↓eigasukiの読書忘備録↓

http://ameblo.jp/eigasuki2/


Google




Web を検索
ブログ内を検索
















2016年04月29日

テラフォーマーズ(2016年)

テーマ:16年04月の劇場鑑賞映画
テラフォーマーズ

【鑑賞日:2016年4月29日】

今日はGW初日…それと同時に、公開初日を迎える劇場映画も多数ある。珍しく近所のシネコンでもオイラが見たい作品がこぞって公開になった。とりあえず毎週金曜の1000円ポッキリ会員デーとも重なったので、最低でも一本は消化しておきたい。何にしようか迷ったんだよ…先週から始まってる「アイアムアヒーロー」も早く見たいし、初日先着プレゼントがあった「シビル・ウォー」にも行きたい。でも三池崇史監督の「テラフォーマーズ」が同じ料金で“舞台挨拶ライブビューイング付き上映”となっていたので…一番惹かれまして、GW映画一発目の鑑賞に選んだ。

21世紀、爆発的な人口増加に伴い、人類は火星移住を計画…火星を地球化するためにコケとある生物を送り込んだ。それから500年後、計画は最終段階を迎え…15人の隊員たちが生物駆除のため火星に送り込まれることになったのだが…隊員の多くが犯罪者など訳ありな人物ばかりだった。小町小吉と秋田奈々緒もその中にいた。やがて火星に到着した隊員たちは、各々わかれて探索を開始するのだが…彼らが目にしたのは、想像していた害虫ではなく巨大な人型生物だった!そこで初めて、彼らに託された本来の目的が明らかになるのだが…。

同名の人気コミックが原作であり、アニメ化もされているので存在は知っていたけど…どちらも読んでないし、見ていなかった。それでも気になったのは、やっぱり三池崇史監督作品だったということが大きい。毎度のように賛否両論巻き起こるコミック原作ものだが、原作に思い入れがない分、映画単体としてまっさらな気持ちで接せられるのも、いちげん客の利点だ。火星に行ってゴキブリ(ゴキブリが進化した化け物)退治をするという予告やネット等の事前情報を見る限り、漠然と和製「スターシップ・トゥルーパーズ」のような作品を想像していたのだが…。

あとアレだよね…予告で見せていた伊藤英明の“ハロー”と武井咲の瞬殺映像!物語の詳しい内容を知らない身としては…本当にあんなふざけたシーンが出てくるのだろうかと…。結果から申しますと、あの予告とまったく同じシーンがありました。って、武井咲が“死んじゃうの”を公開前にバラしちゃって…思いっきりネタバレだったやん(笑)ただ、まぁ…ゴキブリ型モンスターに瞬殺され、死体になっても…その死体がわりと丁寧に扱われていたので、きっとどこかで出番があるのではないかと、疑ってはいたよね(笑)果たして武井咲は生き返るのか?

そんなわけでザクっと映画の感想を…なるほど、コレは三池流仮面ライダーなんだねって印象でした(脚本は中島かずき)。冒頭、未来の地球で伊藤英明と武井咲が警察から逃げているシーンから幕開けだ。この如何わしい雰囲気と、ハイテンションは三池映画の代表作ともいえる原作破壊映画「漂流街」を彷彿とさせた。さらに、この近未来のビジュアルは思いっきり「ブレードランナー」を意識してまして、ご丁寧にスピナー風の乗り物も登場する!正直、「ブレードランナー」公開から34年経って、ようやく邦画もこのレベルまできたかって感じなんですけど…。

近未来の地球(東京)のビジュアルはけっこう好みだったんだけど…宇宙に飛びだって以降は、いつもの邦画CGレベルで、ある意味で安心する(笑)三池映画に必要なのはこのチープさだ。火星に到着するまでの乗組員たちの戯れの様子は明らかに「エイリアン」だろうなぁ。で、火星に到着しました、ゴキブリ退治の開始です。でも、ゴキブリって言っても二足歩行できる人型に進化している…しかもやたら強い!案の定…あれだけ人気の役者が揃っていても、見かけ倒しの能力を披露しただけで、ろくに活躍もしないまま、あっという間に殺されていくのだ。

そう、瞬殺されるのは武井咲だけじゃなかったのだ…まさに虫けらのように(笑)元AKBって看板だけで、演技もろくにできない能面のようなブサイクな女が女優面して出演しているが、あっさりゴキブリにぶっ殺されるのでなかなか愉快だったけどな。何気にしぶとく生き残るのがジャニタレ…今年になってからいろいろとあったけど、まだまだ事務所の力は健在なのか?でもあれだ、見せ場は“虫”に変身し、特殊メイクで誰だかわからなくなっているので、自慢のルックスも形無し。こういうところに三池映画の底意地の悪さがよくでていますなぁと思う。

ほか、メインキャストは今までの三池映画で主役を張ってきた人の再登板も多く…それこそ新婚直後に、卑猥な乱交写真をスッパ抜かれてしまった伊藤英明がゴキブリ並の生命力で主役の座に復活してくれたことが喜ばしい…なんせ「悪の教典」の殺戮教師だもんね。瞬殺される脇役たちの中では意外と頑張っていた加藤雅也アニキも「荒ぶる魂たち」「許されざる者」と三池映画の中でも傑作の部類に入る作品の主役級キャスト。小栗旬、山田孝之の「クローズ」コンビはこなれたもんで、特に小栗旬のイっちゃってる感はまるでジョニー・デップのようだった。

ナレーションが池田“シャア・アズナブル”秀一さんでビックリ…特にアニメ版に出演しているってわけでもないいんでしょ?ネットで調べてみたけど、アニメのキャストでは池田さんの名前は見つからなかった。やっぱりアレですかね…昨年のNHK大河ドラマの影響が大きいのかな?そういえば、三池映画の音楽といえばこの人…常連の遠藤浩二さんが今回も迫力の劇伴を担当しているが、遠藤さんもまた放送中の朝ドラ「とと姉ちゃん」ですっかりNHK寄りの人になってしまった(笑)ただこの映画、間違ってもNHK-BSのプレミアムシネマには選ばれないだろうなぁ。

失笑してしまうシーンもいっぱいあったけど、それは三池映画の味として楽しみたい。原作を知らないオイラとしては…充分に面白かったですよ。上映終了後の舞台挨拶…30、40分やってたんじゃないかな?けっこう長かったです。登壇者は伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬、ケイン・コスギ、滝藤賢一、三池崇史の8名。花粉症の話題とケイン・コスギの“ファイトイッパツ”“パーフェクトボディ”でひっぱる出演陣に対し、笑いをとりつつ、協賛のアース製薬の宣伝を忘れずぶっこんできた三池崇史の大人な対応はさすがでしたね(笑)

舞台挨拶中、出演者がその場でランダムに選んだライブビューイング実施劇場に生電話をして、お客さんと対話するという企画が行われたのだが…自分の劇場が当たってしまうのではないかと変にドキドキ。出演者はやっぱり“客の入り”というのを気にしている様子で、必ず電話相手に確かめていた。実際に舞台挨拶が行われている東京の劇場は超満員だったらしいが、オイラが行った劇場は“空席”も目立ちまして、とても満員と呼べるほどの客は入っていなかった。もし、そんな状況で場内の様子を訊ねられたら、正直に答えるのか、多少は盛るのか…。

こうした舞台挨拶を見慣れているジャニーズの追っかけには馴染の光景なのかもしれないが…マスコミ向けのフォトセッションの際に、知らないうちに山下智久だけ画面から消えてしまったのが不自然でした。こういうところまでジャニーズの肖像権の問題って徹底してるんだね。で、フォトセッションが終わった後…また普通にキャストの列に戻っていたよ。ネットで高額で転売されている舞台挨拶付きチケットの入手はおろか、電車賃を使ってわざわざ東京に行かなくても会場の雰囲気が味わえるライブビューイング。他の作品でもどんどんも実施してほしいな。


監督:三池崇史
出演:伊藤英明 武井咲 山下智久 山田孝之 ケイン・コスギ 菊地凛子 加藤雅也 小池栄子 小栗旬


【関連書籍はこちら】
映画テラフォーマーズ VISUAL BOOK
テラフォーマーズ コミック 1-15巻セット (ヤングジャンプコミックス)







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年04月22日

レヴェナント:蘇えりし者(2015年)

テーマ:16年04月の劇場鑑賞映画
レヴェナント:蘇えりし者

【鑑賞日:2016年4月22日】

本日公開初日を迎えたレオナルド・ディカプリオの「レヴェナント:蘇えりし者」をシネプレックスの1000円ポッキリ会員デーで鑑賞してきた。昨年のかなり早い段階から特報や予告編が映画館で流れており、期待感を煽られまくった果てに、デュカプー悲願のアカデミー賞受賞というオマケがついた話題作だけに年配客を中心にまずまずの混雑ぶり。他のGW映画より一足先の公開になったが…間違いなく連休中の興行成績上位に食い込むだろう本命作品。ただし、本編2時間37分と長尺の上映時間…内容も相当ハードなのでデードムービーには向かなそう。

1823年、アメリカ北西部…狩猟の旅を続ける一行。ヒュー・グラスは息子のホークと共に集団の斥候を務めていた。狩りが終わり、あとは剥いだ毛皮を持ち帰るだけだったのだが…そこに凶暴な原住民たちが現れ殺戮が始まり、毛皮を盗まれてしまう!多くの仲間を失ったが、なんとか生き延びたグラスたちは、原住民の追跡をかわしながら険しい山道を徒歩で進んでいた。そんな時に巨大なグリズリー(ハイイログマ)と遭遇してしまったグラスは瀕死の重傷を負う。このままでは山を越えられないと判断した仲間は、グラスを見捨てる決意をするのだが…。

「アポカリプト」みたいなマンハント映画を想像していたのだが…ただの追いかけっこだけではない、人間の極限を描いたサバイバルであり、復讐劇であり、色々な要素がうまい具合に合わさったアクション巨編だった。冒頭…原住民の襲撃を受けるデュカプーたち。個性的な脇役がいっぱい出てきて、なんかキャラの名前と顔を覚えるのが大変そうだななんて思ったのもつかの間…次々に殺されていく仲間たち(襲撃した側もかなり死者が出る)。おかげさまでキャラが減ってくれたので、誰と誰が物語に重要なメインキャラなのかというのも無事に把握できた。

デュカプーには手塩にかけた可愛い息子がいるんだけれども、その息子がどこぞの原住民とのハーフだそうで、仲間内には親子の事を毛嫌いしている連中もいて、仲間同士でも一色触発、ギスギスした雰囲気が漂う。そんなことをしてる暇ない、敵は追いかけてくるし、自分たちの帰る場所まで無事に案内できるのはディカプーしかいないっていうので、チームを率いる一番偉い隊長さんなんかは…ディカプーをめちゃ頼りにしてて、反抗的な連中を諌めようとする。ディカプーも隊長のために、仕事を全うしようと冷静に行動するが…さらなるトラブルが発生。

なんと1人で斥候任務中のディカプーの前に巨大なクマが出現…ドラクエ風に言うと“ダースリカントがあらわれた→コマンド・たたかう”って感じだよね。原住民の襲撃を掻い潜ったやり手のディカプーもさすがにクマ相手のガチ勝負はてこずる。っていうより…明らかに“つうこんのいちげき”をくらってしまったディカプーのHPはあとわずかになってしまった。これはRPGゲームじゃないのでホイミも薬草もありゃしない…結局、安楽死が最善の策となるのだが、さすがにそれは忍びないと数人の仲間がその場にとどまって、最期を看取ることになった…。

あれ、2時間半以上の映画なのに…もしかしてディカプーはここで死んでしまうのか?主演男優賞なんだから、まさかそれはないよな…って思ったけど、どう見たって助かりっこない情況なんだ。で、居残り組の面子の中にはディカプーの息子と、くだんの親子を毛嫌いしている人物もいる。隊長とは“最後まで看取る”と約束したけれども…ディカプーが嫌いなヤツから見ると、早くくたばっちまえなわけですよ。で、そこでもう一度安楽死をほのめかし…デュカプーも最愛の息子のためを思って了承するんだけど、まさかそれが裏目に出てしまうとは…。

息子がそれを悟って、親父が殺されそうになっているのを助け、逆に殺されてしまうのだ!てっきり原住民と激しい戦いを繰り広げるのかと思いきや…本当の敵はお前だったか!な展開です。息子を殺し、死にかかっているディカプーをそのまま放置して逃げる犯人。もう一人、人のよさそうな小僧が同行してたんだけど…言葉巧みに騙して、デュカプー放置を黙認させる。でも、ここからが物語の本番だった…なんせ“蘇えりし者”なんだから。そう怒りを生存パワーに変えてデュカプーは奇跡の復活を遂げるのです!ただし、まだ道のりは険しいんだけどね。

凶暴な原住民は追いかけてくる、息子殺しの犯人はどんどん先に行ってしまう…でもディカプーは喋ることも、立ち上がることもできず、なんとか這いずり回るのが限度だ。まともな食料もなく…朽ち果てた動物の骨にこびりついていた少量の肉片を貪り食ったり、雑草を食べたりと。それでも生き延びてやるぜと必死になるディカプー…今年のアカデミー賞で主演男優賞を争った「オデッセイ」のマット・デイモンの役どころなんかとも妙にシンクロする部分でして、人間やっぱり諦めちゃ駄目だ、一縷の望みがあるのであれば最後まで“生”にしがみつけと。

それと同時に美しい大自然が人間に牙をむくと、どんだけ恐ろしいのか。ただし、そういった状況でも努力すれば打ち勝つ方法がきっとあるに違いないと。数々の極寒サバイバルの様子はリーアム・ニーソンの「THE GREY 凍える太陽」あたりもちょっと思い出したなぁ。平日の昼間からノホホンと映画館へ行ってる自分が言うのもなんだけど…この映画から得られるメッセージは、多くの災害を経験した今の日本人の心にも何か訴えかけるものがあるのではないだろうか?本編長くて、尻が痛くなるけど、それも主人公の困難と同化するいい材料になるよ!

いや~ホント、ディカプーって30代後半以降、ようやくいい役者になってきたよね。それまでは万年中坊扱い(何をやってもあの童顔が災いして貫録がない)…一時期常連だったスコセッシの監督作品なんかでは、ディカプーのせいで質が落ちてるなんて揶揄する声もあったけど(オイラもそう思ってた)…やっぱタランティーノの「ジャンゴ」あたりで明らかに一皮むけたよ。デュカプーって呼ぶのも改めなければいけないかも…知り合いにファンの女の子がいて、オイラがこう呼んでいたら、馬鹿にされてるようで(実際に馬鹿にしてた)嫌だと怒られたことがあるし。


監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ トム・ハーディ ドーナル・グリーソン ウィル・ポールター ルーカス・ハース


【米国ではBDリリース済み(日本語なし)】
Blu-ray THE REVENANT







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
2016年04月22日

64-ロクヨン-前編(2016年)

テーマ:16年04月の劇場鑑賞映画
64-ロクヨン-前編

【鑑賞日:2016年4月21日】

今月に入ってから、劇場鑑賞は初めて…春休みモードだったからか、近所のシネコンでは見たい作品がぜんぜん上映していなかった。「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」以来、約1か月ぶりの劇場鑑賞は5月7日公開の「64-ロクヨン-前編」試写会。イオンシネマのワタシアター会員ページで応募しておいたら当選したので、イオンシネマ茅ヶ崎まで行ってきた。これまた久しぶりにイオンシネマ…近々、リニューアルオープンするそうで、知らないうちにチケット売り場の雰囲気も変わってた(売り場の変更がいつ行われたかはわからないけど)。

県警広報官、三上義信の娘・あゆみが失踪…妻・美那子も憔悴しきっており、その日も、若い女性の身元不明死体の確認に出向いたばかりだったのだが…幸い、あゆみではなかった。出勤した三上を待っていたのは、交通事故の加害者が匿名扱いになっていることで、記者クラブが反発しているという問題だった。さらに、上司である赤間刑務部長から呼び出された三上は、警察庁長官が視察に訪れることが急に決まり、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称ロクヨンの被害者家族宅を訪問するので、その段取りを立てるよう命じられる。

約1年前…NHKでも同じ横山秀夫の原作をドラマ化した「64(ロクヨン)」が連続ドラマとして放送されており、オイラも全話鑑賞後にこのブログで感想を語っている。原作を読んいなかったのも幸いし…とにかくストーリー、世界観にどっぷりとハマって、毎週の放送が楽しみで仕方がなかった。さすがNHKらしい重厚さ、完成度の高いドラマだったので、ぶっちゃけ、劇場映画の企画も同時に動いてる、前後編の二部作で公開になるらしいと聞き…茶の間でタダで(NHKだから受信料は払ってる)見た作品を誰が金を払って見に行くんだ?って気持ちが強かった。

そして徐々に明かされる映画版の情報…確かに、キャストはより映画的に豪華になった印象はあった。いや、NHKのドラマ版も映画にひけをとらない豪華さであり、配役もぴったりって感じだったんだけど…より映画版の方がスクリーン映えする役者が揃ったなって感じなんたよね。主人公の三上に関してはドラマ版がピエール瀧、映画版が佐藤浩市。まったくもって雰囲気が違う役者だ。自分は原作を読んでいないので、どちらが似合っているかは決められないが…先にドラマを見てしまったので、三上=ピエール瀧のイメージがやっぱり強いんだけどさ。

えっとストーリーなんだけど…前編を見る限り、ドラマとほぼ一緒でした。ただ、ドラマ版は“ロクヨン事件”を回想形式で描いていたのに対し…冒頭から昭和64年のシーンから始まり、そこで事件の顛末を見せてしまってから…時が流れ、現代の三上が抱えている家庭の問題、そして職場での問題が描かれるという構成になっていた。単に順番を変えただけなのかと思われがちだが…意外とそれだけで作品の印象はガラリと変わる。もうね、映画の方はさ…前述の通り、これでもか~ってくらい、ベテランから若手まで人気俳優が次々とスクリーンに映し出される。

一方のNHKのドラマ版は…連ドラだったこともあり、ちょっと視点を変えて同じシーンを重複して見せるような演出もあったりしたのだが、最初は単なるエキストラ的な脇役かと思いきや、二度目の回想で重要なキャラクターだったというのがわかり、しかも有名な役者さんが演じていたというのもわかるっていうような見せ方をしてたのね。時間をかけてじっくっりと世界観に惹きこんでいくドラマと、一気に観客の心を掴まなきゃいけない劇場映画との違いなんだろうなぁなんてことを考えつつ…カメラワークとかもやたら凝ってて、映画らしさがでているのに気づく。

クレーンでも使ってるのかな?技術的なことはよくわからないけど…高所からの俯瞰ショットなんかも多用されていて、パトカーの移動シーン一つとっても迫力は増しているし、登場人物が雪の中にたたずむようなシーンでも、ロケ場所の違いで…映画版の方は金かかかってる感がハンパなかったりする。ただね…思いのほか、天皇陛下崩御という昭和64年の独特の空気感はNHKのドラマの方がよく出ていたような気がするんだよね。また、毎週…お客さんに見てもらわなければいけないということで、緩急のリズムははドラマ版の方があり、飽きがこなかった。

一難去ってまた一難、後編に向けて事態が急変するクライマックス近辺は、佐藤浩市の独演状態な芝居なんかもあり、さすがに緊張感がっあったんだけど…やっぱり二部作ものの性なのか、映画としてのカタルシスは若干弱く、やっぱり壮大な予告編になってしまっているところはあったと思うよ。最初に“ロクヨン事件”のあらましを見せてしまった後は…地味な展開が多めだったね。まぁ、後編を見れば…実は、そんな地味な部分にも重要な要素があったりするんだと思うけど…だからこそ、そろそろ映画会社にも二部作興行を考えてもらいたいんだけどね。

でもまぁ、やっぱり本作の見どころはキャストでしょう…NHK版を見ている人も多いと思うので、役者の演技を比較したくなるはず(原作を読んでいれば、さらにどちらがよりイメージが近いかなんても想像して楽しめたんだろうけど、オイラは結局、原作読んでないからなぁ)…特に三上を困らせる記者クラブのリーダー格、秋川を演じる瑛太に注目だろう。偶然なのか、狙いなのか、なんと、この役…ドラマ版では実弟の永山絢斗が演じており、同じ役を巡って兄弟での演技対決となっているのだ!ここに関してはやっぱりキャリアの差がはっきりと出た印象。

瑛太が演じた秋川の方が新聞記者らしい抜け目のない、ずる賢さがよく出ており、見るからに嫌な奴オーラが出てたよ。きっと後編でも三上の足を引っ張ってくれることだろうと更なる期待が高まる。ほか、榮倉奈々なんかはたっぱがあるので、男性俳優と並んでも見劣りせず、婦警の制服も凛々しく着こなす。ドラマ版の山本美月も可愛らしくて個人的には良かったんだけど…婦警さんらしさは榮倉奈々に軍配か?逆にスーツ姿の綾野剛はドコモのCMで女子高生とチャラけてる印象が強すぎて…シリアスなシーンでも笑いをこらえるのが大変だった。

またWOWOW、TBSなど過去の横山秀夫映像化作品で主役級の役を演じた役者さんたちの再登板も目立つのだが…これはTBSが主体になって製作されており、WOWOWも一緒に出資しているので当然なんだろうなぁと。横山作品がもともと好きな人は、やっぱりこちらの方がキャスティングはしっくりくるのかもしれませんね。ドラマ見ちゃってるから、だいたいのオチも知ってるんだけど…もしかしたら映画独自の新たな展開なんかもあるかもしれない。そういった点を期待して…後編の公開を待ちたいと思います(って、まだ前編も公開してないって)。


監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市 綾野剛 榮倉奈々 夏川結衣 奥田瑛二 仲村トオル 瑛太 永瀬正敏 三浦友和


【早く結末を知りたい人はNHK版で!】
64 ロクヨン ブルーレイBOX







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。