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2017年03月20日

エクス・マキナ(2015年)

テーマ:洋画
エクス・マキナ

今日もAmazonのプライム・ビデオで1本…昨日は40年前の東映特撮なんぞ鑑賞したのだが、今回はわりと新しい洋画。劇場公開前から、日本語入りの海外盤Blu-rayなんかも出回っていて気になっていた「エクス・マキナ」…結局、海外盤も買わず、劇場にも見に行かず、その後の日本盤ソフトも買ったり、借りたりしなかった。2、3週間前からAmazonのバーゲンコーナーで、去年の11月に出たセルソフトが55%引きで売られていて、今度こそと思ったが…バーゲン対象ソフトって、その後すぐにプライムの無料対象にもなるんだよなって思ってたら、案の定だった。

検索エンジンの最大大手“ブルーブックス”で働くプログラマーのケイレブに当選の連絡が!それは、めったに姿を現さない社長のネイサンと面会できるという権利だった。ネイサンの別荘に1週間滞在することになったケイレブは…迎えのヘリコプターに乗り現地へ向かう。人里離れた広大な土地に立つ別荘で、ネイサンに出迎えられたケイレヴだったが、そこで滞在の真の目的を告げられる。実は研究施設だった別荘…ネイサンは人工知能の開発を行っており、ケイレヴはAIが搭載された女性型ロボット“エヴァ”のテストに協力させられることに!

メインの登場人物も少なく、ほとんど別荘という建前の研究施設内で繰り広げられる会話劇中心なのだが、“アカデミー賞視覚効果賞受賞”は伊達じゃなかった、女性型ロボット(アンドロイド)エヴァの、機械むき出しの透明ボディの妙な美しさ、艶めかしさに目を見張る。寺沢武一の「コブラ」に出てきたクリスタル・ボーイみたいに、全身が見えちゃうわけではなく、腕や脚、お腹など部分部分がそういう仕様になってるあたりがチラリズムにも似た、フェティッシュなエロスに通じるというかなんというか。あの見た目にエロスを感じるってけっこう重要な部分だと思う。

他にも研究施設内のちょっとした機械的なビジュアル、小道具に…SF映画ならではの美しさを感じる。その一方で、要所要所で挿入される大自然の美しさがやたらと印象的。登場人物が重要な会話をする時に…わざわざ巨大な滝(金持ちの社長の別荘・研究所が建っている敷地内にある)をバックにするなど…そういった対比が非常に面白かった。さらには…女性というものの美しさも堪能できてしまう展開が待っている。いやいや、美しさを通り越して…実は女の怖さを描いた作品なのかと。いつの間にか、ロボットたちを普通に“女性”として見てしまう。

最初は…結局「ブレードランナー」をやりたいだけじゃないのか?アクション要素がない「ブレードランナー」だなって思ってたんですけど、いやいや「ブレードランナー」にあったロマンチズムとはまったくの正反対だった。前述通り、色々な要素が美しく描かれ…エンディング間近、クライマックスもとっても綺麗な映像なんだけど、気分的には悪女が主人公の完全犯罪サスペンスを見たような感じに近い。オイラの脳内ミュージックは「SAW」シリーズで、ジグソウが勝ち誇って種明かしする時に流れるBGMだったもん(こんな感じのヤツ→PrimeMusicで聴く)。


監督:アレックス・ガーランド
出演:ドーナル・グリーソン アリシア・ヴィカンダー オスカー・アイザック ソノヤ・ミズノ


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プライムビデオ エクス・マキナ







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2017年03月18日

ハイヒールを履いた女(2012年)

テーマ:洋画
I, Anna

劇場未公開の作品をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミアで録画しておいた「ハイヒールを履いた女(原題:I, Anna)」を鑑賞。イギリスを中心とした3か国の合作で、2012年製作とちょっと古めの作品だが、公開中の「アサシン クリード」にも出演している大御所女優シャーロット・ランプリングと「ユージュアルサスペクツ」のガブリエル・バーンが共演しているなど、ひと昔前だったら充分に劇場公開もイケそうな、映画らしい重厚さは漂う。国内盤ソフトはまだ検索できなかったので、ジャケ画像とリンク先はAmazonで見つけたImport DVD。

結婚に失敗したアンナ・ウェルズは、娘のアドバイスもあり、熟年向けの独身お見合いパーティーに参加。そこで意気投合した男性ジョージと、彼の住む高層マンションへと向かうのだが…。一方、中年刑事のバーニー・リードは家族と別居しており、現在はホテル暮らし。その日も、早朝から事件の通報を受けて、現場のマンションへと急行する。現場検証を他の警察官に引き継ぎ、エレベーターに乗ったバーニー…そこで忘れ物をしたという女性と出会い、なんとなくその女性に魅かれていくのだが、彼女こそ被害者男性と一緒にいた人物だった!

ジジババ向けのお見合いパーティーでお持ち帰りされたシャーロット・ランプリング…その相手が、翌朝、死体になって発見される。事件の通報を受けてやって来た刑事ガブリエル・バーン…彼もまた家庭に問題があり、現在は別居中のうらぶれた中年オヤジで、なんとなく事件現場付近で遭遇したシャーロット・ランプリングを気にしだす。最初は、“刑事の勘”でピーンときて、容疑者として怪しみだしたのか、それとも単なるスケベ心かわからなかったんだけど、どうやら後者…職権濫用で一目ぼれした女の情報を調べ上げて、お近づきになろうとすると。

ぶっちゃけ、単なるストーカーじゃねーか…日本でもこういう事件が発覚して、いい歳こいたベテランの警官が、依願退職したり、懲戒免職したりって話がよくあるじゃねーかと。それで終わったら映画にならない…だから、惚れた女が殺人容疑者だったという、もう一つの大きな要素があるわけだ。明らかにオバチャンの容疑は“クロ”っぽいけれども…一応、サスペンスなんで、他にも容疑者らしき人物が!被害者の息子だったり、謎の黒人(後に、被害者の息子と関わっていることが判明)がなんとなく怪しい動きをして、いったい誰が犯人なのかなって…?

全体的に地味な印象だけど、そこはシャーロット・ランプリングとガブリエル・バーンの年季の入った演技力で、ジジ、ババのラブストーリーとしても充分に楽しめてしまうのはさすが。お互いに不器用で、プラトニックなまんまなんだけど…そこは直ぐにヤっちゃうアメリカ映画とは違う、上品な意味でのアダルトさだろう。ただ、シャーロット・ランプリングが“おしゃぶり”するようなシーンもあったり。WOWOW情報によると、監督はランプリングの実息だそうで、母親が男に“おしゃぶりを強要”されるシーンをどんな気持ちで演出したのだろうと、変なところが気になる。


監督:バーナビー・サウスコム
出演:シャーロット・ランプリング ガブリエル・バーン エディ・マーサン ラルフ・ブラウン ヘイリー・アトウェル


【Amazonで見つけた海外盤DVD】
DVD I, Anna ※日本語なし リージョン等注意







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2017年03月15日

インサニティ(2016年)

テーマ:洋画
インサニティ

楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会にて「インサニティ」というホラー映画を鑑賞…DVDも先月22日先行レンタル開始、今月3日にセル版リリース、キュリオスコープ発売、アメイジングD.C.販売の新作。劇場未公開のカナダ映画だし、キャストも知らない人ばかりだけど…それなりに映画の体裁は整っており、特に安っぽさは感じない。Amazonでは今現在、2人のレビュアーが★5つの満点をつけてるのだが、配信版のレビュー欄には★1つの酷評もあり、お互い極端すぎて、どちらも信用できないよ。

騒音苦情のあった部屋に警官が赴くと…中には血まみれの若者が3人倒れていた!唯一の生存者も発狂寸前でまったく要領を得ず、いったい部屋で何が起きたのか?刑事のストラドウィックが事件を担当することに。一方、独立記念日の休日を利用して…スティーヴ、ブリーのカップルを含む6人の男女は離島でバカンスを過ごすことに。夜も深まり、盛り上がって来た一行は、メンバーの一人が持参したドラックに手を伸ばすが、ブリーは拒否。やがてドラッグを口にした者の言動がおかしくなりはじめ、やたら攻撃的になり、遂には実際に暴力行為に発展する!

若者が発狂して殺し合うという凄惨な事件を追う刑事、男女6人の若者グループ、そして何やら怪しげな人体実験をしている集団と…三者の視点で展開するが、メインは独立記念日のバカンスを孤島で過ごす男女6人。6人のうち5人は幼馴染で、残りの1人は参加者が連れてきた彼女というポジション。一応、男女の数は半々で、カップルが成立しているようにも見えるんだけど…実は元カレと元カノの関係もあったりして、微妙。案の定…元カレと元カノがイチャツいてるのを見て、今カレが嫉妬…しかもこいつは前科者(刑事が追いかけてる事件に関係あり?)。

初顔合わせの彼女さんというのが、一番の優等生キャラ…他はお調子者やビッチなスケばかりで、平気でドラッグにも手を出すような輩だ。実は、そのドラッグが原因で…後半、吸引した奴らがだんだんと発狂、凶暴化!まるで、ゾンビがヴァンパイアにでもなったかのように、仲間を襲い始める。特に噛みつかれたりしても感染はしない様子…とにかく、ドラッグを使ったか、使わないかがキモだ。そんなわけで、優等生の新参彼女が凶暴化した奴らから逃げ回るというのは予想がつくのだが、発狂した者同士も戦ったりするので、意外とサバイバル感はある。

ただ…90分の映画で、サバイバルに突入するまでの展開が長い!男女が乳繰り合ったり(といってもい、露出はなし)、ギスギスしたりというのを延々とタレ流すのも能がない。その辺はもっと端折っても良かったのでは?ドラッグが凶暴化の原因であり、正気に戻ったヤツが周囲の惨状(自分の身体もボロボロ)に“なんてことしてしまったんだ”と後悔しまくると…、ドラッグの恐ろしさを大袈裟に誇張してホラーに落とし込んでるところは興味深く、この騒動を画策した黒幕の意図なんかも、時期的に昨年の米大統領選を意識した皮肉かななんて深読みしたり…。


監督:ジェイソン・ウィリアム・リー
出演:ディヴィット・アビューサフィ クリス・オールセン ダレン・アンドリチュック ダレル・バーグ キリー・プッシュ


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まだ間に合うかも? 楽天SHOWTIME 試写会はこちら http://video.rakuten.co.jp/content/210820/






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2017年03月14日

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(2015年)

テーマ:洋画
ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

GAGAが運営している動画配信サイト“青山シアター”にて実施していた“第89回アカデミー賞 予想キャンペーン”…他のネット予想などを参考に、ほぼ「ラ・ラ・ランド」一択で攻め、「ラ・ラ・ランド」がノミネートされていない部門に関しては独自予想で挑んだところ、「ラ・ラ・ランド」の受賞が意外と肩透かしで(笑)2部門のみの的中で終わった(特に作品賞、ぬか喜びさせやがって!)。あと独自予想した助演男優賞のマハーシャラ・アリ(「ムーンライト」)を加えて合計3部門のみの的中…賞品の100万ポイント山分けは結局、339ポイントしかもらえませんでした。

ということで、その339ポイントの配当が先日行われ、これが1か月の期間限定ポイントだったので、忘れないうちに使ってしまおうと…レンタル利用できる新作を物色。あっ、コレ見たいと思うと…SD画質でも432円だったりして、ポイント足りないじゃん、と恨み節(笑)何かないかなと、やっと探しあてたのが…DVDリリースもつい最近、3月2日だったニコラス・ケイジの新作「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」をチョイス。ハロウィンの日に息子が行方不明になって、ハゲラスが右往左往…1年間探しまくった挙句、犯人は幽霊だったという、オカルト的なホラーです。

大学教授のマイクは…仕事が忙しく、なかなか7歳になる息子チャーリーをかまってやることができない。ハロウィンの日も…約束の時間に遅れてしまったのだが、どうしても祭りを見物したいというチャーリーの申し出に、一緒に出掛けることに。しかし、その祭りの会場で、マイクがちょっと目を離したすきにチャーリーは忽然と消えてしまった。消える前に“パパ、幽霊に借りを払って”という不気味な言葉を残して…。それから1年、必死になってチャーリーの行方を探すマイク。チャーリーの失踪以来、妻のクリステンとも疎遠になってしまっていたのだが…。

幽霊相手に、ハゲラスが銃をぶっ放したり、大立ち回りを繰り広げるようなアクションものを期待していたのだが…オーソドックスな地味系オカルトホラーでしたね。特に、これといった新鮮味もなく、どこかで見たような話や展開。特に前半部分が退屈気味、息子が行方不明になるまでがちょっと長く…あと5分、10分端折っても問題ないんじゃないかと思ったよ。息子が消えたということで、案の定、嫁さんとは関係がギクシャク。ハロウィンの祭りから、慌てて1人で帰って来たハゲラス…“何やってんのよ?”と詰られるんじゃないかと思ったら、予想通りのシーンが。

結局、警察もお手上げで…1年間が過ぎる。その間に夫婦は別居…ハゲラスは“自分が目を離してしまった”というミスを棚に上げ、素人レベルで調べた情報を警察の担当者に報告がてら、“お前らが無能だからいけないんだ”と憎まれ口をたたく。子供をいきなり失った親の気持ちなど、普通の暮らしをしている人間、まして結婚もしてないオイラにゃわかるわけはないけど…明らかにハゲラスの行動は常軌を逸していて、自分勝手で、あまり感情移入できない。だから、嫁さんのスマホに連絡をいれても無視とかされちゃうわけだよね(笑)

ただ、再び息子が行方不明になったのと同じハロウィンが近づいてきて…自分の周りや、嫁さんの周りでも“不思議な現象”がたびたび起きる。ようやくそこで、ハロウィンが息子の失踪と関わっているのではないか?幽霊の仕業じゃないかということを思いつき、とりあえず嫁さんとも仲直り。警察に自分たちの考えを伝えたところで信じてもらえないので、霊媒師とか呼んじゃうんだけど…。後半は次から次へと新事実が判明…幽霊によって“あっちの世界”へ連れていかれてしまった息子を助けに行くぜ!となりますが…ほとんどハゲラスは走ってるだけです。

クライマックスなんかも子連れじゃ大したアクションもできないしな…まぁ、あんなもんだろうな。途中、幽霊の犠牲になっちゃった人物とか、もっと敬ってやれ!っていうか、巻き込むだけ巻き込んで、本人たち気づいてないよな、アレ。息子が助かって、無理やりハッピーエンド(一応、ホラーなお約束もあり)だけど…せめて警察が戻って来た息子を見て、どんな反応を示すのかってあたりは描いてほしい。別に、いまさらハゲラスが演じなくてもいいんじゃないかと思うこと間違いない、ありふれた凡作ホラー。逆にハゲラス映画特有のツッコミ要素がもっとあれば…。


監督:ウーリー・エデル
出演:ニコラス・ケイジ サラ・ウェイン・キャリーズ ヴェロニカ・フェレ ジャック・フルトン


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2017年03月12日

ミッドナイトマン(2015年)

テーマ:洋画
MIDNIGHT MAN

昨日は、病み上がりの母親のお供で叔母の葬儀に参列…朝5時起きして、7時過ぎに出発。列車で片道2時間かけて葬儀会場へ。葬儀の方も問題なく終わり、母親共々無事に自宅に戻って来たけれども、さすがにしんどかった。先週は母親の入退院のドタバタもあったりで、さすがに精神的にも、肉体的にも限界…夜はバタンキューと早々就寝。そんなわけで、今日は比較的のんびり過ごせたので映画を1本…未公開映画をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミアで録画しておいた「ミッドナイトマン(原題:The Midnight Man)」を鑑賞。

犯罪組織に属するグレイディは痛みを感じない“先天性無痛無汗症”という特異体質を活かし、これまでも困難な任務を成功させてきた。ある日、ボスのエゼキエルから呼び出しを受けたグレイディは、自分の情報がFBIに漏れてしまったという事実を知らされる。その背景には組織の人間の裏切りがあった!全部で4人…その裏切り者がFBIに保護される前にグレイディは暗殺を成功させなければならない。しかし、エゼキエルの指示通り、1人目のターゲットを始末した直後に不意をつかれ襲われたグレイディ。目を覚ますと、傷みを感じるようになっており…。

過去にも“無痛症”を題材にした作品はいくつかあったよね?痛みを感じないから、ある意味無敵、最強の暗殺者だった主人公が、何者かの罠にはまり、傷みを感じるようになってしまった。能力がなくなってしまったのに、組織のボスの命令で、制限時間内に困難な暗殺ミッションを成し遂げなければならず…たまたま知り合った救急隊員のねーちゃんを無理やり脅して連れ回り、殺しの手助けをさせる。ねーちゃんの方も、最初はイヤイヤだったけど、行動を共にしているうちに協力的になり、遂には“イッパツ”やっちゃう…というストックホルム症候群パターン?

主人公を含む個性的な悪党たちの登場が見どころの一つであり、物語的には、全ての暗殺を無事に遂行できるのか?主人公の能力を奪ったのは誰なのか?ってあたりで、引っ張る感じ。一応、“お前が黒幕だったか!”な驚きはちょっとあります。そして…最初はケバいブスだなと思った救急隊員のねーちゃんも、お色気担当をしっかりやってのけたり、段々と魅力的なキャラに成長、終わってみれば、かなり物語に深く関わる重要キャラの1人になっていたという印象。さすがに、途中からは、なんか怪しいなコイツって思い始めたけどな…。

冒頭、主人公が行う暗殺ミッション、敵対組織のボスとしてヴィニー・ジョーンズが登場するも案の定、瞬殺される…なんだか見かけ倒しなボスだなと…(この感想、ある意味間違ってなかった)。同じく、ターゲットにされた犯罪組織の裏切り者の1人にウィリアム・フォーサイス…こちらは、色々と主人公に抵抗を試みるも、やっぱり出番は少な目だった。もう一人、主人公が仕えている犯罪組織のボスに「スタートレック」シリーズのブレント・スパイナーが扮していて…ちょっとうれしかったりするんだけど、さすがのデータ少佐も老けたなって感じでしたね(笑)


監督:D・C・ハミルトン
出演:ウィル・ケンプ ヴィニー・ジョーンズ ブリナ・ケリー ウィリアム・フォーサイス ブレント・スパイナー


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2017年03月05日

爆走トラック’76(1975年)

テーマ:洋画
爆走トラック'76

1月の末から母親の入院、退院がありバタバタ…検査や通院は継続中であるものの、ようやく落ち着きかけていたところで、近しい身内の不幸が飛び込んできた。長い間、病に臥せていた父方の叔母…ウチのオカンから見れば義妹にあたる方が亡くなった。昨日はその一報を聞き、母親がだいぶショックを受けた様子…本人も病み上がり、っていうかまだ病み中なんで、側で見ているオイラもちょっと心配になってしまったほど。さらに、お葬式とかのこともあるし、オイラも付き添わなきゃいけないだろう。いやいや明日はそれこそ、オカンは病院で診察がある日。

病院はオイラも付き添う予定だし、どうしようと。そんなわけで、昨日は我が家もプチパニック状態に陥っていたんですけど…その後、いとこ側の事情で、お葬式は“家族葬”で執り行うことになり、親戚関係もほとんどが参列しないことになった。母親なんかは無理しても参列したい気持ちの方が強かったようだったが、オイラ的には、逆にありがたい申し出だとホッと一安心。とりあえず、いとこたちが落ち着くまで外野は静観することとなった。生前の叔母さん、いとこにはウチの父親が亡くなった時に世話になったので、いずれは何か力になりたいけどな…。

ちょっとしんみりしちゃったけど…気分を切り替えるためにも、いつも通りに映画を見ることにした。本日は月イチのスカパー無料デー…昔に比べて、タダで見れる番組に魅力的なものがあまりなかったりするんだけど、映画専門チャンネルムービープラスで、珍しく2本も番組予約…まずは午前中に放送していた「爆走トラック'76」をエアチェックしておいたので鑑賞。「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」のジャン=マイケル・ヴィンセントがヘリコプターの操縦桿ではなく、トラックのハンドルを握るアメリカ版“トラック野郎”なアクション。オイラの生まれた年の映画だ。

兵役を終えたキャロル・ジョー・ハマーは…銀行から金を借りてトラックを購入!トラック運転手として生計を立てるため…新婚の妻ジェリーを連れて故郷のアリゾナへ戻って来た。馴染の運送会社マネージャーから仕事を回してもらうなど幸先の良いスタートをきったと思いきや、積み荷が禁制品の“スロットマシーン”や“タバコ”であることに気づき、正義感の強いハマーは仕事を断ってしまう。それを機に、運送会社の配下であるゴロツキどもや、悪徳保安官から暴力や嫌がらせを受け、仕事を回してもらえなくなり…家計がひっ迫。ハマーは実力行使に出るが…。

正義感の強い主人公が、悪徳運送会社やそのバックについている権力者のやり方に嫌気を差し、激しく抵抗しながらなんとか、独自のルートで仕事をつかみ取り、それを見ていた一部のトラック野郎仲間たちが徐々に加勢してくれるようになるんだけど…悪党たちの嫌がらせもどんどんとエスカレート。言葉や暴力の脅しでダメならと…狡猾な罠で、殺人の濡れ衣を着せてきたり、それども駄目ならと…直接、命を狙ってきたり、とにかく大変な目に遭う。最終的に嫁さんの命まで狙われ、プッツン…タイトルが指し示すように“暴走トラック”と化すわけですが…。

職場での嫌がらせに挫けず、何度も立ち向かうなんていう主人公の姿は…それこそ学校でのイジメ、会社でのパワハラなど現代社会の問題にも通じる要素であり、馬鹿どもに負けるなというエールになりそうだ。クライマックスは抵抗を続けたおかげで、ものすごいどん底に叩きつけられてしまう主人公。プッツン暴走で無理やり勝利を収めてしまうという単純な話かなと思いきや…雲行きが若干怪しい。所詮、貧乏労働者は金と権力には敵わないのかと…ニューシネマのようなやたらやるせないオチになってしまいそうな気配が漂う…ある意味、現実的だけどな。

本編の残りが、もうあと2、3分…逆転勝利はもう無理だろう。思いのほか、“スカッ”としない映画だったななんて、やたらトーンダウンしてしまったんですけど、そこからちゃんと、前向きになれるようなオチが用意してあったあたり、素直に感動。暴走が一石を投じたんだ…人々の心に響いたんだと。中盤のトラック、トレーラーを使ったカーアクション、クラッシュシーンを見て「007/消されたライセンス」をダブらせる。いや、007ほど凝った事はしてないけど…それに通じるダイナミズムは充分伝わってきた。なんせ「消されたライセンス」よりも14年も前の作品だし。


監督:ジョナサン・カプラン
出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント ケイ・レンツ スリム・ピケンズ L・Q・ジョーンズ リー・フレンチ


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2017年03月03日

ゲットバック-人質奪還-(2016年)

テーマ:洋画
Eliminators

劇場未公開の新作をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミでエアチェックしておいた「ゲットバック-人質奪還-(原題:Eliminators )」を鑑賞…最近、この放送枠でのお目見えが増えつつある、米プロレス団体WWEによるお肉系映画の一つ…たいていむさ苦しいプレロスラー、元プロレスラーのオッサンが主役を務めることが多いんですけど(笑)本作は日本でも着実にファンを獲得し始めているスコット・アドキンスが主演!そんなスコアドを追い詰める敵役が…案の定、ウェイド・バレット(ステュアート・ベネット)というレスラーでしたね。

ロンドン、愛娘カーリーの面倒をみながら、警備員の仕事に勤しむマーティン・パーカー。そんなパーカーの自宅に、住所を間違えた暴漢が侵入!身の危険を感じたパーカーは咄嗟の判断で反撃、3人の暴漢を射殺してしまうのだが…警察に通報した直後に、暴漢に殴られたのが原因で気を失ってしまう。病院で目覚めたパーカーは、身元が確認できないことから殺人容疑をかけられ、警察から厳しい追及が!そしてカーリーも養護施設に預けられてしまう。実はパーカーはある事情から身分を偽り、隠れて暮らしていた元FBI捜査官だったのだが…。

男やもめなスコアドが、娘を溺愛しながら…しがない警備員の仕事をしているんだけど、普段から尾行とか気にしていて、なんか裏がありそうな感じ。そんなスコアドの家に…“コカインはどこだ!”とトチ狂った小僧3人組がやって来て、いきなり金属バットで殴りかかってくる。頑張って応戦するスコアド…けっこう強いんだけど、さすがに3人同時に相手にするのはシンドイらしく、結局、タコ殴りにされて気を失い、その隙に娘が人質にされてしまう。最初から堅気には見えない雰囲気を漂わせていたけど…やっぱり、ヤクの売人か何かだったのかな?

しか~し、銃で脅されても、“コカインなんて知らない”と抵抗を続けるスコアド…本当に身に覚えがない様子。いったいどうなってる?すぐに理由が判明…襲撃してきた3人組が、単に住所を間違えただけだった。なんじゃその理由…スコアド殴られ損?(笑)“警察にも言わないから見逃してくれ”と懇願するスコアド…小僧3人組は“顔を見られちゃったから”と簡単に突っぱねまして…あわや、“一巻の終わり”か?いやいや、そこはスコアド…相手の隙を見つけ、すかさず反撃。銃を奪い取って、あっという間に3人組を血祭りにあげ、ピンチを切り抜ける。

捕まっていた娘と抱き合いホッとしたのもつかの間…タコ殴りにされたダメージが再び襲ってきて、ノックダウン。次に気がついた時は、手錠をかけられたままで病院のベッドの上。鬼瓦みたいな刑事から…“殺人犯”として厳しい追及を受ける。それもそのはず…どうやら偽名で生活をしていたらしく、刑事から“絶対にお前は胡散臭い”という目で見られている。正当防衛だ、娘に合わせろと訴えても、刑事はガン無視。どうすることもできないスコアド…そこに弁護士を名乗る仲間から連絡、実はスコアドが身分を偽ってロンドンに潜伏していた元FBIだった。

怪しげな武器商人と因縁がありまして命が狙われていたらしい。でも…ロンドンに“正体不明の殺人犯がいる”と顔写真付きで報道されてしまったおかげで…居場所が因縁の相手に伝わってしまう。スコアドはそれを見越して行動開始…監視役の警官をぶん殴って、病院から逃亡。養護施設に連れていかれてしまった娘と早く再開しないと、彼女にも身の危険が迫るんじゃないかと。案の定…因縁の相手はスコアドと同等の戦闘力を持ち、より狡猾なヒットマンを刺客として送り込んできた。このヒットマンがくだんのレスラー、ウェイド・バレットです。

執拗に追いかけてくるヒットマン…銃撃戦、格闘技、頭脳プレー。途中でFBIの助っ人なんかも合流して、アクションの幅もより広がった印象だ。命を狙う武器商人とスコアドにいったいどんな因縁があるんだというのは、お約束、予想通りであり…かなり早い段階で理由もわかるんだけど、さらに踏み込んだ“因縁”、相手の目的があったりするのでちょっとビックリ。スコアドの未公開映画がジャパンプレミア扱いで放送されるのは昨年の「バーニング・ブラッド」に続いて二度目だと思う。どちらもジャパンプレミアの中ではレベルが高いアクションものだったなぁ。


監督:ジェームズ・ナン
出演:スコット・アドキンス ウェイド・バレット ダニエル・カルタジローン ジェームズ・コスモ


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2017年03月02日

エクストラクション(2015年)

テーマ:洋画
エクストラクション

先月、WOWOWの初回放送を録り逃してしまった「エクストラクション」…よっぽど加入者向けオンデマンドの見逃し配信を利用してしまおうかなと思ったんだけど、やっぱりTV画面でジックリ見たいなと思って我慢。本日、リピート放送がようやくあったのでエアチェック…さっそく鑑賞する。「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」で消耗品軍団のメンバーに加わった若手のケラン・ラッツと、ご存知「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスが“親子鷹”なスパイを演じるアクションもの。格闘家出身のアクション女優…ジーナ・カラーノ姐さんなんかも出ています。

CIAのスパイ、レナード・ターナーは潜入中に身元がばれてしまい…家族が狙われる。直ぐに自宅にいる息子ハリーに危険を報せるのだが、その時には刺客が迫っており、妻が犠牲になってしまった。それから10年…母親を助けられなかったことを悔やむハリーもまた、父親と同じCIAの道に進んだのだが、事務職ばかり押し付けられ、なかなか現場に出ることができない。そんなある日、極秘のハッキング装置“コンドル”の移送を担当していたレナードがテロ組織に拉致されてしまう。それを知ったハリーは上司の命令を無視して、レナードの救出に向かうが…。

WOWOWの解説に“B級スパイアクション”って書かれてたけど…確かに、内容はかなり“B級”だった。まず、ブルース・ウィリスは最近の出演作同様、どこか“やっつけ仕事”的な印象が強く…始まって直ぐに、敵に拉致されてしまうという役どころ。それで、息子役のケラン・ラッツが上司の制止を無視して、勝手に救出ミッションをおっ始める。普段は“アイツに現場は無理”というベテランスパイの父親に、裏で手を回され…雑務ばかり押し付けられてるんだけど、母親(つまりブルースの嫁)を目の前で殺されたという過去のトラウマから、けっこう鍛えている。

だから…ベテランスパイの親父と同じくらい、めっちゃ強かった。上司はそんな息子の暴走を食い止めようと…密かに女スパイを差し向けるんだけど、実はこの女スパイが息子の元カノ。だから現場で焼けぼっくいに火がついて…父親救出を手伝うことに。犯人の居場所を知っていそうなチンピラをとりあえずボコって情報を聞き出す2人…CIAの命令を無視しているということで、いつの間にか息子に“抹殺指令”が出ちゃって刺客も送り込まれてくる。なんかそんなのとも戦ったいるうちに…元カノも拉致られたり、親父の監禁場所にたどり着いたりして…。

一応スパイ映画らしく騙し、騙されのどんでん返しが!最初に予想した通りのヤツが…一番悪いヤツだったりもするんだけど、最後の方なんて、どういう利害関係で、誰と誰が戦ってるのか、よくわからなくなってきた(笑)戦ってる姿は凛々しけど…途中の色仕掛け作戦には、なんかちょっと無理がある気がしないでもないジーナ・カラーノ姐さん。案の定、敵に正体、見抜かれてるし(笑)アクション映画と割り切れば、テンポ重視で楽しめる作品ではあるけれども…これといって印象に残る斬新なアクションがあるわけでもなく、1回見れば充分だったかな?


監督:スティーヴン・C・ミラー
出演:ブルース・ウィリス ケラン・ラッツ ジーナ・カラーノ D・B・スウィーニー ジョシュア・マイケル


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2017年02月22日

Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands(2017年)

テーマ:洋画
Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands

Amazonのプライムビデオで最近追加されたらしく、話題になっていた「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel」を鑑賞した。Tom Clancy=トム・クランシーという文字が目に飛び込んできたので、なんだろうと思って気になった作品。ジャケ(?)画像を見ると、洋物アニメかな?って思うんだけど…実際は実写作品。ただし、本編が30分ちょっとの短編作品だ。実はコレ、トム・クランシーが監修を務めていた人気ゲームシリーズのプロモーション用の作品だったらしい。昔、日本であった「龍が如く~序章~」みたいなものと考えればいいのか?

南米の巨大麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”の幹部3名…エル・ムーロ、ニディア・フローレンス、ドリームが一堂に会する。これを監視していたアメリカの政府機関は、こんなチャンスめったにないと…現地組織を使って殲滅作戦を計画するのだが、失敗に終わってしまう。そしてカルテルの幹部たちは、情報漏れを疑いだす。実は、幹部たちからも信頼されていたリッチー・サンドバルはDEAの潜入捜査官だったのだ!正体がバレたのではないかと、脱出の準備を急ぐリッチー…しかし潜入中に一緒になった妻が妊娠中で、彼女にも正体を明かしていなかった!

ゲームへと続く、プロローグ的な作品だそうで…終わり方はやや中途半端であったけれども、役者も見たことある人がけっこう出ていて…海外ドラマのパイロット版と同じくらいのクオリティにはなっています。CIAか何かですかね?アメリカ側の政府組織が監視しているという設定で、麻薬カルテルの幹部たちの詳細な説明があったり、実は組織の中に潜入捜査官がいたりという説明も出てきたり、予備知識なし、ゲームをまったく知らなくても、理解できないということはないです。ただ、翻訳が雑…たぶん神父の方の意味だと思う“father”が父になってるとか。

だからね…時々、会話が意味不明になってる(笑)そのあたりは、自分の言語力、読解力で補ってください。日本語字幕があるだけマシと考えましょう。本作の一応の主人公だと思われる、潜入捜査官リッチーを演じるのはD.J.コトローナという俳優。有名なところでは海外ドラマ「フロム・ダスク・ティル・ドーン ザ・シリーズ」のセス・ゲッコー(映画だとジョージ・クルーニーが演じていた)役とか、「G.I.ジョー バック2リベンジ」のフリント役の俳優。あと組織の幹部3人ではないけど、裏の顔を持つ神父、司祭の役でベテランの強面トニー・プラナとかも出てました。

わざわざトム・クランシーの名を冠しているだけあり…アメリカの政府組織が、監視しているところや、お偉いさんとのやり取りなんかは、インテリジェンスものらしい雰囲気がよく出ている。エンドロールも含めた約32分の中に激しい銃撃戦が何度も登場。ゲームをやらないのでよくわからないが、きっとジャンル的にはFPSというヤツなんじゃないかな?そんなわけで、登場銃器もマニア好きしそうなものがしっかり揃えられていて、アクション映画という視点で見ても、なかなかのもの。カルテルが宣戦布告するクライマックス…普通にドラマか映画で続きが見たい。


監督:アヴィ・ユアビン
出演:D・J・コトローナ エステバン・クエト ホセ・ロセット トニー・プラナ スティーヴン・ウェバー


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Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel







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2017年02月21日

ロック・ザ・カスバ!(2015年)

テーマ:洋画
ロック・ザ・カスバ!

WOWOWでエアチェックしておいた「ロック・ザ・カスバ!」を鑑賞…特に予備知識なしで挑戦。ブルース・ウィリスが出ているのは知っていたのでアクション映画、戦争映画かななんて思っていたんだけど…主役はビル・マーレーで、音楽を題材にしたコメディでした。ただ、まぁ…中東問題なんかも絡めたミリタリー要素が入ってなくもないという。監督は笑いの中にも、ブラックで風刺の効いたテーマを盛り込み、ちゃっかり社会派映画に仕立てたりするのが得意なベテラン、バリー・レヴィンソン。オイラは「レインマン」よりも「グッドモーニング, ベトナム」の方が好き。

過去の栄光にすがる音楽マネージャーのリッチー・レンツ…所属歌手のロニーと共に、米軍相手の慰問興行に参加すべく、アフガニスタンまでやって来たのだが、リッチーが想像していた以上に現地の治安は悪かった。ロニーはまったく仕事をする気が起きず、リッチーが目を離したすきに、金とパスポートを盗み、行方をくらませてしまった!現地に一人残されてしまったリッチー…提示されたギャラに目がくらみ、如何わしい武器商人たちから、武器取引の運搬役を引き受けるのだが…届け先であるイスラム教徒の村で、美しい歌声を持つ少女に出会う!

金に意地汚く、口から出まかせばかり喋る駄目オヤジという、相変わらず胡散臭いキャラクターが似合うビル・マーレー…場末の飲み屋で意気投合した怪しいオッサンから紹介された“米軍の慰問”という仕事に飛びつき、嫌がるお抱え歌手の若いねーちゃんを引き連れ、アフガニスタンに乗り込んだのもつかの間…治安の悪化を理由に、ねーちゃんは仕事を放棄してトンズら。しかも、マーレーが所持していた全財産とパスポートを持って…。途方に暮れるマーレーに、現地の如何わしい連中がすり寄って来て、いつの間にか武器の取引なんかに巻き込まれる。

取引相手が、やたら戒律が厳しいイスラム教徒の村なんだけど、そこで、やたら歌がうまい美少女を発見。コイツは金になると…頭でそろばん勘定して、彼女をスカウトしようとするんだけど、もちろんそんなことは許されない。それどころか少女の父親である村長が激怒する。でも、その少女自身はけっこう乗り気でして、逃げ帰る途中のマーレーの車のトランクにこそっと乗り込んでまして…親の反対を無視して、地元のアイドルオーディション番組に出演させることに。ただし、文化の違いで…女が人前で、それも素顔をさらして歌をうたうなんてもってのほか。

そこをなんとかするのが…口八丁なマーレーなわけで、ようやくオーディション出演までこぎつけるけど、本格歌手デビューまではまだまだ道のりは遠い。しかも、無理やり番組出演してしまったことが、部族間の争いにも発展してしまい、さぁ大変と。物語がスタートして、中盤あたりまでは、まったく話の行きつく先が予想できず…。後半は話術や歌で文化の違いを乗り越え、争いも丸く収めようとし…厳しい現実にも直面すると、それこそ「グッドモーニング, ベトナム」あたりを彷彿とさせる感動的な内容にもなっていき…さすが大ベテランのレヴィンソンと、拍手。

ブルース・ウィリスは…最近の他の出演作同様、ちょっとやっつけ仕事的なところもあるけど、後半はちゃんと物語にも絡んできて面目躍如。マーレーを怪しげな取引に引きずり込む、現地の武器商人の1人に「HAWAII FIVE-0」の“ダノ”ことスコット・カーンだったのが何気に嬉しい。出てきた瞬間に、脳内で声を山路和弘さんに変換(笑)“ダノ”の声だけ吹き替えで聴きてぇ…なんだ、WOWOWで吹き替え放送ないのか?っていうか、Wikipediaで調べたら、本作の吹き替え版(DVD版?)、スコット・カーンの声をあててるのは山路さんじゃなかったよ、残念。


監督:バリー・レヴィンソン
出演:ビル・マーレイ ブルース・ウィリス ケイト・ハドソン ゾーイ・デシャネル ダニー・マクブライド


【DVDソフトの購入】
DVD ロック・ザ・カスバ!







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