リオ・ロボ

肝心なことを書くのを忘れてた。

キリン生茶の新しいCMに使われている『大いなる西部』のテーマ曲は
現在、CDが廃盤になっているのか、国内では発売されていないのか、
いずれにしても簡単には入手するのが難しいかもしれない。

が、もちろん不可能ではない。
中古盤・外国盤なら探せば必ずあるはずだ。
ずっと以前に『西部開拓史』とのカップリングで、
2枚組のCDとして発売されている輸入盤を見たことがあるし、
単独でもSUMIYAの渋谷店に行けば見つかるだろう。

SUMIYAの渋谷店というのは、実はサントラ盤マニアの殿堂だ。
自分も25年以上の優良(?)顧客である。
一般客は、その品揃えの異様な偏りに面食らうかもしれない。
好きな人なら狂喜乱舞するに違いない。

さすがに店員も詳しい(人によるのかもしれないけど)。
僕よりよく知っている。普通のCD屋では、めったに
そういう店員にはお目にかかれない。たいがい、
「ちょっとお待ちください……(と一応、探す。
そして、あっけなく)……ウチでは置いてませんねえ」
ってな感じ。
最初から半分ぐらいは期待してない。
しかし、SUMIYAの渋谷店では、店員が即答してくれる。
すべて頭の中に入っているみたいだった。
(その店員だけ、特別だったのかな?)



最近では、去年亡くなった映画音楽界の巨匠ジェリー・ゴールドスミス
の特集をしている。そんなCD屋は、他に見たことがない。
他の店では絶対売ってないCDの中から、
3000枚限定発売で手書きのシリアルナンバーも入っている輸入盤
『リオ・ロボ』(1970年)のサントラを買った。
娯楽映画の巨匠ハワード・ホークス監督の遺作だ。
当然、主演はジョン・ウェイン。
アレンジャーが変わって、よりスケールアップした頃の
ジェリー・ゴールドスミスらしいキレのあるサウンドで、
弦楽器が主旋律でなくユニゾンに絡むゴールドスミス独特の
メリハリと広がりのあるハーモニーもすでに聴くことができ、
十分満足のいく出来ばえだった!






タイトル: リオ・ロボ


ちなみに、自分がもっている『大いなる西部』のサントラは
昔、キングレコードから出ていたアナログ盤のアルバム。
デカすぎてスキャンできないため、お見せすることができない
……残念。

A面は、壮大な西部を表現したようなオーケストラによる劇音楽、
B面は、それらの楽曲が緊張感を孕んでマイナーコード進行する。
全12曲。

お気に入りは、東部から来た主人公の馬車をカウボーイたちが
曲乗りで並走してからかう超ロングショットのシーンに流れた、
いかにも西部劇の音楽らしい「マッケイの歓迎」(A-2)、かな。

1958年の公開当時は、日本の映画館全体の年間観客動員数がほぼ
ピークに達した時代。以降、テレビの普及で60年代、70年代と
観客動員数は転げ落ちるように減少、
80年代に下げ止まりし、現在はまた増えているとはいうものの、
50年代の桁に達することはまずない。

そんな古き良き映画全盛時代の話題作だ。
2時間45分を超える長尺ながら、記録的な観客動員で話題となったらしい。
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キムタク主演の月9新ドラマ「エンジン」の宣伝で、

エアロスミスの「エンジェル」がテーマ曲のように使われていましたが、

これって「空耳アワー」的な、ダジャレなんですかね?

 

「エンジェル」は、80年代の前半、完全に死んでいたエアロが、

ランDMCとのコラボで甦った後、

完全復活を果たしたアルバム「バーマネント・バケーション」

の中に入っていたバラードの名曲で、懐かしかった。

もちろん、一番のお気に入りはシングルカット第1弾の「デュード」だけどね。

アーティスト: Aerosmith
タイトル: Permanent Vacation

比較的最近のお気に入りは、「ジャスト・プッシュ・プレイ」に

入ってる「ジェイディッド」。

これ、3~4年前のBS1ノメジャーリーグ中継のテーマ曲に使われてて

最高に決まってた。

NHKにしちゃ、なかなかいいセンスしてると思ったら、

去年はブールス・スプリングスティーンの「ボーン・トゥ・ラン」で、

青臭くてたまらんかった(これは、いつものNHKらしい選択だ)。

で、今年はサミー・ヘイガーがボーカルになって、おとなしくなった頃の

ヴァン・ヘイレン。やっぱり、イマイチ。

早く「ジェイディッド」に戻せ!

と、NHK関係者が見ていたら、強力にプッシュしてほしい。

 

今回は、ちょっと一息ブレイクでした。

 

アーティスト: エアロスミス
タイトル: ジャスト・プッシュ・プレイ(紙ジャケット仕様)
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ランナウェイ・トレイン

テーマ:
無事、失踪少女が帰ってきたそうですね。
よかった。帰って来る前は書けなかったけど、
帰って来たからこそ書けることもある。

いつも失踪少女の写真を見ると、思い出す歌がある。
ソウル・アサイラムの「Runaway Train」だ。
これは家出少女の刹那的な痛々しい感情を歌った
泣きたくなるような名曲で、
もう13年も前のヒット曲になる。
当時、失踪少女の名前と写真をズラーッとつなげた
この曲のプロモーション・ビデオが話題になった。
その後、ソウル・アサイラムのボーカリストと
ウィノナ・ライダーが付き合い始めたことからも、
この曲のインパクトと影響力の大きさが知れよう。

少女の失踪には2種類のパターンがあると思う。
誘拐・拉致などの受動的な失踪と、
自発的な失踪だ。
どちらも家族や親御さんにとっては悲惨だが、
ビートルズは38年も前に、そんな親の気持ちを歌っていた。
ポール・マッカートニーがメインの「She's leaving home」で
ジョン・レノンが歌っているパートがその部分だ。
当時、ポールは結婚もしていなかったが、
ジョンは幼い子供がすでにいた。
そんな微妙な差が一つの歌の中で混ざり合っている。
やっぱりビートルズは恐ろしく偉大な存在だった。

もちろん、どちらの曲も失踪少女を探している
ご家族にはオススメしない。
間違いなく悲しみのキズが広がるだけだからだ。
ただ、帰って来たなら、そして、
もし前述の2種類のパターンのうち、
少しでも後者の可能性があると感じたら、
「Runaway Train」を聴いてほしい。
酷かもしれないが、失踪少女は再び繰り返すこともある。
そんな少女の気持ちが痛々しいほどにわかる。
そうならないためにも、これを聴いて
わかってあげてほしい。



アーティスト: Soul Asylum
タイトル: Grave Dancer`s Union
「Runaway Train」が入っているアルバム「GRAVE DANCERS UNION」は
ソウル・アサイラムをブレイクさせた名盤。
彼らの以前のアルバムも聴いてみたが、イマイチだった。
このアルバムが良すぎる。その後、このバンドがとうなったのかは
よく知らないが、この1枚だけは別格だ。
「Runaway Train」の1曲だけでも広大なアメリカを感じさせる
十分に価値のある1枚といえる。
久々に聴いてみたけど、やっぱり良かった。
あんまり悲しい時には、聴かないほうがいいかもしれない。

でも、一つだけ少女に言っておきたいことがある。

「あなたが考えているより、両親はあなたを愛している」



アーティスト: Soul Asylum
タイトル: Black Gold: The Best of Soul Asylum
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クイーン復活ということで、思わずフレディ・マーキュリーの
美しいファルセットボイスについて書いてしまったけど、
それが最もキレイに出ているバラードだと思うのは
「クイーンⅡ」に入っている「NEVER MORE」だ。

今、それを聴きながら書いてるけど、ホント、きれ~いだよ。
メドレーの中のほんの1分少々の短い曲で、そのせいか、
今まで誰もこの曲についてどうこう書いたりしたのを見たことがない
ので、この際、皆に知ってもらたいなあと。
さっきの記事で、ちょっと書き足りなかったもんで……。

もう一つ、フレディのファルセットがキレイな代表的なバラード
「ラブ・オブ・マイ・ライフ」は有名な曲だから知ってると思うけど、
この曲にはちょっとした思い出がある。
武道館のクイーンのライブで、この曲を聴衆が静かに聞き入っている時、
突然誰かが「ビューティフル!」と叫んで、
場内が爆笑の渦に包まれたのだ。コレ、そこにいた約1万人が
証人になってくれるはず。でも、本当にビューティフル!
なナンバーなんだよね、彼の気持ち、よくわかる。
ちなみに、この曲が入ってる「オペラ座の夜」は
クイーンの代表作。一番好きなアルバムは?
と聞かれると困るけど、これもその一枚であることは
間違いないだろうね。ついでに武道館ライブの海賊版も
(めちゃくちゃ音質が悪くて最近は聴いてないけど)
2枚もってる(……ただの自慢)。
確か「A NIGHT AT THE KIMONO」……とかいう
「オペラ座の夜」をパクッたような、ふざけたアルバムタイトルで、
茶色のセピア調のジャケットには
ロジャー・テイラーの写真だけが映っていた。

知ってる人いたら、もっと詳しいこと
コメントに付け加えておいてください。
絶対、クイーンのマニアってたくさんいるはずだから。

アーティスト: Queen タイトル: A Night at the Opera [Bonus Tracks]

ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛

テーマ:
アーティスト: レイ・チャールズ, ノラ・ジョーンズ, ジェームス・テイラー, ダイアナ・クラール, エルトン・ジョン, ナタリー・コール, ボニー・レイットタイトル: ジーニアス・ラヴ ~永遠の愛


日本版ジャケットも小さく(表面的には違いがないので)

ですが、載せました。ところが、驚いたことに、

サイトでの評価は両者に雲泥の差があった。

日本盤には「エリー・マイ・ラブ」がボーナストラックとして

入っているということが、どうやらファンの逆鱗に触れたらしい。

その1曲の違いで、輸入盤より数百円も価格が高いこと、

その1曲を入れたレコード会社に対する不信感、

などなど、レコード会社もサービス精神で入れただろうに、

それだけで★1つと★5つの大差。なんとまあ、恐ろしい世界。

怖いですね、怖いですね。

何はともあれ、クリント・イーストウッドおめでとう。

主演男優賞は、天国の旧友レイ・チャールズに免じて、

きっと喜んでるんじゃないかな。これを聴きながら。





Genius Loves Company

テーマ:






アーティスト: Ray Charles

タイトル: Genius Loves Company



惜しまれながらも2004年6月10日にこの世を去ったソウルミュージックの天才(The Genius of Soul)レイ・チャールズ。そんな偉大な彼を敬愛するグラミー・アーティスト達との豪華なデュエットプロジェクトが緊急発売。

教会音楽のゴスペルとブルースをルーツにしたオリジナルのスタイルを確立しながらビッグ・バンド・ジャズからカントリー、ポップと幅広いジャンルの音楽要素を吸収し自分のものとしていったレイ・チャールズ。さまざまなジャンルのアーティストたちとの交流も積極的に行っていた彼ならではの奇蹟のデュエット・アルバム「 Genius Loves Company 」(以上、紹介文より)。



ジャケットがいいよね !

ちっと説明不足だったので、詳しく書きたいんだけど、

キリがなくなるからなあ。とにかく今年のグラミー賞では8部門受賞、

しかもその直後、レイ・チャールズのキャリアにおいて初の(!)

ビルボード1位となるアルバムとなった。それなのに、

話題になってないのがおかしいぐらい。

彼の全盛期50年代~60年代の音楽は後から聴いた人が多いんじゃないか

と思うけど、リアルタイム的な体験としては

「ウィ・アー・ザ・ワールド」の最後に、しかもボブ・ディランの後に、

彼と対峙する黒人を代表するイコンとして登場した、

あの独特の節回しのソロは、あのスーパープロジェクトの一つの

ハイライトにさえなっていたのが、とても印象的。

そういえば、サザンの「いとしのエリー」も歌ってたっけ。

日本人へのPRとしては、それなりに意味があったのかな ?