層の部分でしかない、元を見なくちゃ始まらない。

てなわけで、この裁判では。
原告は、グリーンサンドが「無害な製品だ」ってことを証明しなければならない。
逆に、被告は、ゴミであることを証明しなければならない。

争点になるのは、あくまで。
・埋められてるものがどんな物質なのか。
・それは周囲・環境にどんな影響をあたえるのか。
ってことだ。

原告側にとって大事なのは、「無害だ」ってことだ。
いくら「製品だ」っていっても、それが無害であることもちゃんと伝わらなくちゃいけない。
例えば、覚せい剤を売ってる人が、「これは製品だ」って言ったって、「じゃあそれで商売を続けてよい」ってことにはならないもんね。

じゃあ、そのグリーンサンドなる「フェロニッケルスラグ」ってのはどんなモノなのか。
僕の知ってる方が、こちらのページを拾ってきてくれた。
http://www.smm.co.jp/business/refining/product/fnickel/
これはまた、他でもない住友金属鉱山さん(原告の親会社)のページだね。

このページによると。
まず、フェロニッケルっていう、鉄とニッケルがまざった状態のものがある。
それを製錬して、ステンレス鋼がつくられたりする。
製錬すると、使われない部分が残って、それが「スラグ」(鉱滓。鉱石からでた残りカス)って呼ばれる。
グリーンサンドって名付けられてるものは、このフェロニッケルのスラグなわけだ。

同じページをくだっていくと、その「グリーンサンド」が紹介されてる。
その「品質特性」のところを見ると、「化学的性質」として成分が羅列されてる。

グリーンサンドの主成分は「SiO2」で、46~58%を占めてる。
化学的な言い方をすると「二酸化ケイ素」。別名は「無水ケイ素」もしくは「シリカ」。

でもって「シリカ」は、「石英」の形態で、岩石・土中におおく含まれてる。
だから、金属を製錬したあとの「残り滓」にも、シリカがたくさん含まれる。
むしろ「より純度が高いシリカの粉に精製されたもの」ってことになるわけだ。

【追記】
2015年6月14日に、上のリンク先から「SiO2」などの表示がなくなっている事が分かりました。
詳しくはこちらのスレッドをご覧ください。
https://twitter.com/sei_ongakukouko/status/610001821113778176
変更前のページ画像もあります。
【以上、追記】

石英ってなんだろう。
はやい話がガラスだよ。
かまどで砂を熱したら、石英がとけて出て、冷えて固まったら透明なガラスになる。

「シリカはガラス」。

これを考えて、まず怖いのは、その粉塵の「するどさ」だね。
ガラスだったら身のまわりにある。窓ガラスやコップを舐めたって、なーんも害はない。
でも、そのガラスが割れて粉々になったら、とてもじゃないが舐められない。

あなたのお子さんが、ビー玉で遊んでるとする。
そのビー玉を口にいれちゃったとしても、飲み込まなければ大丈夫だ。
じゃあ、そのビー玉を粉々に砕いてすりつぶして、口にふくませられるか、鼻から吸い込ませられるか。
恐ろしいだろう。

ツイッターで黒木睦子さんのページを見ると、カバー写真では粉塵が舞ってる。
https://twitter.com/mutsukuroki
この空中に舞ってる物質の半分が、小さなガラスの破片だってことだ。
きれいに丸い形になんてなってくれない。ガラスは、細く・鋭く割れる。
それが身体に入っていく。

つぎに、物理的に人体を損傷すること以外にも問題がある。

「世界保健機関」(WHO)の下部組織に、「国際がん研究機関」(IARC)ってのがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%81%8C%E3%82%93%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%A9%9F%E9%96%A2

この機関が、「IARC発がん性リスク一覧」ってのを出してる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7

そこに、このシリカがある。
「グループ1」ってところをスクロールしていってください。

=====
石英結晶 (Silica, crystalline) / cristobalite粉塵の吸引
=====

って載ってる。
「グループ1」ってことは、「発がん性がある」ってハッキリ認められてる物質だ、ってことだよ。

Wikipedia で「二酸化ケイ素」のところを見ても書いてある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E3%82%B1%E3%82%A4%E7%B4%A0#.E6.AF.92.E6.80.A7
=====
粉体状のものを多量に吸入すると、塵肺の一種である珪肺の原因となる。ホークス・ネストトンネル災害などが発生し、鉱石採掘現場での労働災害が課 題となった。シリカ結晶は、国際がん研究機関によりグループ1の「ヒトに対する発癌性が認められる」物質に指定されている。微粉末の吸入が問題なのであ り、吸入しなければ問題は認められない。
=====

シリカ(二酸化「ケイ」素)の粉塵でかかるのが「珪肺」。
いちど吸い込まれた粉塵は、肺胞のなかで引っかかって体外にでない。
アスベストと同じだよ。
肺のなかに留まって、それを吸いながら生活を続けたら、レントゲンで見れば肺は真っ白だ。

Wikipedia で「珪肺」を見ると、「特に急性のものは、呼吸困難、咳、熱、チアノーゼを特徴」って書いてある。
まさしく、黒木さんのお子さんが咳で困っているのも納得じゃないか。

そんなものが空気中を舞ってるんだ。
こちらのツイートによると、「空気にさらしちゃいけない」って指導もされてるシロモノだよ。
https://twitter.com/sei_ongakukouko/status/536171505143382016
=====
経済産業省と厚生労働省は、シリカ(Silica)を0.1%以上含む混合物に健康有害性の絵表示と「施錠して保管」を指導していた。
=====

発がん性がある粉塵が、空気中を舞っている。
シリカを「0.1%」どころじゃなく、50%含んでる粉塵だぜ。
小麦粉が舞ってたって迷惑なのに、発がん性があるなら言語道断だろう。

さらに言うと、「埋める」ってのは「施錠して保管」してる状態じゃない。
ダンプカーも、グリーンサンドを空気にさらしたまま運搬してたみたいだし。(サンアイさんの仕事だね)
となれば、埋める前の、路程・行程のあいだに、発がん性さえあるガラスの粉塵が街中にまき散らされてたってことだ。
回収なんてできないし、風が吹けば舞い上がるし、さらに広がってしまう。

あと、「国際がん研究機関」のサイトに行ってみた。
そしたら、粉体シリカの危険性を検証してる文書があったよ。
http://monographs.iarc.fr/ENG/Monographs/vol100C/mono100C-14.pdf
その42ページめ(紙面上では396ページ)の結論部に、「発がん性がある」ってハッキリ書かれてる。

そのページをキャプチャして、結論部をハイライトしたのがこちら。







いちおう、最後の文を訳しますと―――。
=====
Crystalline silica in the form of quartz or cristobalite dust is carcinogenic to humans (Group 1).
「結晶シリカは、石英ないしクリストバライト粉塵の形態で、人体に発がん性をもつ(グループ1)」
=====

発がん性がある。
施錠して保管するべきだけれども、ハダカで運ばれて、埋められて、粉塵が舞っている。
その利用の目的も、よくわかってない。

「無害な」「製品だ」とは言えない。
しかも、指導にしたがった管理をしないまま、粉塵を舞わせてしまっている。
黒木さんたちは、それを吸い込まされてる。

その人たちが、黒木さんを「名誉を毀損した」として訴えた。
これじゃ逆ギレだね。
いい大人の、まして財閥系大企業の逆ギレなんてのは可愛くもない。

恥を知り、認め、引き下がるべきだと思う。
それ以外に尊厳をまもる道はないだろう。


=====


【追記】 ひとつめ。

上に引用した「IARC発がん性リスク一覧」にあるシリカの項で。

=====
石英結晶 (Silica, crystalline) / cristobalite粉塵の吸引
=====

ってあるけれど、この「cristobalite粉塵」(クリストバライト粉塵)ってのが、僕にもよく分からなかった。
辞書にもなくて、ネットでもカタカナ表記されてるものしか見つからなかった。

でも、こちらの方がその翻訳についてツイートされてた。
https://twitter.com/EZMANGOGO/status/543977818384633856

そこにある weblio辞書のページを見ると、こんな感じ。
=====
二酸化けい素
分子式: O2Si
慣用名: 二酸化けい素、Silicon dioxide、クオーツ、Quartz、Silica、SiO2、シリカ、Zeolite θ-1、ゼオライトθ-1、クリストバル石、Cristobalite、Ultrafine particle of anhydrous silica、超微粒子状無水シリカ、融解石英、Vitreous silica、シリカゲル、Silica gel、コロイダルシリカ、合成石英、トリジマイト、Tridymite、コエサイト、Coesite
体系名: けい素ジオキシド
=====

どういうことかっていうと、これだけ色んな名称がある、ってこと。
「cristrolabite」(クリストラバイト)ってのは、「二酸化ケイ素」つまり「シリカ」の別名、ってことだね。

ちなみに、「ナニナニ ite」ってのは、「ナニナニ石」ってこと。
列挙されてる名称のなかの、「クリストバライト」と「クリストバル石」も同じもので、英語でいうか日本語でいうかっていう違いなだけ。


=====


【追記】 ふたつめ。

あと、同じ方(僕は「備えよさん」って呼ばせてもらってる)が、「GHS」ってものについてもツイートされてる。
https://twitter.com/EZMANGOGO/status/544292453059006464
https://twitter.com/EZMANGOGO/status/544296864627957761
https://twitter.com/EZMANGOGO/status/544298482748489728
https://twitter.com/EZMANGOGO/status/544303950262845441

GHS ってのは、「Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals」。
日本語では、「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム」。
つまり、化学物質がどんなものか、危険ならどんな危険があって、どれだけ危険か、って区分をして、全世界で統一された認識をもつためのものだね。

でもって、日本の経済産業省は、化学物質の危険性についても、この GHS の判定と分類にしたがってるわけだ。
「国際がん研究機関」(IARC)での評価もおおむね同じ。

でもって、「個体」の物質についても、大きなカタマリ状のときと、細かい粒子状のときでは危険性がちがうこともちゃんと留意されてる。

「粒子状で発がん性をもつガラス」でシリカを、ふんだんに含んでるフェロニッケルスラグ。
の危険性は、国際的に認められてて、日本はそれに従ってる。

ってことが改めて分かったね。






【癌になる国民半数を救おうぜ!】
http://amba.to/1mqHXNW  『新発見ガン治療法の認知拡大を要望しよう!』

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