- インファナル・アフェアII 無間序曲/エディソン・チャン
- ¥2,625
- Amazon.co.jp
香港/中国/シンガポール 2003年
エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、カリーナ・ラウ、フランシス・ン、チャップマン・トー
監督:アンドリュー・ラウ 『デイジー』、アラン・マック 『頭文字D THE MOVIE』
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン 『頭文字D THE MOVIE』
【ストーリー】
6年後の中国返還に揺れる香港。香港マフィアの大ボス、クワンが暗殺された。残ったボスたちが時期大ボスの座を狙っていたが、その中の一人サム(エリック・ツァン)だけは唯一静観を続ける。結局、大ボスの座はクワンの息子ハン(フランシス・ン)が告ぐことになる。実はこの暗殺は、サムの出世を願おすう妻マリー(カリーナ・ラウ)が夫も知らぬ間に手下のラウ(エディソン・チャン)へ命じたものだった。実はラウはマリーに叶わぬ恋心を抱いていたのだ。やがて、ラウは警察の情報をサムに流すため、サムによって警察学校へ送り込まれる。一方、組織犯罪課のウォン警部(アンソニー・ウォン)によって、クワンの私生児であることが発覚して警察学校を退学処分になったヤン(ショーン・ユー)が組織への潜入捜査官として密かに送り込まれる。こうしてラウとヤンサムとウォン警部のそれぞれの人生が交差していく・・・
『インファナル・アフェア 』の続編として登場したこの作品
前作では軽くしか触れていなかったラウとヤンのいきさつ
なにかあるな・・と思わせたサムとウォン警部との関係などが
細かく描かれていました!
前作では、トニー・レオンとアンディー・ラウの二人が
見事な演技で見ごたえのある作品だと思いましたが
この作品の若き二人の主役もなかなか魅せてくれました!
前作でもチラリと出てくるラウとヤンの若いころ
それぞれをエディソン・チャンとショーン・ユーが演じています
最初に見たとき、トニー・レオンの若いころにショーン・ユー・・
背が高すぎるし、あまりにも好青年なので合わないなぁ~と思いました
でも、自分の生い立ちから悪に染まることを嫌い警官をめざした青年が
任務とはいえ、悪の中で十数年も生活をしていく
そんな中でも強い意志を持ち続けているその苦悩や
言葉では言い表せないような経験がトニー・レオンになったのだと思うと
これもまた見事だな・・・と、すごく納得してしまいました!
そして、若いころのエピソードが『インファナル・アフェア』の
あのシーンにつながっているんだ・・ということを見つけるたびに
映画ファンとしては、小躍りしてしまうほど嬉しかった~♪
エディソン・チャンはアンディー・ラウの若いころを演じていたのですが
彼は似合っていました!
悪そうな表情と純粋な若者の表情がなんともいえない感じで
可愛い顔して怖いなぁ~と思いました
それにしても・・・
この三部作って、イイ男そろいだわ
(あ、またそんなところでミーハー心全開な私・・・汗)
ただの若者たち、あまりにも対極に歩き出す二人は
自らが選んだのだとしても・・・
年を重ねるごとに抱えるものが大きくなり
その切なさがクローズアップされていきました
この三部作、あえてこの並びにしたのでしょうけれど
そこがまた大正解!!
彼らの歴史がすべて語られ終焉を迎える『インファナル・アフェアⅢ』で
三部作すべての事柄が繋がって、深いため息と切ない思いに包まれます
それはまた別記事で・・・