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2017年07月14日

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第8話(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第8話(セル版)

いよいよセカンドシーズンも大詰め、前話の配信より1か月以上のブランクが空いてしまったが、本日7月14の正午より「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第8話」の配信が各動画サイトでスタート…オイラも第1話から利用し続けているAmazonビデオでセル版を購入、視聴した。なお、前回…“機動戦士ガンダム サンダーボルト 第7話”のレビューを投稿した翌日、アメブロ側から“ジャンルに合わないと判断され、ランキング非掲載”との通知が届いたんだよね…そんなわけで、本レビューの最後で、“お薦めガンダム映画”もご紹介してます、よかったら読んでね♪

新たな作戦任務のためインド洋に向かっていた強襲揚陸艦スパルタンだったが、連邦軍内の軍閥“南洋同盟”の守備隊に行く手を阻まれてしまうのだが…なんと相手の指揮官は、イオ・フレミングがかくて乗船していた空母ビーハイヴの艦長代理であり、イオの幼馴染でもあり、死んだと思われていたクローディア・ペールだった!イオは戸惑いながら、クローディアに真実を問いただそうと出撃する。一方、ダリル・ローレンツ率いるアッガイ小隊は工作員と接触するため密林に潜入するが…“南洋同盟”に発見されてしまい、激しい攻撃を受けていた!

好評を博した“ファーストシーズン”に続き、“セカンドシーズン”が始まった本作…人気コミック「MOONLIGHT MILE」の太田垣康男が手掛ける同名のガンダムコミックをかなり忠実に映像化していて、“セカンドシーズン”は“ファーストガンダム”の最終決戦の地、一年戦争末期の“ア・バオア・クー”から始まり、一年戦争終結後の地球へと主舞台を移す。ちょうど原作コミックでいう4巻以降のお話。戦争は終わったんだけど、まだまだジオンの残党が動き回っていて、連邦も手を焼いている。そこに今度は“南洋同盟”という新たな敵が加わり、三つ巴の戦いに!

現在、原作コミックは9巻まで発刊中(10巻は8月発売、他に外伝が2冊出ている)…前回第7話を鑑賞した時点で、オイラはコミック7巻までしか読んでいなかったんだけど、もしそれ以降が“セカンドシーズン”で映像化されていたら、8話を見る時に比較できないなと…慌てて8巻を読むことに。近所のブックオフで売ってなかったので…たまたまポイントが貯まっていた某電子書籍サイトで電子書籍版を入手…また古本で見つけたら紙媒体を買い直すつもり。さすがに今までのペースだと9巻までは進まないだろうと思っていたけど、案の定…7巻の最後までだった。

原作は続いているので“セカンドシーズン”も物語自体は未完のまま終了…特にアナウンスはなかったけど、次回予告がなかったので、終了と考えて問題ないだろう。“ファーストシーズン”も全4回の配信だったので…映像の分量的にはほぼ同じ、そして今後は単独で配信されたものを一つに編集し直し、劇場公開を経て、ブルーレイ化という流れになるだろう。今回の“セカンドシーズン”、物語自体はかなり忠実なものの、原作コミックの時間軸をかなり大幅にアレンジしているなという印象を受けた。“ファーストシーズン”でもやってたけど、今回の方がより顕著。

それが鮮明に現れているのが…オイラが“セカンドシーズン”の1回目“第5話”を見た時から所望していたダリル率いるアッガイ小隊の活躍だ。第5話ではアッガイの出撃シーンのみ描かれており、原作コミックでは、巻を跨いではいたが、その直後に工作員と接触する密林でのミッション、“南洋同盟”との熾烈なMS戦が繰り広げられている。この一連のエピソードの中で、特にアッガイの水中戦がカッコよく印象的で、これがアニメで動いたらどれだけ迫力が増すだろうと楽しみにしていたんだけど…なかなか出てこない。話はコミック6巻、7巻の内容に入ってるのに。

まさかエピソード自体がオミット、割愛されてしまったのかと一時期はガックリしてしまったこともあったんだけど、ようやく前回のアニメ版第7話で…その直前の様子(原作コミックにはなかった)が描かれまして、いよいよ第8話でアッガイの水中戦が登場しました。しかも別の戦場では連邦軍も“南洋同盟”と空中戦を繰り広げているという、原作コミック7巻の見せ場と並行して描かれるという…“セカンドシーズン”のクライマックスの最大の見せ場として!待たされた甲斐があって、マジで感動した…“フリージーヤード”を使ったアレもちゃんと出てきます!

原作が続いている以上、水面下では“サードシーズン”の企画も動いているであろうと想像はできるけれども、やっぱり売れなきゃ、頓挫してしまう可能性だって無きにしも非ず。オマケ映像はあるものの正味20分程度の映像に…毎回864円つぎ込むのはかなり“キツイ”と思う…そのうち待ってれば“DVD、ブルーレイ化”もされるだろうし…キャンペーン等で無料配信されることもあるだろう(公式サイトで7月17日までファーストシーズンを無料配信中)…でも、今後の事を考えて、ファンだったらお金を出して見ましょうね。せめてレンタル版でもいいからさ(笑)


監督:松尾衡
出演:中村悠一 木村良平 行成とあ 古川由利奈 逢坂良太 平川大輔 小山剛志 杉田智和


【Amazonビデオで視聴】
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第8話




★ガンダム映画といえば…この2本がお薦め!(過去投稿から抜粋、一部修正)★




機動戦士ガンダム(1981年)→過去の感想はこちら(クリック)

宇宙世紀0079、スペースコロニー“サイド3”はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を仕掛けてきた!その結果、人類の半数を死に至らしめ、両陣営は膠着状態に…。地球連邦軍は、ジオンの人型機動兵器・モビルスーツ“ザク”に対抗するため、新型モビルスーツ“ガンダム”の開発を進める。そのガンダムを受け取るため、宇宙戦艦ホワイトベースは、“サイド7”に向かうのだが、ジオン軍のシャア・アズナブル少佐に情報を察知されてしまう。戦渦に巻き込まれたサイド7で、たまたまガンダムに乗り込んだアムロ・レイがコロニー内でザクと対峙する!

実はね、3部作の中で…意外と1作目も好きなのよ(結局、全部好き)。子供の時は、それこそ一番嫌いだったのが、この映画で(2014年5月28日発売の劇場版Bl-ray収録のコメンタリーで福井晴敏も1作目は退屈だと語っていた)、最初に通常の単品LDを買った時も…実は「哀戦士」と「めぐりあい宇宙」しか買わなかったんだよ。でもね、少し大人になってから…CAV収録、ニューマスター版のマスターグレードBOXっていう商品がリリースされて、あらためて劇場版1作目をじっくり見たんだけれども、総集編としてのまとまりの良さに、凄く関心したりもした。

あまり多くはない新作画なんかも、かえって印象に残ったりしたんだよね。TVだとガンペリーからパーツを落として、ガンダムの空中換装なんかが描かれていたわけだけど、それが地味なコアファイターの活躍に変更されている。もちろんTVシリーズの時には、スポンサーのおもちゃメーカーの意向なんかもあって、無理やり、ああいうシーンを挿入したわけで、前にNHKのガンダム特集に富野さんと安彦さんが一緒に出演した際に…安彦さんが「再会、母よ…」は名エピソードだけど、「本来はあんなシーン要らない」って仰ってたのをはっきりと覚えている。

そう、そのコアファイターのシーンが、繰り返し見ているうちに大好きになっちゃって…自分の中で1作目の評価があがったりしたんだよ。ただ…いくら配給が松竹だからって、アムロのお母ちゃんが、倍賞千恵子(男はつらいよのさくらさん)っていうのがアレだよね。5.1ch版の改悪以上に、オイラはダメだと思う。寅さん出てる時のさくらさんは大好きなんだけど、アニメのアフレコには向いていなかった。逆に、5.1ch版ではアムロのお母ちゃんが、「銀河鉄道999」のメーテル、池田昌子になっていて…その変更部分は、個人的に気に入っていたりもするんだけど。




∀ガンダム(ターンAガンダム)Ⅱ 月光蝶(2002年)→過去の感想はこちら(クリック)

ロランたちは、マウンテンサイクルから発掘した宇宙船ウィルゲムに乗り、宇宙へ旅立つ…ディアナの暗殺計画など、裏で戦争の火種を画策する首謀者を見つけるために。途中、離れ離れになってしまったディアナからの救難信号をキャッチしたロランはターンAで廃棄されたアステロイド・コロニー“ミスルトゥ”を目指す。一方、月では政治家アグリッパ・メンテナーと軍人ギム・ギンガナムが手を結んでディアナから権力を奪おうとしていた。そこに、ディアナに仕立てたキエルを連れて親衛隊のハリーが現われ…。

いよいよ宇宙へ…これまたTVシリーズを見ていると、宇宙にやってきた段取りや経緯がバッサリとカットされているのでちょっと驚く演出である。第1部である地球光で、宇宙船の発掘を行っていたわけですから、こういう展開になるのはもちろん自然な流れではあるんだけれどもね。ハリーがロランたちと同じ宇宙船に乗ってるとか、ディアナとキエルの入れ替わりなども、慣れていないとちょっとまごつくかもしれないなぁ~。まさか、このパート2を独立して見る人は少ないと思うので、1を見ていれば想像で充分補える範疇ではあるんだけどね。

最初の見せ場は、やはり核がらみ…1作目で残った核弾頭の処理を頼まれたロランが、この核を人助けに使うあたりはなかなか感動的である。そして、中盤以降でひも解かれる黒歴史の秘密がやはり圧巻。なんで、ザクやギャロップ、カプル(カプール)がこの世界に出てきたかという理由づけをしっかりと説明してくれる。それまで、ガンダムWやGガンダムを嫌悪していたトミノ御大が、ターンA製作前に語っていた“すべてのガンダムの肯定”というメッセージを驚きの手法で実現してくれた。その件をTV版で見た時は、かなりの衝撃で興奮しまくった。

後半は、裏切り、裏切られ、複数の組織が入り乱れてという、まさにガンダム的、トミノ的な最終決戦へとなだれ込み…ラスボスのポジションにおさまった傍若無人なギム・ギンガナムをみんなでやっつけるぜという展開。ギンガナム役を熱演する子安武人の迫真の演技が凄まじく(ただ、TVシリーズであった「シャイニングフィンガー」という絶叫がカットされてしまったのは残念)、ロラン役の朴ろ美ねーさんとの掛け合いは鳥肌ものだ。1に出てきたコレン軍曹の復活、見せ場もめちゃくちゃ男気を感じ、感動する、ターンA屈指の熱いシーンになっている!

作画はTVシリーズの流用そのままであるが(最終回だけあり完成度は高かった)、名曲“月の繭”にのせて丁寧に紡がれる物語のエピローグは…何度見ても目頭が熱くなる。登場人物たちのその後を、一気に見せていくんだけれども、その情報量の多さに驚く。セリフは極力省かれているのだが、このターンAという作品を自分のイマジネーションで補完させるために必要不可欠である。特にTVアニメのラストって、変なわだかまりが残る事って少なからずあると思うんだけど、物語が終わったぜって気分にさせてくれる綺麗なラストって、本当にめずらしいかなと。 

もちろん、この劇場版でもそういう爽快さが充分に味わえ、菅野よう子の名曲メドレーで締めくくるエンドクレジットで、なんともいえない余韻に浸れる。大幅にカットされているので、的確に作品世界を知るにはやはりTVシリーズの鑑賞も重要・必須だと思うんだけど、映画1本あたり2時間を超える時間の長さを、あまり感じさせない、総集編映画、つぎはぎ映画ならではのテンポというのはやはり魅力的かと。ファーストガンダムから“総集編”で“映画”にすることを拘り続けている富野由悠季の真髄を再確認できるフィルムである…と、オイラは思うんだが…。








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2017年05月31日

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第7話(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第7話(セル版)

31日の正午より配信が開始されていた「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第7話」のセル版をAmazonビデオで購入…前にAmazonで買い物した時に貰ったAmazonビデオ用の200円OFFクーポンがあったので少し安くなった。えーと、アメブロのジャンル仕様変更に伴い、映画以外のネタはあまりしちゃいけないみたいな雰囲気だけど、ランキング上位の人でも無視して関係ないネタで書いてる人いるし、このくらいなら大丈夫か?一応、保険として映画にまつわる情報を…現在展開中の第2シーズンの劇場版(各話を繋げて長編化)は2017年秋上映予定。

一年戦争末期の戦いの影響で、精神と記憶に異常をきたしてしまった女性科学者カーラ…ダリル・ローレンツ少尉は、彼女の治療を手助けするために、父親のフリをして面会を続けていたが、改善の見込みは薄かった。そんなダリルは、部下を連れて再び任務で出撃する。一方、強襲揚陸艦スパルタンに所属するイオ・フレミングとビアンカ・カーライルは先の戦闘で自分の乗るモビルスーツを破損させてしまい、新たな作戦に参加できない状態に。そこへ南洋同盟国境守備隊が現れ、行く手を阻もうとするが…相手の指揮官の声にイオは聞き覚えがあり…。

今回の基本ストーリーは原作の7巻前半部分、頭のおかしくなったカーラを見舞うダリルから始まり、連邦軍側は作戦行動中に南洋同盟に行く手を阻まれてしまい一触即発の雰囲気を醸し出すが、停止を呼びかける相手の声が…イオやコーネリアスと縁のある人物で驚くというあたりまで。なんだけど…ここでようやく原作5巻の冒頭部分、オイラが待ち望んでいたダリル率いるアッガイ小隊の活躍も平行して描かれることに。実は、恥ずかしながら原作は7巻までしか読んでいない…だから今回描かれてるアッガイの活躍は、5巻の内容だろうという推測なんだ。

南洋同盟の情報を収集するために潜入している諜報員と合流しなくちゃいけないんだけど、敵(南洋同盟)に見つかり激しい戦闘になると…5巻の内容そっくりなんだけど、原作コミックではだいぶ省かれていた描写、アッガイが密林地帯に忍び込む様子などが、詳細に描かれる。原作コミックでは、エピソードが始まった瞬間に、既に敵に発見され、戦闘が開始されてるんだよね。アニメではそこに至る過程もちゃんと描かれている。これらの描写が…オイラが未読の8巻以降に登場するのかは不明。だから原作5巻の内容だろうという推測になったというわけ。

で、待ちに待ったアッガイ小隊の活躍なんだけど…結局、諜報員との合流までは話が進まなかったという(笑)見たかったのは、その後…ダリルが諜報員をコクピットに乗せたまま、敵と戦う、スピード感ある水中戦だったのに!見たいシーンがなかなかでてこなくて、モヤモヤする。また連邦と南洋同盟の一触即発展開も…原作ではその後に戦闘へ突入するんだけど、その直前でエンディングとなった。だからトータルで見るとモビルスーツ戦がなんだか物足りなく、エンディングを含めて20分強の本編がいつも以上にあっという間という感じだった。

巻末に入っている映像特典“MS FILES”も第2シーズンから登場の新メカ“アトラスガンダム”だったので、自然と5話以降のダイジェスト映像となり…そんなもん見たばかりだから要ねぇ~よ、セル版を毎回購入している身としては、本編見た方がいいよって感じでした。イオ・フレミングが紹介するという体のナレーションが入ってるので、こんなの喜ぶのは、中村悠一目当てで作品を見ている声優ファンくらいじゃないかなと。第1シーズンの時の映像特典のように、スタッフインタビューやメイキング映像といった中身のある内容に戻してほしいですね。

次回の配信は…少し間が空いて(今までは約1か月のブランクだったが)7月14日(金)とのこと。第8話なので、第2シーズンの最終回ということかな?冒頭にも明記しましたが…その後に、各エピソードを繋げて長編化した劇場版の上映が待機しておりますので、年末までにはソフト版もリリースされるんじゃないでしょうかね?オイラ的には…早いところ、原作の8巻以降を入手して、読まなければって感じかな?次回の配信スタート日までには、せめて8巻は読んでおきたいけど…分量的には、原作7巻のラストで第2シーズン終了の可能性もあるよね。


監督:松尾衡
出演:中村悠一 木村良平 行成とあ 大原さやか 古川由利奈 逢坂良太 平川大輔 小山剛志


【Amazonビデオで視聴】
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第7話(セル版)







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2017年04月29日

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話

28日の正午より配信が開始されていた「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話」のセル版をAmazonビデオで購入…今回はTV+Fire TV Stickで視聴した。早く映像を再生したいのに、“あれ、Fire TV Stickのリモコンが見当たらない…”とパニック…この間、部屋を片付けたので、どこかに紛れ込んでしまったらしい。仕方なしにタブレットで再生した映像をセカンドスクリーンの機能でTVに表示させるという、なんだか七面倒臭い方法を試みる…他の映像アプリに対応してるわけでもなく、今までこんな機能必要ないと思ってたけど、あると便利だな(笑)

1年戦争終結から8ヶ月…ジオン残党軍の暗躍が続く中、地球連邦内部の軍閥、南洋同盟が独立を目論み、軍備拡張を進めていた。そんな中、南洋同盟はかつてジオン軍が開発したサイコ・ザクを手中に収める。地球連邦軍はこの機体の奪取または破壊を目論み…イオ少尉が駆る試作モビルスーツ、アトラスガンダムを投入。遂にモニカ・ハンフリー参謀指揮する“サンダーボルト作戦”が開始されたのだが…哨戒任務中の揚陸艇が、ジオン残党軍のゴックとズゴックに襲撃されてしまう!ビアンカ・カーライルのガンキャノン・アクアもすぐに出撃するが…。

原作コミックの6巻をほぼまるまる映像化…原作ではビアンカが窮地に立たされたところから、時間が数時間ずつ逆行して、いったい何があったのかが紐解かれていく構成になっていたのだが、さすがに、そのまま映像にしちゃうと、話の流れがわかりづらいと判断されたのか、エピソードを時系列順に整理した形に構成されていた。っていうか…5話で出撃直後までしか描かれなかった、ダリルたちアッガイ小隊の活躍(原作5巻の内容)はどうなっちゃったんだよ?原作の内容が面白かったので、てっきり今回の話数で続きが拝めると期待していたんだけどなぁ~。

まさか…5話の感想を書いたときに危惧した“エピソード自体のオミット”じゃないだろうなぁと、改めて心配になったりもするが…エンドロール後の予告を見る限りでは、次こそようやくアッガイ小隊の活躍が出てくるようなので…たぶん、それが原作5巻の前半エピソードだと思われる。もしかして、今回のアトラスガンダム、ガンキャノン・アクアVSゴッグ、ズゴック、グラブロよりも水中を縦横無尽に駆け巡るアッガイの方が作画的に大変で、スケジュールが押してるとか、そういう事情じゃないだろうな?(笑)とにかく原作5巻のアッガイが超かっこいいんだけど。

アッガイの登場シーンは少なかったけど(まだ言ってる!)…その代わり、他の水中モビルスーツの活躍が見れたので、まぁ、納得しておきましょうか。氷上を滑走しながら連邦軍に襲い掛かるズゴックの動きなど…今までのガンダム作品ではあまりなかったビジュアルではないでしょうかね?映像で見ちゃうと…なんだか「装甲騎兵ボトムズ」のATみたいな動きにも見えたけど。アッガイも含め、本シリーズ(サンダーボルト)に出てくる水中モビルスーツって、他の宇宙世紀ガンダムに比べてデザインがシャープで想像以上にスピード感があって…そこがいい!

Amazonのレビューなどを見ると、第2シーズンに入ってから、話が詰め込み過ぎだみたいな指摘があって、評価が別れてるんだけれども…個人的には宇宙空間での戦闘もいいけど、なんだろう、地を踏みしめるモビルスーツ戦の方がミリタリーっぽさがより強く感じられて、オイラは好きなんだよなぁ。だから宇宙が舞台だった第1シーズンよりも、地球が舞台になった第2シーズンの方が好きかもしれない。なんか偉そうに語ってますが…5話の見せ場は空中戦、6話の見せ場は水中戦で、“地を踏みしめてないじゃん”ってツッコミ入れられそうだけど。


監督:松尾衡
出演:中村悠一 平川大輔 古川由利奈 杉田友和 定岡小百合 中西としはる 黒田崇矢 松田健一郎


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機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話(セル版)







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2017年04月02日

攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT(2015年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT

ハリウッド版の実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の公開が迫る中…WOWOWで「攻殻機動隊ARISE」シリーズの一挙放送があった。オイラはOVA版の1~4作目はブルーレイで購入したんだけど、TV放映の際に追加された新作エピソードと、その後の劇場長編は未購入、未鑑賞だったのでエアチェック。とりあえず劇場版に直接つながるという新作エピソード「攻殻機動隊 ARISE PYROPHORIC CULT」から鑑賞…地デジ放映版も一応全部アーカイヴしてあったのだが、結局、劇場版を見に行かなかったので、手を付けずにそのまま放置してしまった。

ニューポートシティ郊外で航空機爆破テロが発生…草薙素子たちはかねてから追いかけていた電脳ウィルス“ファイア・スターター”と関連があるのではないかと独自に調査を開始していたのだが…容疑者の部屋で米軍情報部とバッティング。その後、正式に協力要請を受ける。実は、“ファイア・スターター”のブローカーと目される通称パイロマニアが、カルテルから派遣され、拘束されているホヅミ大佐の命を狙っていた。察知した米軍情報部がパイロマニアを追跡していたのだが、途中で情報員を抹殺するために爆破テロを引き起こしていたのだった…。

border1~4は既に見たからと…「PYROPHORIC CULT」から見始めてしまったんだけど、劇場版に繋がる話の前に、過去のOVA版とも密接に繋がっている話だったので、登場人物や専門用語などの固有名詞が次々に出てきて、オイラのキャパが追いつかない(笑)WOWOWの放送を全部見るべきだったか?いちいちブルーレイを引っ張り出すのも、なんだか面倒だなってところで…そうだと思い出す。最初にも書いたけど、“TV放映版のエアチェックディスクだ!”と。「PYROPHORIC CULT」を含む全話を1枚のディスクに焼いてあったんだよね…。

そんなわけでTV放映版の1~8話(border1~4をTVフォーマット用に各エピソードを前後編にし、放送の順番を組み替えたもの)も重要な部分だけ掻い摘んで見直しまして、キャラの名前などをしっかりと思い出す。それからWOWOW録画の「PYROPHORIC CULT」の鑑賞に戻る。そうそう、最初の事件(border1)から“ファイア・スターター”という名のウィルス、および超ウィザード級ハッカーの存在がチラチラと見え隠れしてまして、全然尻尾がつかめてなかったんだよね、確か。で、ようやく素子たちが従来作品の体裁に近づき、今回の爆破テロの捜査に繋がると。

米軍が絡んできたことで、過去のいや~な記憶を思い出す草薙素子(border2のソガ大佐の事件の時のこと)…一応は協力するフリだけしておいて、自分たちで手柄を横取りしちゃおうぜってお話でしたね。結局、パイロマニアとの戦いには決着がつくものの、“ファイア・スターター”の方は、以前謎が多く残り、事件の背後で、素子がかつて所属していた陸軍501機関のクルツが関わってて、なんだか怪しげな動きをしていると…そんなような印象を受けて、劇場版へ続くとなりました。攻殻らしい安定した面白さはあるけど、あくまでつなぎの1本ではあったかな?

後編部分の、無人攻撃ヘリが襲ってくるあたりのアクションは良かったですね…ちょっとヘリの出撃シーンが「機動警察パトレイバー 2 the Movie」のヘルハウンドっぽく見えたけど。もう一つ、っぽく見えたといえば…冒頭のイシカワとボーマが爆破テロの現場を調査している場所の雰囲気…車を停めてる感じが、劇パト2で松井刑事が“飛行船が飛んでっちゃったのを後藤さんに報せる”シーンに似ていた気が…同じように雪も降ってたし。単にオイラが似てるなと思っただけで、実際に似せていたかどうかは定かじゃありません。さて、次はいよいよ劇場版だ。


総監督:黄瀬和哉
出演:坂本真綾 塾一久 松田健一郎 新垣樽助 咲野俊介 中國卓郎 上田燿司 中井和哉 沢城みゆき


【DVDソフトの購入】
DVD 攻殻機動隊 ARISE PYROPHORIC CULT[レンタル落ち]







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2017年03月24日

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第5話(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第5話(セル版)

原作の途中までで放り投げて、終わっちゃうのかなと落胆しつつも…あそこでとめたラストに、一応、納得もしていたアニメ版の「機動戦士ガンダム サンダーボルト」。結局、第2シーズンスタートということで、原作の続きもアニメ化されることになり、今回も配信先行でリリースが始まる。そんなわけで、オイラは今まで同様、Amazonビデオにて「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第5話」をさっそく購入…すぐにTV+Fire TV Stickで視聴したかったんだけど、午後から外出する予定があり、Fireタブレットにダウンロードして持ち出し、外出先の待ち時間で鑑賞した。

宇宙世紀0079年12月31日、ジオン軍の最終防衛拠点である宇宙要塞“ア・バオア・クー”への攻略作戦を開始した地球連邦軍…激しい攻防の末、地球連邦政府とジオン共和国との間で終戦協定が結ばれた。戦闘中にジオンの捕虜になっていたイオ・フレミング少尉とムーア同胞団の仲間も無事に脱出するが…。それから7か月後の地球…ジオン公国軍の残党は、共和国とされた本国を公国として復権するため戦いを続けていた。リビング・デッド師団の生き残りダリル・ローレンツは連邦内部の軍閥である南洋同盟を探る諜報任務に就いていた。

原作コミック4巻~5巻までを映像化…ただし、尺の関係で時系列などのアレンジがあり、イオが地元のムーアコロニーに帰るところはエピソードをまるまるカット。また、地球に降りたダリルが、アッガイの小隊を率いて作戦に赴くところは…出撃シーンまでで、実際に作戦を遂行する様子は次回に繰り越しになった模様。原作ではアッガイ小隊の活躍を描いた後に出てきた…ジオン残党の捨て身の特攻作戦を、アトラスガンダムが阻止するエピソードが前倒しになって描かれる。やっぱり作品に“ガンダム”と名の付く以上、主役機を出しておこうという計らいでは?

冒頭の“ア・バオア・クー”から…モビルスーツ(メカ)戦の見せ場は豊富…本話から登場する連邦、ジオン双方の新キャラが激しい戦闘を繰り広げる。本作独自のモビルスーツはもちろんのこと、ビグロ、Gアーマー(ガンダムではなく、中身はジムだったけど)、サイコミュ高機動試験用ザク(MSV)などファースト世代の琴線に触れること間違いなしのマニアックなメカも大活躍。ただ、原作には登場したザクレロが出てこなかったのは残念…同じモビルアーマー仲間のビグロがなかなかかっこよく描かれてたので、もしや、ザクレロもと期待したのにな(笑)

原作にもあったけど、ガンタンクで“ア・バオア・クー”に乗り込み、中から兵士が出てきて、白兵戦を始めるところは…映像で見ると、「機動戦士ガンダムUC」に出てきたECOASのロトをちょっと思い出したりしたよね。また、話が地球に移ってからの、コアファイター発進時のギミックが、動いているアニメ映像で見るとよりカッコよくなっている。輸送機ミデアから、離脱して…発進していくってアイデアだけで素晴らしかったのに。これは第6話で描かれるだろう、ダリルの駆るアッガイの活躍に期待が高まる(つーか、オミットされないことを祈るばかりだ!)。

本編は予告を入れて22分40秒ほどでした…巻末には、第1シーズン同様、映像特典がついていますが、毎回、スタッフのインタビューを中心としてなかなか見ごたえがあった第1シーズンのドキュメンタリーとは違い、“MS FILS”というモビルスーツの紹介、戦闘シーンのダイジェスト映像となっているので…今までもセル版配信を購入してきたオイラなんかからすると、ちょっと物足りない内容でしたね。やっぱりスタッフやキャストの声を聞きたい。ちなみに、ナレーションはイオ・フレミング役の中村悠一が担当…声優目当ての女子なんかは嬉しいかもね?


監督:松尾衡
出演:中村悠一 木村良平 平川大輔 古川由利奈 逢坂良太 杉田友和 小山剛志 上田燿司


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機動戦士ガンダム サンダーボルト 第5話(セル版)







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2017年02月26日

龍の歯医者 後編・殺戮虫編(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
龍の歯医者 後編・殺戮虫編

NHKのBSプレミアムで二週に渡って放送されたスペシャルアニメ「龍の歯医者」…「後編・殺戮虫編」が昨晩放送になったのでエアチェックして鑑賞した。その際、本編アニメ放送前にやっていた“今からでも間に合う!「龍の歯医者」後編直前(生)SP”もちゃんと合わせて録画したんだけど…本編終了後にも“直後SP”って番組があったようで…やべぇ、録り忘れた。ウチで取ってる読売新聞のTV欄にはそんなの載ってなかったぞ(予約する時にレコーダーの番組欄を気を付けて見てれば気づいたんだろうけど)…さすのNHKでも“直後SP”の再放送は無理か?

隣国との戦争が激化する“龍の国”…国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る歯医者の野ノ子と、“黄泉帰り”という現象で生き返り、野ノ子と同じ歯医者になった敵国の少年・ベル。仲間の裏切りに遭い、虫歯菌“天狗虫”が出現…それが原因で、落下してしまった歯を追いかけ、戦乱の続く地上へ降り立つ。そんな二人の前に、ブランコ率いる敵軍の傭兵部隊が現れた!そしてベルと面識があった傭兵たちは…ベルが生き伸び、歯医者になっていた事実に驚く!仲間の援軍も到着し…なんとか傭兵から歯を守った野ノ子は、それを持って“龍”に戻ろうとするが…。

幕開けは現代っぽいシーンから始まる後編…一瞬、面喰う…野ノ子やベルはどうなった?世界観を急に変えてくるあたりはガイナックス流れをくむスタジオカラーらしい十八番展開。このまま「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のように観客・視聴者置いてきぼり展開かと一瞬、心配になるが…あくまで世界観の補足みたいなシーンであり、ちゃんと元の物語に戻ってきたので、ちょっと安心する。前編で“虫歯菌”のせいで抜け落ちてしまった歯を追いかけて、地上世界にやって来た主人公たち…地上に落ちた時点で、巨大だった歯は持ち運べる大きさに変化。

それをめぐり…前編で黄泉帰った(蘇った)敵兵ベルくんとも因縁浅からぬ敵傭兵軍団との争奪戦に発展していく。敵から守るため、小さくなった“歯”を大事そうに抱きかかえる野ノ子の仕種を見て、なんとなく押井守の「天使のたまご」を思い出す。地上では馬による活劇シーンが多く…前編同様、宮崎駿の「もののけ姫」っぽさを感じる。ああ、そういえば「もののけ姫」は馬じゃなくて、主人公たちがまたがってるのは架空の動物だったっけ?また…空飛ぶ“龍”に戻るため、飛行機を使ったアクションに発展していくところも、やっぱり宮崎アニメっぽかった。

敵の傭兵でいっぱいの飛行機内に野ノ子が乗り込んでいくところなんかは「風の谷のナウシカ」のユパ様だよね(笑)アクション以外では…地上に落ちた野ノ子とベルが、民家に泊めてもらうシーンが出てくるんだけど、年頃の男女が同じ部屋で一夜を共にするという…ドキドキな感じが、まさにエヴァのシンジくんとアスカのようです。そして、化け物になってしまった柴名姐さんという先輩歯医者(声を演じるのは林原閣下)の内面的なものを描くところは、やっぱりエヴァっぽい。舌が絡み合う生々しい描写を見て…エヴァで出てきたミサトの喘ぎ声が頭をよぎる。

やっぱり最後は人類補完計画発動か?なんて思ったりするんだけど…鬱々な庵野秀明に比べると、もうちょっと“救い”を残してくれているのが、鶴巻和哉の人としての優しさなのかなと思ってみたり。一貫して“生と死”は描いているんだけど…絶望的でもなく、しっとり泣かせるわけでもなく、なんとなく温もりを感じさせる、爽やかなラストであった。前編放送時はまだ出家・暴露本騒動(ついでに不倫もバレた)で世間の目も厳しかった清水富美加だけど…例の暗殺事件の陰に隠れ、だいぶ報道も沈静化。おかげで変な先入観もなくなり、素直に楽しめた。


監督:鶴巻和哉 制作統括・音響監督:庵野秀明
出演:清水富美加 岡本信彦 山寺宏一 林原めぐみ 松尾スズキ 名塚佳織 高木渉  櫻井孝宏


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プライムビデオ 龍の歯医者







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2017年02月19日

龍の歯医者 前編・天狗虫編(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
龍の歯医者 前編・天狗虫編

電撃引退、出家騒動、暴露本発売で話題の清水富美加…前にあるドラマの感想で“この女優苦手”と書いたことがあるんだけれども、なんとなくこういう人間性を演技を通して感じていたのかもしれないなぁ。特に好みの女優じゃなかったので、加熱するマスコミ報道なんかは、意外と冷めた目線で見ていたのだが…そんなオイラでも一番、気がかりだったのか、この話題の人物・清水富美加あらため千眼美子さん(笑)が声優を務めたNHKのスペシャルアニメ「龍の歯医者」だった。映画やドラマのことばかり心配されてたが、「龍の歯医者」を忘れるなよと。

放送の何か月も前から、情報を小出しに発信するなど、NHKもガンガンとプッシュしてたのに…肝心の本放送を目前にして今回のトラブル。まぁ、実写作品と違って、声だけ差し替えれば、アニメは放送できると思っていたし(オリジナルの短編およびその短編が発表された“日本アニメ(ーター)見本市”という企画は、女キャラは林原めぐみ、男キャラは山寺宏一の2人だけで全て受け持つという制約があった)、最悪…林原めぐみがなんとかしてくれるだろうと思ってたもん(笑)だけど、NHKの“トラブルなんて関係ねぇ”のスタンスで無事に放送されましたね。

このアニメの元ネタは…スタジオカラーとドワンゴがタッグを組んで、日本を代表する一流アニメーター、クリエーターたちが、実験的なアニメ作品を短編という形で作り、それをネットで無料配信するという企画の一つだった。今現在、企画自体は終了(休止中?)…今回の長編アニメのTV放送に合わせて、オリジナル短編版の「龍の歯医者」のみ、期間限定で再配信されてるだけなんだけど。そんなわけで、昨晩放送の「龍の歯医者 前編・天狗虫編」を鑑賞…感想は後編を見てからと思ってたんだけど、富美加ショックにのっかって、前編も単独で書いちゃおうと。

隣国との戦争が激化する“龍の国”…国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子は、“黄泉帰り”という現象で生き返った敵国の少年・ベルを救い出す。敵の情報を仕入れたい軍人たちはベルの引き渡しを要求するが、古株の歯医者でリーダー格の悟堂は、“龍の歯”で起きたことはすべて歯医者に任せるという掟を理由にそれを拒否。ベルを歯医者の一員として加えることになり、その面倒を野ノ子が見ることになった。最初は戸惑いを隠せないベルだったが、野ノ子たちと接しているうちに、だんだんと心を通わせていき…。

長編化ということで…ストーリーなども一から作り直しているし、登場人物も増えている。短編版を見ていると…続編なんだなっていうのがなんとなく理解できるんですけど、見てなければ、見てないで別に問題ない作りにちゃんとなっていた。前編の後半部分で…清水富美加演じるヒロインの野ノ子が、“龍の歯医者”になった経緯を振り返るシーンが出てくるんだけど…その一連のシーンがまさに短編版の内容である。固有名詞の追加などで若干、セリフが異なるものの…ほぼ同じシーン。素人目には短編版をそっくりそのまま流用しているように見える。

だけど…“日本アニメ(ーター)見本市”の公式サイトで再配信中の短編版を同時に流してみると(こういう時にタブレットは重宝しますなぁ)…同じコンテを使った、同じカットなんだけど、絵が全て書き直されているのに気づく。短編版と今回の長編版…キャラクターデザインの担当者も違うので、当たり前と思えば当たり前なんだけど、見比べると面白い。絵は違うんだけど、動きはほぼ一緒…昔のセルアニメとは違う最近のアニメの詳しい作り方ってよくわからないんだけど、作り手が妥協をしていない、手の込んだことをやってるなぁと素直に感動した。

なるほど…リメイクと続編を同時にやってのけてるってことですね。前編の放送は約45分…後半も同じ時間だろうと思うんだけど、合計で90分。両方合わせてアニメ映画の1本分くらいの分量はあることになる。それでも…複雑な設定説明なんかにも時間がとられてしまっているので、前半を見た限りだと物語のダイジェストっぽさは否めないかなと思った。アニメーション技術のクオリティの高さを実感する半面…これだけ拘っているなら、TVシリーズで世界観や物語を丁寧に描いてほしかったかなとも思う。結局は変な化け物と戦う話で終わりなのかなと…。

いや、後半があるので、まだどうなるかわからないですけどね。敵国の少年が命を落とすまでの、戦艦による戦闘シーンは…スタジオカラー、というか庵野秀明らしさが出た拘り。ナディアやエヴァでも散々やってきた、どことなく「宇宙戦艦ヤマト」を彷彿とさせるものだった。舞台が“龍の国”に移ってからは…宮崎アニメ、ジブリっぽさも顔を覗かすファンタジー。両方に共通するのは…人の生き死にもしっかりと生々しく描いているということだろうか?登場人物が死生観を語ったりする場面があり…こんなところで清水富美加の“死にたい”発言が妙にダブる。

肝心な清水富美加の声優としての演技…自分が苦手だったリアル演技よりは、変な個性が出てなくて、聴きやすかった。やっぱり、オリジナルの短編版でヒロインを演じていた林原めぐみの声のトーンなんかも意識してたんじゃないかな?なんとなく雰囲気は似ていた。てっきり「この世界の片隅に」で声優としても演技力の高さを認められた、のん(元・能年玲奈)に対する、事務所の当てつけ、ごり押しキャスティングではないだろうかと邪推していたが…そんなにひどくはなかった。でも、元ネタ企画同様、女キャラ、すべて林原めぐみでも良かった気もするが?


監督:鶴巻和哉 制作統括・音響監督:庵野秀明
出演:清水富美加 岡本信彦 山寺宏一 林原めぐみ 松尾スズキ 名塚佳織 高木渉  櫻井孝宏


【主役の声優は話題のこの人です!】
全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~







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2016年12月25日

MEGAZON23Ⅲ イヴの目覚め/解放の日(1989年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
メガゾーン23 Blu-ray Archive BOX

WOWOWでエアチェックした「メガゾーン23」シリーズの一挙放送もいよいよラスト…シリーズ3作目の「MEGAZONE23 Ⅲ」を鑑賞。2作目も、正規続編でありながらガラリと絵柄も作風も変ってしまっていたけど、より“なんか違う感”が顕著になったのがこの3作目。一応、1、2作目から数百年後という舞台設定で、物語的にも関連はあるものの、ほとんど原形をとどめていない。当時は、前後編の2部作で発売されたOVAで…WOWOW放送もエンディングなどはそのままで、2話ぶっ続けでの放送だった。お約束だけど、ジャケ画像はBlu-ray-BOXから拝借。

最終戦争が終わってから数百年後…地球に帰還した人々は、電脳ネットワーク“SYSTEM”が管理する“エデンシティ”で暮らしていた。天才ハッカーのエイジ・タカナカは、仲間たちとゲームに夢中になる一方で、シティを統括する情報監督局“E=X”への入局も決まっているエリートだった。“E=X”入局目前のある日、エイジはリョオ・ナラハラという美女と知り合い、彼女に惹かれていくのだが…。一方、ゲーム会社“オレンジ社”は“E=X”と敵対するレジスタンスの隠れ蓑で…シオンたちが熱中するゲームを使ってある計画を進めていたのだが…。

本来の企画はOVAだけど、劇場公開されたのも納得な出来だった1、2作目に比べると…いかにもOVAな凡庸レベル。スタッフもほとんど一新されており、作画レベルもイマイチ。まぁ、ロボットアニメといえばこの人、大張正己が作画を担当した見せ場のメカバトルあたりは、それなりにかっこよく見えるんだけど、シーンによってはキャラの統一感もなく、作画枚数が足りないのか、動きがやたらとカクカクするシーンも散見。新しい事をやろうとしている心意気は伝わってきて、設定を作りこんだ小道具や造語が飛び交う冒頭部分は、SFとして面白さは感じる。

主人公の不良仲間の脇役キャラを演じる声優に岩田光央と佐々木望が出ているからか、妙に「AKIRA」チックに見える部分もある。岩田光央の役名なんか、これ見よがしにアキラだし(笑)アキラの声が金田だったというお遊びか?ちょっとお調子者系なおちゃらけた演技なんか、本当に金田にそっくり(キャラの見た目も)。また、佐々木望が演じたキャラクターは、前半では主人公の友人ポジションだったんだけど、後半ではレジスタンスの実験に利用され、マシーンのパイロットして、最終的に暴走キャラになると…これまたテツオっぽくて笑ってしまう。

その他、一応…過去シリーズに経緯を払ってるようで、矢尾一樹、川村万梨阿、久保田雅人、山寺宏一と、1、2作目の出演声優が脇役を担当。後半では山ちゃんが演じるレジスタンスの仲間で、林原めぐみも出てきて…もう、この頃から共演作、共演シーンが多かったんだなぁなんて、あらためて思いましたね。故・長谷有洋や土井美加と“マクロス”声優も出ていて、主人公といい仲になるヒロイン役には本作の監督の1人、八谷賢一が後に手掛けることになる「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」で歌姫イシュタルを演じた笠原弘子だったりする。

当時は既に歌手としても活躍していたはずであり、どうせだったら笠原弘子にイヴ役を演じさせても良かったのにって思うけど、イヴはセリフ棒読みの高岡早紀だった。それまでのイヴを演じていた宮里久美もホンモノのアイドル歌手で、高岡早紀も当時はアイドル歌手として売り出していたので…そういうキャスティングになったのだろう。アニメ声優としてはド素人で下手くそだけど、劇中歌として使われた“眠れぬ森の美女”と“悲劇のアイドル”はアイドルソングとしてけっこう好み。前編のエンディングでかかる“パンドラの舟”はちょっと辛気臭くて苦手だ。

声優や音楽面で見ていくと、けっこう楽しめる部分もある。後半部分は、無理やり1~2作目のストーリーに寄せていったようにも思えるんだけど、それと同時に、ハイテクで満ちた楽園都市が戦火に巻き込まれ、敵がやたら協力なビーム兵器をふりかざすと、原作も担当していたもう一人の監督、荒牧伸志の十八番がてんこ盛りだったり。これが後の「APPLESEED」「EX MACHINA」「Appleseed Alpha」に繋がっていくのかなと(笑)「メガゾーン23」シリーズとしては完全に蛇足、惰性だけれども日本のアニメ文化を語る上では、なんとなく外せない作品なのかも…。


監督:荒牧伸志 八谷賢一
出演:草尾毅 笠原弘子 山寺宏一 矢尾一樹 川村万梨阿 岩田光央 佐々木望 中田浩二 高岡早紀


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2016年12月25日

メガゾーン23 PARTⅡ 秘密く・だ・さ・い(1986年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
メガゾーン23 Blu-ray Archive BOX

引き続き、WOWOWの「メガゾーン23」一挙放送のエアチェックを消化中…1作目は前にもレビューを書いたことがあったが、この2作目「メガゾーン23 PARTII 秘密く・だ・さ・い」はこのブログで取り上げるのは初めてだったはず。本作も1作目同様、一部で劇場公開された経緯があったり(映倫マークも入ってます)、WOWOWでも映画扱いで放送されていますが…リアルタイムで接した人たちはOVAという認識の方が強いはず。なので、オイラのブログではシリーズすべてをOVAという括りで統一。ちなみに、ジャケアートの拝借は3作セットのBlu-ray-BOXより。

自分たちが住んでいる20世紀の東京が、実は巨大な宇宙戦艦の中にあるという事実を知ってしまった青年・矢作省吾は、それを秘密にしていた軍部に、ロボットに変形する新型バイク“ガーランド”で挑んだが敗退…省吾と同様、秘密を知ってしまったことが原因で殺されてしまった友人・村下智美殺害の容疑を擦り付けられ指名手配されてしまった。それから半年…省吾はライトニング率いる暴走族と合流し、潜伏を続けていた。一方、クーデターを起こし、軍部を掌握したB・Dは、本来の敵であるデザルグの侵略に備えながら、省吾の行方を探していた…。

続編なんだけど、キャラデザインが変更されてしまい、かなり別物感が強い。初見時、諸事情を知らなかった子供のオイラなんかは、かなり面喰いましたね。だから「メガゾーン23」というと、やっぱり1作目の方が印象が強い。シリーズで一貫したヒロインというか、象徴的な劇中アイドルを務めた時祭イヴも、美樹本晴彦のデザインが継承されているが、実際の作画は別人の手によるもので、美樹本はタッチしていない。だから、やっぱり魅力が半減している。ただね、このPART2のキャラデザインであり作画監督を務めるのは今でも一線で活躍する梅津泰臣だ!

ハリウッドで実写映画化もされた「A KITE」の監督、またはTVアニメのOP職人(中身がつまらなくても、OPだけやたらカッコいい“OP詐欺アニメ”は、だいたいこの人が担当している)として有名なあの梅津さんなんだよ。だからね、梅津アニメとして見ると…アダルトな雰囲気漂う劇画調のキャラクターは、よりハードになった物語やアクションと絶妙にマッチして、これはこれで素晴らしいんですよね。美樹本が描いていないイヴの作画さえ我慢すれば、アニメーションとしての全体的な動き、芝居は、各段にこのPART2の方がクオリティがアップしている。

前作の最大の魅力であった、80年代の“現代・リアル”も感じさせながら、ロボットアニメの枠組みに囚われず、ホラーっぽい描写もあり、それを踏み台にして物語の方もさらにSFとしてどんどんと昇華していく面白さ。前作では中途半端だった、物語の完結もしっかりと目指していて、よりカタルシスも得られる。そして、なんといっても、サブタイトルにも使われている主題歌の“秘密く・だ・さ・い”が、イヴの歌唱曲の中でも抜きん出て素晴らしい。歌で戦争を止めた「超時空要塞マクロス」の“愛・おぼえていますか”に匹敵するほど、映像とのシンクロ率が高い。

大作アニメの醍醐味と言ったら、コレだよ…まるでハリウッドのディザスタームービー、特撮映画を見ているような印象も受ける破壊の美学!切なげなイヴが唄う“秘密く・だ・さ・い”をバックに、崩れゆく東京(実際は宇宙船の中だけど)の街並み…ああ、あの“良かった”時代はもう二度と戻ってこないのねと、なんか寂しくもなった。いや、それこそ破壊つくされた東京は、現代日本の行く末を予見しているようにも見えてしまう、東京オリンピックだって浮かれてるけど、首都直下型地震の方が先にこなければいいんだけど…なんてことまで思ってしまったよ。

話が前後してしまうが、見覚えのある東京の街をバックに、主人公の暴走族仲間たちが暴れ、ロボットや戦車、飛行メカ相手に戦うシーンは、宮崎駿が演出したTV版ルパンの名エピソード「さらば愛しきルパンよ」を彷彿とさせる、アニメならではの活劇の面白さも味わえたり。最初の方で、キャラデが違うといったけど、主人公に関しては声も違うという(笑)続々登場の新キャラに関しては…千葉繁、井上和彦、榊原良子、速水奨と、声優好きなら思わずニンマリな安定演技に聴き惚れる。なんだかんだで、PART2もやっぱり傑作なんだよなと思うのでした。


監督:板野一郎
出演:矢尾一樹 川村万梨阿 宮里久美 塩沢兼人 千葉繁 井上和彦 榊原良子 速水奨


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2016年12月08日

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜(2016年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV

明日、発売の新作Blu-ray「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV」を無事にフラゲ…振り返ってみると1作目はAmazon、2作目はDMM、3作目はAmazonに戻って、今回の4作目は楽天ブックスでと…購入先が毎回のようにバラバラだったなぁ~(笑)安彦良和が描くファーストガンダムのリブートコミックの中から、いわゆる本筋の前日談に的を絞ったシャア・セイラ編のアニメ化だけど、全4部作もこれにて完結。と、思ったら“THE ORIGIN”のアニメシリーズはまだまだ続くということで、ネットなんかでも伝えられていたが、来年には“ルウム編”が始まるそうだ。

ガルマ・ザビを扇動し、地球連邦軍治安部隊に対し武装蜂起を行ったシャア・アズナブルは、責任をとらされジオン自治共和国国防軍士官学校から去ることになり、地球に降りる。モビルワーカーの操縦技術を活かし、土木作業員として働いていた時に、ララァ・スンという不思議な少女と出会い、その後、ララァはシャアと共に行動するようになる。一方、RX-78開発計画を進める技術者のテム・レイは、恩師であるジオンのミノフスキー博士が亡命してくるという情報を知り月へと向かう。しかしジオンもその情報を掴んでおり、亡命を阻止しようとしていた!

原作コミックは、アニメの2話目のあたりまでしか読んでなかったので、前作の3話目から、オイラ的には未知の領域でして…一年戦争の発端を作った“すべての元凶”はお前だったかシャアと、思ったもんです。そんなシャア…ガルマを扇動した責任をとらされ、士官学校から追い出され、地球に向かう。ただし、出発前に…ドルズに“戦争になったらモビルスーツのパイロットにしてね”と直談判しておくことを忘れていない(笑)とりあえず地球に降りたシャアは、なぜか土方のバイトにせっせと勤しむ。そこで、あのララァと運命的な出会いを果たすのだった。

今までも、ちょっとコミカルな部分があったけど…前半、様々なところがコメディと化してて、リアルな安彦キャラで“ガンダムさん”を見ている気分になる。親馬鹿ぶりを発揮するデギン、ラブコメなドズル…シャアとララァの出会いに至っては、どう見たって鼻の下のばしてる変質者にしか見えない!つーか、「逆襲のシャア」でどさくにまぎれてクェスを連れ帰った時のことを思い出し、やっぱりシャアって女に手が早いんだなっていうのがよく伝わってくるシーンでもあった。そして、ララァを取り返そうと襲ってくる悪党との戦いのシーンは、なんか妙にホラーしてた。

一瞬、なんだこれはって思ったりもしたんだけど…3話の最後に登場したアムロが本格的に物語に関わってくるし(まだ、ニュータイプの片鱗も見えない、ただの引きこもりオタク)、長い長いガンダムの作中歴史の中で、史上初のモビルスーツ戦だという月面でのザクⅠ(シャア&黒い三連星)、ブグ(ランバ・ラル)VSガンキャノンはかなり見応えがあり。そして戦闘に参加するわけではないが、本来の主役機であるガンダムもチラっとだけど映像が出てきて…ようやくガンダムの体裁が整ってきて、終わってみれば4部作の中で一番ガンダムらしい内容であった。

来年はじまる“ルウム編”に入れば、ますます知ってる感がある作品になっていくんだろうなぁと…映像特典の予告編を見ながら、期待を高めるのであった。シャア役の池田さんをはじめ、アムロ役の徹さん、カイ役の古川さんなどお馴染みの声が聴けてニンマリしつつ…なんだ、ララァは潘恵子じゃないのかという、ちょっぴり残念な気持ちも。それこそ「ガンダムさん」にナレーションで出てた時の声とか、普通にララァっぽかったけど…あの声じゃダメだったのかな?だったら娘の潘めぐみ(ガンダムさんのララァ)はセイラじゃなくて、ララァの方が良かったのでは?


総監督:安彦良和
出演:池田秀一 早見沙織 浦山迅 銀河万丈 三宅健太 渡辺明乃 柿原徹也 古谷徹 大塚明夫


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Blu-ray 機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV







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