父親たちの星条旗
クリント・イーストウッドが日本で初の共同会見を行うと聞いて、
いても立ってもいられなくなった。何しろ、そんなことは今まで
アメリカでも例がなく、イーストウッドの共同会見といえば、
せいぜいアカデミー賞授賞式後の受賞者会見ぐらいで、まさに
異例中の異例。実際、イーストウッドが昨年、来日したのは
『ローハイド』(1959年~TVシリーズ)のキャンペーン以来
40年以上ぶりで、しかも宣伝目的ではなく硫黄島のロケハン
許可を石原都知事からもらうため。当然、二人の大物会見が
あっただけで、われわれ一般人はハナからカヤの外だった。

そんなスーパースターの共同記者会見が日本で初めて開かれる、
ってことが、どれだけ大変貴重なことか、わかってもらえるかな
……例えば、シュワちゃんや、トム・クルーズ、トム・ハンクス
だったら何度かナマで見たことがあるし、ミック・ジャガーや、
ポール・マッカートニーでもライブ会場で2~3回は見ている。
でも、ジョン・レノンはもう拝めない。そんな感覚なんだよね。

このチャンスを逃したら、一生この目でナマのイーストウッドを
見ることなどできないだろう……そんな思いを胸に一昨日、
イーストウッド様を拝みに行った。一眼レフを携えて……。

自分がイーストウッドのファンだって話は前にもしたけど、
なんやかんや好きになって30年。ローリング・ストーンズの
ファン歴より、自分の中では長い。自分の父親より年上の老人
(1930年生まれの75歳)にいまだ憧れているなんて、おかしな
感じもするけど、そういう人はかなり多いみたいで、数百人は
入りそうな会見場は超満員。イーストウッドの登場とともに、
皆と一緒になって夢中でシャッターを切った。知らない人が
見たら(そんな人はいないと思うけど)、ただの温和そうな
オジイサンだ。かつての眼光の鋭さも今はなく、あまりの
フラッシュ攻勢にほとんど目を伏せて眩しそうにしている。

当然、カメラマンは目を瞑っているイーストウッドの写真ばかり
じゃ寝ぼけた老人が渡辺謙の隣に座っているようにしか見えない
ので、顔を上げて目を開けた瞬間にまたフラッシュの嵐となる。
可哀相に、イーストウッドは最初の挨拶をしている間、ほとんど
ずっと目を伏せていた。ゴメンね、オジイちゃん……。

実は会見の前日、イーストウッドは最新作『硫黄島からの手紙』
の撮影が終了したばかりだった。彼の隣には、渡辺謙、加瀬亮、
ジャニーズの二宮和也、中村獅童、井原剛志といった出演者たち
が並んでいる。彼らの挨拶の言葉を戸田奈津子さんが通訳して
イーストウッドに伝え、彼の表情が一瞬でも変わるたびに無数の
フラッシュが炊かれた。みんなイーストウッドの表情しか狙って
ないんだな……(笑)

質疑応答中は、フラッシュ撮影厳禁。携帯電話での撮影は禁止、
撮影写真のweb掲載も一切禁止、という厳しいお達しの後、
一人一問という条件で会見は粛々と行われた。二宮君の話は、
特に面白かった。最初はイーストウッドがどんな人かわからず
怖かったけど、「ピーナッツを食べてた、しかもボロボロと
口からこぼしながら。それを見て仲良くなれそうだと思った」
という話には場内大爆笑で、イーストウッドも笑っていた。
しかし、日本兵の扮装をしてロケ現場に立ち、自分が実際、
戦場にいるような感覚になってボーッとしていたら、
知らない間にフィルムが回って撮影が終わってしまい、
「恐ろしい!」と思った……(場内大爆笑)という感じで
撮影は一切リハーサルなしに、どんどん進んでいったらしい。
「セリフ合わせがあったのは、スタジオ撮影前の一回きり」
(井原剛志、談)で、毎ショット、オーディションを受けて
試されているみたいな気分だった、という。

リハーサルなし、撮り直しなしがイーストウッドの演出法だ。
これは俳優に全幅の信頼がないとできない。俳優出身だから、
俳優を信じている、と言うのは簡単だが、そういう監督は今、
他にいないだろう。往年の大巨匠ハワード・ホークス監督も
リハーサルなしを好む人だったと聞いているが、出演者たち
(ジョン・ウェインやロバート・ミッチャム)は監督が見てない
ところでセリフ合わせなどの練習をいつもしていたらしい。
イーストウッドの現場もそんなプロたちの仕事場だった
ということが出演者たちの話からよくわかる。

『硫黄島からの手紙』は今年12月に日米同時公開される。
第二次大戦の硫黄島の攻防を日米両国の側から二本の映画で
別々に描くという、前代未聞の意欲作だ。次回アカデミー賞の
有力候補となることは間違いないが、そんなことはどうでもいい。
イーストウッドがこんな企画を企てたこと自体が驚きだからだ。
米国側から描く『父親たちの星条旗』は10月20日、世界同時公開で、
日本側から描く『硫黄島からの手紙』へと連続公開される運びだ。

いずれもイーストウッド監督、『クラッシュ』のポール・ハギス
他が脚色し、製作はスティーヴン・スピルバーグ。配給は当然、
ドリームワークスになる。これは、イーストウッドが「原作の
映画化権を単独で購入する資金がなく、スピルバーグに頼んで
買ってもらった」からなのだが、製作会社はマルパソ・プロ
(イーストウッドが自ら監督をするために25年前に設立した
個人会社)だ。スピルバーグ(当時はドリームワークスがまだ
なくて、アンブリン・エンターテインメントだったかな)と
マルパソ・プロのコラボレーションは、『マディソン郡の橋』
(1995年)以来だろう。この時は、映画化権を所有していた
スピルバーグがイーストウッドに振った形だった。




ワーナー・ホーム・ビデオ
マディソン郡の橋
現在、数あるイーストウッド映画のDVDソフトのなかでも、
アメリカで二番目に売れているのが『マディソン郡の橋』だ。

では、イーストウッド映画で今、最も全米で売れているDVDは
何か?……これには驚いた。これを当てられたら、アナタは相当
な事情通ですね。ファンでも、想定外の作品にきっとビックリ!
しますよ、絶対……答えは次回(笑……ヒント=戦争映画です)



ジェイムズ ブラッドリー, ロン パワーズ, James Bradley, Ron Powers, 島田 三蔵
硫黄島の星条旗



James Bradley, Ron Powers, Michael French
Flags of Our Fathers: Heroes of Iwo Jima
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イチローじゃないけど、こんなに「最高に気持ちいい」
気分になったのは久しぶりだ。もちろん、これは昨日
行われた第一回WBC(国別対抗野球)準決勝で、
日本が6対0で絶好調の韓国に勝利したからだ。

そんなことで一喜一憂するなんて、と思われる人は、
もう少し世間の話題に目を向けた方がいいでしょうね。

事実、昼間のTV放映ながら、平均視聴率36.2%(関東)は、
今年テレビで放映された全番組の中でトップの数字。瞬間最高
視聴率50.3%は、昨年暮れの紅白歌合戦の最高視聴率をも上回る。
つまり、国民の半数以上(6000万人以上)がまっ昼間のその時間、
テレビで日本の勝利に酔いしれ、大喜びしていたのだ。
まだ優勝もしてないのに、新聞の号外も出た(笑)!

まさに国民の最大関心事として、野球が復活した瞬間だ。
やっぱり、日本は最高の野球をしている国の一つだった、と
証明されたことが何より嬉しい。韓国の大健闘も、彼らのレベルを
猛烈に世界にアピールできたことで、十分に韓国民を満足させた
ように見える。兵役免除も達成されて、選手も結構、満足気だ。

これでイチローの不満、国民の不満は、一時的にせよ、
一気に解消された。個人的にも、子供の頃から阪神タイガース
の大ファンだったので、昨年の日本シリーズ4連敗に始まり、
格下の韓国(日本の高校野球部4000校に対し韓国は50校しかない)
に2連敗するなど、ここ最近の野球に関する話題は
気分悪いことこのうえないものばかりだった。
だから、こうなるのを心待ちにしていた。

こうなれば、明日のキューバとの世界最強野球国決定戦も神様が
ご褒美をくれるだろう。「怪物」松坂が勝利をもたらすだろう。
実際、松坂はアテネ五輪でキューバを8回まで無失点に抑えた。
今回のキューバ打線は当時とほぼ同じメンバー。プロが戦えば、
アマチュア最強のキューバなど問題じゃないな、という印象が、
アテネ五輪の時からある(が、日本はこの時、準決勝でメジャー
リーグ経験者と日本プロ野球経験者混成チームのオーストラリア
に敗北し、キューバがオーストラリアを破って金メダル。日本が
決勝に出てれば勝ってたはずだが、不満の残る銅メダルだった)
……明日の決勝戦、200人ものメジャーリーガー参加者のうち
出場できるのは、イチローと大塚の二人だけだ。おそらく主催国
アメリカは、全員メジャーリーガーの米国対ドミニカの決勝戦を
期待していたに違いない。ところが、最近の国際紛争問題同様、
なかなか予定調和のディズニー映画のように、米国の思惑通りに
運ばない「神のシナリオ」は一体、何を意図しているのだろうか?

答えは明白。WBCが今後発展するうえで、今回のシナリオは、
メジャーリーガーにとっても真剣勝負しないと勝てない大会だと
認識させる効果が計り知れない。実際、米国だけでなくドミニカ
だって、レッドソックス優勝時のMVP=ラミレスやメジャーの
エース=ペドロ・マルネネスが不参加だった。これでは、とても
真剣とは言えまい。その結果、開催国でさえ全国ネットでテレビ
放映されないほど、当初は皆の関心が低かった。審判の件では、
いい加減なビジネスライクの運営方法も露呈した。

そうやって神のシナリオを読み解くと、今回の第一回WBCの
最大の功労者は、二度までも「世紀の大誤審」を犯して、一躍
「時の人」となったボブ・デービッドソン審判しかいない!

日本でも米国でも、彼の誤審からWBCの問題点が浮き彫りと
なり、世間の関心が一気に高まったといっても過言ではない。

メジャーリーグが最高の舞台ではない、とアメリカに認識させる
意義深~い大会となったのは、ボブ、君のおかげかもしれない。

これで次は、メジャーリーガーも米国も真剣に参加・運営する
だろう。ゴジラも井口も城島も……世界の人々が愛する野球の
将来に光が差してきたた感じだ。第二回大会は、三年後らしい。
もう今から楽しみで仕方がない。視聴率は何%になることやら…。

きっと神は、最後に決勝でメジャーを含むプロの誇りと意地を
祝福してくれるのだと思う。そういうシナリオに見える。
なぜなら、そうなることによってのみ、第一回WBCの
これまでの劇的な展開が後世に語り継がれる伝説と
なり得るような気がするからだ。あきらめないこと、
負けてもベストを尽くすこと、友好的であること……
今回の日本チームはいろんなことを教えてくれたはずだ。
神のシナリオは、本当に深遠だ。

ちなみに、私はキリスト教徒じゃありません。
ここでいう神とは、やおよろずの神でも何でもいい、
ジョン・レノンの言う神(=コンセプト)と理解されてもいい。
奇跡を含む「自然法則の摂理」みたいなものとご理解ください。

クリスチャンの方、宗教論議はしたくないので、
何卒ご容赦ください…(笑)

(続報)
日本はキューバを倒し、初代世界チャンピオンになりました!!
おめでとう!!
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これが映画の台本だったら、すごいもんだ。想像を絶する展開!
「日本準決勝進出!」の駅売り新聞記事を見て、夢かと思った。
昨日、韓国に1対2で二度目の敗戦を喫して99%二次リーグ敗退
と思われた第一回WBC(国別対抗野球)に、奇跡が起こった。

なんとまあ、年俸170億円軍団の世界最強アメリカチームが、
メキシコにまさかの1対2で敗戦、日本の準決勝進出が決定した
というのだ。しかも、日本対アメリカ戦で問題となった審判が、
また塁審でメキシコのポール直撃ホームランを誤審して2塁打に
した、というオマケ付き。もう、驚きを通り越して呆れるばかり
……そればかりか、日本に敗れたメキシコは、この試合の前日、
二次リーグ突破が絶望的なことから皆でディズニーランドへ遊び
に行ってたらしい。そんなチームに341勝投手クレメンス先発
のアメリカが負けるなんて、誰が思っただろうか。

もうメチャクチャだ。何がなんだか、ワケがわからない。
昨日、日本が韓国に負け、自力で準決勝進出が可能になった米国
の監督は、「ありがとう韓国」とコメントしていたらしいが、
今度は王監督が「ありがとうメキシコ、こんなに嬉しかったのは
最近ない」とコメント。メキシコチームは国旗を掲げて、まるで
優勝したような韓国みたいに球場でウィニングランしたという。

勝利の女神は、尋常ではないドラマを用意しているらしい。
こりゃ、ドラマの台本では不可能。これだから野球はわからない。

そのツケで、野球大国アメリカの威信は粉々に砕け散った。
審判の問題も含め、次回の運営方法に真摯に取り組め、と
神様が言っているのだろう。いよいよ物語は最終章に入る。

というわけで、準決勝は再び日本対韓国。三度目の対決だ。
予選から6連勝と勢いづく韓国に、果たして日本は勝てるのか?

日本戦勝利の記者会見で韓国の監督が、記者団にこう話している。
「日本なら代表チームを3つも4つも作れるだろうが、韓国では
もう一つできるかどうか。実力的にはまだ日本の方が上」……
そんな格下と見られた韓国に、なぜ日本は勝てなかったのか。
もっと言えば、実力的には世界一であるはずのアメリカがなぜ
勝てなかったのか。理由は同じところにあるような気がする。

王監督は「相手の執念が上回った」とコメントしていたが、
「韓国にあって、日本にないものは?」と問われたイチローは、
「何でしょうねえ…(15秒の沈黙の後)、それがあると思えない」
と答えていた。現場のプレイヤーにはわからないことでも、
周囲から見ていて感じることが一つある。

上述の韓国代表監督のコメントにもあるように、韓国はできる限り
の最強チーム編成で万全を期して大会に臨み、国内の関心も非常に
高かった。事実、日本に勝って大統領からも祝電が入ったという。
逆に日本が勝ってたら、総理大臣から祝電が入ったか?…明らかに
答えはノーだ。アメリカも同様。そこまで国を挙げて取り組んでは
いない。日本に勝って、国旗をマウンドに掲げた韓国。日本では、
それを「マナーが悪い」という意見も、いくつか読んだ。確かに、
日本は韓国に勝っても、国旗をマウンドに掲げることはしなかった
だろう。でも、それは「マナーがいいから」じゃない。それだけ、
韓国は国を挙げて真剣に取り組んできた、という証なのだと見る。

もちろん、選手はどの国も真剣だったろう。しかし、周囲の関心が
イマイチな米国と日本が韓国に負けたのは当然だったとも言える。
ちゃんと神様は見ているんだよ!

ベスト4に入れば兵役免除というニンジンをブラ下げ、韓国議会で
その約束が果たされることも決定的になった、という影響があった
にせよ、それ以前に国を挙げて取り組んだ周囲の真剣さに、米国も
日本も遠く及ばなかったように思う。米国は特にそうだ。WBCの
試合は全国ネットで放送もされず、佳境のバスケット(NBA)を
中継をしていたというのだ。日本もまたサッカーのワールドカップ
と比べると、国民の最大関心事とまでは盛り上がっていなかった。
日本の野球代表チームは、いつもそうだが、そこそこベストだけど
完璧なドリームチームじゃない。米国代表チームも同様。例えば、
サッカー選手なら日本代表チームに入らなかっただけで落ち込む。

野球はどうか。ゴジラや井口や城島だけではない。代表に選ばれず
落ち込んだ選手なんて、果たしていたのだろうか。代表に選ばれた
人に、「ご苦労さん。じゃ、これからシーズンの本番だからね」と
いった同情的なコメントがせいぜいで、「オレが出てれば勝った、
なんでオレを出さないんだ!」なんて選手は一人もいない。特に
米国は、そこそこのベストな選手を選んで「負けるはずがない」と
過信していた。代表のプライドは個々のもので、国民的ではない。

この差は歴然だ。スタート時点から、もう選手のモチベーションが
全然違う。いくらイチローが発破をかけても、根底にはそうした国
を挙げての真剣さがない。イチローの怒りは、おそらく敗戦に向け
られたものだけではなかったようにも思える。その国の半端な応援
の状況に対して、という部分が多少なりとも含まれていると思う。

代表で出場している里崎智也捕手(ロッテ)が、「がけっぷちから
救われた感じ。野球界のため、WBCうんぬんではなく、一野球人
として負けるわけにはいかない」と、準決勝に向けてコメントした。
代表選手には酷だが、今度、負けたら本当の実力が問われる。
イチローの言葉ではないが、「今後30年間の日本の野球人気が
次の準決勝(韓国戦)で決まる」かもしれない。それぐらい大事な
試合だと認識してのコメントだろう。モチベーションが国内に向け
られると日本も強い。少し風向きが変わってきたような気もする。

おそらく、韓国首脳陣は「また日本とやるのか」「そろそろ負ける
かもしれない」と気を引き締めてくるだろうが、もし「また勝てる」と
韓国選手が過信していれば、チャンスだ。兵役免除も達成されて、
韓国選手のモチベーションは一段落しているはず。誤審の問題も、
日本での関心に一役買った、と前向きに解釈すれば、勝利の女神
の「奇跡の台本」は、日本を主人公にするかもしれない。少なくとも
優勝したら、小泉首相に祝電を打ってもらいたい。それが日本優勝
の絶対条件だ、と脚本家なら(勝利の女神も)考えるに違いない。

日本、世界一へ!!(WBC奇蹟のシナリオ)
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多くの問題を抱えたまま第一回の開催となった国別対抗野球
=WBC(ワールド・ベースボール・オブ・クラッシク)で、
日本のプロ野球とメジャーリーガーの代表が初めて真剣勝負を
繰り広げる、そんな心待ちにしていた歴史的な試合を昨日、
5時半に早起きして、「途中まで」堪能した。

事件は日本時間の13日午前8時半頃起きた。
同点で迎えた試合の終盤、一死満塁から犠牲フライで
日本が決勝点をもぎ取ると、米国チームから審判にクレーム。
塁審はセーフのジャッジ、そこで米国の監督は球審に詰め寄る。
球審は塁審を呼んで一方的に話を始めると、突然「アウト」を宣告。
いとも簡単に判定が覆った瞬間、球場の観客はワーッ!と大歓声。
米国の監督はガッツポーズ。当然、納得できない日本の王監督は
通訳を連れて球審に抗議するが、その間、観客は大ブーイング。

結局、抗議は認められず同点のまま試合再開。
そこでテレビのスイッチ切って、仕事に出かけた。
もう試合の結果は見えていた。予想通り、
日本はアメリカにサヨナラ負けした。

その後、この事件の詳報から、いろんなことが初めてわかった。
世界最高の選手が初めて集まる野球の世界大会だっていうのに、
審判は日本の2軍に相当するマイナーリーグの審判だったこと。
審判4人のうち、球審をはじめ3人がアメリカ人審判だったこと。
この球審は、スタンドプレー好きでメジャーリーグの審判を解雇
されていたこと。ロッテのボビー・バレンタイン監督が、
「あの審判は、まだやっていたのか。ひどい判定だ」
というような感想をもらしている記事も見た。

実際、この問題のシーンは現地で繰り返しリプレイ放映され、
「判定を覆したのは、誤審だった」と全米各紙も伝えている。
朝鮮日報などは、「米国の厚顔無恥な詐欺劇」とまで報じた。

しかし、試合の結果は覆らない。ただ、それ以前の問題として、
国際試合でアメリカだけが自国の試合を判定するというルール、
しかも審判のレベルが世界最高のレベルの大会に相応しくない、
いわば二流の人たちで構成されていること、さらに対戦カードも
含め、これらすべてをアメリカが勝手に決めたものであること。

これだけ問題だらけの見切り発車では、事件は起こるべくして
起こったと言わざるを得ない。これがサッカーなら国際問題だ。
米国が逆の立場だったら、ボイコットまでしかねないだろう。
日本が当初、出場に難色を示していたのも頷ける。
あまりにもアメリカが勝手に一人で事を進め、
思惑通り展開するように最初から基本線を定めていたからだ。
その線に沿わない展開が起こるとルールを都合よく変更して
正当性を強調する。これがいつものアメリカのやり方。
イラクへの戦争を始めた経緯も非常によく似ている。

米国の監督は、問題のタッチアップの際、「野手が捕球した時、
走者は5歩も6歩もベースから離れたところを走っていた」と
コメントし、正当性を主張した。が、再生ビデオを見れば、
それが単なる「思い込み」であったことは明らか。

まるで、「イラクは大量破壊兵器を持っている」と主張して
イラクに戦争を仕掛けたブッシュ大統領のように見えた……
(結局、そんな大量破壊兵器は、いまだ見つかっていない)

先日ここで紹介した『ミスティック・リバー』が公開されたのは、
そんなイラクへの戦争をちょうどアメリカが仕掛けた時期だった。
娘を惨殺されたショーン・ペンの激しい怒りと悲しみの演技には、
誰もが一時は共感し、あるいは報復は当然と思った人もいただろう。

しかし、あまりにそうした激しい「思い込み」の強さから、
報復する相手を間違え、なおかつ間違えて殺したことに対し
反省するでもなく、結局、真実をうやむやに葬ってしまう。

それは、まるで9.11の同時多発テロの報復として
イラクを攻撃した米国の今の姿、そのもののように見える。

しかも、アカデミー主演男優賞、助演男優賞をW受賞した
ショーン・ペンとティム・ロビンスは、ともにリベラルで
過激な反戦思想を主張する、時の政府(共和党支持者)に
とってはブラックリスト扱いの問題発言者だったから、
余計に米国では政治的主張のニュアンスが色濃い映画として
『ミスティック・リバー』は捉えられていた。もちろん、
クリント・イーストウッド監督が、そういう政治的な主張を
展開するために撮った映画なのかどうか、本質はわからない。

確かなことは撮影中、イーストウッドが演出について何度も
ショーン・ペンに相談していたということだ。普通に考えたら、
年齢的にも監督のキャリアから言ってもスターの格から言っても、
それは考えられないこと。一体、何を相談していたのか、
あまり深くは語られていない。

ただ当時、世界を騒がせていた事件をまったく意識していなかった、
とは言い切れまい。おそらく、そうした政治的な意味合いとも取れる
内容をどこまで出すべきか、あるいは抑えるべきか、そのバランスを
ショーン・ペンと相談していたのではないだろうか。

前々回、『ミスティック・リバー』の内容について書いた時は、
そうした当時の世の中の背景には一切触れず、時代と切り離して
テーマの本質だけを書いたつもりだった。背景など語らずとも、
硬派なテーマの映画として十分に魅力的だと考えていたからだ。

けれど、昨日のまるで茶番劇になりかねない米国主導の世界最強
野球国を決する初の大イベント運営を見ていて、あまりにも
アメリカ的なところがイラク攻撃の経緯さえ彷彿とさせ、
そんなアメリカ的体質にクギを刺すかの如く登場した
『ミスティック・リバー』の時代背景も紹介した方が、
政治的意図が実はあったにしても、なかったにしても、
この映画をより深く楽しむことができるかなあ、と
やはり思ったので、今回は付け足し記事とさせていただきました……
(だって、コメント欄では書き切れない長さでしょ?)

brokeback mountain

第78回アカデミー賞候補作が発表されてすぐ、受賞予想を
主要8部門のみ、本命◎、応援している対抗馬△、で表記し、
「アカデミー賞予想は、作品を見てなくてもできる!」
「自分も毎年、主要部門は確実に半分以上、当てている!」
「そんなに難しくない」と、豪語してから約1カ月…。

日本時間の3月6日、授賞式が行われ、結果が発表された。
だいたい予想通りだったけど、皆さんの予想は当たりましたか?

まずは、勝手な総評と個人的な感想から…。

今回は派手な大作が少なく、社会派の問題作が多かったせいか、
デカプリやイーストウッドらがいた昨年の授賞式と比べると
客席も地味めで、総合司会も日本人には馴染みの薄い地味な
TV系の人(?)ということで、全米視聴率も前回より8%も
落ち込んだらしい。授賞式も「粛々と進められた」って感じで、
大きな盛り上がりもないまま最後の作品賞発表となった……
が、最後の最後に会場が予想外の大興奮に包まれた!

その直前、監督賞のプレゼンター、トム・ハンクスが最多8部門
ノミネート作『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督に
オスカー像を手渡し、作品賞も同じかな、と誰もが思っていた。
なぜなら「監督賞を受賞した映画が作品賞にも選ばれる」という
パターンが過去の例を見ても圧倒的に多いからだ。

ところが最後のプレゼンター、ジャック・ニコルソンが登場すると、
初めて会場が異様なムードに様変わりした。そう、これがいつもの
アカデミー賞授賞式だ!……そして、いつにもましてシワ枯れ声の
ジャック・ニコルソンが、受賞作を読み上げる。衝撃が走った。

「ぐらぁ~しゅ」(そして、ニヤリ……ジョーカーの笑顔でした)

その瞬間、「えっ?」と思わず声をあげてしまった。会場でも、
あちらこちらから絶叫がこだましていた。プロデューサー兼任の
ポール・ハギス監督が脚本賞受賞に続き、再び壇上に上がる。
受賞作『クラッシュ』と同様、奇跡が起きたようだった……。

実は、6部門ノミネート中、編集・脚本・作品の3部門で受賞
した『クラッシュ』は数日前、「2005年の最も俗悪な作品」に
選ばれたと報じられていた。この選定基準は、猥褻なシーンの
数とセリフにおける俗悪な言葉の数の合計で、最も多い作品が
選ばれるというもの。まるで『クラッシュ』を選ばないよう、
投票者を牽制しているかの如きタイミングで発表されたので、
このニュースをネットで見た時、やっぱり『クラッシュ』には
相当な逆風が吹いているなあ、と思った。

決して、「大穴」候補が受賞したから皆、驚いてるんじゃない。
上述のような理由で大本命の圧倒的有利が不動のものになった、
と皆が感じていたから驚いたのだ。そこんとこを勘違いして、
「大穴」が受賞した、なんて書いてる記事をいくつか見たが、
とんでもない勘違いだ。最初から『クラッシュ』は、明らかに
『ブロークバック・マウンテン』の最大の対抗馬だった。

もう一つ。同性愛を描いた『ブロークバック・マウンテン』が
作品賞を受賞しなかったというだけで、「ハリウッドは保守的」
などと、知ったようなことを書いてる記事もいくつか見た。が、
上述のように『クラッシュ』は、昨年の「最も俗悪な作品」に
選ばれているほど、保守的な人には抵抗の強い描写が多い作品。
決して保守的な内容の話じゃない。思い込み違いも甚だしい。
ちゃんと『クラッシュ』を見たんか!…と言いたくなる。多分、
ミスティック・リバー』のことも勘違いしてるんだろうな。

ちなみに『ブロークバック・マウンテン』は、監督・脚色・作曲
の3部門受賞。『SAYURI』も撮影・美術・衣装デザインの
3部門、『キングコング』も録音・音響効果・視覚効果の3部門
で受賞した。作品・監督・助演女優・脚色などで多数ノミネート
されていた『カポーティ』は主演男優賞のみ、スピルバーグ監督
の『ミュンヘン』はゼロだった。また、群衆劇を得意とする監督
ロバート・アルトマンが名誉賞を受賞したのも、もしかしたら
『クラッシュ』勝利の予兆だったのかもしれないネ!

では、主要8部門の受賞結果と個人予想の戦績を発表します!

■作品賞:『クラッシュ』…応援対抗馬△だったので、引き分け?
■監督賞:アン・リー(ブロークバック・マウンテン)…◎、的中!
■主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン(カポーティ)的中!
■主演女優賞:リース・ウィザースプーン(ウォーク・ザ・ライン/
君につづく道)…これも応援対抗馬△で、引き分け?
■助演男優賞:ジョージ・クルーニー(シリアナ)…大ハズレ!
■助演女優賞:レイチェル・ワイズ(ナイロビの蜂)…◎、的中!
■脚本賞:ポール・ハギス、ボビー・モレスコ(クラッシュ)的中!
■脚色賞:ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
(ブロークバック・マウンテン)…アテ勘で◎、的中!

戦績は、5勝1敗(2引き分け)……悪く捉えても、5勝3敗で、
「毎年、確実に半分以上は当てている」の公約は果たせました(笑)

……が、少し言い訳。主演女優賞は、どちらを本命予想とするかで
迷ったんだけど、あまりよく知らない女優を「応援したい対抗馬」
に挙げることができなかったため、本命候補二人のうちの知ってる
方(リース・ウィザースプーン)を応援したい対抗馬とし、本命を
ハズしてしまったというワケ……最も悩んだ助演男優賞は、途中で
「本命を変えたくなった」と弱気のコメントをしていた通りの結果
予想記事のコメント欄参照=笑)となってしまいました!

でも、作品賞だけは、言い訳するまい!(笑)

やったね、『クラッシュ』! おめでとう、ポール・ハギス!
次は、また『ミリオンダラー・ベイビー』のコンビ復活で
クリント・イーストウッド監督作品の脚本。楽しみだね!

vanity fair



えっ、まさか!……というか、やっぱり!……というか、
感想は人それぞれとは思いますが、私には衝撃的でした。

『ロスト・イン・トランスレーション』『真珠の耳飾りの少女』
『アイランド』『ゴースト・ワールド』『理想の女』
のスカーレット・ヨハンソン、

『パイレーツ・オブ・カリビアン』『キング・アーサー』
ラブ・アクチュアリー』『ドミノ』『プライドと偏見
のキーラ・ナイトレイ。

共にオスカー候補にもなっている若手実力派の売れっ子
ハリウッド・スター最右翼の二人が、なんと一緒に……

一糸まとわぬ姿で、 Vanity Fair誌に載っているではないか!


確かに、二人はキレイだ。肉感的なスカーレット・ヨハンソンは、
結構ビッチな噂もあるが、次回作でオールヌードのセックスシーン
があると噂されるキーラ・ナイトレイまで、とは……
(実在の賞金稼ぎを演じた『ドミノ』ではアウトドア・セックスの
シーンがあるらしいけど、まだ見てない…)

だって、彼女は「貧乳」を気にしているようなコメントを
これまでに何度も残しているぐらいで……

でも、写真を見ると、そんなに「貧乳」でもない!
(なぜか、ちょっと安心……笑)

少なくとも、メグ・ライアンよりは立派な乳に見える……
(メグ・ライアンは現在、豊胸手術をして大きくなってるけど)

やっぱり女優は、みんなキレイな自分を見せたいんだねえ…。

というわけで、今回は下世話なネタでしたが、
このフルヌード競演の撮影現場(昨年11月11日)のナマの二人を
捉えた約4分間のビデオが下記のサイトで見られるので、
興味のある方は勝手にどうぞ!

http://www.vanityfair.com/videos/060208feou_keira_video




ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ドミノ



ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
キング・アーサー ディレクターズ・カット版



メディアファクトリー
理想の女(ひと)



ワーナー・ホーム・ビデオ
アイランド(UMD Video)

crash

映画界最大の祭典、アカデミー賞候補作が1月末に発表されました!
主要部門(脚色賞までの8部門)は前回、予想した通り。
今回はその続き。予想本命は◎、応援しているのは△で表示
しましたが、主要部門以外の予想は、見てない映画が多いなか、
ほとんど当て勘の世界になるので参考にならんでしょう(笑)。
そういうわけで、主要部門以外は個人的に予想はしますが、
表示はしません。以下が候補作の一覧です。
結果発表は来月5日。楽しみですネ!

■撮影賞
ウォーリー・フィスター「バットマン・ビギンズ
ロドリゴ・プリエト「ブロークバック・マウンテン」
ロバート・エルスウィット 「グッドナイト&グッドラック」
ディオン・ビーブ 「SAYURI
エマニュエル・ルベッキ 「ニュー・ワールド」

■編集賞
マイク・ヒル&ダン・ハンリー「シンデレラマン
クレア・シンプソン「ナイロビの蜂(仮題)」
ヒューズ・ウィンボーン「クラッシュ
マイケル・カーン「ミュンヘン」
マイケル・マッカスカー「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

■美術賞
ジム・ビゼル「グッドナイト&グッドラック」
グラント・メイジャー 「キング・コング」
ジョン・マイヤー 「SAYURI
サラ・グリーンウッド「プライドと偏見
スチュワート・クレイグ「ハリーポッターと炎のゴブレット

■衣装デザイン賞
ガブリエラ・フェスクッチ「チャーリーとチョコレート工場
コリーン・アトウッド 「SAYURI
サンディ・パウエル 「ミセス・ヘンダーソン・プレゼンツ(原題)」
ジャクリーヌ・デュラン「プライドと偏見
アリアンヌ・フィリップス 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

■メイクアップ賞
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」
シンデレラマン
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

■作曲賞
「ブロークバック・マウンテン」
「ナイロビの蜂(仮題)」
SAYURI
「ミュンヘン」
プライドと偏見

■歌曲賞
クラッシュ」“In the Deep”
「ハッスル&フロー(原題)」“It's Hard Out Here for a Pimp”
「トランスアメリカ(原題)」“Travelin' Thru”

■録音賞
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」
「キング・コング」
SAYURI
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
宇宙戦争

■音響編集賞
「キング・コング」
SAYURI
宇宙戦争

■視覚効果賞
「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」
「キング・コング」
宇宙戦争

■長編アニメ映画賞
「ハウルの動く城」
ティム・バートンのコープスブライド
「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」

■外国語映画賞
「ドント・テル(原題)」 (イタリア)
「戦場のアリア」(フランス)
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(ドイツ)
「パラダイス・ナウ(仮題)」(パレスチナ)
「ツォツィ(原題)」(南アフリカ)

■長編ドキュメンタリー賞
「ダーウィンの悪夢」
「エンロン(原題)」
「皇帝ペンギン」
「MURDER BALL」
「ストリート・ファイト(原題)」

■短篇ドキュメンタリー賞
「ザ・デス・オブ・ケヴィン・カーター(原題)」
「ゴッド・スリープス・イン・ルワンダ(原題)」
「ザ・マッシュルーム・クラブ(原題)」
「ア・ノート・オブ・トライアンフ(原題)」

■短篇アニメ映画賞
「バジャード(原題)」
「ザ・ムーン&ザ・サン(原題)」
「ジャスパー・モレロの冒険」
「9(原題)」
「ワンマンバンド」

■短篇実写映画賞
「ザ・ランナウェイ(原題)」
「キャッシュバック(原題)」
「The Last Farm」
「アワー・タイム・イズ・アップ(原題)」
「シックス・シューター(原題)」

brokeback m

「アカデミー賞予想は、作品を見てなくてもできる!」
というのが私の持論。例年、候補発表前に公開される作品が
少ないので、全部見た上で予想するのは基本的に不可能なのだが、
業界の思惑が絡んでくることと、それ以前に発表される米国の各賞
受賞結果と併せて予想すれば、そんなに難しいことじゃない。
自分も毎年、主要部門は確実に半分以上、当てているヨ!

それで去年の3月に、「世界一早い! 第78回アカデミー賞詳報
を大胆にも冗談で敢行したが、やっぱりこれは無理だった(笑)!
ノミネートもされていない人を受賞者にしていたからね(爆)!

今回は、『ブロークバック・マウンテン』の最多8部門ノミネートをはじめ、
作品賞候補は一本を除き全てインディペンデンス系の小規模作品で、
見たのは『クラッシュ』のみ。主要7部門の中でも見ている作品は4本
(『スタンドアップ』『プライドと偏見』『シンデレラマン』)のみなので、
あくまで作品の出来と受賞予想はまったく別物という点だけ、ご理解を。
おそらく昨年12月、同性の結婚が英国で法制化された、
という世界的な流れに乗って、『ブロークバック・マウンテン』が
今回の賞の主役になることは間違いない、と予想します!

では、来月5日発表の第78回アカデミー賞候補とオスカー予想一覧
(今回は主要部門のみ、◎が本命予想、△が個人的応援=当然、
見ている映画が中心になりますが……)です。

■ 作品賞

◎ブロークバック・マウンテン
グッドナイト&グッドラック
クラッシュ ※メチャメチャ良かったよ~!
カポーティ
ミュンヘン

■ 監督賞

◎アン・リー(ブロークバック・マウンテン)
ジョージ・クルーニー(グッドナイト&グッドラック)
スティーブン・スピルバーグ(ミュンヘン)
△ポール・ハギス(クラッシュ) ※これが監督デビュー作です!
ベネット・ミラー(カポーティ)

■ 主演男優賞

◎フィリップ・シーモア・ホフマン (カポーティ)
△ヒース・レジャー (ブロークバック・マウンテン)
ホアキン・フェニックス (ウォーク・ザ・ライン/君につづく道)
デヴィッド・ストラザーン (グッドナイト&グッドラック)
テレンス・ハワード (Hustle & Flow)

※ヒース・レジャーは『ロック・ユー』の前から大ファンなので……。

■ 主演女優賞

△リース・ウィザースプーン (ウォーク・ザ・ライン/君につづく道)
◎フェリシティ・ハフマン (Transamerica)
キーラ・ナイトレイプライドと偏見
ジュディ・デンチ (Mrs .Henderson Presents)
シャーリーズ・セロン (スタンドアップ) ※無理かな~…

■ 助演男優賞

◎ポール・ジアマッティ (シンデレラマン
△マット・ディロン (クラッシュ) ※良かったよ~!
ジョージ・クルーニー (シリアナ)
ジェイク・ギレンホール (ブロークバック・マウンテン)
ウィリアム・ハート(ヒストリー・オブ・バイオレンス)

■ 助演女優賞

△ミシェル・ウィリアムス (ブロークバック・マウンテン)
エイミー・アダムス (Junebug)
◎レイチェル・ワイズ (The Constant Gardener)
キャスリーン・キーナー (カポーティ)
フランシス・マクドーマンド (スタンドアップ

※応援しているのは、ヒース・レジャーと結婚したから。W受賞で話題を狙う
ってことも? レイチェル・ワイズは『コンスタンティン』が可愛かったね。

■ 脚本賞

◎△ポール・ハギス、ボビー・モレスコ (クラッシュ
ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ (グッドナイト&グッドラック)
ノア・ボーンバッハ (The Squid and the Whale)
ウディ・アレン (Match Point)
スティーヴン・ギャガン(シリアナ)

■ 脚色賞

◎ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ (ブロークバック・マウンテン)
ダン・フッターマン (カポーティ)
ジェフリー・ケイン (The Constant Gardener)
トニー・クシュナー、エリック・ロス(ミュンヘン)
ジョシュ・オルソン (ヒストリー・オブ・バイオレンス)

※予想できるのは主要7部門まで、これはわかりません!……が、
無理やり予想すれば『ブロークバック・マウンテン』かな?

(以下、続きは次回!)

sw-r2新年あけましておめでとうございます。

予定を変更して、新年の最初の記事は
昨年の全米公開映画の興行成績です。
本当は自分が見た映画のトップ10とか
やりたかったのですが、なんと下記のトップ10のうち
半分しか見てない。トップ20で見ているのは半分もない!
これじゃ、片手落ちになっちゃう。というわけで、
自分の中でのトップ10を出せるまでには
もう少し時間が必要です。

というわけで、読者の皆様、
本年も昨年同様よろしくお願い致しま~す!

順位 タイトル (興収:単位百万ドル、*印は年末時点の推定)

1. 「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」 380M$
2. 「ミート・ザ・ペアレンツ2」 279M$
3. 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 272M$ *
4. 「宇宙戦争」 234M$
5. 「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」 210M$ *
6. 「Wedding Crashers」 209M$
7. 「チャーリーとチョコレート工場」 206M$
8. 「バットマン ビギンズ」 205M$
9. 「マダガスカル」 193M$
10. 「Mr.&Mrs. スミス」 186M$
11. 「最後の恋のはじめ方」 178M$
12. 「キング・コング」 159M$ *
13. 「ロンゲスト・ヤード(原題)」 158M$
14. 「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」 155M$
15. 「チキン・リトル」 132M$ *
16. 「ロボッツ」 128M$
17. 「オーシャンズ12」 126M$
18. 「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」 119M$
19. 「キャプテン・ウルフ」 113M$
20. 「The 40 Year Old Virgin」 109M$



パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション



ワーナー・ホーム・ビデオ
バットマン ビギンズ 特別版



ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション

*印は公開中なので、まだまだ数字が伸びてきます。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は最終的に3億ドル近い数字に
なるんじゃないでしょうか…(これは1作目に次ぐ好成績です)。
ディズニーの実写映画『ナルニア国物語(第1章)』も、
それに迫る勢いで、3億ドル近いペース!!
1週間遅れで公開された『キングコング』も、2億ドルはいきそうな感じ。
全米の年末年始は、この一騎討ちの様相を呈してきました。
同時期に公開された『SAYURI 』は、現在2000万ドル台ですが、
オスカー候補発表後の伸びに多少期待できそうです。
『チキン・リトル』は、すっかり伸びが止まっちゃったから、
最終的にも今の数字と大差ないでしょう。
ちなみに、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』は、
歴代7位の成績でした!!
harry potter実は先週から、ウチの幼い娘が二人とも発熱・嘔吐で
仕事も手につかず、今週に入っても食べたらすぐ吐く、
いずれ吐く、という状態がなかなか良くならない。

にも関わらず、医者は同じクスリしかくれないし、
ちっともそのクスリが効かない。
最悪の場合、髄膜炎かもしれないと思い、
検査を要求したが、簡単な検査で違うとの診断。
こうなると、もう親は無力だ。
ただの心配性の鬼と化す。

しかし、とりあえず一週間吐いてばかりで、
まともに食事も摂ってないはずだから、
と今日は仕事を休んで医者に点滴をお願いしたのに、
たまたま今日は吐かなかったこともあって、
「脱水症状になってないから大丈夫」と軽く済まされ、
ついにこっちの方が病気みたいに体調が悪くなってしまった。

このまま娘が快方に向かえば、特に言うことはないが……。

そんなわけで、とてもブログのことまで頭が回りませんでした。

とはいえ、しっかり話題のシリーズ最新作
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は見てる。

一体どの程度の心配だったのか、と反論を食らいそうだけど
……それはそれ、これはこれ……ということで(笑)。


それにしても、この最新作、全米では11月18日に公開され、
わずか3日間で、1億ドルを突破してしまった。

久々にトンでもなく突出した興行成績で、
今年でいえば『エピソート3』以来のスピード。
『宇宙戦争』でさえ1億ドルを突破したのは2週目だった
ということからも、その凄さが尋常でないとわかるだろう。

ちなみに、『エピソード3』は、8日間で2億ドル突破の最速記録
を塗り替えたが、果たして『ハリー・ポッター』の最新作は、
それを超えるのか??……または、どこまで近づけるのか??

……いずれにしても、とっても楽しみだ。
多分、過去のシリーズの中でも最高のオープニング記録
ではなかろうか。

まあ、とにかく、しょっぱなからスゴイ映像をこれでもか、
これでもか、と見せてくれるからねえ。
そんな映像の派手さで言えば、確かに今回が一番、派手。

詳しくは、また今度。大丈夫、今度はそんなに待たせない。
『シンデレラマン』は詳報まで5カ月かかったからねえ(笑)。

一応、さっきも言った通り、体調が思わしくないので(笑)、
シャワーを浴びて、頭が冴えたら、またすぐに続きを書くかも
しれませんが、では、乞ご期待!!……ということで。