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2017年04月28日

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)

テーマ:17年04月の劇場鑑賞映画
ワイルド・スピード ICE BREAK 

【鑑賞日:2017年4月28日】

本日公開初日の「ワイルド・スピード ICE BREAK」を初回上映で鑑賞してきた…週一のシネプレックスの会員デーと重なり料金は1000円ポッキリ、ついでに先着入場特典のクリアファイルも無事にゲットでき大満足。最近、邦題では数字がカウントされなくなったので分かりづらいけど…気がつけばシリーズももう8作目。1作目を劇場に見に行った時なんか…いかにも“走り屋”さん系のヤンチャなおにーさんの姿ばかり目立っていたが、今日なんて若い女子の“お一人様鑑賞”やママ友風のグループ鑑賞がゴロゴロ…映画の内容と共に客層も変わってきたね。

キューバでバカンスを楽しんでいたドミニクとレティ…ある日、ドミニクの前にハッカー集団のボス、サイファーが現れ、仕事に勧誘しようとする。最初は興味がないと断ったのだが、サイファーが取り出した動画を見せられたドミニクは表情を変える。同じ頃…政府から電磁パルスの奪還を依頼されたホブス。すぐにドミニクに連絡を取り、チームを招集。ドイツに乗り込み、武器商人から無事に電磁パルスを奪い返すのだが…逃走中にドミニクがホブスを襲い、電磁パルスを盗んで行方をくらませてしまった!ドミニクの裏切りに困惑するチームメンバーだったが…。

ポール・ウォーカーの急死でシリーズ存続も危ぶまれたけど、ヴィン兄貴をはじめとするマッチョハゲおやじたちは、そんな逆境も難なく跳ね返し…新作を引っ提げて帰ってきました。ポールの穴を埋めるかの如く、今まで以上にロック様もといドウェイン・ジョンソンがファミリーの中心人物としてドッシリと構えまして、ついでに前作から本格参戦したジェイソン・ステイサムがすっかり“善い人”になって再登場…いや、最初こそロック様と火花を散らし、いがみ合ってたんだけれども…いつの間にかニコニコ笑って、冗談なんかも言い合っちゃう仲になってるし!

新規参入のイーストウッドJr.(クリント・イーストウッドの息子)、スコット・イーストウッドのヘタレっぷりには笑うしかなく…親の威光も映画の中までは届かず、何かにつけ先輩たちの厳しい洗礼を受けまくる。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では、存在感はピカイチなのに、一瞬、誰だかわからなかったフュリオサ役のシャーリーズ・セロン姐さんが…本作ではしっかりとその美貌を活かし、美しくも毒のある天才ハッカー(テロリスト)として“ファミリー”の前に立ちふさがる!いったいヴィン兄貴演じるドミニクは、この悪女にどんな弱みを握られてしまったのか?

既にネットなどで情報が挙がっているので、オイラも書いちゃうけど…重要人物、あるキャラクターの母親としてヘレン・ミレンまで降臨してぶったたまげる…しかも、エンディングでのクレジット表記がない!いわゆるノンクレジットの特別出演ってヤツだ!ストーリーの方も、シリーズ毎に007化しているのは周知の事実ですが…今回なんてヴィン兄貴は直前に「トリプルX」の公開もあったわけで…もう、2つのシリーズの境目が薄れ、この作品が「ワイルド・スピード」である必然性もなくなってきた(一応、アバンタイトルでストリートレースの対決シーンも拝めるけど)。

だからと言って決してつまらないわけじゃなく…今回もおバカ映画として、最後までテンションを持続させるのはさすがです。ハッカー集団が自動運転技術を悪用する、ニューヨーク市街での見せ場など…“ワイスピ”流ネット社会への警鐘であろう。他の作品(漫画とかも含む)でも、ハッキングによる遠隔操作というのは目にしたことがあるが…この映画ではやっぱり“規模”が段違い。あのシーンだけは…「ワイルドスピード」が「アルマゲドン」になっちゃったような破壊力だ。現実には自動車のハッキングは無理だと聞いたことがあるけど、将来はわからないよね。

また潜水艦から放たれた魚雷にロック様が素手で挑むシーンはおバカの真骨頂だろう…そして、いつも損な役回りが多いタイリース・ギブソンが今回も大変な目に遭いまくってたなぁ。ポール・ウォーカーがいなくなってしまったので、嫁さん兼ドムの妹役のジョーダナ・ブリュースターまで自然消滅してしまったのはちょっとばかり寂しいが(WOWOWで放送中のTV版「リーサル・ウェポン」にレギュラー出演中!この前は水着姿も披露してた)…ポールの存在を忘れたわけではない、作品の中で生き続けるという、作り手の熱い想いは確かに受け取った!


監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:ヴィン・ディーゼル ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム ミシェル・ロドリゲス カート・ラッセル


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2017年04月07日

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年)

テーマ:17年04月の劇場鑑賞映画
ゴースト・イン・ザ・シェル

【鑑賞日:2017年4月7日】

本日公開初日の「ゴースト・イン・ザ・シェル」を近所のシネコン、シネプレックスで鑑賞。チケットは楽天のお買い物マラソン中にスロットで当たった期間限定ポイント(お買い物マラソン中有効)を活用すべく事前にネットで予約…毎週金曜日の会員デーとも重なっていたので、現金出費をかなり抑えられた。そして、安く済んだ分をパンフの購入代金に回す…最近はあまりパンフを買わなくなったけど、今回は押井さんのコメントも載ってるし、欲しかったんだよ。鑑賞は2D字幕版で…アニメ版声優による吹替えも気になるけど、先着の入場者プレゼントGETを優先。

人と機械の教会が消えゆく未来、2069年…軍需企業のハンカ・ロボテックスは政府の資金援助で重宝部隊を開発。はじめて義体化に成功する。ミラと呼ばれるその女性は…テロに巻き込まれ、助かるには脳以外をすべて義体化するしかなかった。彼女は後に…公安9課に所属し“少佐”と呼ばれるように。1年後…ハンカ・ロボテックスの技術者が芸者ロボに電脳ハックされる事件が発生。情報を事前に察知していた公安9課の“少佐”が現場に介入するが…多くの犠牲を出し、現場にはクゼと名乗る犯人から挑発的なメッセージが残されていた!

特報の後の、ちょっと長目の予告編が解禁になった時…アニメ実写特有の“モヤモヤ感”を抱きながらも、意外とアニメのリスペクトは入っているなという期待も半分という感じだった。事前情報では…士郎正宗の原作漫画ではなく押井守の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」であり、その後のTVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」をベースにして、実写ならではの独自アレンジを施していると伝えられていたが、けっこう「イノセンス」の要素も入ってるし、S.A.Cもどちらかというと押井色を強めに出した「2nd GIG」からのネタが入っていたりする。

そう、本作は攻殻リスペクトである前に…押井守リスペクトでもあったという、なかなかマニア好みの1作となった。劇中セリフの“ガブリエル”(押井さんが飼ってた犬の名前)“アヴァロン”といった固有名詞に思わずニヤリ…劇場でも、クスクスという笑い声がところどころから聞こえて、あ~オイラと同じような“押井信者”がちゃんと初日に見に来ているんだなぁと嬉しくなった。あそこで笑わない人は、それこそモグリだろ(笑)オイラなんか、猫の鳴き声にまで過剰反応し…まさか「紅い眼鏡」じゃないだろうなぁって深読みしたくなってしまったくらいだし(笑)

予告でも流れているアクションシーンだけ見ると「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のコピーって感じですけど、“少佐”が事件の捜査をしているあたりは、それこそ「イノセンス」のバトーとトグサのようだった。ジュリエット・ビノシュ演じるオウレイ博士が「イノセンス」に出てきたハラウェイみたいな役割なのかなと思ったら、他の女性博士(破壊された義体の検視を担当する)で、ハラウェイそのものが出てくる(名前は違ったけど)…ああ、やっぱり「イノセンス」だったと。バトーの犬好きというキャラ設定なんかも「イノセンス」の影響が強いよね。

もちろん、もっとわかりやすい攻殻機動隊“愛”もたっぷりでして…光学迷彩を使った水上アクションや多脚戦車、ヘリコプターなどメカニックの再現度もなかなかだった。さらに、まさかのサイトーさん大活躍で押井版よりも攻殻“愛”を感じるのでした。その一方で…実写ならではのアレンジも意外とうまく成功しているとオイラは感じた。賛否両論あったスカヨハ“素子”だけど…そのあたりも、設定と物語でうまい落としどころを作っている。なぜ最初は“ミラ”と呼ばれているのか?不自然なくらい“少佐”とだけ呼ばれ続ける理由などもちゃんとあるんですねぇ。

あとは、最後の最後にきて押井守と全然違う解釈をぶち込んでくるのにも驚き…押井守の「攻殻機動隊」であり、「イノセンス」って、SF映画、警察ドラマの前に…ちょっと解りづらい“ラブストーリー”だったりするんですけど、そこはハリウッド映画らしいわかりやすい“ラブストーリー”になったなと…これはこれで納得できる結末であった。充分に続編イケるんじゃないか?一層の事…実写化第2弾は押井守監督でどうよなんて妄想まで膨らんでしまう。そして、エンディングにもちゃんとリスペクトがあった!音楽が川井さんじゃないのも、必要な演出だったなと。

本編、見る前は…長州力のコスプレの方が、バトーに近いように感じたのだが、動いている映像をしっかりと見ると、この実写版バトーも悪くない。義眼のエピソードなんかも良かった。世界のキタノ、殿(ビートたけし)の荒巻に関しては…ご愛敬な部分もあるんですけど、たけし“荒巻”が反撃に出るアクションシーンを見て…「GONIN」の京谷一郎を彷彿とさせられた(ちょうど雨が降ってるシーンだったし)。最後に1つ、文句をつけるとするとなぜ「攻殻機動隊」という邦題にしなかったのか?ハリウッドスタッフのリスペクトに日本側も応えるべきだっただろう。

とりあえず、字幕版での初見の感想はこんな感じですかね?吹替え嫌いのオイラも、アニメ版声優が揃ったという、今回の吹替え版には興味津々、時間とお金の余裕があれば、もしかしたらもう1回くらい劇場で見たいかもしれない。ただ、今回のスカヨハ“少佐”は…なんでも見透かして、こなしちゃう強い草薙素子のイメージともちょっと違い…未熟でか弱い感じが「攻殻機動隊 ARISE」の素子に近いかなとも。だから田中敦子姐さんよりも、もしかしたら坂本真綾の方が似合うんじゃないかななんても思うんだけど…ソフト化の時に坂本真綾verを検討してほしい。

そういえば…荒巻役のビートたけしが、取材で“コミックの実写版で初めて成功したかも”と発言したのに対し、馬鹿なネット民が“たけし、絶対に原作読んでない、見てないだろ”みたいな反論をしてたんですけど…何を言ってる、ビートたけし審査員長による当時の東スポ映画祭で、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」は作品賞、草薙素子は主演女優賞(笑)を受賞してるんだぞ(ちなみに、押井さんもインタビューで北野映画が好きだと公言し、かつては自宅の仕事部屋にLD-BOXが置いてあった)。そんなキタノさんが今回の実写版に出てるのも感慨深い。


監督:ルパート・サンダーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン ピルー・アスベック ビートたけし ジュリエット・ビノシュ マイケル・ピット


【ハリウッド版を見る前にこちらを!】
Blu-ray GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊







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