スポーツキル 地獄の殺戮ショー(2007年) | 勝手に映画紹介!?

スポーツキル 地獄の殺戮ショー(2007年)

スポーツキル 地獄の殺戮ショー

ツタヤの旧作半額レンタルで借りてきた「スポーツキル 地獄の殺戮ショー 」を鑑賞した。「ソウ」とか「キューブ」のように、人間を拉致監禁する系の映画で、さらってきた人間に殺人を強要し、それをショーにするというホラー映画。

葬儀屋に勤めるレイチェルは、仕事中に何者かに襲われ、拉致されてしまった。気がつくと、牢屋の中に入れられ、手錠などで拘束され監禁状態だった。そこに、太った男が現れ…ルールを説明しはじめる。目の前に捕らえらている人間を、殺すこと…それができなければ自分が死ぬ運命にあると…。出番を待っている間に“41番”という番号を肌に縫い付けられてしまったレイチェル…間もなくして会員制クラブ、スポーツキルのショーが始まり…レイチェルの出番もやってくるのだが…。

問答無用に殺人を強要されるんだけど…拒否すると、棺桶くらいの隙間しかない迷路に閉じ込められて、そこから脱出できたら、生き延びるチャンスが与えられるっていうんだけど、トラップが仕掛けられてたり、死体が転がってたりすると…。で、出たら、出たで…また殺人を強要。その繰り返し。

82分という短かさながら、見ている間はかなりの苦痛。映画が怖いんじゃなくて…退屈でね。主人公のねーちゃんが、ハァハァ言いながら迷路をさまよってるところなんて早送りで充分。後半はこのねーちゃんと同時進行に、何やら刑事らしきムサイおっさんが、出てきて…事件の犯人がクラブの会員だと突き止めて、スポーツキルを探り始めるという展開もあるんだが…それでも展開、オチ共に面白みに欠けるしょうもなさ。

拉致監禁映画のパクリ…棺桶みたいな狭い空間に放り込まれるというアイデアは、たぶん“キル”というタイトルから推測できる通り、「キル・ビル」だろう(ダイハードんの換気ダクトのイメージにも似てるが)。日本刀振り回してるのも、その影響だろう。

こんなB級、C級以下の作品でも…まだフィルムで撮っていれば映画として認めてあげないこともないのだが、安っぽいビデオ撮影で、ムードも全然ない。ただの製作陣の自己満足ビデオだよ、これ。日本の低予算Vシネだって、もっとまともなもんがいっぱいある。

DVDのジャケに本国アメリカでも過激すぎて公開できず封印された~みたいな説明がありましたが…単に誰も見向きもしないってだけのような気がする。真相はつまんないから、封印されたんだろうよ。一番驚きなのが、この内容で日本では劇場公開してる ってこと…しかも試写会までやってる。

グラビアアイドルがボンテージ風の拘束具みたいなのを着せられて、それを脱いで水着になるという…試写会で行われたイベントの模様が特典映像として収録されているが、ある意味それが一番、まともな映像かも?でも、そのグラビアアイドル…水着になったら、お腹がブヨブヨで、ぜんぜんセクシーじゃなかった。

半額レンタルでも金返せといいたくなるところ…万が一、こんな映画のDVDを買ってしまったら、オイラは発狂するだろう。これをお金を払って劇場で見た人は、ツワモノですよ(爆)よくこんなクズを劇場公開したな、アットエンタテイメントは、その勇気は称えましょう。


監督:クレイグ・マクマホン
出演:ダナ・ウッド デヴィッド・C・ヘイズ ケヴィン・モイヤーズ マット・ロビンソン エリン・デル・ロッソ 


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DVD スポーツキル 地獄の殺戮ショー
スポーツキル 地獄の殺戮ショー






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