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2015年11月27日

007 スペクター(2015年)

テーマ:15年11月の劇場鑑賞映画
007 スペクター

【鑑賞日:2015年11月27日】

とうとうこの日がやってきました…「007 スペクター」の先行上映!しかも週イチのシネプレックスの会員デーとぶつかっているので1000円で見れる!ムビチケ買って、使用済みのチケットをヤフオクで売って…みたいな面倒なことしなくても安く見れる!そんなわけで、興奮して、昨晩はあまりよく眠れなかったオイラ(遠足前の小学生かよ!)…さっそく朝イチ10時の初回上映で見てきましたよん♪公開初日にならなきゃ売ってないかなと、ちょっと心配していたパンフレットも普通に売ってたので、720円出してしっかり購入…これからじっくり読み込むぜよ!

メキシコシティは年に一度の“死者の日”の祭りの真っ最中で賑わっていた。そんな中、MI-6の諜報部員007ことジェームズ・ボンドはある人物を尾行し、建物に入った対象者を向かいのビルから狙い撃とうとしていたのだが…その最中にビルが爆発、崩壊を起こしてしまった。騒動にまぎれて逃げ出した男は、迎えのヘリに乗り込み飛び立とうとするのだが…ボンドはあきらめずに追いかける!後日…Mi-6の上司、Mのオフィスで、メキシコの一件についてお咎めを受けるボンドは停職処分を言い渡される。しかし、ボンドは命令を無視して、独自の調査を続ける。

ダニエル・クレイグがボンドに決まった時は、どう見ても“スペクター”の殺し屋にしか見えなかったのだが、「カジノ・ロワイヤル」の本編を見ると…それこそショーン・コネリーに近い野性味、原作ボンドに近い硬派さなど、ボンドのキャラクターに見事にハマっていた。ただし…初期シリーズからのファンからすると、作品全体の007らしさに物足りないところがあった。それが回を増すごとに、お約束要素が徐々に加わり、だんだんと面白くなってきたのも確かであり、ようやく前作「スカイフォール」のラストで長い長いプロローグが終了、いよいよお膳立てが整った。

「俺たちが見たかった007はコレだよ!」って…年季の入ったボンドフリークはみんな思ったはずだ。で、満を持して発表になった新作のタイトルが「スペクター」…もうこれだけで涙がちょちょぎれるほどの感動、「女王陛下の007」のBGMが使われた予告編で悶絶しまくりだった。で、とうとう「スペクター」本編とご対面となったが、感想から言うと…「スカイフォール」を基準としてしまうと、個々のアクションは意外と地味かもしれない。このレベルだったらもっと凄いアクション映画って他にいっぱいある。だから今までのようにいちげん客が面白がるかは微妙かも?

ただね、映像としてはやっぱりすごい事をやっているのよ。冒頭のアバン…ある衣装で変装した、たぶん、ボンドであろう人物(ただ歩いてるだけなのに、男が見ても後姿のシルエットが超セクシー!)の動きを流れるようなカメラワークで追いかけるんだけれども、何気にワンカットが延々と続き、どこまでやるねんって感じ。で、ターゲットを狙撃しようとライフルを構える姿が、やっぱり“殺し屋ボンド”にはよく似合う…こういうところがコネリーやティモシー・ダルトンを彷彿とさせる(ダルトンの「リビング・デイライツ」の狙撃シーンもヤバイぐらいかっこいいぞ!)。

それからメキシコの祭りシーンのモブだよね。見渡す限り…半端ない人、人、人の波。その上でボンドの乗ったヘリが何度も墜落しそうになる…って、もしヘリが墜落したら、明らかにボンドの方が悪人、テロリストになるし…そういう迫力、凄さっていうのはスクリーンからビシバシ伝わってくる。製作費300億円以上とか言われてるけど、伊達じゃない感じ。中盤の見せ場の一つ…敵の秘密基地が無駄にドカーンと爆発するシーンなんかも、贅沢っちゃ贅沢。ああいうところは、CGじゃ味わえないですよね。だから、やっぱり劇場で見るべき映画なのは確かだと思う。

あとは、全編っていっていいほど過去シリーズのオマージュやパロディが満載。なんだけど、「007 ダイ・アナザー・デイ」でハル・ベリーがウルスラ・アンドレスそっくりの水着シーンを披露するみたいな“素人でもわかるような”オマージュだけではないのが…マニア心を刺激してくれて、いい塩梅でした。オイラだって1回見たくらいじゃ…全部を把握しきれていない、見逃しだってあるはずだ。将来的にはブルーレイを購入するが、正式公開後に…もう1回くらいは見ておかなきゃいけないなって思ってるわけさ。初日と二週目のポスタープレゼントも気になるし。

まだ先行上映の段階なんで、あまりネタバレを書くのはどうかと思うけど…雪山の上にある診療所なんてシュチエーションだけでテンションがあがる人もいるでしょ?007好きの評論家センセイ方が既に指摘しているんだけれども本作はクレイグ版「女王陛下の007」だよなんて言われているのも納得のシーンも多々あり。でも、敵に拘束されて、ヘンテコで大仰なマシンによる拷問シーンがあったり、ボンドカーのお楽しみギミック(昔のアストンマーチンとは違うところが飛び出します)が活躍したりなんていうのは「ゴールドフィンガー」を思い出すし。

列車内のアクションは…「ロシアより愛をこめて」「死ぬのは奴らだ」「私を愛したスパイ」っぽくもあり(つまりお約束だな)、それをいったらデイヴ・バウティスタが演じた神出鬼没の悪党なんかは、リアルになったジョーズって感じだったよね。さりげなくタンジールなんて土地も出てきて、グレイグが「リビング・デイライツ」のダルトンの衣装と似た色合いの服を着ていたり(環境に合わせると自然と似た服装になるのだろうが)…TOKYOも出てくるから「007は二度死ぬ」を思い出したり…マニアであるほど、深読みして色々なシーンが気になってしょうがないはず。

前に「慰めの報酬」を見た時に…作中に登場したクォンタムって悪党の組織が…オペラ会場で密談してるとか、やってることがスペクターにそっくりでさ、なんか関係があるんじゃないの?って疑ってた人、期待してた人もいると思うんだけど…そのあたりも明確な答えが出ましたね。まだ語りたいことが山ほどあるが、文章が長くなったので、いったん締めます。最後にトリビアを一つ…今回の悪役のクリストフ・ヴァルツは007原作者イアン・フレミングの伝記映画「ゴールデン アイ もうひとりの007」でチョイ役出演しています…これ、気づいていない人けっこう多いです。


監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ クリストフ・ヴァルツ レイフ・ファインズ ベン・ウィショー ナオミ・ハリス レア・セドゥ


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2015年11月26日

杉原千畝 スギハラチウネ(2015年)

テーマ:15年11月の劇場鑑賞映画
杉原千畝 スギハラチウネ

【鑑賞日:2015年11月26日】

10月に小田原のTOHOシネマズで「ジョン・ウィック」を見た際に、ロビーで募集の案内が出ていたので、とりあえず応募しておいた「杉原千畝 スギハラチウネ」の試写会に当選したので行ってきたよん♪確かに歴史とかに興味ないと“千畝”って読めないかもね…ご丁寧にフリガナ付きのタイトルになっております。監督はチェリン・グラックという外人だが…日本育ちで、日系の血も交じっている人。主に合作映画や日本を舞台にした洋画などに数多く参加していて…監督作品では「サイドウェイ」の日本版リメイク「サイドウェイズ」(あの駄作か!)を撮った人だ。

1934年、満州…ソ連から北満鉄道の経営権を買い取るのに、交渉を有利に進めるための諜報活動を行っていた杉原千畝だったが、協力を要請した関東軍の裏切りに遭い、現地の仲間を失ってしまう。失意のまま帰国した千畝は外務省で働くことになり、念願のモスクワ日本大使館への赴任間近だったのだが、北満鉄道の件で千畝に遺恨を抱くソ連側から入国を拒否されてしまう。時が経ち、1939年…混迷を極めるヨーロッパ情勢の情報を入手するため、外務省は千畝にリトアニア行きを命じ、リトアニアに領事館を開設することになったのだが…。

本人も実際にそう呼ばれるようになったけど…簡単に言うと和製「シンドラーのリスト」です。助けて~ってやって来たユダヤ人のために、ドイツにも、日本にも睨まれながら、ビザの発行をし続けて、結果的に何千人ものユダヤ人を助けたと…。長い間、日本ではタブー扱いされていたけれども、戦後、何十年も経ってから、ようやく功績を認められましたよっていうお話です。映画は千畝さんの人となりを知るために、満州でスパイまがいの活動をしていた頃の話から始まります。もっと地味な伝記ものかと思ったが、掴みの導入部はエンタメっぽくてなかなかです。

鉄道内でソ連のスパイと殴りあったり、なんか訳ありっぽい関係に見える…現地の美人工作員なんかも出てきたり…まるで007みたい。そのロシア人の美人工作員、千畝の帰国と共に存在を忘れちゃうんだけれども…重要な局面で再登場。その時には、既に嫁さんがいて…一緒に海外勤務に同伴してるわけなんだけど…。元カノの登場にどうなっちゃうのよと…ちょっと下世話な想像をめぐらしてしまうが、そこはハリウッド映画と違うところでして、みんなが大人な対応をするのです。名前が千畝だけに、てっきり、別れ際にチューとかするのかと思ったが…。

それこそスピルバーグの「シンドラーのリスト」なんかと比べてしまうと、若干、ダイジェストっぽさもいなめなく、もうちょっと時間経過を丁寧に描いてもいいんじゃないかなって思う反面…題材の重さの割に、テンポよく見れたかなという印象もある。ドイツ兵によるユダヤ人の虐殺シーンなんかは丁寧に撮ってはいるんだけれども…それこそドキュメンタリーと見まがう程の「シンドラーのリスト」のあのモノクロ映像と比べてしまうと、所詮、映画に見えてしまうかな?シリアスな話なんだが、濱田岳が出てきた途端、釣りバカのハマちゃんを思い出して笑ってしまった。


監督:チェリン・グラック
出演:唐沢寿明 小雪 ボリス・シッツ アグニシュカ・グロコウスカ 濱田岳 塚本高史 小日向文世


【ノベライズ小説はこちら】
杉原千畝 (小学館文庫)







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2015年11月20日

コードネーム U.N.C.L.E.(2015年)

テーマ:15年11月の劇場鑑賞映画
コードネーム U.N.C.L.E.

【鑑賞日:2015年11月20日】

「007/スペクター」の先行上映まであと1週間…来週の今頃は興奮してブログでレビューをアップしていることだろう。そんな007最新作の前座的な気分…先週から始まっていた「コードネーム U.N.C.L.E.」をシネプレックスの会員デー、1000円ポッキリで見てきた。往年の名作TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチーがリメイク。さすがに、元ネタを語れるほど知ってはいないんだけど、何かの拍子にちょっとくらいはチラ見した記憶もあり、「NCIS」のダッキーが出てるんだよね~みたいな、知識は持ち合わせています。

東西冷戦時代…美術品窃盗の罪を軽減するのと引き換えにCIAのエージェントとなったナポレオン・ソロは、東ドイツに潜入し、行方不明になったドイツ人科学者テラー博士の娘ギャビーに接触。彼女を西側に連れ出そうとするのだが…KGBのエージェント、イリヤ・クリヤキンが立塞がる。ソロとギャビーはなんとか脱出に成功するが、翌日、上司に呼ばれ、引き合わされたのがクリヤキンだった。アメリカとロシアはテラー博士の行方を探すという利害が一致し、協力することになったのだ。ソロとクリヤキンは身分を偽り、博士をかくまう犯罪組織に近づくが…。

自分が知識で知っていた「0011ナポレオン・ソロ」と、ちょっと印象が違うようにも思えたのだが…ソロとイリヤのコンビが誕生するきっかけとなるエピソードゼロ的な内容なので、問題はないのかもしれない。っていうか、元ネタに詳しくなくても全然楽しめましたよ。冷戦時代を舞台にした、ちょっと懐かしい感じのスパイ映画…正統派でレトロな作りこみが気分を盛り上げる。随所に挿入される分割画面の演出もグっとくる。ただ古臭いだけではなく、そこにガイ・リッチーらしいスタイリッシュさもしっかりと加わっていて、老若男女が楽しめる作品になっていた。

そうそう…TVでこの作品を見ていた人たちって、現在40歳のオイラなんかよりももう一回り、二回りくらい上の世代だと思うんですよ。だからなのか、年配のおじさん、おばさん客で…場内はなかなかの賑わい。上映が終わった後、通路を挟んでオイラの隣に座っていた老夫婦の奥さんの方が…目をキラキラと輝かして「懐かしくて、面白かった」って喋ってるのが聞こえてきたので、オリジナルへのリスペクトや再現度も意外と高いのかもしれないなぁって思った。今、CSの衛星劇場で再放送してるんだよね?オイラも今回の映画と比べてみたいなぁ~。

主役の2人も確かに魅力的だったが…オイラ的にはヒロインのギャビーを演じたアリシア・ヴィキャンデル嬢に注目。初登場シーンは“整備士”という役柄上、薄汚れた作業服姿で登場するなど…どう見てもメインキャラには見えず、単なる脇役キャラの1人ではないかなんて思ってしまったのだが、2人のスパイに見立てられ、潜入用のドレスアップをすると…これまた60年代のちょっとサイケな衣装が抜群に似合い、キュートな女性に大変身!しかもウォッカ(だと思う…とにかく酒)を呷って酔っ払い、マッチョなイリヤと対等に張り合う姿に惚れ惚れとさせられる!

今年は「スパイ・レジェンド」から始まり「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「キングスマン」と様々なスパイ映画があったけれども、それららともまたちょっと違っていたし…引けを取らない、むしろ安定した面白さだった。鑑賞前は「007/スペクター」の前座なんて軽い気持ちだったけれども、それこそ今後のシリーズ展開を望みたい。で、本作を見ていて思ったのは007シリーズも…今のキャストを引き継いで、設定を60年代に戻すという手法もアリなんじゃないかってちょっと思ったり。原作に忠実な007を見てみたいという妄想が膨らんだのでした。


監督:ガイ・リッチー
出演:ヘンリー・カヴィル アーミー・ハマー アリシア・ヴィキャンデル エリザベス・デビッキ ヒュー・グラント


【サントラCDはこちら(劇中でも印象に残る4曲目がお薦め!)】
「コードネームU.N.C.L.E.」 オリジナル・サウンドトラック







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2015年11月13日

劇場版 MOZU(2015年)

テーマ:15年11月の劇場鑑賞映画
劇場版 MOZU

【鑑賞日:2015年11月13日】

今日は何気に13日の金曜日だったな…って、そうじゃなくて、毎週金曜日のシネプレックスの会員デーだったので、劇場鑑賞を1本…本当は2本ハシゴしたかったんだけど、午後から急用が入ってしまい1本で妥協。伊坂幸太郎原作の「グラスホッパー」も見たかったのだが…やっぱり連ドラや、この間のスピンオフドラマなどシリーズを全部追いかけているので、その集大成ともいうべき作品を見なきゃいけないと「劇場版 MOZU」の方をチョイスです。一番の見どころはTVシリーズ開始当初から謎だったダルマの正体が判明…ってビートたけしやん(笑)

妻の死から始まり、警察内部の闇を暴いた公安刑事の倉木尚武だったが、まだ真相のすべてを知ったわけではなかった。ある日、高層ビルにテロリストが乱入し、立てこもり事件を起こす。同じころ、避難を余儀なくされパナム共和国の公用車が襲撃を受けた。実はどちらも同じ犯行グループの仕業だったが、偶然居合わせた倉木が公用車の襲撃犯を撃退。その時に、一人の少女が失踪してしまうのだが…元刑事の探偵・大杉良太に保護されていた。襲撃者の目的はその少女の拉致であり、少女を奪還するため、今度は大杉の娘・めぐみを誘拐する!

TVシリーズのシーズン1なんかも、始まってすぐに爆破テロが起きるなど、地上波のTV作品にしてはなかなか衝撃的な展開であり、映像の方もまるで劇場映画のようなスケール感で圧倒されまくったんだけれども…その反面、作りこみが丁寧過ぎたがために、その後の展開がノロすぎるなんていう指摘も受け、話が全く進まず、視聴者離れの原因の一つになってしまったのも事実であろう。しかも地上波で最後まで見ても、肝心な謎を残したまま物語は完結せず、続きはWOWOWで見てねみたいな扱いだったのも、一般的な視聴者を戸惑わせた。

そんなビッグプロジェクトのTVシリーズを経ての、今回の劇場版…さらにスケール度を増し、それどころか展開がノロかったTVシリーズと比べ物にならないくらい、アップテンポなストーリー展開。新たな事件がいくつも起き、今までの謎を解き、そして怒涛のアクションと凝縮されまくった約2時間。特に西島秀俊扮する主人公、黒木警部なんぞはキャラ変りまくりの無敵状態。銃を持ったテロリスト相手に、単身で挑み、素手であっという間に制圧してしまうなど…絶対にダイハードな男ジョン・マクレーンより強いだろって、何度も思ったぜ(笑)

TVシリーズのキーでもあった、凄腕の殺し屋、池松壮亮扮する新谷(オイラ的には“しんがいたん”と呼んでいた)を模倣するやたらキチった松坂桃李の暴れっぷりも半端ない…今季、別のTVドラマでやってる、女殺人鬼と対決する推理小説オタクの刑事役とは正反対、まるで「ダークナイト」のジョーカーのようであった。ハードボイルドな雰囲気も強かったドラマ版と比べると、明らかにアクション路線にシフトチェンジ…雰囲気もだいぶ違うなと思いつつも、ドラマからのあるレギュラーキャラクターがおっ死んだり、それなりに楽しめる前半の日本パート。

ただ、それが犯人を追って海外に飛び出す後半パートに移っていくとテンポがいいじゃすまされない端折りも目立ち始め…戸惑いが多くなる。場面が変わると、いきなりパナムという架空の海外都市(実際はフィリピンのマニラ)を舞台に、地元の悪党と追いかけっこが始まっていて、意味がわからない。尺が足りないのは理解できるが、もう少し移動や時間経過などの説明的な描写を丁寧に描いてほしい。とにかく、明らかに日本でできないアクションを撮影するために海外に行きました感丸出し…演出も雑なので個々のキャラクターへの感情移入もし辛い。

あんなにキチってて凄いと思っていた松坂桃李の存在感なんかも、これまたレギュラーキャラの長谷川博己が出てきちゃったことで、同じようなやたら芝居がかった行動する悪党が2人になっちゃったから、単にウザイだけになってしまった。TVシリーズ、特にシーズン2の長谷川博己はまるっきりギャグだったが、さらに芝居が過剰になって、正直、やり過ぎだと思った。今回は…最強の敵であるはずの“ダルマ”、ビートたけしが控えてるので、もうちょっと演技を抑えても良かったのではないか?あれでは、“ダルマ”の存在までギャグにしてしまいそうな勢いだ。

何故か、大杉の娘が誘拐されて、海外に連れて行かれちゃう。知らないうちにかつて倉木や大杉と一緒に事件を追いかけていた真木よう子扮する公安の女刑事も一緒に拉致されていて…その2人を助けるために、人質交換用の訳ありのねーちゃんと、もう1人公安デカを伴って現地入りしてるんだけれども…無理やり大杉の娘を本筋に絡めなくてもよかったんじゃないか。大杉だったら、娘が人質になってなくても、倉木にくっついて自然と事件に巻き込まれていったんじゃないかなって思うのよ。いや、むしろ、呼んでなくても自分から乗り込んでいくような…。

娘が得体のしれない相手に誘拐されてる割に、大杉の態度が冷静すぎるのがなんか不自然だった。ただね…無理やりにでも話に絡んだおかげで、大杉の娘、杉咲花の女優としての魅力は開花したかなって思ったね。いつも、どんな作品を見ても、髪の毛を後ろで縛ってさ、絵にかいたようなお年頃の女の子を演じていて、ぶっちゃけ可愛らしい“女の子”どまりだったじゃないですか?でも、本作の拉致されてるシーンでは、ボサボサの髪を降ろし、着てる服なんかも着崩した感じで、それが妙に色気があって…あっこの娘(こ)も“女”なんだと気づかされたのよ。

あとまぁ、たけし演じるダルマの登場以上に盛り上がってしまったのは…真打、新谷(しんがいたん)の超燃え燃えな降臨シーンだろうか。TVシリーズでも、初めて本性を現したあたりの怒涛のアクションに度胆を抜かれたが、今回も見事な手さばきでアイスピックを振りかざし、まるで「必殺仕事人」の飾り職人(簪)の秀かと思った。アイスピックが似合う映画の殺人鬼は、女はシャロン・ストーン、男は池松壮亮で決まりだな。個人的にはもう、あそこがクライマックス…ビートたけしが絡んできてからは案の定、肩透かしな展開も多く、消化不良さを覚えたね。

映画ならではの映像のスケール感はあったけれど、やっぱりストーリーが雑だね。それこそ、本編で端折ってしまった部分を、TVドラマのように丁寧にジックリと描いてくれていたら印象も変っただろう。一層のこと、アクションシーンはそのまま流用し、ドラマ重視の追加撮影を行って、TVシリーズとして作り直したらいかがだろうか?よくあるTV作品の総集編映画とは逆の発想でさ。これだったら地上波でタダで見れたスピンオフドラマ「大杉探偵事務所~美しき標的編」の方がよっぽど面白かった。WOWOWで15日に放送の「砕かれた過去編」に期待です!


監督:羽住英一郎
出演:西島秀俊 香川照之 真木よう子 池松壮亮 伊勢谷友介 松坂桃李 長谷川博己 ビートたけし


【映画を見る前にドラマ版を!】
MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ Blu-ray BOX







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