- ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ウィンブルドン
イギリス/フランス 2004年
ポール・ベタニー、キルスティン・ダンスト、サム・ニール、ジョン・ファヴロー、バーナード・ヒル、エリナー・ブロン、オースティン・ニコルズ、ニコライ・コスター・ワルドー、
監督:リチャード・ロンクレイン 『リチャード三世』
【ストーリー】
ウィンブルドン・テニス選手権。ワイルドカードで出場している31歳のイギリスのベテラン選手ピーター(ポール・ベタニー)。一時期は世界ランキング11位だった彼も今では119位までランキングが下がり、この大会を最後に引退を決意していた。大会に向けてホテルにチェックインしたピーターはフロントのミスで豪華な部屋に入る。そこには美しいリジー(キルスティン・ダンスト)がいた。彼女はアメリカからやってきた注目の若手女性選手。ピーターとは正反対の性格を持つ彼女は、ピーターの以前の試合を見て彼が気になっていたのだ。リジーの父親でコーチのデニス(サム・ニール)からの厳しい視線を受けながらもお互いの気持ちに正直な二人は、お互いに試合に響かない程度にということで一夜を共にする。翌日、初戦に臨んだピーターは思うように体が動かなかったが、リジーの姿を見た瞬間何かが変わった。波に乗ったピーターは準々決勝にまで進出。落ち目だった頃には連絡してもシカトだったエージェントのロン(ジョン・ファヴロー)も顔を出してくる。主催者のパーティで、何も知らないロンは二人を引き合わせ、初対面のフリをして話をする二人のもとに、かつてリジーと関係のあったジェイク・ハモンド(オースティン・ニコルズ)が現れ、リジーを侮辱する。ピーターは彼を殴って二人は逃げるが、すでにお互いを真剣に愛し始めていた。二人は優勝に向けて頑張るのだが・・・。
ポール・ベタニー主演ということを知らなかった作品
たまたまレンタルショップで見かけて
「あら、ポールさんじゃない!!これは観なくちゃ」と
いつものミーハー心で観ました!!
いや~~~~~ヤバイです♪(ギャル語?)
ストーリーはあまりにもベタなくらいのラブストーリーです
でも・・・これまでにも増して
ポール・ベタニーにやられました♪
だって、こんな目で見つめられたら・・・・
今までに私が見つめられてクラクラしてきた俳優さんは
もっと、フェロモンが出ている目力のある方々ばかり・・・
ポール・ベタニーは『ロック・ユー』や『ダ・ヴィンチコード』などで
魅力的な俳優さんだと思っていましたが、クラクラする程ではなかったのですが
今回は、完全にノックアウトです♪(笑)
31歳のいい年をした男が、恋して寝てもさめても状態!
いままで優しすぎて試合で勝てなかった英国男は
彼女のパワーを分けてもらって快進撃!
まさに、彼女は勝利の女神♪って感じで・・・
こんなのアリかな~~~(苦笑)と突っ込みたくなるけれど
それはもう、気にしません!!
だって、冒頭で本人の解説があった通り
ハングリー精神が足りないテニスプレーヤーだったんですから
本来敵になるはずの同じテニスプレーヤーと仲良しで
一緒に練習してるし、彼との対戦が決まってもピリピリしない
それは優しい両親とシビアな弟に囲まれた幸せな私生活があったから・・
いわゆる、ボンボンなわけですね・・・(汗)
でも、そんな雰囲気が妙にピッタリあってるんですねぇ
相手役のリジーにはキルスティン・ダンスト!
『スパイダーマン』のヒロイン役には個人的ヤキモチから(苦笑)
不満タラタラな私でしたが・・・
この作品では、カワイイ♪ではありませんか!
ピーターが部屋に間違えて入ってきたときから
なんで怒んないの?と思ったけれど・・・
なるほど、
彼が試合の最中にボールガールを抱えていった事件のときから
彼女はピーターに恋していたんですねぇ~♪
最初はイジワルな性格の子かと思ったけれど
まさに女神でした♪
ピーターが宿敵(?)ジェイクをやっつけるのも納得!
英国男は、紳士なのです・・・
そして二人の幸せな時間!
すごーく普通のカップルって感じでイイですね~♪
実際、ウィンブルドンで勝ち上がっていく選手同士が一緒にいたら
目だって大変だと思うけれど・・・いいなぁ~この立ち姿
(背の高い男性が、こんな風に屈んでいる姿ってツボなのです・・)
リジーのパパのサム・ニールも、なかなかいいお父さんです!
最初は、ただのステージパパ(?)かなと思いましたが
本当に娘のことをわかっているというか・・・
彼女の気持ちが本物なのは、誰よりも最初に気づいていましたし
帰国する空港でも、ちゃんと後押ししてましたしね・・
帰国する飛行機の中では、ナイスパパ!って感じでした♪
スポ根ものではありません!!(断言します)
これはれっきとしたラブストーリーです♪(ちょっとコメディまじり)
テニスを真剣にしている方から見ると
こんな弱虫が決勝戦に残ったなんて!!
なに柔なことやってるんだぁぁぁ~~~とお叱りを受けるだろうけれど
試合の時の心の声や、カメラワークや音楽は、かなり面白いと思いました
ボールボーイの少年と、ピーターの関係も良かった♪
彼にジェイクのサーブがあたったとき・・もしや抱き上げて連れて行く?と思ったけれど
さすがに決勝戦では、そんな余裕がなかったか・・・(残念
でも、勝利の女神だけの力ではなく、
少年のピーターを見る憧れの眼差しも、ピーターの力になったはず
優勝した直後にラケットを少年に渡すピーターはやっぱりピーターでした♪
なによりも・・・こんなに幸せそうな素敵な笑顔!!
観ているこちらまでHappyになりました♪
今日は、クールアイズのポール・ベタニーが夢に出てきそう♪
ところで・・・ずっと気になっていたんだけれど
試合解説の女性・・・クリス・エバートですよね??