アフター・ウェディング | 映画を観よう

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アフター・ウェディング スペシャル・エディション [DVD]/マッツ・ミケルセン,ロルフ・ラッセゴード,シセ・バベット・クヌッセン
¥4,935
Amazon.co.jp

デンマーク/スウェーデン  2006年

マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード、シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン、クリスチャン・タフドルップ、フレデリック・グリッツ・アーンスト、クリスチャン・グリッツ・アーンスト、イーダ・ドゥインガー

監督・原案:スザンネ・ビア 『しあわせな孤独』

脚本:アナス・トーマス・イェンセン 『しあわせな孤独』


【ストーリー】

インドで孤児たちの救援事業に従事するヤコブ(マッツ・ミケルセン)。だが運営している学校の財政は厳しく、少し離れた村では多くの孤児たちがあふれかえっている。そんなヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)から巨額の資金援助の申し出が舞い込む。そのために面会したいというヨルゲンの求めに応じて、久々に故郷デンマークへと戻ったヤコブ。面談を無事終えたヤコブは、突然ヨルゲンから週末に行われる娘アナ(スティーネ・フィッシャー)の結婚式に強引に招待される。断り切れずに出席したヤコブは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実だった。あまりのことに激しく動揺するヤコブだったが・・・。




実は、この作品を観てずいぶん経ちますが・・・

いつもながら

琴線に触れる作品を観たあとの

書けない!症状に見舞われ 記事断念(汗)

ひさしぶりに再鑑賞しました


最初に観たときは 

マッツ・ミケルセン演じるヤコブや

ヘレナやアナたちに気を取られてしまいました

(いつもの悪いクセで・・マッツが気になって~汗)


今回は、ヨルゲンを中心に観ました


自分の命が残り少ないことを知ったヨルゲン

美しい妻、娘、かわいい息子たち

十分すぎるほどの資産に仕事

そんな全てを手に入れているはずの彼が

残りわずかな生の中で

最後の段取りを組んでいく・・・


自分の考えている幸せの形は

必ずしも相手の幸せとイコールではない

全てを自分の思い通りにすることはできない・・と

ヘレナはヨルゲンに言うけれど


見事なヨルゲンの計画によって

その通りになっていく人々


それを傲慢と観るかどうか・・・


マッツ演じるヤコブは

ある意味、巻き込まれてしまっただけで

これまで自由に生きてきた彼は

家族という足かせをつけられてしまうわけです

でも、それもまた

ヤコブ自身の選択であって

決して強制されたわけではないんですよね



家族に対する考え方の違い・・は

お国柄というだけではなく

個人個人、別のものであるから

ヨルゲンの行動についてもさまざまな考え方があるでしょう


でも、きっと

ヨルゲンは父親として 夫として

これまで家族をずっと守ってきたわけで

その必要性を誰よりも感じていたんでしょう


娘と幼い息子達に父親が必要になるとき

誰でもいいのではなくて

血のつながりのあるヤコブに

後を託したかったんだろうと思いました



でも、そこまでしなければ

ヨルゲンは病に負けてしまいそうだったのかもしれない

それが最後に見せた

悲しいまでの生に対する思い・・・


それまでの冷静さとは裏腹に

ヨルゲンの抱えていた苦しさが

一気に画面にあふれ出て

涙が出ました・・



ラスト インドの少年に

一緒にデンマークで暮らそうというヤコブに

ここがいいんだ!という少年

友達と楽しそうに駆け回る少年を見つめる

ヤコブの表情に


本当の”幸せ”ってなんだろう

深く考えさせられた作品でした










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