痴漢は推定有罪
【 痴漢は卑劣な犯罪です 】
このところ警察官や教師の痴漢犯罪ニュースが多く目に付きます。
社会的身分からニュースにもなりやすいのですが、本来国民や生徒を守るべき
立場の人間ですので、情状は重くなります。
痴漢は軽微な犯罪と考えられがちですが、被害者の精神的苦痛を思うと絶対に許せない
行為です。
痴漢は卑劣な犯罪です!!
ここからのお話も、まずこれが大前提です。
【 痴漢の冤罪事件が増加 】
ただ、最近は痴漢の冤罪事件も多くなっています。
2006年に小田急線の車内で女子高生に対し痴漢をしたとして、強制わいせつ罪に問われて
いた防衛医大教授が、2009年4月14日、最高裁で無罪判決を受け確定しました。
一審、二審では、被害者の女子高生の供述が信用性の高いものとして、教授に対し
実刑が言い渡されていましたが、上告審で逆転無罪となったものです。
判決では「満員電車内の痴漢事件では客観的な証拠が得られにくいため、特に慎重な
判断が求められる」としています。
「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則を確認したものになっているようです。
ただ、今回の裁判では裁判官の判断が割れ、5名のうち3名が無罪、2名が反対意見を付し
ていましたので、裁判官の心証がほんのわずかでも違っていたらと考えると、怖くなります。
【 痴漢は推定有罪!? 】
痴漢裁判は他の刑事事件と違い、事実上「推定有罪」となっています。
これは犯罪の性質から、被害者が泣き寝入りしないために、被害者の証言を最重要証拠と
する必要性があるという考えからです。
その一方で唯一の証拠が被害者の供述のみのときは、偶然の接触が間違われたり、
別の人を犯人と特定してしまったりと、真実とは違った判断が導き出されてしまう恐れも
多くなってしまいます。
また、示談金の搾取目的、単なるゲーム感覚、あるいは乗車マナーなどを注意されたこと
への腹いせなど、犯罪が存在しないにも関わらず意図的に痴漢の加害者をでっち上げた
例もあります。
痴漢の冤罪事件を裁判で無実を晴らすことは極めて困難ですし、何年もの期間を要するうえ、
冤罪が確定しても補償などは一切ありません。
実際は、痴漢被害者が「痴漢をされた証拠」を提出することが難しいこと以上に、冤罪被害者が
「痴漢をしていない」という証拠を提出することはほぼ不可能と言ってもいいと思います。
メディアでは犯罪者という扱いで報道されます。
たとえ冤罪が明らかになっても、痴漢の容疑者になった時点で既に、家庭の崩壊、会社からの
解雇、周囲からの冷たい視線、警察による厳しい追及など、社会的信頼の失墜や精神的
苦痛は、その後の人生を狂わせるのに十分です。
自分が、妻が、娘が、痴漢被害に遭ったら、と考えると泣き寝入りしたくないと考えるでしょう。
でも反対にいつ、自分が、夫が、父親が、息子が、冤罪の被害者にされてしまうかもわかりません。
【 犯罪防止と自己防衛 】
朝、通勤電車に乗っているとたまに、痴漢をしたとして駅員や鉄道警察に連行されていく姿を
見かけることがあります。
個人的には、もし近くで痴漢被害に遭ってる人がいたとき、助けてあげなければと思う一方で、
逆に加害者に間違われたら困るから関わらないでおこう、という心理が働くこともあります。
痴漢犯罪者の心理は分かりませんが、痴漢という犯罪は殆どの場合常習犯となるようです。
痴漢の検挙は大事ですが、同時に痴漢がしづらい環境の整備に力を入れて犯罪を減らす
方向性も考ていきたいものです。
全く個人的な考えですが、痴漢防止策案として日頃思っていることです。
・女性専用車両を増やす。
車両を完全に男女に分けることは、問題が多すぎて出来ないようですが、乗客の割合を
考えれば、あと1両程度は増やせるのではないかと思います。
・増やすのが難しいなら女性専用車両の位置をもっと利用しやすい位置にする。
他の車両は満員なのに女性専用車両は余裕があるという状況が結構目立ちます。
そのうえで、もっと利用を促すような広報もあわせて行なってみるのはどうでしょうか。
・車内に防犯カメラを設置する。
下までは映らないので完璧というわけではありませんが、立ち位置や乗車の様子は
分かると思いす。
コストの問題はありますが、何よりも抑止効果が期待できます。
公共の場所ですので、本来の目的に使用されるのであれば撮られて困るということも
無いでしょう。
今のところ冤罪に巻き込まれないためには、
なるべく「女性の近くには立たない」、
「手はできるだけ上に持ってくる」(つり革に摑まれない位置のときは、両手で鞄を抱えて
手首より先は首より上に置く)
くらいしか無いですかね。実現可能な防御策としては。






1 ■おっしゃる通り。
男としては、手のやり場にも困ります。(ノ_・。)