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2017年07月23日

スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年)

テーマ:邦画
スキャナー 記憶のカケラをよむ男

WOWOWでエアチェックした「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」を鑑賞…敬愛する金子修介監督の久しぶりに公開規模が大きい作品だったので、劇場に行く気満々だったんだけど、公開直後にサイゾー系の記事で“大コケ…初日から観客4人”なんて書かれているのを目にしてしまい、テンションガタ落ち。そのうちWOWOWでやるだろうと…結局、見に行かなかった。今年に入ってブックオフでノベライズ小説を108円でGET…そちらを先に読んでいたので、犯人わかっちゃってるんだけど、あのツッコミ満載な話を金子監督がどう料理したかは興味があった。

ピアノのコンクールを控えた女子高生の秋山亜美は、長年慕ってきたピアノ教師・沢村雪絵が謎の失踪を遂げたことでショックを受けており、彼女の行方をなんとか探し出そうと、藁にも縋る気持ちで、お笑い芸人・丸山竜司を訪ねる。丸山はかつて、仙石和彦という男とコンビを組んでおり、仙谷が持つ、残留思念を読み取る“スキャニング”という特殊能力を使ってネタを披露していたのだが、結局…コンビは解散してしまった。亜美はその仙谷の能力を借りたいというのだ。しかし、当の仙谷はいつも自宅マンションに閉じこもっていて丸山とも会おうとせず…。

先に読んでいた小説版とほぼ一緒の内容(原作ではなく、ノベライズなので当然か)…多少は小説の方が描写が丁寧だったので、映像だけでは伝わってきづらい情報(主人公が見ず知らずの人の落とし物を拾って届けてるとか)も、すぐに理解して見ることができたかなと。ぶっちゃけ中身は中年オヤジ版“サイコメトラーEIJI”でして、先述のサイゾー系ネット記事にもズバリ書かれてたけど“安っぽい2時間ドラマ”状態なのは確か…自分も小説を読んだ時に、“子供だまし”だって思ったんだけど…そこに野村萬斎の大仰な芝居が加わるとさらにチープになる。

萬斎さん…こんなに現代劇が似合わないとは思わなかった(笑)独特の雰囲気ありすぎちゃって、1人浮きまくり。まったく似合っていないカツラ姿で挑んだ宮迫とのコントシーンなんかは、笑っていいのか、気持ち悪いのか…う~ん、明らかに後者の方だな。だからといっちゃなんだが…いつもは臭くて(臭い芝居)、むさ苦しいだけの宮迫の演技が逆に自然に見えてくるという摩訶不思議な作用が!今となっては、“シン・ゴジラ”の中の人が「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の監督の作品に出ていたという運命的な偶然だけが救いだったりもする。

ただ、まぁ…腐っても金子修介作品である。従来作品通り…女優のチョイスはなかなかいいところをついている。始まって直ぐに“襲われ、拉致られ、行方不明”になってしまうピアノ教師を演じた木村文乃が…出番は少ないんだけど、ここぞというところでは印象的に登場し、なかなか艶っぽい演技をしてくれる。特に残留思念になって萬斎さんに語り掛けるような場面では…短い時間ながら、文乃たんとバーチャルデートを楽しんでいるようでもあった。それこそ映画の公開当時はまだ独身だったけど、人妻になってしまった今だと余計に妄想力も高まる(笑)

そうそう、この映画…“今となっては”とか“今だからこそ”っていう見せ場が意外とたくさんあったんだよね。他にも…主人公たちに人探しを依頼してくるヒロインが、今年の日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した杉崎花(ちなみに本作はアカデミー賞なんかにかすりもしてない)だったのもタイムリー。また、タレント事務所の社長を演じた高畑淳子が記者会見を開くシーンがあるが、映画公開の約4か月後に“息子の暴行事件で謝罪会見”を実際に開いており…すげ~現実を予見してたじゃんとなる。こういう見方をすると、この作品も楽しめるのでは?


監督:金子修介
出演:野村萬斎 宮迫博之 安田章大 杉咲花 木村文乃 ちすん 風間杜夫 高畑淳子 嶋田久作


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2017年07月22日

日本で一番悪い奴ら(2016年)

テーマ:邦画
日本で一番悪い奴ら

先週、WOWOWでエアチェックした「日本で一番悪い奴ら」をようやく鑑賞…佐々木譲が人気警察小説“道警シリーズ”を執筆するきっかけになったことでも有名な…本当にあった北海道警のとんでもない不祥事、通称“稲葉事件”をモチーフに(原作になったノンフィクション本もちゃんとある)、綾野剛主演で映像化した問題作。監督は「凶悪」の白石和彌だそうだが、そういえば「凶悪」も前にWOWOWで録画したけど、見ないでそのまま放置してしまっていることを思い出す。ディスクに焼いて、どこかにあるはずなんだけど…あとで探してみようと思った次第。

学生時代に柔道で腕を鳴らした諸星要一…縁あって北海道警に奉職する。やがて機動捜査隊に配属された諸星。正義感は人一倍強いのだが、それが空回りしてしまい、先輩にどやされる毎日…そんな時、エースのベテラン刑事・村井定夫の誘いを受け、飲みに連れ出される。そこで刑事の“イロハ”を叩きこまれ、とにかく“S”を作れと教わる。それを実践した諸星は、破天荒な捜査方法で、どんどんと手柄を立て、一目を置かれる存在になるのだが、ある日…ヤクザの黒岩勝典から呼び出しが!恐る恐る対峙する諸星に、黒岩は驚きの提案をしてきて…。

評判通り…すごく面白かった、まずこの一言につきる。最初は本編が2時間超えてるし…ちょっと長いかなって思ったけど、綾野剛扮する主人公刑事が、先輩にどやされながら犯人を追いかける初っ端部分から、もうテンションアゲアゲで…グイグイと惹きこまれてしまう。腕っぷしの強さだけを買われて、道警入りしてしまった主人公…実際に柔道大会の優勝に貢献、期待の新人だったんだけど、それを妬む同僚や先輩が周りにはいっぱいいて…けっこうキツクあたられていた。そんな主人公を見るに見かねて手を差し伸べてきたのがベテラン刑事のピエール瀧。

瀧さんは検挙率も抜群のそれこそエース刑事で、夜の世界や裏社会なんかにも顔が利く…おねーちゃんがいっぱいいる店に連れていかれた主人公は、そこで瀧さんが実践している“仕事術”を色々とアドバイスされ、そして自分なりに解釈…即実行に移す。とりあえずはS(情報提供者)の確保…ホステスでもヤクザでも、誰でも彼でも自分の名刺を配りまくり…言うことを聞かない奴は拳で物を言わせ顔を売る。そうすると、向こうから“情報”が転がり込んでくる。点数稼ぎにタレコミのあったシャブ中をパクろうとするけど…手順(捜査令状)なんても考えない。

強引な捜査でどんどんと頭角を現す主人公…そこにすり寄ってくるのがヤクザの中村獅童…いくら役作りがあるとはいえ、本職にしか見えない“顔面凶器”ぶりが相変わらずハンパない。獅童による飴と鞭で馬鹿だからすっかり“その気”になった主人公…持ちつ持たれつの関係ができあがっていく。まぁ、この辺までは、“警察”ではまだよくある話だろう…特に映画の中で描いている時代なら。刑事になって数年…出世も順調、女も金も不自由しない生活になっていたんだけど、その後、どうあがいても抜け出せない、泥沼のような人生が、口を開けて待っていた。

出世のためには犯人の逮捕、拳銃や麻薬の押収…これ必須。だから事件がなければ、自分で用意すればいいんだと、悪い仲間とツルんでどんどん“デッチあげる”。拳銃だってなければ“金”で調達すればいい…それがどんどんエスカレートしていく。事件を取り締まるために、事件を起こすなんて、冷静に考えれば本末転倒なんだけど…まったくそういうことに気づかない間抜けな主人公。それどころか、道警のため、そして道民のため、自分が行っていることは一切間違っていないと信じ込んでいるのが、とてつもなくおめでたいなって思うのである。

そして彼がここまで暴走してしまったのには…“北海道警”の中にもともとそういう体質があたっということなんですけどね。実話なので、結末はある程度予想がつくものの…どのような形で、“悪事”が露見していくのかというのを、時にスリリングに、そして面白おかしく笑いも振りまきながら一気に描き切る。やってることは北野武の「その男、凶暴につき」なんかにもちょっと似てるかなという気がしないでもないが、“静”の北野映画に対し、こちらは明らかに“動”のイメージ。署内で婦警とヤリまくりなんて…まるでAVじゃねーかと、妙にうらやましくもなった。

拳銃を押収するために、シャブの密輸を見逃せ…シャブが出回るのが北海道じゃなければ問題なし。あきらかに“悪い奴ら”なんだけど…綾野剛の演技も手伝い、終わってみれば“なんだか憎めない奴”だったと思えてしまう、不思議な魅力が主人公にはあった。シャブの運び屋や、盗難車の密輸を行ってる不良外国人から“オヤジ”なんか呼ばれて、慕われちゃってね…その目をかけている“舎弟”の結婚式では、感動的なスピーチまで披露。東京の刑事に馬鹿にされ、ヤクザに殺されかけ、そして身内の“道警”にも裏切られ、可哀そうな人でもあった。


監督:白石和彌
出演:綾野剛 YOUNG DAIS 植野行雄 矢吹春奈 瀧内公美 青木崇高 ピエール瀧 中村獅童


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2017年07月17日

映画『咲-Saki-』(2017年)

テーマ:邦画
映画『咲-Saki-』

先週、試写会で話題の“キミスイ”こと「君の膵臓をたべたい」を見てきたんだけど…40代のオジサン的には、一昔前に流行った“ケーター小説、またはその映像化作品”と大差ないよなって印象でしかなく、若手の演技もなんだか拙いなぁって思ってしまったんだけど…ヒロインを演じている女の子だけは、意外と可愛らしく…ツッコミどころもまぁ、許してあげようかなと寛大な気持ちになった。そこで“キミスイ”でヒロインを演じていた浜辺美波をAmazonのプライムビデオで検索…するとこんな作品がヒット“映画『咲-Saki-』”…この前ソフトでたばっかじゃない?

世界の麻雀人口は一億人を突破…プロの直結する成績を残すべく、高校麻雀部員たちが覇を競っていた。清澄高校麻雀部の宮永咲、原村和、片岡優希、染谷まこ、竹井久の5人も合宿を経て、全国高校麻雀大会・長野県予選へ挑む。予選にはライバル校も数多く参加…順調に勝ち進んだ清澄高校、龍門渕高校、風越女子高校、鶴賀学園が全国大会をかけて決勝戦を戦うことに。先鋒・優希、 次鋒・まこ、 中堅・久、副将・和と接戦が続き…いよいよ大将・咲の出番となるが…前年度MVPの龍門渕・天江衣が立ち塞がり、他の高校も苦戦を強いられ…。

もともとは同名の人気コミックで、アニメ化もされている作品…劇場公開前にはTVシリーズなんかも作られており、同じくAmazonのプライムビデオで配信もされている。オイラは原作本とアニメをちょっとだけかじったけど途中で挫折…もう、ろくに内容も覚えていない。ドラマ版も放送していたのは知ってたけど、まったく見なかったし…面倒なのでいまさら配信で見たいとは思わないかな。だけど冒頭の文章通り…浜辺美波目当てで、この映画版のみ鑑賞してみることに。彼女は本作でもタイトルになっている主人公の宮永咲を演じており、主演ということらしい。

なんだけど…アニメからそのまま飛び出してきたような、まるでコスプレ大会な個性の強い女の子たちが、次から次へと出てきてしまうので(めちゃアニメ声のヤツもいるし…コイツだけマジでくぎみー、釘宮理恵が吹替えしてるんじゃないかって疑いたくなった)…肝心の浜辺美波嬢、宮永咲があまり目立っていないという(特に前半)しかも“キミスイ”とは髪型もぜんぜん違うので…“あまりオイラのタイプ”じゃなかったという(笑)なんだけど…さすがAmazonのレビュー平均点が★5つ(あくまで7/17現在)だけあって…全体の内容はそんなに悪くないって思った。

多少なりとも漫画やアニメをかじっていたというのも良かったのかもしれないけど…TVシリーズをスルーして、いきなり映画だけ見ても、それなりに話についていける。明らかに女の子たちのコスプレ大会なんだけど…逆に、変に実写によろうとしてない姿勢、コスプレ上等…どうせ漫画・アニメが元ネタだもんという作り手の開き直った姿勢に好感が持てる。ぜんぶのコミック、アニメの実写化作品で同じことをやっても映画が成立するとは限らず…“駄作”が連発され続けているのが、現在の邦画界の現状だが…意外と本作はそういう難題をクリアしてるかなと。

原作を読んだときなんかは…いくら“美少女”ものだとはいえ、けっこう本格的な麻雀漫画な内容に、ついていけないような部分もあったり。ファミコン世代なので、ゲームのおかげで簡単な役くらいは覚えているけど…オイラは点数計算とかできないし、麻雀自体にそんなに興味があるわけでもないんだ。そんなオイラでも、適度に対戦の緊張感が伝わってきて、それぞれのキャラを活かした見せ場もあって…見終わった時には、それなりに麻雀を理解した気分になれるという、この手の競技もの青春映画の王道として、しっかりと楽しめたんだよね。

浜辺美波演じる咲が突出していなかった分(さすがに、最後はもっていくけど)…他の各キャラクターそれぞれの見せ場が適度に分散してあり、麻雀以外でも百合要素があったり、ホラーになったり(天江衣が怖いっす)、Sっ気、Mっ気があったりと色々と楽しめた。個人的には各高校のリーダー的女の子たちが、容姿的にも気になったかな?清澄高校の竹井久を演じた古畑星夏と、鶴賀学園の加治木ゆみを演じた岡本夏美がけっこうタイプでした。好みの若手女優を探すにもちょうどいい作品かも。やっぱり浜辺美波は“キミスイ”の方が可愛かったですね。


監督:小沼雄一
出演:浜辺美波 浅川梨奈 廣田あいか 古畑星夏 山田杏奈 武田玲奈 岡本夏美 佐野ひなこ 夏菜


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2017年06月30日

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993年)

テーマ:邦画
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

昨年の「君の名は。」のような大ヒット、大ブームになるか?今夏、話題の劇場アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年版)」…一足お先にそのノベライズ小説を読んだので、久しぶりに元ネタであるオリジナルの実写版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1993年版)」のDVDを引っ張り出してきて鑑賞。この実写版、元々はドラマとしてTV放送されたものだが…色々と評判になり、再編集して劇場公開されたという特殊な経緯が(アメブロさん、ドラマじゃなくて、これは映画ですよ!)。そして監督・岩井俊二の出世作でもある。

夏休みのある日…その日は小学校の登校日で、花火大会でもあった。典道は親友の祐介らと学校へ。授業が終わった後、典道と祐介はプールで水遊びに興じていたのだが、そこにクラスメイトのなずなが現れた。彼女は、クロールを競い合う2人の審判を買って出る。祐介は、勝ったらなずなに告白すると言い出す…。一方、なずなも、密かに“2人の勝敗”によって、ある重要な決断をしようとしていたが…。勝負終了後、教室に戻った典道と祐介…クラスメイトたちが“花火は横から見たら丸いのか?平べったいのか?”という議論で盛り上がっており…。

夏休みのある日、子供たちの体験を、ある分岐を境に、2パターンの“if”で描くという内容…もうちょっと詳しく説明すると、家の事情で引っ越すことになった女の子が、親に反抗して家出を決意、好きな男子と駆け落ちしようとするんだけど、その男子のとった“行動”のせいで、その後の展開が変わる。“あの時、こういう選択をしてれば、こういう展開になったよ”というのを提示しているけど…“別れを回避できる”みたいな結末そのものが変わってしまうような、劇的な変化があるわけではなく、結果的に“良い思い出”か“悪い思い出”かって感じの内容だったよね。

後に描かれた“if”の方が、ハッピーエンドっぽく見えるんだけど、結局、遡っているのは“水泳の勝敗”までで、それ以前の事実には変更がないはず。だから…クライマックスで、なずなが言う“次に会えるのは二学期だね”のセリフがとっても深いものになると(彼女の嘘?)。実写版では、あくまで視聴者に想像、解釈させるために提示した2パターンであり、劇中の登場人物が“ifの世界”を認識しているわけではないと思うんだけど…ノベライズを読む限り、今度のアニメ版はSF、ファンタジーっぽい要素が加えられていまして、さらに“if”な展開が何度もあると。

そのあたりは、やっぱり「君の名は。」の影響なんじゃね?って感じ。いや、いつごろから企画が動いていたのか知らないけど、もし「君の名は。」じゃなかったら、細田守作品とかの影響かなとか。まぁ、そういう、今風のウケを狙ったアレンジが入っているのは確かですね。どこが、どう違うのかは…8月公開のアニメ版を実際に鑑賞してから、またじっくりと語ろうかなって思うんだけど…一つだけ例に出すと、オリジナルに出てきた“スラムダンク”が“ワンピース”に変わってたり。あくまでノベライズ小説なんで、実際のアニメ本編ではこのあたりどう描かれるか気になる。

岩井俊二の出世作と言われるだけあり…今見ても色褪せていない。やっぱり岩井俊二作品って、初期の作品…特に尺が短いものの方が、良作が多いな。なんだかんだで、女優を魅力的に描く、映す天才であり…本作でもヒロイン、奥菜恵の少女としての透明感ある美しさ、その中で、時より覗かせる“大人の女の顔”にドキリとさせられたりもする。っていうか…この作品をリアルタイムで見た時は、まさか奥菜恵が“バツ2”で結婚を3度も繰り返す魔性の女になるとは想像もつかず(いや、あの色気に片鱗はあったかも?)、24年の歳月をあらためて実感する。

もう1人…要チェックな女優と言えば、生徒の1人にオッパイもみもみされちゃう女教師、麻木久仁子だろう。この人もまた、あんな不倫騒動を起こすとは思わなかったよ。この頃は、まだまだキャピキャピ(この死語に近い表現が似合う)してて意外と可愛らしい。劇中では…生徒の転校が親の離婚だったことで“チクリ”と嫌味を言ったりしてるんですけど…自分でその言葉を覚えておいた方が良かったんじゃないって、思わずツッコミたくなった。ちなみに、アニメ版ノベライズでも、女教師は生徒にオッパイもみもみされてました、脚本担当の大根仁、よくわかってるな!


監督:岩井俊二
出演:山崎裕太 奥菜恵 小橋賢児 麻木久仁子 光石研 田口トモロヲ 山崎一 酒井敏也 蛭子能収


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2017年06月29日

血まみれスケバンチェーンソー(2016年)

テーマ:邦画
血まみれスケバンチェーンソー

Amazonのプライムビデオで気になる作品を発見、Fire TV Stickを使用して視聴…「血まみれスケバンチェーンソー」を鑑賞した。同名コミックが原作らしいですが未読、作品を見るまで存在も知らなかった。出演者もグラビア系とかが多いみたいで、知らない人ばかり。主演の女の子は「仮面ライダードライブ」に出ているそうだが、見てないからわからない。前はプライムビデオの作品もアフィ用のリンクや画像の作成ができたんだけど…最近は仕様が変更になったらしく、リンクの作成が直接できなかったので、DVDのものをチョイス(配信版のリンクはこちら)。

解体屋の娘で、うぐいす学園に通う天涯孤独のスケバン鋸村ギーコ…ある朝、追試を受けるため、自転車に乗って学校に登校すると、最近、学園内に跋扈する“改造死体”の待ち伏せを喰らってしまう!“改造死体”とは、ギーコと同じクラスで、マッドサイエンティストの碧井ネロがクラスメイトを改造したものだ。そのネロは、なんだか知らないが、ギーコに恨みを抱いているらしく、次々と刺客を差し向けてくる!最初に待ち伏せしていた3人組をあっという間に血祭りにあげたギーコだったが、今度はチアリーダー部の爆谷さゆりが現れ、ギーコに牙をむく!

コミケでコスプレやってるおねーちゃんったちが、そのまま映画に出演しちゃったみたいなお遊戯レベルの演技だけれども…ハチャメチャなコミック原作(って読んだことないんだけど)らしい、いかにも漫画レベルの作風にはよくハマっていて悪くない。なんというか…どうでもいい話を大げさに誇張し、もっともらしく語ってしまう、まるでディベート合戦のようなノリは、島本和彦センセイの「炎の転校生」や「逆境ナイン」を彷彿。その後、パンチラもおかまいなしに、チェーンソーを振り回して戦う、エログロバイオレンスのセンスは永井豪的かなとも思ったり。

原作コミックを知らないオジサン的には“島本和彦ミーツ永井豪”って説明でいいんじゃないか?映画のジャンルでいうと…井口昇監督や西村喜廣監督が展開していた一連の“スシタイフーン”の作風にも近いかも。お金のかかった大作感のある作品を期待している人は、見ない方がいいけど、映像がチープで、B級な内容でも笑い飛ばせる余裕がある人にはお薦め。女の子がお股を開いてミサイルを発射(弾切れの際は尻から補給)…かつて股間で吹屋を飛ばした三池崇史監督の「極道戦国志 不動」なんてもありましたが、こちらはミサイルですからね。

マッドサイエンティストを演じた女の子(回想シーンで登場するアンバランスなスク水姿がちょっといい)や、途中で主人公の仲間になる機械工作部の部長の女の子が掛けているメガネがなんだかとても印象的なのだが…しっかりメガネ協力で“Zoff”が入っていたので笑ってしまったよ。あと、作品の主舞台になる学校に見覚えがあるなって思ったら…他のドラマや映画でも頻繁にロケ地として使われている網代にある有名な廃校…ネット情報によると「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」でも使われたところらしい。見覚えがあるわけだと納得。


監督:山口ヒロキ
出演:内田理央 山地まり 佐藤聖羅 奥田佳弥子 西村禮 阿部恍沙穂 税所伊久磨 椿かおり


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2017年06月28日

アズミ・ハルコは行方不明(2016年)

テーマ:邦画
アズミ・ハルコは行方不明

キャンペーンで貰ったmusic.jpのポイントを使い切って、早く解約しちゃおうと思っていたんだけど…なんか、失敗したっぽい。来月分の“500円コース”を継続しちゃったみたいで、早々とクレカの“利用お知らせメール”が届いた。なんか25日までに解約しないと自動更新されるようだ。この教訓を活かし、来月の中旬までには解約するぞ。別に損をしたわけではなく払った分の動画を見れば、問題ないんだけどね。そんなわけだけど…まだ余っているポイントを少しでも減らしておこうと、この前から気になっていた6月の新作「アズミ・ハルコは行方不明」を配信で視聴。

とある地方都市、28歳の安曇春子が突如行方不明になり…捜索願が出された。彼女は失踪前に、幼馴染の曽我雄二と久しぶりに再会していたが…。一方、20歳の木南愛菜は成人式の日に同級生の富樫ユキオと再会、2人は勢いで男女の関係になる。その後、立ち寄ったビデオショップで同じく同級生の三橋学とも再会を果たす。ユキオと学はグラフィティアーティストのドキュメンタリーに影響を受け落書きを始めるが…たまたま目にした安曇春子の捜索願の張り紙をモチーフにすることに。さらに同じ頃、巷では女子高生による集団暴行事件が続発していた!

なんか変な映画でした…蒼井優演じる安曇春子が失踪するんだけど、時系列がごっちゃになってて、複数のエピソードが交互に、時にはニアミスしながら物語は進行。蒼井優が失踪するまでの話と、その失踪事件を利用して騒動(彼女の捜索願の張り紙を勝手にグラフィティアート化…要は落書き)を起こす集団が出てくるんだけど、その中の1人が高畑充希であり、彼女とその仲間たちの複雑な人間関係を描きながら…それとはまた別に女子高生による集団暴行(オヤジ狩り的な)事件なんかも起きているという。なんか“その”とか“それ”が多くて、スイマセン。

地方都市特有の鬱屈とした日常がリアルに描かれており、特に普通のアラサー女子を演じた蒼井優の演技は秀逸。よくわからんけど、顔とかもスッピンに近いんじゃないか?仏頂面の変顔なんかも見せちゃうし…給料が安いと愚痴をこぼす零細企業の事務員姿の“その辺にいそう感”がたまらない。だからこそ、そんな彼女が“恋らしきもの”に向き合い、相手に“セックスでもしますか?”というセリフが妙に艶めかしく…その後のセリフのやり取りなんかにもドキドキしてしまった。並行して描かれるもう一人のヒロイン、高畑充希の喘ぎまくりな濡れ場と対照的。

そんな主人公がどうして失踪したのか?恋愛に関係があるだろうというのは予想できるが、もしかして相手の男にでも殺されてしまったのか?いきなり禅問答的な展開になっちゃったり、このまま煙に巻かれ“失踪の真相”が語られず仕舞いで終わってしまうのではないかとの心配をよそに…あっけなく判明するオチに“なんだそれ?”って感じにもなったのだが、そのクライマックスのシュチエーションに今までの“モヤモヤ”を解消する爽快さが集約しており、そこで見せる蒼井優の表情の美しさにヤラれました。あの濡れ場とは確実に違う“ドキドキ”だよね。

情報量が少なくて、見ている側に色々と想像させるという部分では、非常にしっかりと“映画的”だなって思う一方で…オジサン的にはですね、グラフィティなんてかっこつけた呼び名の単なる“落書き行為”に浮かれる若造や暴走する女子高生の姿に辟易する場面もあり、最初の方はノリづらかったというのが正直な気持ちだ。劇中の若造たちも、グラフィティのドキュメンタリーDVDを見て、影響を受けるんだけど、この映画を見て、真似する若者が出ないことを願いたい。映画では“現実はそんなに甘くない”って部分も描いてはいるので、大丈夫だと思うが…。


監督:松居大悟
出演:蒼井優 高畑充希 太賀 加瀬亮 葉山奨之 石崎ひゅーい 落合モトキ 芹那 国広富之 柳憂怜


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2017年06月25日

後妻業の女(2016年)

テーマ:邦画
後妻業の女 DVD通常版

ウチのオカンが見たがったので、昨晩、WOWOWで「後妻業の女」をエアチェック…ディスクに焼いて渡す前に、ついでなんでオイラも鑑賞することに。“メガヒット劇場”枠での放送だったので、今日もやってたね。今後も数多くリピート予定があるようだ。大竹しのぶが…年寄りのジジイを騙し、殺し、遺産をごっそりと持っていく結婚詐欺師を熱演(案の定、公開時に元旦那の明石家さんまに“リアルだ”って茶化されてた)。疫病神シリーズが立て続けに映像化された(キャストの異なるドラマ版と劇場映画がある)黒川博行の同名小説が原作だそうだが未読。

柏木亨が経営する結婚相談所の婚活パーティー…熟年女性の武内小夜子は80歳の中瀬耕造と知り合い、意気投合する。それから2年後、耕造が脳梗塞で倒れ、娘の朋美と尚子が駆けつけるが…ろくに耕造の世話もしない小夜子から、いきなり法外な葬儀費用の話を持ち出され面喰う。やがて治療の甲斐もなく耕造は死亡するが、葬儀の後に“遺言公正証書”を持ち出し、遺産は全部、自分のものだと宣言。なんと小夜子は柏木とグルになり年寄りばかりを狙う結婚詐欺師だった。納得できない朋美は弁護士の知り合いを介し、探偵に調査を依頼するが…。

相変わらず凄い迫力だった大竹しのぶ…過去にも「黒い家」や「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」で、完全犯罪を企むトチ狂った犯罪者を演じていたけど、今回もそれに匹敵する強烈なキャラクター。バラエティとか出るとボケっとしたオバサンにしか見えないけどな、明石家さんまが語る“大げさな素顔”もあながち“口から出まかせ”とは言い切れないんじゃないかと思ってしまう。クライマックスに登場する“スーツケース”のネタには大笑い…それこそ、さんまと逢引きしてる頃に、似たようなことしてたらしいじゃん…よくさんまがトーク番組で話してるよな。

そんな大竹に、果敢にも挑んでいく被害者の娘、尾野真千子もさすが“朝ドラ”女優…自然な関西弁も健在で、大竹と激しい舌戦を繰り広げる。女子プロでも見てる気分になった居酒屋でのキャットファイトはなかなかの名シーン。数日前に、テレビのバラエティ番組でかたせ梨乃が岩下志麻と共演した「極道の妻たち」の撮影秘話を語ってたが…大竹と尾野のバトルシーンも同じくらい強烈だった。トヨエツの新しい愛人を演じた樋井明日香の存在感もアッパレ。どうせ下着どまりだろうなって思った濡れ場で、ちゃんと“乳がはみ出てて”…思わず生唾ごっくん(笑)

永瀬正敏演じる探偵の登場で、次々と悪事が露見していくあたりの展開に、サスペンス的な物足りなさはあったけど、大竹しのぶとトヨエツが犯罪者だっていうのは最初からわかってたことなので、コメディで乗り切ってしまおうというスタンスはある意味、正解だったかも。あんだけ、容赦なくジジイを殺せたりするんだから、探偵とももっとスリリングな駆け引きをすると思ってたら…意外とあっけなく罪を認めちゃったり、バレちゃったり。でも、関西人らしい“セコ”さが、ブラックな笑いに繋がり、かえってリアルな落としどころだったかなと、納得させられてしまった。


監督:鶴橋康夫
出演:大竹しのぶ 豊川悦司 尾野真千子 水川あさみ 樋井明日香 笑福亭鶴瓶 津川雅彦 永瀬正敏


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2017年06月19日

のぞきめ(2016年)

テーマ:邦画
のぞきめ

WOWOWでエアチェックしておいたホラー「のぞきめ」を鑑賞…主演女優が元AKB48ってだけで、なんとなく“底が知れる”作品ではあるんだけど、原作が三津田信三ということで見てみる気にはなった。この作品の原作は未読なんだけど、ホラーとミステリーをうまく融合させたデビュー作の「ホラー作家の棲む家」あたりは読んだことがあり、内容も面白く、けっこう“怖さ”も感じられたと記憶している。監督は「トリハダ」シリーズという、やっぱりホラーものを撮ってる人…前に「トリハダ‐劇場版2-」をDVDで見たことあるけど、オイラ的には微妙だったなぁ。

大学生の男性がマンションの階段で転落して死亡するという事件が発生…TV局で働く三嶋彩乃は、急遽、取材を行うことになったのだが、現場の異様な様子に驚く。その後も、事件の行方が気になり…調査を続ける彩乃。被害者の部屋の前で、亡くなった男性の恋人・岩登和世と出会い…彼女の口から“のぞきめ”という言葉を聞く。和世たちは大学サークルの合宿先で、“肝試し”を行って以降“何かに覗かれている”という怪異に怯えていた。彩乃は、作家志望の恋人・津田信二と一緒に、怪異の発端になった場所を訪ねることにしたのだが…。

AKB出身女優のホラーといえば…前田敦子の「クロユリ団地」、島崎遥香の「劇場霊」を思い出し、どちらも微妙な内容と演技力にイライラさせられた。それらの作品で唯一、褒められる点といえば…ヒロインの顔が“一番ホラー”という、共通項もあったのだが…本作の板野友美に限っては、そんなツッコミ要素を入れる余裕もないほど、まったく魅力がないという。劇中でTV局の新米ADという設定のヒロインが…上司役の石井正則(アリキリ)に“お前がなにやりたいか、全然伝わってこねーよ”と説教されるのだが、同じセリフを板野の演技に返したくなる。

何をやっても同じ調子…肝心な恐怖に怯える顔も、恋人に会ってイチャついてる時も、まったく感情の起伏が伝わってこない。先述の上司に注意されるシーンで…指摘されたことに対し“はぁ?”って気のない返事をするんだけど、そこだけがやたらとリアルでしたね。演技なのか、本人の“地”なのか…あの“はぁ?”に対する上司・石井の返答、“はぁ?じゃねーよ”って言った時のムッとした表情・感情が…この映画、そして板野の演技に対する感想に一番近いんじゃないかな?まぁ、20代の小娘に目くじらたてるのも、大人げないって自覚はしてるけどさ(笑)。

だから、板野が出てくるまでの最初の数分…大学生とその恋人が“のぞきめ”の視線に怯えるという導入部なんかは、いかにもJホラーだなって感じで、雰囲気は良かったりしたんだけど…板野が出てきて以降は、この人の存在感、やる気のない演技がすべて台無しにしてしまい、怖さも感じられなければ、謎解きや最終的なオチにもまったく入り込めなかった。謎を解くキーマンとして、吉田鋼太郎が出てくるのは“救い”にはなったよね…我慢の限界ってところで、何度か再登場する。主演女優のファン以外は見ているのが苦痛というのも、ある意味ホラーかも?


監督:三木康一郎
出演:板野友美 白石隼也 入来茉里 東ちづる 小澤亮太 吉田鋼太郎 石井正則 つぶやきシロー


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のぞきめ







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2017年06月11日

映画 ST赤と白の捜査ファイル(2015年)

テーマ:邦画
映画 ST 赤と白の捜査ファイル [レンタル落ち]

WOWOWでエアチェックした「映画 ST赤と白の捜査ファイル」を鑑賞…オイラが愛読する作家の1人、今野敏センセイ原作のSTシリーズを映像化した日テレのドラマ、最初は単発のスペシャルドラマでスタートし、その後連ドラ化…その完結編的な意味合いで作られたのがこの映画版。オイラは最初のスペシャルを見て、連ドラも途中までは追いかけてたんだけど、予約録画に失敗した回があって、そこで挫折。原作と異なる設定も多々あり、最終回まで見てないとキャラの立ち位置が不明瞭なところもあったけど、ストーリー自体は単独鑑賞できる内容だった。

優れた能力を有する科捜研の研究員に、特別捜査権を与えて誕生させた“警視庁科学特捜班”、通称ST…そのSTの指揮を任されたのは若きキャリア警部の百合根友久だった。その百合根が栄転することになり、移動を2日後に控えた日…護送車が事故に遭い、囚人が脱走するという事件が!幸い、逃げ出した囚人はすぐに捕らえられたのだが、事件を画策した黒幕として天才ハッカー鏑木徹の存在が浮上。STのリーダー赤城左門は単独で鏑木の自宅に向かうが…目の前で焼死体となって発見!赤木自身が殺人の容疑者として逮捕されてしまう!

原作と違うよと文句を言いながらも、なんとか視聴に耐えられた最初のスペシャルドラマ。しかし、連ドラになった時は、さらに“違う感”が強まり…途中で挫折してしまった時も、正直、そんなに落胆はしなかった。だから、この映画版もそんなに期待はしてなかったんだけど…案の定、典型的なTVドラマの延長、チープな脚本と演出、見ているのがとにかく辛い、クソ映画でした。百歩譲って、これがドラマとしてテレビ放送されたものだったらまだ許せるのだが、曲がりなりにも“映画”と謳った作品。もう少し通常のドラマ作品と差別化してもいいのではないだろうか?

まず、文字情報をポップな感じに表示すれば何でも許されると思っている、テレビドラマまんまのノリとか、本当にやめてほしい。個性的なSTメンバーの特殊能力などを、いちげん客にもわかりやすく説明するためだというのは重々承知だが…そういうところこそ、もうちょっと俳優の演技力とか、情景描写に頼ってもいいのではないだろうか?特に最近の邦画では…映画なのに、何でも“セリフで説明してしまう”ことも多く、そういうところが嫌だと指摘する映画ファンや評論家も多く存在する。この文字情報で説明しちゃうというのはそれ以上の雑さだよね。

それと困った時はネット頼みという…都合よくネットを使いすぎるのも安直な発想。ニコ動みたいにコメントが画面を埋め尽くすみたいな演出もだいぶ見飽きてきたわけで…ただでさえ安っぽい作品に、ああいう安っぽい演出をぶつけてくると、余計にグダグダになるよね。確かに、原作のSTメンバーも漫画っぽい設定があったりするんだけど、そこはリアルな警察小説の執筆で培ってきた敏センセイの文章力で、違和感なく読ませてくれるわけでして…TVドラマでは無理でも、映画だったらそういうところを、しっかりと再現してほしいなって思うわけですよ。

たとえば…事件の内容をもうちょっと生々しいものにするとか。スペシャルドラマの時は、原作だと“連続レイプ殺人”なのに…“レイプ”を省いちゃって、証拠品も“精液”から“血液”にしてたわけよ。さすがにTVでは限界だと思うけど…映画だったら原作にある、そういうリアルで生々しい部分をちゃんと汲み取ってもいいはずだ。アクションシーンだってそう…窪田正孝演じる黒崎が拳銃で屋根をぶち抜いて、落っこちてくるとか“コメディ”のようなことは…絶対に原作ではやらないと思うんですよ。同じ奇襲するにも、もうちょっとちゃんとした作戦を考えてよね。

ってか、これって原作小説にはないオリジナルストーリーなのかな?何作か、原作シリーズで読み逃しているものがあるけれども、自分が読んだことがある作品の中に、こんな展開のものはなかったような…。この内容で…辛口評価が多いAmazonレビューが、平均★4.3点という高評価なのが解せない。その他、ネットでもわりと好意的な感想が多く見られるのだが…そういった人のレビューを実際に読んでみると、●●くん、××さんがカッコイ的なものが多く…そこはやっぱり、今が旬の若手イケメンを多数起用している強みで、女子からの支持は高いようだ。

ぶっちゃけ、そういうレベルどまりな作品ってことですね。もともと今野敏センセイの原作が好きだった人は、そんなに誉めてないんじゃないかな?っていうか、明らかに原作レイプだと思う。こんな作品を劇場で上映するくらいなら、TBSの「隠蔽捜査」を編集して、2時間にまとめた方が、よっぽど映画っぽい作品になったんじゃないだろうか?TBS以外でも、テレ朝、テレ東などで今野敏原作作品が実写化されているけど…このSTシリーズ、とりわけこの映画版は最低レベルでした。もう日テレのドラマスタッフは敏センセイの原作に手を出さないでくれ!


監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也 岡田将生 志田未来 芦名星 窪田正孝 三宅弘城 瀬戸朝香 ユースケ・サンタマリア


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2017年06月06日

セトウツミ(2016年)

テーマ:邦画
セトウツミ

WOWOWの放送ラインナップを紹介するガイド番組「映画工房」で斎藤工と板谷由夏がやたらと絶賛していたので興味がわいてエアチェックしておいた「セトウツミ」を鑑賞…女子人気が高そうな今どきのイケメン若手俳優、池松壮亮と菅田将暉をダブル主演に迎えたちょっと不思議なコメディ…同名コミックが原作だそうですが、映画を見るまで存在も知らなかったです。Amazonに載ってるDVDのジャケアートがあまりよくなかったので、タイトルのリンク先と冒頭掲載画像は配信版をチョイスしたが…なんだ、プライムビデオでもタダで見れるじゃねーか。

高校二年生の内海想と瀬戸小吉は、放課後をいつも河原に座り込んで、ダラダラと喋りながら一緒に過ごしていた。性格はまったく正反対だが妙に馬が合う2人、くだらない言葉遊びゲームや、時には家庭や恋の悩みなどを相談している。瀬戸は同級生の樫村一期に片思いをしていて、樫村が通りかかっただけでドキドキ…そんな瀬戸を内海はクールに冷やかす。実は樫村から好意を寄せられている内海だったが、彼女に対しても同じような態度を貫く。他にも2人の前に、ヤンキーの先輩・鳴山や謎のバルーンアーティスト、そして瀬戸の母親が現れ…。

ストーリーがあるようで、ないような…ほとんど会話だけで進む、コントみたいな映画です。心なしか内海役の池松壮亮の喋り方が、ピースの又吉に似ているなぁ~なんて思ったし。なんか、インテリを自負してて、会話にさりげなく高尚な言葉を織り交ぜ、知識をひけらかす感じ。それでいて、そういうのをあまり厭味ったらしく見せない…むしろ、友人の中にこういうヤツ、1人くらいいるよなぁ~っていう妙な説得力も醸し出していた。本編時間もたった75分しかない中編映画といった体で、さらにその中で“第●話”と…短いエピソードの複数話構成になっている。

いつの時代も“高校生の男子”って幼稚でバカだなと…いい意味でほっこりもさせられる。ありえない長さのマックフライポテトへの疑問とか最高だよね。自分の高校時代を当てはめて共感するというより、オジサン的には…電車の中で高校生の会話をつい盗み聞きしてしまう感覚に近いかもしれないなぁ。大人には通じない言葉で、馬鹿話ばかりしててるんだけど、よ~く聞き耳を立てると、思いのほか“正鵠を射た”意見とか論じてて、“今どきの高校生も捨てたもんじゃねーな”なんてさ感心せられることありません?TV画面を見ながら、そんな気分にさせられた。

基本的には、日常の中の“クスリ”と笑っちゃうような話ばかりなんですけど…油断していると、いい話もぶっこんでくる。高校生から見たら“挙動不審”なオジサンにも子供がいる、自分たちをいじめるヤンキーの先輩にだって父親がいる…そんな“当たり前”を目の当たりにした時のなんともいえない幸福感に、思わず“巧い”と唸らされてしまった。こういうシーンがところどころにあるんだよね。コント、コントと、どちらかというと馬鹿にするように言葉を使ってたけど…最後まで見終わってみると、まぎれもなく“映画”だったと。大森立嗣監督の演出力はホンモノだな。


監督:大森立嗣
出演:池松壮亮 菅田将暉 中条あやみ 鈴木卓爾 成田瑛基 岡山天音 奥村勲 牧口元美 宇野祥平


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