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2017年03月10日

ザ・サスペンス「陰の告発者」(1984年)

テーマ:日本TVドラマ
ザ・サスペンス「陰の告発者」

昨日は、予定通りに1泊2日で…母親が退院、術後の経過も今のところ問題ないということで、担当医からお墨付きを貰えた。病院まで迎えに行って、退院の手続き…家に帰って来たのは昼ちょっと前で、結局、午前中は潰れてしまった。予定通り…明日の叔母(母から見ると義妹)の葬儀に出かける為、とりあえず昨日と今日はおとなしくしているように言聞かせ(退院時に看護師さんにも無理しちゃだめですよと念を押された)、家事全般はオイラが受け持つことに。さすがに疲れて、早くに床に就く…夜中に一瞬目を覚ましたが、朝までグッスリだったよ。

そして本日は…明日の準備を色々と。まず電車で出かけなきゃいけないので時間やルートを再度確認。そして、気づいてしまった…明日は土曜日だから、もしかして“休日おでかけパス”が使えるのではないかと。さっそく目的地をメモって、駅の“みどりの窓口”へ赴く。やっぱり…葬儀場のある目的地がフリーエリア内であった。普通だと片道1950円かかるところを、往復&乗り降り自由の途中下車付で2,670円で済む。大人2名分だから、2460円ほどお得でした。あとは喪服の準備、香典の確認などなど…明日は、朝5時起き、7時過ぎには電車に乗る予定。

さて、今日もけっこう忙しかったけど、時間の隙間を見つけて、この間の月イチのスカパー無料デーで録画した、TBSチャンネル放送の“ザ・サスペンス「陰の告発者」”を鑑賞。推理作家・草野唯雄の同名タイトルの小説を映像化した、いわゆる2時間ドラマです…。特に原作を読んだことがあるとか、この作家のファンだってことでもなく…30年以上も前の作品なんで、内容もよく知らなかったんだけど、なんとなく、番組の予約録画時にレコーダーに表示されるあらすじなんかを読んで、面白そうだなって思った。メインキャストでジョニー大倉が出ていたよ。

8年前、丹沢でハイキング中に強姦された挙句、殺されかけた喜久子…その経験を誰にも語らず、秘密にしたまま、小説家・伏見と出会い結婚。今は、幸せな生活を送っていた。ある日、スランプで悩んでいた伏見がとんでもない行動をする。体験主義によるリアルな作風が売りの伏見は、次回作で“レイプ”を題材にすることになり、喜久子にもそういう経験があるのかしつこく聞き出そうとし、そういったプレイを強要してきたのだ。喜久子はその時の伏見の手口が、8年前の事件の犯人とソックリなのに気づき…もしかして伏見が犯人なのではないかと疑いだす。

地中に埋められた女=ヒロインが、必死になって這い出して来るという衝撃的なシーンから幕開け。レイプされた挙句、殺されかかったんだけど…奇跡的に生き延び、助かったらしい。生還した直後は全身泥だらけで誰だかわからない。後に…ジョニー大倉演じる人気作家の美人妻と同一人物だということがわかる。で、この美人妻=ヒロインが、定時制教師をやってるんだけど、構内で誰かに襲われそうになり…過去の忌まわしい出来事を思い出す。この時は、間一髪で難を逃れるんだけど…タイミングよく、家で作家の旦那がレイプの話を始める。

実体験をもとに小説の執筆をしている旦那のジョニー大倉は、レイプ小説を執筆中なんだけど、さすがに小説のために、レイプなんかできないので、自分の嫁にそういう経験がないかと訊ねる。ついでに、そういうプレイをしてみたいと、実際に嫁さんを無理やり犯そうとする。その手口が、あまりにも8年前のレイプ犯とクリソツだったので、嫁さんはかなり強く拒絶。それどころか、旦那が犯人ではないかと思い始める。で、注意深く夫を観察すると…新聞に載っていた痴漢の目撃証言と、夫の特徴がことごとく合致。もしかして構内のレイプ未遂も夫の仕業か?

わざわざ痴漢被害者に会いに行って…確信をどんどん強めるヒロイン。なんとか、自分をレイプした犯人が、夫だったという証拠を見つけたい。一番、てっとり早いのは“犯人=夫の自白”なわけでして…それを聞き出すために、夫がレイプ事件のアリバイ作りに利用した別の事件の、真犯人として警察に密告!殺人犯になりたくない夫は、遂にレイプ犯の確たる証拠を口走ってしまう。クライマックスは、ヒロインの復讐が始まり…と、なんだかアクションのない「キル・ビル」みたいな印象。レイプシーンも生々しく昔の2時間ドラマはやっぱり凄かったなと感心する。


監督:井上芳夫
出演:高瀬春奈 ジョニー大倉 島村佳江 小池朝雄 大場順 藤田弓子 浅見美那 平野稔 三谷昇


【原作小説はこちら】
陰の告発者 (角川文庫)







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2017年03月08日

秘密捜査官 危険な二人~京都不死鳥殺人事件(2017年)

テーマ:日本TVドラマ
秘密捜査官 危険な二人〜京都不死鳥殺人事件

今日は朝から、母親の再入院に付き添う…といっても、1月の入院時に、体内に入れた金属金具を除去するための簡単な手術だ。予定は1泊2日…本来なら2泊程度余裕をみるのだそうだが、オイラの叔母、つまり母親から見ると義妹にあたる人の葬儀に参列しなければならなく、予定を早めてもらったのだ。10時までに入院手続きを済ませろと事前に言われていたので、9時半に病院へ。所定の手続き後、薬の説明を薬剤師から聞かされて、いざ病棟へ。当初、3階だった病室が5階になったとナースステーションで言われ、あわてて移動することに。

病室で検査着に着替えさせら、点滴も繋げられたれた母親…その後、またも病室移動があり(スケジュールを無理やり押し込んだしわ寄せか?)…最初、11時半に執刀開始だと伝えられていたものが、実際の手術開始は午後イチ、13時からになった。手術自体は40分程度で終了…簡単な手術である反面、“万が一(処置できない状態や事故)もありますよ”と同意書を欠かされる…病院ってやっぱ大変だな。手術は何事もなく終了…麻酔で朦朧とした母親の様子も、夕方には正常に戻り、明日、本当に退院できるかの確認をして、午後6時前に自宅に戻った。

医者から見ると“簡単な手術”だけど肉体的にも、精神的にも疲れるぜ。これがもっと重い病気、怪我だったらねぇ…病人を抱えるって大変ですな。何もする気が起きないので、夕食は買いだめしてあった“賞味期限間近で半額で買った”カップ焼きそば“明星 一平ちゃん”と炊飯器に残っていた冷や飯。あとはササっとシャワーを浴び…自室へ直行!月曜日にエアチェックしておいた2時間ドラマ「秘密捜査官 危険な二人~京都不死鳥殺人事件」をようやく見られる!1時間前倒しの時間移動で、なんとか放送枠消滅を逃れたTBS月曜名作劇場の新シリーズ!

かつて詐欺まがいの商法で大金をだまし取ったエコノミストの京極龍園が復活し、公演を行ったのだが…公演中、衆人環視の中で不審死を遂げ、話題に。その京極が死んだ現場で、行方不明になっていた警視庁の若手刑事・古室佑樹が目撃されたとの情報が!警視庁・みなと署の星野翔ら刑事課の刑事たちにも隠密で古室の捜索命令が下されており、必死で行方を追っていた。一方、同じみなと署の落とし物係・里崎直美は、かつては一課のエリート刑事だった。そんな里崎に、元上司の警務部長から単独で古室と京極の事件を調べるように命じる!

“バイプレイヤーズ”な強面俳優、遠藤憲一、エンケンさんが…熟女とコンビを組む2時間ドラマの刑事ものといえば、テレビ東京の水曜ミステリー9「ソタイ 組織犯罪対策課」シリーズが先行であり、相棒役は映画監督、青山真治の嫁さん、とよた真帆だ。そして、TBSで始まったこちらの新シリーズの相棒はといいますと、トレンディドラマの牽引役の1人だったといっても過言じゃない、W浅野(この言葉自体が昭和だって)の片方…浅野ゆう子姐さん!あの頃、月9とか見て胸をキュンキュンさせてた世代が…きっと2時間ドラマのターゲットになってるのだろう。

さて…物語の内容は、エコノミストを名乗る見るからに胡散臭いオッサンが衆人環視の中で突然、死亡するシーンから幕開け!このオッサンを演じているのが、明らかにゆう子姐さんのバーターくさい、佐野史郎(同じ事務所)。直ぐにぶっ殺される役なんだけど…同じ場面を何方向からも撮った監視カメラの映像として、何度も、何度も絶命シーンが繰り返し流れると、けっこうオイシイ役。後半ではちゃんと回想シーンにも登場する。この事件の陰に失踪中の警視庁刑事が関わっているという情報があり…隠密捜査を命じられるのがショカツ刑事のエンケンさん。

そして、ゆう子姐さんの方は…エンケンと同じショカツ(みなと署なんて名前だから、てっきり神奈川県警かと思ったら、警視庁だった)の落とし物係という地味な部署なんだけど、元は捜査一課のエリートで、上司に盾突いて左遷されたということらしい。本当は出来るオンナなんです。この出来る女、ゆう子姐さんが…かつての上司・高橋“桃太郎侍”英樹に呼ばれまして…エンケンさんの追いかけてるのと同じ事件を調べてくれとけしかける。上司公認で“偽名”を使うゆう子姐さん…9-5時は落とし物係として勤務し、アフター5は秘密捜査官として活躍!

仕事帰りに、新幹線で京都まで捜査に出かけちゃう警視庁の秘密捜査官・ゆう子姐さんなんだけど…そこですぐにエンケンさんに見つかっちゃう(笑)実は、この2人…職場では一定の距離を保っているようですが、エンケンさんが鈴木福演じる子供が待つ自宅に帰ると、何故かゆう子姐さんがキッチンで料理をしている。まさか夫婦?恋人?同じショカツの刑事同士がこっそり付き合ってるなんていう設定は2時間ドラマの定番っぽいけどな…でも、なんか関係性がおかしくて、微妙な距離感。その後、2人の関係が判明するんだけど…義理の姉弟だったんです。

エンケンさんの嫁さんが既に他界していて、1人で鈴木福を育ててるんだけど…嫁の姉・ゆう子姐さんがエンケンさんの子育てにしゃしゃり出てきて、ガミガミ言うという構図らしい。プライベートな時は、まったく義姉に頭が上がらず、歯が立たないエンケンさん。結局…事件の方も、2人で一緒に調べることになったんだけど“現場百回”とか言い出すエンケンさんを、ゆう子姐さが鼻で笑い飛ばし…あそこ行け、ここ行け、あれ調べろ、これ調べろと、こき使いまくる。特に、ゆう子姐さんがモニター超しに指示しながら、エンケンが家宅捜索するシーンが面白い。

キャスティングを見て、この人とこの人が怪しいな、絶対に胡散臭いぞって思った人たちが、みんな何らかの悪事に加担していた(笑)エンケンとゆう子姐さんがあれだけ頑張って事件を解決に導いたのに…一番おいしいところをもっていくのは、高橋“桃太郎侍”英樹!いや、ミステリー好きにはこう説明した方がいいだろう…何気に十津川警部VS殿下という凄い見せ場がありますぞと。どんどん肩身が狭くなっていく2時間ドラマを取り巻く環境。意欲的に新シリーズを発表してくれる月曜名作劇場には今後も頑張ってほしい。ぜひ本作も続編をお願いしたい。

※という記事をアップしたつもりだったんですけど、昨日は本当に疲れていて、間違えて下書きボタンを押していたようで…文章を保存だけして、実際に記事をアップしてなかった。今回の記事は“日記的な意味合い”も強い部分があるので、文章をちょっとだけ手直し後…投稿日時は昨晩のままでアップしておくことにした。さて、これから母親を迎えに病院へ行ってきます(追記:2017-03-09 10:13:00)


監督:亀井弘明
出演:浅野ゆう子 遠藤憲一 鈴木福 桐山漣 森尾由美 石橋保 小野寺昭 佐野史郎 高橋英樹


【Amazonに若い頃のゆう子姐さんがいました!】
浅野ゆう子 プロマイド







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2017年02月11日

銭形警部(2017年)

テーマ:日本TVドラマ
銭形警部

2本続けて、2時間ドラマ、スペシャルドラマのレビューが続いてしまった…昨晩放送の金曜ロードSHOW!でエアチェックしておいた「銭形警部」を鑑賞。ご存知、「ルパン三世」のルパンの宿敵・銭形警部にスポットを当てた実写ドラマ。日本テレビ、WOWOW、Huluの三社共同のビッグプロジェクトで、それぞれの媒体で異なったエピソードを放送・配信するという企画。その先陣を切る形になった日テレ版です。それぞれ話は独立してるようなので、単発鑑賞も可能だろう。オイラはWOWOWに加入してるけど、Huluは利用してないので、とりあえずは見れない。

上野タワービルに爆破予告が届き、警察が爆弾の有無を確認中。犯人の指定した時刻になると、爆弾ではなく、花火が打ちあがり…悪質ないたずらだったと、一安心する警察関係者だったが、近くにある東京帝國美術館から、展示中の絵画が盗まれたという通報が!どうやら爆破予告は犯人の陽動だったようだ。美術館の犯行現場には大泥棒、ルパン三世のメッセージが残されており、さらに警備員の1人が命を落とした。警視庁はルパンを犯人と断定するのだが、警視庁国際捜査課の銭形幸一警部ただ一人が、ルパンは犯人ではないと断言する!

ぶっちゃけ、ストーリーは最近の本家アニメ(PART4やOVAではなく金曜ロードSHOW!枠のスペシャル)以上にお子様な印象を受けたが、銭形警部を演じる鈴木亮平の拘ったなりきりぶりはなかなか。下手すりゃコスプレになってしまうところを…ギリギリのところで、イメージも損ねず、しっかり実写として成立させていて、良かったです。実写ルパンといえば…数年前に北村龍平の映画版もあって、その時は、銭形警部を浅野忠信が演じてたけど…浅野くんより全然それっぽかった。仕種とか、声の感じなんて…本当にアニメの中から飛び出してきたようだったもん。

もしですよ、アニメ版で、現在の声を務めている山寺宏一が降板する時がやってきたら、次は鈴木亮平でいいんじゃないか?って思ったもん。そういえば、今回の日テレ版…山ちゃんが俳優として出てましたね。しかも、物語上、とっても重要なキャラクターなんだけど、普段声を演じている銭形警部とはまるっきり正反対の役柄というのが面白い。山ちゃん演じるキャラクターが捜査線上に浮かびあがった時の、あの“人相の悪い写真”とか最高だった。色々と、言いたいこともあるけど、鈴木亮平と山ちゃんの演技を見れただけで、とりあえず納得できたかな?

忘れてたけど、クリカンもちゃんとナレーションとして声の出演…どうせだったら押井さんの実写版パトレイバーに出てきた南雲隊長みたいに、顔は見えないルパンのシルエットに声をあてる方法で、銭形と対峙するようなシーンがあっても、ファンサービスとしてよかったかもしれないよね。あと、先述の北村龍平版実写映画よりも優れていた点は、全部ではなかったけど、大野雄二さんが担当した銭形のテーマがちゃんと使われていた点(オープニングで使われたテーマ曲以外は、別の作曲家だそうです)。それだけで、ルパンらしさがググっと増していた。

相変わらず前田敦子の演技にイラついたり、タイミングが悪すぎて袴田吉彦が出てくるたびにAPAホテルを思い出しちゃったり…気になる部分もたくさんあるのだが、地上波で無料で見れるなら、まぁ、及第点としておこう。内容がさらにハードボイルドになるというWOWOW版に期待が高まる。日テレ版では友情出演だった渡部篤郎演じる公安なんかも(NHKの「外事警察」を思い出すなぁ)、もっと活躍するのだろう。TBSと共同制作した「MOZU」は、その後、WOWOWで一挙放送があった。今回の「銭形警部」の各局版もぜひWOWOWで放送してほしいぞ。


演出:大谷太郎
出演:鈴木亮平 前田敦子 三浦貴大 渡部篤郎 袴田吉彦 渡辺いっけい 山寺宏一 上川隆也


【ドラマの原作ではないけど、漫画もあるよ!】
警部銭形 (Action Comics) コミック 1-7巻セット







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2017年02月10日

トカゲの女3 警視庁特殊犯罪バイク班(2017年)

テーマ:日本TVドラマ
トカゲの女3 警視庁特殊犯罪バイク班

今年に入って…見たかった海外ドラマの新シリーズがいつの間にか始まっているのにまったく気づかなかったり、毎回追いかけていた2時間ドラマのシリーズを録り逃しちゃったりと、失敗を繰り返していたんだけど(自分の体調不良や母親の入院でバタバタもしてたし)…今回は忘れずに録画したぞ!ってことで、水曜日にテレビ東京の水曜ミステリー9で放送した「トカゲの女3 警視庁特殊犯罪バイク班」をエアチェックしておいたので鑑賞…過去2作もこのブログでレビューを書いている黒谷友香主演の2時間ドラマ。原作は特に存在しないオリジナルものです。

捜査一課・特殊犯罪捜査係SITのバイクチーム…通称・トカゲ。普段は個々に別の部署で仕事をしているが、招集がかかれば、迅速に追尾偵察任務にあたる。宮益坂署、少年係巡査部長・井守響子もそんなトカゲの一員…ある日、籠城事件の現場に居合わせた響子。事件は直ぐに解決したのだが、その際に、男性が二名、姿を消しており、響子は訝しがる。翌日、内田建吾という男性の失踪届けが出されるが、響子が事件現場から消えた一人だと気づく。その内田と懇意にしているファッションブランド社長・多喜遼子に“内田を誘拐した”という電話が入り…。

なぜ、わざわざ最初に“原作は存在しない”なんて書いたかといいますと…ドラマのオンエア前後に、“今野敏 トカゲの女”というキーワードで検索をかけて、オイラのブログに来てくれた人が何人かいた。ああ、やっぱり勘違いするんだよね。オイラも1作目の時、そうだったもん。そうなんですよ、今野敏センセイの小説に「TOKAGE 特殊遊撃捜査隊」というシリーズものがあって、一見、これの映像化に見えるんですけど、全く関係はありません。でも、この件については敏センセイ本人もTwitterで発言されてますので、興味のある方はググってみるといいかも?

さてシリーズ3作目です…警察関連のレギュラーキャストはお馴染みとなったメンバー。友香姐さん演じる主人公の彼氏が同業の捜査一課刑事(もちろん職場には内緒)で、永井大なんだけど…前作の後に“金銭トラブルなどの黒い噂”がゴシップとして芸能ニュースなんかで伝えられてたから、元カレにならなきゃいいけどなんて心配してたんですけど…役者もキャラクターも変らず、無事に出てきたので良かったです(笑)でも、やっぱり一時期に比べてTVなどの露出は減ってるのかな?個人的に久しぶりに見たような気がするし、ちょっと太ったんじゃないか?

いつも日常の勤務中にトカゲ事案が発生し、現場に急行…バイクを使った華麗なアクションで見事に事件を解決する的な、掴みのシーンが冒頭で描かれるんですけど、今回は友香姐さんがファミレスで不良女子高生を説教している目の前で人質・籠城事件が発生するという変化球。他のトカゲメンバー、大地康雄と渡部豪太が“アイツこねーじゃん”とイライラしてたら、現場で既に犯人と対峙しててビックリ…と。もちろん、これはあくまで掴みの事件ですから、その後はいつものように、ちょちょいのちょいで事件を解決、そしてタイトルバックへと繋がっていく。

このタイトルバックで、ナレーションが入り、“トカゲ”の説明やキャラ紹介が語られるのもお約束なんだけど、なんとバックに流れる曲が、今回はケニー・ロギンスの“danger zone(デンジャーゾーン)”、「トップガン」ですよ!1作目はただの歌詞無BGM(劇伴)だった気がするし、2作目から洋楽になったと思うけど、曲名はちょっと覚えてない…“danger zone”でなかったのは確か。さっそうとバイクにまたがり、ヘルメットを脱ぐ友香姐さんをスローで写したところに、“danger zone”のサビの部分が重なり、超かっこよかった。3作目にもなると、凝った演出するな。

本筋は…縫製工場を営んでいるオッサン、螢雪次朗が失踪し、警察署に家族が失踪届けを出しに来るんだけど、友香姐さんが“この人、最初の事件現場で見たよ”と気づく。雪次朗さんは、かたせ梨乃演じる超有名ファッションブランドの社長と公私ともに長い付き合いで、今までずっと下請けの仕事をしてたんだけど、ファッションブランドの業績不振であっけなくクビを切られ、事業が立ち行かなくなっていた。そんな貧乏工場のオッサンが何故か誘拐されてまして、もう関係なくなってるはずの社長・かたせ梨乃に“身代金を払え”という要求が届く…。

警察は失踪事件の捜査をしてる時に、棚ボタで誘拐事件の事実を掴み、犯人はファッションブランドの周囲、関係者の中にいるんじゃないかと…再びトカゲの出番となる。別件で起きた殺人事件も誘拐事件と密接に関わり、捜査一課も合同で捜査することに。トカゲが追跡する中、犯人によって身代金が奪われてしまったり、目の前で新たな殺人が起きてしまったりと失態続きのトカゲ。明らかに友香姐さんの判断ミスもあり、上司から自宅謹慎を言い渡されてしまう。もちろん諦めきれない友香姐さんは、トカゲメンバーの協力で自力で事件の真相を突き止める。

登場人物の不審な行動を見せ、ミスリードさせ…いくつもの新事実にえ~となりながら、最後には“お前だったか!”な真犯人の登場で、さらに驚かせる。確かに、キャスティングで考えると、一番“臭い”ヤツだったよね、真犯人。クライマックスの捕り物で…本性を現し、それまでの姿から豹変する真犯人役の役者さんの演技が最高に笑えます。さすがベテラン、やっぱり、こういうぶっ壊れた役はうまいですね。所詮、2時間ドラマですが、オイラは誰が真犯人かは言いませんよ…将来的にBSジャパンで、または続編の際に地上波で再放送があると思うので。


監督:児玉宜久
出演:黒谷友香 かたせ梨乃 永井大 渡部豪太 川村陽介 柴俊夫 螢雪次朗 石丸謙二郎 大地康雄


【原作と間違えられる今野敏先生の小説はこちら】
連写 TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫)







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2016年12月22日

今野敏サスペンス 烈火 警視庁強行犯・樋口顕(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
今野敏サスペンス 烈火 警視庁強行犯・樋口顕

昨晩、テレビ東京、水曜ミステリー9でエアチェックした「今野敏サスペンス 烈火 警視庁強行犯・樋口顕」を鑑賞…2015年の2月放送「廉恥」、同年8月放送「ビート」に続き、同枠で3作目となる樋口顕シリーズ。10年以上前、女と愛とミステリー時代にも同じ内藤剛志主演、「警視庁・樋口警部補」のタイトルで2作品放送されており、通算5作目となる(他局で、他の役者が樋口を演じた作品はカウントしてません)。しかし、原作・今野敏とクレジットされているものの、同じタイトルの小説は見つからず、もしかしたらキャラ設定だけ借りたドラマのオリジナルなのかも?

空きビルで男性が焼死体となって発見されるという事件が発生…被害者は人材派遣会社の営業部長・永沢明と判明。警視庁強行犯係の係長・樋口顕も捜査に参加…所轄の刑事・藤井麻奈とコンビを組むことに。麻奈は被害者が務めていた会社に精通しており、貧困にあえぐ若者に融資を行う代わりに、過酷な労働を強いることで、トラブルが起きていたという情報を持ち合わせていた。その情報から樋口は怨恨の線を疑う。一方、樋口の親友、生活安全部の氏家譲が監察から調査を受けていることが判明。監察官が樋口にも事情を聞きにやって来た…。

拉致監禁されてる男が焼き殺される場面からスタート…よーく見たら被害者を演じてるのは「クローズ」など三池作品で大活躍した、やべきょうすけじゃないか?やべきょう、出てきたと思ったらすぐに殺されるし。一応、その後に回想シーンが何度かあり、ちゃんと顔が映ったり、芝居したりしてました。被害者のやべきょうが勤める会社は、いわゆるブラック企業的な悪徳会社でして、生前の被害者はチンピラまがいの行動をとっていたと後に判明…ああ、やべきょうっていうキャスティングに納得です。ほか、同じ会社の副社長役で本宮泰風アニキも出ておりました。

なんとなく、Vシネ好きにはたまらない出演者たち。そういえば、今のシリーズじゃなくて、旧シリーズの方の「朱夏~警視庁脅迫事件 警視庁・樋口警部補1」でも、エンケンさん(遠藤憲一)や白竜さんが容疑者として登場するなど妙にVシネチックだったことを思い出す。そして、本宮アニキ…なんとなく言動が怪しく(社長に尽くす、真面目な副社長と見せかけ、実はけっこうガラが悪かったというのが判明する)、もしかして犯人か?なんて疑いたくなるんだけど、まさかの二番目の被害者だった!大好きなVシネ俳優が2人とも殺される役だったのねん(笑)

殺人の他に、悪徳企業に対する恐喝事件、さらには社長の娘も誘拐され大混乱。犯人は身代金などを要求し、警察は犯人が指定したタイムリミット内に事件を解決し、人質を救出できるのか?また、主人公・樋口の親友、氏家(佐野史郎)がハニートラップにひっかかって監察に目をつけられてしまうのだが、このハニートラップも実は本筋に絡んでいたりして…。全体的に起伏に富んだ展開が用意されていて、2時間ドラマとしては飽きずに楽しめるのだが、今まで自分が見てきた樋口シリーズのドラマに比べると、なんとなく散漫な印象も受けてしまったかなと。

一番、気になったのはアレだよね…内山理名演じる女刑事に、家族から電話があって、急に涙目になったりするから、いったい何が起きたのかと思ったら(劇中の樋口も何があったんだと怪訝になる)…飼い猫が事故に遭って死にかかってるから、家に帰りたいとか言い出すんだもん。さすがに、樋口も…猫と事件、どっちが大事なんだ!と叱り飛ばすという。ただし…ちょっと言い過ぎたかなと、後で後悔して(いつも喧嘩してる娘とダブらせたようで)、優しい言葉を投げかけるという展開なのだが…事件よりも飼い猫が大事だという設定の刑事が斬新すぎる。


監督:松原信吾
出演:内藤剛志 内山理名 梶原善 泉谷しげる 本宮泰風 榎木孝明 川上麻衣子 小野武彦 佐野史郎


【原作シリーズはこちらから】
今野敏 樋口顕シリーズをAmazonで探す







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2016年12月12日

水晶の鼓動 殺人分析班(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
水晶の鼓動 殺人分析班

WOWOWで毎週追いかけていたドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」が昨晩の放送で最終回を迎える…全5話。昨年9月放送「石の繭」に続く、麻見和史の警視庁捜査一課十一係シリーズ(文庫版のシリーズタイトルは警視庁殺人分析班に改題)の映像化第2弾となる。オイラも原作をけっこう読んでいて(8作中、6作目まで読んでる)、本作の原作本は新書版の方で読み終わっている。WOWOWの番組最後で告知された通り、来年の3月にDVD-BOXの発売が決定…すでにAmazonなどのネットショッピングで予約も可能、ジャケ画像も解禁になっている。

警視庁管内で殺人事件が発生…犯人の手により部屋中が赤い塗料で塗りたくられ、死体も同様の扱いを受けるなど、かなり猟奇的な現場で、さらに入口のドアには同じように赤い文字で“〇×”という記号が書かれていた。捜査一課十一係が担当することになり、刑事の如月塔子は鷹野秀昭と共に、現場に残されていた手がかりから被害者の身辺を洗い始める。同じ頃、現場近くで爆破事件も発生し…警察は2つの大きな事件に翻弄される。何か関連があるのか?やがて、捜査中の塔子が謎の男に尾行されれているのが判明…もしかして犯人なのか?

映像化は2作目ですけど、今回は小説の3作目が原作です…大まかなストーリーは原作と同じなんですけど、やっぱり映像化に際してアレンジも多く見受けられる。部屋や死体が赤く塗られるというのは原作にもあったけど、“〇×”の記号や、それが指し示す意味なんかは知らないネタだった。最初はこれもドラマ独自のアレンジなんだとばかり思ったのだが、前からチェックしていた原作者・麻見和史のブログを拝見したら、文庫化した時に追加したアイデアだと明記されていた。そっか、オイラは新書版で読んだから知らないネタだったんだなぁ~。

あとは、1作目の犯人が、要所要所で再登場し…主人公の女刑事にプレッシャーを与えたり、事件解決のヒントをくれたりと、けっこう重要な役割を果たすんだけど…これも原作にはぜんぜんなかった展開。っていうか、主人公が前の事件をやたらと引きずりまくってまして、どんどん精神的に追い込まれていく。空回りしまくってる感じがとにかくもどかしく、タダでさえ青臭い事ばかり言う主人公に“イラッ”とすることが多いのに、凡ミスや暴走も多く、さらに“イライラ”させられる。原作の如月塔子って、ここまで嫌な女じゃなかったと思うけどなぁ(笑)

ただ、中盤で…あるミスが原因で捜査からはずされることになるんだけど(小説にもある)、そのあたりの流れが、“イライラ”させるフリが長かったからこそ、自然に受け止められ…なるほど、ちゃんと考えた演出だったのねと納得は出来きたよ。ほか、公安の扱い方なんかも、小説の方よりも面白く描かれていて…前述の空回りにも大きく関わるんだけど、如月が殺人事件の犯人と間違えちゃうあたりの展開は、良かったと思う(小説でも公安が怪しげな動きはするが、あそこまで犯人と混同するような内容ではなかったはず…あくまで新書版の方では)。

真犯人や犯行動機が判明する4話の後半部分から、最終回にかけての一連の展開もだいぶ原作とは印象が異なる。4話で真犯人を追い詰める病院内でのやり取りは原作よりも緊迫感があった。それに引きかえ、最終回の最大の見せ場…原作では飛行場だったのが、なぜか鉄道の駅に変更。フリの一つである連続爆破事件の集大成と向き合うんだけど、そのあたりが急に既存作品の真似、ビジュアルは大掛かりなんだけど、展開が定番すぎるチープさで残念です。ここでも過去の事件を引きずるという、ドラマ独自の見せ場を優先したのも影響したのだろう。

爆発回避の方法なんかは、飛行場を舞台にした原作小説の方が…“そんな方法で爆破を阻止したのね”という驚きがちゃんとあった。舞台を変えちゃったことで、原作のそのアイデアは使えなくなっちゃったんだけど…このあたりはぜひ原作小説と読み比べてみてください。そういえば、十一係の刑事も、ひっそりとメンバー交代が行われている。原作ではずっと同じ刑事だけど、1作目で平岳大が演じた門脇警部補がいなくなってて(平幹二朗の急死と関係あるのか?)、着任したばかりの石倉とかいう新しい警部補(たぶんドラマのオリジナル)が出てくる。


監督:内片輝
出演:木村文乃 青木崇高 渡辺いっけい 藤本隆宏 北見敏之 小柳友 勝村政信 仲村トオル


【DVDソフトの購入】
DVD 連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班







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2016年11月06日

スペシャルドラマ「氷の轍」(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
スペシャルドラマ「氷の轍」

昨晩、テレビ朝日で放送されたABC(朝日放送)創立記念スペシャルドラマ「氷の轍」をエアチェックしておいたので、鑑賞。「ホテルローヤル」で直木賞を受賞した作家、桜木紫乃によるメディアミックス展開を前提にした同名原作小説の映像版とのこと。この作家さんは…北海道を舞台にした警察ミステリー「凍原」という作品を手にしたことがあるけど、ちょっと苦手な文章で珍しく途中挫折。過去シーンがダラダラと長く、本筋に入る前に飽きてしまった。それ以降、有名になってもなかなか手が出ないんだ。この作品もやっぱり北海道を舞台にした警察ものらしい。

北海道警釧路中央本部の新人刑事・大門真由は生真面目で堅物な性格。幼いころから母親はなく、警官だった父親・史郎に育てられたが…その史郎も病に倒れ、現在は入院中、余命はあとわずかだと宣告されている。ある日、釧路の湿原で冷凍状態で発見された身元不明死体の捜査を教育係でもある先輩の片桐周平と一緒に担当することになった。解剖結果から被害者の体内から睡眠薬が発見され、他殺の疑いも浮上。さらに、被害者には管理売春の前科があり、そこから身元も割れる。そしてなんと、その事件を担当したのが父・史郎だった!

ミステリーとしては微妙。最初の事件も…犯行を行う場面が冒頭に描かれていて、視聴者は犯人がわかってる。主人公の柴咲コウは、他殺の疑惑を抱くんだけど、なかなか確証が得られるず、捜査は難航。そんな時に、新しい事件が発生…上司からは最初の事件は所轄に任せて、新しい事件を追えと命令される。そして新しい事件の被害者は、なんと最初の事件の犯人。もちろん、劇中の刑事たちはそんなことは知らない。現場近くには、会社社長・余貴美子と、その下で働く掃除のおばさん・宮本信子の職場が!余貴美子は何者かに脅迫されていた。

会社の窓から、さも気になってる感じで現場を見つめる余貴美子…それをめざとく見つけたコウちゃんは、怪しいと直感!でも、実際に事情聴取に向かうと…知らぬ存ぜぬと恍ける。ますます疑惑を強めるコウちゃんだけど…余貴美子が地元の名士だったので、上司は慎重な態度をとる。警察側はそんな対応だけど…真犯人の回想シーンで、視聴者はすぐに、誰が何をし、どういう関わりを持っているのかというのは、これまたすぐにわかってしまう。コウちゃんたち警察も馬鹿じゃないので、証拠を見つけ…犯人と直接対決の準備を始めるんだけど…。

なんと、自分たちが予想していたのとは違う人物が、凶器持参で“自首”してきてしまい面喰うと…。後半は、犯人捜し、難しいトリックではなく…犯人、被害者を含む事件関係者たちにいったいどういうつながりがあったのかというのを掘り下げていき、事件の核心に迫るという感じ。特にひねったオチがあるわけでもなく、辛気臭い話がグダグダと続く、けっこう古臭いドラマであった。ぶっちゃけ、ストーリーは大して面白くないのだが、ゴールデンの特番ドラマで、若者に媚びたキャスティングを一切していない、大人のための重厚なドラマだった点は好感が持てる。

若い人が憧れるようなキャスティングって、かろうじて主人公の柴咲コウくらいで(それでも、旬の女優って印象とは程遠い)あとは、地味で渋い、オジサン、オバサン俳優ばかり出てくるんだもん。「シン・ゴジラ」の防衛大臣・余貴美子、「マルサの女」の宮本信子、「龍三と七人の子分たち」の品川徹などなど。「あまちゃん」の勉さん、一時期は病に倒れて、仕事を休んでいた塩見三省が…“病人で寝たきり”というリアルすぎる演技で存在感を見せつける。ベッドに寝てても、刑事時代を振りかえって、眼光を鋭くさせるというシーンが抜群に良かったです!


監督:瀧本智行
出演:柴咲コウ 沢村一樹 嶋田久作 品川徹 根岸季衣 岸部一徳 塩見三省 余貴美子 宮本信子


【原作小説はこちら】
氷の轍







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2016年10月25日

温泉殺人事件シリーズ② 伊豆天城温泉殺人事件(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
伊豆天城温泉殺人事件

昨晩、TBSの月曜名作劇場でエアチェックした「温泉殺人事件シリーズ② 伊豆天城温泉殺人事件」を鑑賞…今年の5月に、同枠で始まった2時間ドラマの新シリーズ、第2弾が前作の放送から約5ヶ月で早くも登場。人気ミステリー作家、故・吉村達也先生の温泉シリーズの映像化…今回は「天城大滝温泉殺人事件」という作品が原作になっている。温泉シリーズはいくつか読んだ経験があるけど、もうかれこれ15年以上前の話なので、どれを読んだかなんて忘れてしまった…多分、この原作は読んでなかったと思う。前作同様、片岡鶴太郎が主人公警部に扮す。

警視庁捜査一課の警部・志垣良雄は、部下の和久井一郎と一緒に休暇をとり…伊豆天城の温泉に出かけた。さっそく温泉を楽しもうと露天風呂に出かけるのだが、そこには先客がいた。その人物たちを見て志垣は思い出す、17年前に志垣が捜査を担当した“女性転落事件”の関係者だった女優の及川美月と監督の陣内博だと。もう1人の若い女性は2人と同じ劇団の若手女優・染谷華子だという。偶然の再会に志垣と美月は思い出話に話を咲かすが、その直後、華子が行方不明になり、死体で見つかった!志垣たちは地元警察の捜査に協力することに…。

説明不要なこれぞ2時間ドラマな内容…休暇中の警視庁刑事が、滞在先で知り合いに出会い、そこで事件に巻き込まれ、地元警察の捜査にクビをつっこむんだけど、やがて自分が過去に扱った事件にも関連していくという…ちょっと出来すぎなくらいな展開。そういうところをイチイチ、つっこんではいけないのが、こういうドラマの楽しみ方なので、自然に受け流しましょう(笑)シリーズ2作目ということで、主人公刑事・片岡鶴太郎と部下の浅利陽介による丁々発止なナイスコンビぶりがより自然で、そしてパワーアップもしており、馬鹿馬鹿しくてつい笑ってしまう。

昔の土曜ワイドでやっていた「混浴露天風呂連続殺人」シリーズのように過剰な露出は望めないが…被害者女性が、死ぬ前に刑事たちの前で裸踊りをする(舞台女優が度胸試しのために、混浴風呂でセクシーショットを振る舞っていたんだけど…画面に写るのは、浴衣がはだけた姿だけで、見えそうで、何も見えない)など、今のご時世の地上波ゴールデンだと、これがギリギリなのかなって感じのお色気シーンなんかもぶち込んできまして…ほんのちょっとだけ、劇中主人公たちがドキっとしたように(設定ではバッチり見てる)、何かを期待させてくれました。

事件の内容は…昔もスキャンダル(女性の転落死事件)に巻き込まれた女優と監督が、一緒に劇団をやってまして…そこで伊豆の踊子をモチーフにしたサスペンス劇(その名もズバリ“伊豆の踊子殺人事件”)を上演する予定だったんだけど…主演の若い女優が、演劇の内容と同じような方法で殺されるという。事件があっても上演を強行しようとする劇団、そこで主役の代役に選ばれた女優が再び行方不明になり…いったいどうなってるんだと。劇団員は揃いも揃って“自分が犯人だ”なんて言い出す始末で…警察も何が何だかわからない、お手上げ状態!

一人冷静な主人公刑事は…東京に戻り、過去の事件に対峙し、事件解決の糸口を探す。事件発生前から…直感で、コイツ“怪しいな”って思える人物がいまして…案の定、そういつが犯人だった。最後は関係者全員が崖の上に集まるというお約束でテンションマックス…あの海に落ちた拳銃はいったい誰が拾いに行くんだ?あれが現実の事件だったら、ダイバーが必死になって探すんだろうなぁ(笑)と余計な心配をする。劇中映画「伊豆の踊子」(既存のものではない)に出てくる踊子役の女の子がけっこう可愛かった。それが大人になると白石美帆になると。

前回は二週連続で吉村達也原作ドラマの映像化で…「温泉シリーズ」の翌週は小泉孝太郎主演の「朝比奈耕作シリーズ」を放送したんんだけど…今回は「温泉シリーズ」1本きりのようですね。どちらかというと「朝比奈耕作シリーズ」の方が好みだったので、続編が見れるのかと期待してしまったんだけど…次週の放送は寺脇康文の「信濃のコロンボ3~北国街道殺人事件~」(内田康夫原作)でした。この放送枠の寺脇の2時間ドラマだったら「守護神・ボディーガード 進藤輝」シリーズをやってほしい…昨年放送の4作目以降、まだ5作目やってないよね?


演出:村上牧人
出演:片岡鶴太郎 浅利陽介 白石美帆 木村了 湯江健幸 飯田基祐 河合美智子 松居直美 田中健


【原作小説はこちら】
天城大滝温泉殺人事件 (講談社文庫)







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2016年10月23日

特命指揮官 郷間彩香(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
特命指揮官 郷間彩香

昨晩、フジテレビの土曜プレミアム枠で放送されたスペシャルドラマ「特命指揮官 郷間彩香」をエアチェックしておいたので鑑賞…宝島社の“このミステリーがすごい!”大賞受賞作「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」を映像化したそうだが、ドラマを見るまで存在を知らなかった。毎年、発表される“このミステリーがすごい!”にランクインする国内外のミステリーは、確かに面白く、読み応えのある作品が多いけど、ぶっちゃけ小説賞の“このミス”の方は微妙なものばかり、やっぱ数年前にフジで映像化した「女秘匿捜査官」も、原作、ドラマともにひどかった。

新世界ファイナンス・新宿支店に武装した男たちが侵入、人質をとり立てこもるという事件が発生。犯人からの要求で、交渉役に指名されたのは、警視庁捜査二課知能犯第二係主任・郷間彩香だった。彩香は幼い頃に家族を捨てた警官の父親と同じ道を歩んだのだが、現在は知能犯を専門に扱う部署であり、周囲からは“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に立てこもり犯との交渉など場違いで、一度は固辞の意思を示すが、刑事部長の命令は絶対だった。現場では特殊犯捜査第一係“SIT”の後藤剛係長の指示に従えばいいとのことだったが…。

冒頭、特別出演の神田正輝が出てきてすぐに殺される…ただし回想シーンで何度も再登場。神田正輝は刑事で、主人公・松下奈緒の父親でもあるんだけど、松下が幼い時に両親は離婚していて、やたら怨んでいた。でもって、あえて見返してやろうと、同じ警察官の道を選んだということらしい。で、父親が殺されて数年経ったところで本筋の始まり…主人公が普段は知能犯専門の部署に属しているという日常を描きながら、後に重要キャラとして登場する鈴木亮平が女とイッパツ、直後に女が転落死。その女は警官なんだけど、もしかして亮平が犯人か?

また、知英扮する謎の女が街中で拉致されるなんていう意味深シーンも登場。その後、ようやくファイナンス銀行での立てこもり事件が発生し、犯人の稲垣吾郎が主人公を名指しで交渉役に指名する。本人も他の警察幹部も…なんで専門家じゃないのに、指名された?と…頭がハテナマーク。でも、指示に従わないと人質殺されちゃうから、表向きだけでも相手の言いなりになろうと。余計なことはせず、現場で指揮を執ってるSITの高嶋政伸に従えってことだったんだけど、案の定、出しゃばる松下…現場の雰囲気は最悪になると、お決まりコース。

そこへふっとわいた救世主が…検察庁から派遣されてきた鈴木亮平、“自分は味方だ”と松下に猛アピール、流行りの(ってもうブームは去ったか?)壁ドンまでやってのけるが、その後、松下にやり返される(笑)でも、作品中ではバレてないみたいだが、視聴者には死んだ女刑事と一緒にいた容疑者なわけであり…どうも胡散臭い奴だなと。オブザーバー的な立場を主張しながら、外にいる狙撃手顔見知りだったり。最初は対立していた現場も…上層部、果ては警視庁と検察庁の対立、ヤクザにしあ見えない政界のドン・内田裕也降臨で、逆に結束が固まる。

銀行に乗り込んでの直接交渉、人質救出、犯人射殺命令など色々とありながらの、どんでん返しと伏線回収。忘れていたけど…“ブラッド・ユニット”なる必殺仕事人よろしくな、謎の組織のあぶり出しとか、政界の闇を暴くなんていう目的があったりして、冒頭で意味深に語られていた複数のエピソードが一つに繋がる。ミステリーが原作だからか、色々なところで出てくる“トリック”または“真犯人”を見破らせようと、あからさまなヒントを出し過ぎ。視聴者はなるほど“これは、あれは伏線だな”と容易に気づけるんだけど…肝心な主人公がまったく気づかない。

凛々しい顔して、意外と無能な主人公刑事に半端ない残念感。まぁね、専門部署じゃないって設定はあるんですけど、いつもは知能犯係なんだから、もう少し頭の回転がよくてもいいんじゃないかと。最後まで罠にはまりまくって、色々なヤツの掌で踊らされていた印象しか残らなかった。ちょっと前に、“主演ドラマが3作連続爆死”とネットニュースで扱き下ろされていた松下奈緒…もしやこれで“4作連続爆死”になるのでは?あと、一番気になったのはSITの呼び方…相変わらず“シット”だったけど、“エスアイティー”が正しいというのが今では常識だろ?

色々と小難しい設定があるんだけど、結局は、お前が犯人だったか、アイツはそうやって逃げたのか…というどんでん返しを見せる作品で、世界観の描きこみが中途半端で、消化不良なところがいっぱいあった。原作が悪いのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのか…やっぱりフジテレビだなって感じの微妙なドラマでしたね。やっぱり、こういう作品はテレ朝の方がこなれているように思う。あとは、今の日テレだったら、数か月後に連ドラ確定だよね(笑)それよりも、フジテレビさん、深町秋生の八神瑛子シリーズは、続編を作ってくれないんですかね?


演出:神徳幸治
出演:松下奈緒 鈴木亮平 高嶋政伸 大友康平 真剣佑 神田正輝 竹中直人 内田裕也 稲垣吾郎


【原作小説はこちら】
警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官







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2016年10月15日

ミュージアム ‐序章‐(2016年)

テーマ:日本TVドラマ
ミュージアム ‐序章‐

WOWOWで放送されたドラマ「ミュージアム ‐序章‐」を鑑賞…この作品は同名コミックを映像化した、11月12日公開の劇場映画「ミュージアム」のスピンオフ、アナザーストーリー…他のメディアで本編に繋がる話を見せておいて、劇場の観客動員に繋げようという最近、邦画で流行ってるマーケティング手法の一つだ。今回放送されたのはWOWOWのオンデマンドサービスで先行配信されていた全4話の短編を…繋げて一本にした再編集バージョン。WOWOW加入者以外も見れる無料放送でリピートもあり…またGYAOでも配信が始まったそうです。

幼女樹脂詰め事件の真相を追っていたジャーナリストの九堂仁は、逮捕され、その後自殺を図った犯人が冤罪ではなかったのかと訴え続けていた。ある晩、九堂はカエルの仮面を被った不気味な男からメッセージを受け取る。事件の真相を知りたければ、自宅に戻れと。そして九堂が自宅に帰ると…いるはずの娘がいなくなっており、代わりに一台のスマホが!そして着信を告げるスマホにでると、拉致された娘の姿が!その後、画面に現れたカエル男は、自分が幼女樹脂詰め事件の真犯人だと名乗り、娘を助けたければ指示通りに動けと要求してくる。

普段、そんなに漫画を読んでないオイラも…全3巻の原作は映画化決定前に読んでまして、本編の方も劇場に見に行こうかなって思ってるんですけど、このアナザーストーリーは原作にもない独自のストーリーが展開される。ただし、原作にも登場…たぶん、劇場版本編でも重要になってくるだろうと思われる“幼女樹脂詰め事件”については詳細に触れられており、実はその事件もカエル男の仕業だったというところまで明かされている。果たして、この事件が本編にどんな風に関わっていくのかは…まぁ、原作を読むなり、映画の公開を待つなりしてください。

ドラマの方は、ジャーナリストが主人公ということで…彼が持っているビデオカメラの視点で描かれるというPOVが基本。ただし、その視点一つでは物語を展開させるのが難しかったのか、カエル男が用意したスマホであったり、監視用に使っている隠しカメラだったりで補完する形になっている。いったいカメラをいくつ用意してるんだよとか、どこに設置してるんだよとか…そういう疑問もちょっとわいたりするんだけど(最初は防犯カメラの映像か何かかと思ったけど、描かれてる描写から判断すると、全てカエル男の所有物っぽい)、テンポで押し切る感じだ。

作品のジャンル的にはリアルタイム進行形、監禁サスペンスといったところか…拉致った娘を助けてほしければ、俺様の言うことを聞けと、犯人のカエル男が理不尽な無理難題をふっかけてくる。娘を助けるために、他の人間を犠牲に出来るかって話なんだけど…実際にどんな事件を起こさせるのかは、実際にドラマを見てください。ぶっちゃけ、なんか低予算感丸出しのPOV作品かよって思ったんだけど…監督が「グロテスク」「ある優しき殺人者の記録」の白石晃士だってわかってみると(映画版は大友啓史)、こういう手法もなくはないかなと納得できるか?

ただ、ほぼ全編ワンカット撮りだった「ある優しき殺人者の記録」と比べると、若干、緊張感に欠ける内容ではあったし、「グロテスク」ほどエログロ要素も多くはなかったけど(せめて、カエル男に拷問された主人公の娘が、失禁する描写くらいは入れてほしかった)、いかにも白石晃士作品らしく、常軌を逸したトラブルに直面した被害者たちが狂っていく様や、見終わった後の後味の悪い絶望感はしっかりと描かれており、「ミュージアム」の原作を初めて読んだ時の得体のしれない気持ち悪さには意外と近い気持ちになれる。無料で見れるなら充分に及第点だ。

このドラマ版ではもちろんカエル男の正体は判明しないんだけど…つい先日、公式にネットで情報が解禁されちゃいましたよね、演じているのが妻夫木聡だって。このドラマ版では、ボイスチェンジャーを使ったセリフばかりなので、映画と同じ妻夫木聡が演じているのかは不明。もちろんキャストのクレジットにも名前はない。ちなみに、劇場で流れている予告編で声を聴いた時は、てっきり手塚とおるさんかと思った。そして、このドラマ版で、カエル男のセリフ回しを聴いた時に、もしかして浅野忠信かななんて思ったんだけど、実際には妻夫木聡なんだね。


監督:白石晃士
出演:三浦誠己 川島鈴遥 森田想 細川佳央 河屋秀俊 中野秀樹 奥野瑛太 宇野祥平


【映画館へ行く前に原作本を】
新装版 ミュージアム 完本(上) (KCデラックス ヤングマガジン)
新装版 ミュージアム 完本(下) (KCデラックス ヤングマガジン)







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