煙草の学力・仕事力への影響
喫煙による健康などへの直接的な害についてはもう様々な研究報告が
されていますが、当然、知能への影響も心配されるところです。
喫煙についての私見としまして、喫煙という行為自体に対しては
僅かな条件付で賛成(正確には反対ではない)という考え方に立っています。
といっても「公共の場などの他人の迷惑になる場所で喫煙をしない」という
最低限のモラルだけ守ってほしいという程度のものです。
どちらかというと、喫煙者の多くが持っている「他人に迷惑をかけても気にしない」
という思考の方が好きではないのですが。
≪長文になります≫
【 煙草を吸うと集中力がアップする!? 】
よく、「煙草を吸った後は頭が冴える」というセリフを耳にします。
確かにこれを相対的にみると事実です。
喫煙を我慢するとイライラした状態になるため集中力は低下しています。
この低下した状態と比べると喫煙によって集中力は増します。
つまり集中力がアップするのではなく、正確には回復することになります。
そのため、元々喫煙をしていない状態(喫煙をやめた状態)を上回ることはありません。
下のグラフをご覧頂くと解りやすいかと思います。
これは喫煙者と非喫煙者の平均的な、時間経過による仕事量の変化を表したものです。
条件は、喫煙者には60分経過毎に10分間の休憩(喫煙タイム)を設けています。
両者とも時間の経過につれ、疲労によって能率は低下していきます。
喫煙者はイライラの禁断症状が出る分、低下の幅が大きくなります。
そして喫煙後はイライラ状態が解消されることにより能率も回復しています。
実験では非喫煙者は休憩をとらずに業務を継続しているため、見た目では成果量の差が
それほど多く感じられないかもしれませんが、実際の差はもっと大きくなるでしょう。
「ストレス解消のために煙草を吸う」という方も多いようですが、このストレスは、煙草を
吸いたくても吸えずにイライラすることによって溜まったもので、それを煙草を吸うことで
解消しているに過ぎないのです。
煙草を吸わない人は、喫煙者は休憩時間以外にも喫煙時間がある分
余分に休憩できてうらやましいなあ、と思ったことがある方も多いと思います。
最近ではこの喫煙時間による効率の悪化がかなり問題視されるようになってきましたので、
一部の自治体などでは、本来の休憩時間以外には持ち場を離れないように改善されている
ところも出てきました。
【 喫煙と知能の関係は!? 】
喫煙をすると知能が低下すると言われますが、本当なのでしょうか。
次のグラフは、ある試験における喫煙者と非喫煙者の得点範囲分布です。
もちろん喫煙者でも頭の良い人はたくさんいますし、煙草を吸わなくてもイマイチの
人もたくさんいます。
しかし、もともと持ち合わせている能力からすると、頭の良い喫煙者は煙草を
吸っていなければもっと良かったでしょうし、煙草を吸わないのにイマイチの
人は吸っていればもっと良くなかったと推察できます。
比較する両者がもともと持ち合わせている能力が同じ場合、もっと解りやすく言うと
同じ人が喫煙者であった場合と喫煙者では無かった場合を考えると、喫煙者で
無かった場合の方がより本来の能力が保たれている、ということになります。
これまでも様々な研究がされており、2008年のフランス国立保健医学研究所の報告には
『喫煙者は論理的思考能力などの成績も低くなり、記憶力も低下の傾向が強いことから
喫煙は認知力の減損および記憶の障害に強い関連性があることが分かった』とあります。
さらに研究チームは、喫煙は認知症のリスクが高いと警告しています。
【 喫煙による周囲への影響 】
喫煙者が喫煙によって学力や仕事力が低下しても、喫煙者本人は自分の意思で
成績を落としているので本人だけの問題です。
本人にとっては、試験前に勉強をせずに漫画を読んだりゲームをしたりしたときと
同じ結果が返ってくるだけで済みます。
ただし、受動喫煙によって煙草を吸わない人間の思考や能率を大幅に下げることに
なってしまうのは問題です。
さらに、成果主義を採っている会社では、他者の足を引っ張るためにわざと受動喫煙を
させるという人も中にはいるようですが、そこまではもう論外です。
健康増進法が公布されてからは以前に比べ大分職場環境も改善されてきました。
しかし、(特に中小)企業では、一番業績が気になるはずの会社のトップが
まだまだ意識不足のところが多く、「罰則が無い」からといって改善を怠っていたり、
「バレなければ良い」と初めから法令無視を決め込んでいたりしているようです。
また、分煙を謳っていても実際は衝立や空気清浄機などの形だけという場合も
多いですし、社内を禁煙にしていても、打合せや会合に飲食店などを使うと、
当り前のように煙草に火を点ける無神経な人もまだま多いようです。
プライベートならばそんな他者に迷惑をかけるような人とは付き合わない、ということも
できますが、逃げ場の無い職務中はそうした信用を失う行為は慎んだ方が良いのでは
ないかと思われます。
本当の意味で学力や仕事力を身につけ、発揮するためには、無煙環境も非常に大切な
要件のひとつではないでしょうか。








1 ■無題
はう! やめなくちゃ・・と 思いますね・・
でもでも・・ふぅ~~泣
自分に・言い訳して・・やめられない・・はぁ~~