must love dogs diane今さら若ぶってもバレてると思うので告白してしまうが、
実はダイアン・レインと同い年だ。
デビュー作『リトル・ロマンス』(1979年/ジョージ・ロイ・ヒル監督)
が大好きで、当時からリアルタイムで見ているせいか、
ダイアン・レインには等身大的な思い入れがある。

天才子役と呼ばれた彼女が、当然いつまでも『リトル・ロマンス』
の清楚で知的な少女でいられるはずがない……

とは思いつつも、18歳になるやいなや
『アウトサイダー』で組んだコッポラ監督の作品で立て続けに
脱いでいるのを目の当たりにした時は、結構ショックだった。

『ランブル・フィッシュ』(1983年)は、まだ許せた。
それは当時まだ有名になる前のミッキー・ロークがカッコいいなあ、
とか、モノクロの映像とか、別の視点で見ることができたからだ。
(総合評価★★★/ただし、マット・ディロンは許せんかったけど
……笑)。



パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
ランブルフィッシュ

ところが、その次に見た『コットンクラブ』(1984年)では、
あろうことか、ストリッパー役。
しかも、共演は目つきがイヤらしいこと、
このうえないリチャード・ギア、ときた!
さらに、脳天直撃だったのは、彼女のインタビュー記事。
「ベッドシーンの撮影ではスタッフからは見られないようにシーツに
くるまってたけど、リチャード・ギアには丸見えで恥ずかしかった」

みたいなことが書いてあって、もう立ち直れなかった……
なんで天才子役がそこまで……だから、リチャード・ギアの
イメージはいまだによくない。今でも好きになれない(笑)。
唯一の救いは、乳首に飾りが付いてて、完全には
見えなかったこと(オールヌードではなかった……はず)。
その割には、「随分と胸が大きくなったもんだなあ」
などと密かに感慨もひとしおだったりして……
(総合評価★★★)



ハピネット・ピクチャーズ
コットンクラブ

そんなわけで、その後に見た『愛は危険な香り』(1987年)
では、もう、どうでもよくなってた。
こんな駄作で、突然ソフトフォーカスになって乳首を見せて
微笑んでいる彼女は、ニセ者かと思った(総合評価★★、
そのうち★一つは彼女の予想外に大きかった胸に……)。

もう脱がなきゃいられないソフィー・マルソーの如く、
知的清純派天才子役のヌードは当たり前になっていた。

そのせいか、20代半ばにして、彼女のキャリアは絶不調……
に見えた。若い肉体を晒して売れる年齢から、大人の女優へ
……その変遷が、どうにもうまく運ばなかった感じがする。

久々に見たシルベスタ・スタローン主演の『ジャッジ・ドレッド』
(1995年/総合評価★)は超駄作だったし、
コッポラ監督作『ジャック』(1996年/総合評価★★★)では
母親役に、『ホワイトハウスの陰謀』(1997年/総合評価★★★)
ではアクション映画に挑んで、どちらもそこそこいい出来だった
けど、どちらもあんまり話題にならなかった。
それでも、それなりに彼女を見続けていた。




ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
ジャック

久々の大ヒット作『パーフェクト・ストーム』
(2000年/総合評価★★)も残念ながら駄作で、
話題作の割には地味な妻の役だった……
彼女のファンじゃなきゃ記憶に残ってないんじゃないかな。

『グラスハウス』(2001年/総合評価★★★)も、
そんな薄い印象しかない。この時、彼女は30代半ば。
主演のリリー・ソビエスキーの引き立て役(母親役だったっけ?)
として、完全に脇役の女優になってしまった感じだった。

彼女が久々にフッ切れて話題作の主演にカムバックしたのは、
中年の不倫セックスに体当たりで挑んだ『運命の女』
(2002年/エイドリアン・ライン監督)だろう。
皮肉なことに、共演は憎きリチャード・ギア!(笑)。
ところが、リチャード・ギアは情けない夫で、気が抜けた。
実際、あんまり面白い映画じゃなかった(総合評価★★)
けど、彼女の主演作が話題になったこと自体、嬉しかった。



20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
運命の女 特別篇


さらに話題となった前作『トスカーナの休日』(2003年)は、
まさに等身大の彼女が蘇ってきたようで、嬉しかった。
もう、すっかり中年。顔には小シワが目立ってきた。
けれど、初めて『リトル・ロマンス』を彷彿とさせる
イタリアが舞台の主演作で「全米でロングヒットを記録」
とは、嬉しい限り!
ツメの甘いコメディと言われようが、充分楽しめた。
監督のオードリー・ウェルズは、ブルース・ウィリス主演の
『キッド』や、ユマ・サーマン主演の『好きと言えなくて』や、
米国版『シャル・ウィ・ダンス?』の脚本家。
そんな甘い映画が嫌いな人に共感を求めてもムダでしょうが、
エンディングも素敵じゃなかったですか?
(総合評価★★★)



ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
トスカーナの休日

そして、ついに彼女が看板女優に復活する作品が登場!
共演のジョン・キューザックを2番目に押しやる最新作
『理想の恋人.com』(総合評価★★★)は、全米でも
スマッシュヒットとなる中年のロマンチックコメディで
現在公開中。今回は脱がないけど、ドタバタのセックス
(コンドームがなくて途中でコンビニへ……)で見事に
笑わせてくれる。詳しくは長くなったので、また次回。

ちなみに、やっぱり一番好きなのは『リトル・ロマンス』
ですね、いまだに……。ローレンス・オリヴィエも良かったし、
ジョルジュ・ドルリューの音楽も泣けた(総合評価★★★★)。

いつかベニスに行ける日まで、ディズニー・シーのゴンドラで
我慢しとこっ!



ワーナー・ホーム・ビデオ
リトル・ロマンス
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