SPL 狼よ静かに死ね(2005年) | 勝手に映画紹介!?

SPL 狼よ静かに死ね(2005年)


2006年6月23日発売、レンタル開始の新作DVD「SPL 狼よ静に死ね」を鑑賞した。今月は、欲しいDVDが多くて、ちょっと金銭的にピンチだったんだけど…これは絶対に買おうと思っていた1本。この作品のスタッフ兼役者として参加している日本人スタントマンの谷垣健治さんが書いている映画秘宝の連載コーナーでも、撮影中のウラ話がよく掲載されていて…アクションの凄さが伝わってきたのだが、実際に見たらあれだね、「インファナル・アフェア」なんて軽くふっ飛ぶくらい…男泣き要素満載の極太香港映画であり、とにかく燃える!ストーリーは単純だし、若手のイケメンスターが出ているわけじゃないんだけど…ベテラン&中堅の香港スターの貫禄押しでとにかく半端じゃない。劇場で見たかったんだけど…上映館少なかっくて、ウチの近所じゃやってくれなかったからな~。 何でも良いから、黙ってDVD見やがれって感じ?

様々な犯罪を影から操る黒社会のドン、ポー…強引な手法で証拠をもみ消し罪を逃れていた。ポーの逮捕に執念を燃やす、犯罪捜査班のリーダー、チャン…あと一歩のところまで追い詰めたのだが、多大な犠牲の果てにポーを取り逃がしてしまった。それから数年後…引退を控えるチャンは、今でも仲間たちとポーを追っていた。そんな時に、ポーの元に潜入していた仲間の一人が殺された。なんとしてもポーを捕まえたいチャンたちは、非合法な方法でポーを罠にハメようとする。同じ頃、チャンの仕事を引き継ぐため、後任のマー刑事がやって来た。正義感は強いが彼も手荒な捜査で問題を抱えおり…はじめはチャンたちと捜査方針に食い違いが生じるのだが…。

画面の中にいてくれるだけで、存在感あるオーラを放っている悪役のサモ・ハン親父…50歳を過ぎてもアクションができるのはジャッキーだけじゃないんだと、ドニー・イェンやサイモン・ヤムと見せる、ガチバトルの数々は、とにかく迫力満点。まだまだアクション現役を完璧にアピールした“デブゴン”に、とにかく拍手です。

サモ・ハンの部下1で登場の谷垣健治さん…なんやねん、その派手な服装は!(笑)ボスの右腕として、もっと活躍するのかと思ったら…意外とアッサリ退場していった。で、その後に登場する部下2こと、ウー・ジン演じる殺し屋ジェットが、超カッコイイ。特殊警棒を振り回すドニー・イェンとバカでっかいナイフで戦うシーンは、かなり感動した。

物語的には…アメリカのTVシリーズ「ザ・シールド」のように、多少(いや、かなり)、合法から踏み外した、超法規的手段で暗黒街のボスを追い詰めていくってだけのシンプルな話なんだけど…各キャラクターに、泣かせ要素が用意されており、捜査から逸脱してしまう刑事たち、または悪役サモハンの人間性がよく描かれていて…シンプルなドラマ部分を強力サポート。偶然が重なり合った結果は、予想通りではあったが…かなり壮絶で衝撃的なラストを迎える。

DVDの質だが…オリジナル音声のドルビーデジタル5.1chは、大味だが要所要所で豪快なサラウンドが味わえてなかなかの迫力。クラッシュ音、破壊音といった暴力的な音の重低音がかなりズシリと響く。

やっぱ韓流より香港映画だなぁ…グダグダ書く事はあまりないです…香港映画ファンだったら、黙って見ろ!それだけです。

監督:ウィルソン・イップ
出演:ドニー・イェン サモ・ハン サイモン・ヤム ウー・ジン 谷垣健治 リウ・カイチー ダニー・サマー  

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DVD 狼よ静かに死ね 特別版






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