扉をたたく人 | 映画を観よう

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扉をたたく人 [DVD]/リチャード・ジェンキンス,ヒアム・アッバス,ハーズ・スレイマン
¥4,725
Amazon.co.jp

アメリカ 2007年

リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッパス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ、マリアン・セルデス、マギー・ムーア、マイケル・カンプステイ、リチャード・カインド、アミール・アリソン

監督・脚本:トム・マッカーシー


【ストーリー】

コネティカット州の大学で教鞭を執る教授ウォルター(リチャード・ジェンキンス)。愛する妻がこの世を去ってから、孤独に生きてきた彼は、学会に出席するためニューヨークへ。何年かぶりに訪れた自分のアパートに入ってみると、そこにはシリア出身の移民青年タレク(ハーズ・スレイマン)とセネガル出身の恋人ゼイナブ(ダナイ・グリラ)が滞在していた。どうやら彼らは知り合いに騙されてこのアパートを借りていたようだった。ある事情で警察沙汰にしたくないタレクとゼイナブは、素直にアパートを立ち去るが、行くあてなどあるはずもない・・。そんな2人を見過ごせなかったウォルターは、しばらくの間二人を泊めることにする。やがて、明るくて誠実な青年のタレクが奏でるジャンベのリズムに惹かれ、ウォルターはジャンベを習い始める。だが、ある些細な誤解でタレクが逮捕されてしまう・・・。



名わき役と言っていいでしょう・・

そんなリチャード・ジェンキンスが

アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた作品


そのおかげで

是非観たいと思った作品です!


今頃の鑑賞になりましたが

静かでいい作品でした


孤独に生きているウォルター

たまたま出会った青年とジャンベによって

笑顔を取り戻す初老の男


自分のせいでタレクが逮捕されてしまった

そういう罪悪感と

彼を助けたいと思う素直な気持ち


これまで、生きていくことに無関心だった彼は

アメリカの現実を目の当たりにしていく


タレクの恋人が

路上で手作りアクセサリーを売っているときの

白人の女性とのやりとりの中で

人は自国の人以外は区別がつかない・・

というような会話がありました


見ようとしなければ

何も見えない・・

知ろうとしなければ

何も気づかない・・


息子を心配してやってきた

タレクの母親との交流の中で

タレクたちが置かれている現実を知るウォルター


どんなに怒っても

どんなに叫んでも

9.11の後のアメリカは

中東出身者には厳しくて・・・


ラストに地下鉄でたたくジャンベの音は

怒りや哀しみ・・

やりきれない思いをぶつけている・・

そんな音色でした





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