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2017年04月07日

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年)

テーマ:17年04月の劇場鑑賞映画
ゴースト・イン・ザ・シェル

【鑑賞日:2017年4月7日】

本日公開初日の「ゴースト・イン・ザ・シェル」を近所のシネコン、シネプレックスで鑑賞。チケットは楽天のお買い物マラソン中にスロットで当たった期間限定ポイント(お買い物マラソン中有効)を活用すべく事前にネットで予約…毎週金曜日の会員デーとも重なっていたので、現金出費をかなり抑えられた。そして、安く済んだ分をパンフの購入代金に回す…最近はあまりパンフを買わなくなったけど、今回は押井さんのコメントも載ってるし、欲しかったんだよ。鑑賞は2D字幕版で…アニメ版声優による吹替えも気になるけど、先着の入場者プレゼントGETを優先。

人と機械の教会が消えゆく未来、2069年…軍需企業のハンカ・ロボテックスは政府の資金援助で重宝部隊を開発。はじめて義体化に成功する。ミラと呼ばれるその女性は…テロに巻き込まれ、助かるには脳以外をすべて義体化するしかなかった。彼女は後に…公安9課に所属し“少佐”と呼ばれるように。1年後…ハンカ・ロボテックスの技術者が芸者ロボに電脳ハックされる事件が発生。情報を事前に察知していた公安9課の“少佐”が現場に介入するが…多くの犠牲を出し、現場にはクゼと名乗る犯人から挑発的なメッセージが残されていた!

特報の後の、ちょっと長目の予告編が解禁になった時…アニメ実写特有の“モヤモヤ感”を抱きながらも、意外とアニメのリスペクトは入っているなという期待も半分という感じだった。事前情報では…士郎正宗の原作漫画ではなく押井守の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」であり、その後のTVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」をベースにして、実写ならではの独自アレンジを施していると伝えられていたが、けっこう「イノセンス」の要素も入ってるし、S.A.Cもどちらかというと押井色を強めに出した「2nd GIG」からのネタが入っていたりする。

そう、本作は攻殻リスペクトである前に…押井守リスペクトでもあったという、なかなかマニア好みの1作となった。劇中セリフの“ガブリエル”(押井さんが飼ってた犬の名前)“アヴァロン”といった固有名詞に思わずニヤリ…劇場でも、クスクスという笑い声がところどころから聞こえて、あ~オイラと同じような“押井信者”がちゃんと初日に見に来ているんだなぁと嬉しくなった。あそこで笑わない人は、それこそモグリだろ(笑)オイラなんか、猫の鳴き声にまで過剰反応し…まさか「紅い眼鏡」じゃないだろうなぁって深読みしたくなってしまったくらいだし(笑)

予告でも流れているアクションシーンだけ見ると「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のコピーって感じですけど、“少佐”が事件の捜査をしているあたりは、それこそ「イノセンス」のバトーとトグサのようだった。ジュリエット・ビノシュ演じるオウレイ博士が「イノセンス」に出てきたハラウェイみたいな役割なのかなと思ったら、他の女性博士(破壊された義体の検視を担当する)で、ハラウェイそのものが出てくる(名前は違ったけど)…ああ、やっぱり「イノセンス」だったと。バトーの犬好きというキャラ設定なんかも「イノセンス」の影響が強いよね。

もちろん、もっとわかりやすい攻殻機動隊“愛”もたっぷりでして…光学迷彩を使った水上アクションや多脚戦車、ヘリコプターなどメカニックの再現度もなかなかだった。さらに、まさかのサイトーさん大活躍で押井版よりも攻殻“愛”を感じるのでした。その一方で…実写ならではのアレンジも意外とうまく成功しているとオイラは感じた。賛否両論あったスカヨハ“素子”だけど…そのあたりも、設定と物語でうまい落としどころを作っている。なぜ最初は“ミラ”と呼ばれているのか?不自然なくらい“少佐”とだけ呼ばれ続ける理由などもちゃんとあるんですねぇ。

あとは、最後の最後にきて押井守と全然違う解釈をぶち込んでくるのにも驚き…押井守の「攻殻機動隊」であり、「イノセンス」って、SF映画、警察ドラマの前に…ちょっと解りづらい“ラブストーリー”だったりするんですけど、そこはハリウッド映画らしいわかりやすい“ラブストーリー”になったなと…これはこれで納得できる結末であった。充分に続編イケるんじゃないか?一層の事…実写化第2弾は押井守監督でどうよなんて妄想まで膨らんでしまう。そして、エンディングにもちゃんとリスペクトがあった!音楽が川井さんじゃないのも、必要な演出だったなと。

本編、見る前は…長州力のコスプレの方が、バトーに近いように感じたのだが、動いている映像をしっかりと見ると、この実写版バトーも悪くない。義眼のエピソードなんかも良かった。世界のキタノ、殿(ビートたけし)の荒巻に関しては…ご愛敬な部分もあるんですけど、たけし“荒巻”が反撃に出るアクションシーンを見て…「GONIN」の京谷一郎を彷彿とさせられた(ちょうど雨が降ってるシーンだったし)。最後に1つ、文句をつけるとするとなぜ「攻殻機動隊」という邦題にしなかったのか?ハリウッドスタッフのリスペクトに日本側も応えるべきだっただろう。

とりあえず、字幕版での初見の感想はこんな感じですかね?吹替え嫌いのオイラも、アニメ版声優が揃ったという、今回の吹替え版には興味津々、時間とお金の余裕があれば、もしかしたらもう1回くらい劇場で見たいかもしれない。ただ、今回のスカヨハ“少佐”は…なんでも見透かして、こなしちゃう強い草薙素子のイメージともちょっと違い…未熟でか弱い感じが「攻殻機動隊 ARISE」の素子に近いかなとも。だから田中敦子姐さんよりも、もしかしたら坂本真綾の方が似合うんじゃないかななんても思うんだけど…ソフト化の時に坂本真綾verを検討してほしい。

そういえば…荒巻役のビートたけしが、取材で“コミックの実写版で初めて成功したかも”と発言したのに対し、馬鹿なネット民が“たけし、絶対に原作読んでない、見てないだろ”みたいな反論をしてたんですけど…何を言ってる、ビートたけし審査員長による当時の東スポ映画祭で、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」は作品賞、草薙素子は主演女優賞(笑)を受賞してるんだぞ(ちなみに、押井さんもインタビューで北野映画が好きだと公言し、かつては自宅の仕事部屋にLD-BOXが置いてあった)。そんなキタノさんが今回の実写版に出てるのも感慨深い。


監督:ルパート・サンダーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン ピルー・アスベック ビートたけし ジュリエット・ビノシュ マイケル・ピット


【ハリウッド版を見る前にこちらを!】
Blu-ray GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊







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2017年04月07日

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(1995年)

テーマ:アニメ映画
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊

いよいよ本日は「攻殻機動隊」の実写版ハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の公開初日…オイラも初回上映に行くつもりで、既にチケットもネットで予約購入済みだ。そんなわけで…やっぱり元ネタの一つである押井守版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を再鑑賞しておこうと朝っぱらからブルーレイを引っ張り出す…ちなみにオイラが所有しているのは2008年のリニューアル版とカップリングされているGHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 Blu-ray BOX。冒頭のジャケ画像およびタイトルのリンク先は実写公開記念の低価格のオリジナル版。

超高度ネットワーク社会の2029年…高度・巨悪化していく電脳犯罪に対抗するため、政府はサイボーグの草薙素子少佐を隊長とする超法規特殊部隊を結成。公安9課…通称“攻殻機動隊”の誕生である。ある日、正体不明の国際的ハッカー“人形使い”が日本に現れ、外務大臣の通訳の電脳に侵入を試みる。事態を重く見た公安9課は、通信回線を逆探知し…“人形使い”の逮捕に向かうが、犯行現場で拘束したのは“人形使い”に記憶を操られたまったくの別人だった。この事件を機に、完全に義体化された草薙は、自分の存在意義を考えるようになる。

過去にも当ブログで「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のレビューは取り上げたことがあるんだけど、その時はあくまで“2.0”の感想を語っています。今回は、あらためて1995年公開のオリジナル版を見直しました(実は、本編時間が短いので、続けて“2.0”のブルーレイも見直したんだけど)。あれだよね、押井さんの名前ばかりクローズアップされてるけど、やたら情報量が多い、士郎正宗の原作コミックをあそこまでブラッシュアップした脚本の伊藤和典さんの手腕なんかもあらためて評価したいよね。なんで、押井さんと伊藤さん仲悪くなっちゃったんだろうか?

“2.0”が発表された時に、監督の押井さんは…“オリジナルを劇場で見た人が少ない”からというのを製作理由の一つに挙げていたんだけど…オイラ、ちゃんと初日に劇場鑑賞してますよと胸を張りたい(笑)ネットで公開日を調べてみたら…公開初日は1995年11月18日(土)とのこと。ちょうどオイラはハタチの専門学生でして…就職活動の最中(なかなか決まらなくて)。その日はある企業の面接試験に挑んだ帰りで、着慣れないリクルートスーツのまま、銀座の東劇で見たんだよね。結局、その時に試験を受けた企業とはご縁がなかったわけですが…(笑)

その後は、社会人になって直ぐのころに…ちょうどLD-BOXが発売になったんだけど、そのBOXを買うつもりで銀行から下したばかりの“万券”を落とすという…これまた悲しい思い出があります。会社の近くの交番に一応、相談に行ったんですけど、もちろん“見つかるわけがなく”…なくなくもう一度ATMに寄って、確か町田駅近くのタハラ(今はもう潰れちゃってるだろうなぁ)で買ったんだっけなぁ~。今さらながらに、そのくらい前の作品だっていうのを実感したんですけど…今見ても、そんなに古臭くないし、むしろ当時よりも、話が理解しやすくなっている。

さすがに“電脳化”なんていうのはまだ物語の中のものではあるが、社会環境、とりわけネット環境は映画の世界に近い、いやそれ以上なのかなって思うよね。他にも色々と語ろうと思っていたことがあるんだけど、あれ、もう時間がないや…ほとんど思い出話だけで終わってしまいそうです、ゴメンナサイ。これから近所のシネプレックスに行ってきます…上映開始は10時ジャストです。午前中は雨だって言われてたけど…ウチの周りは降ってません、曇りです。これならいつものようにチャリンコで行けるな。また「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見たら何か語ります。


監督:押井守
出演:田中敦子 大塚明夫 山寺宏一 仲野裕 大木民夫 玄田哲章 千葉茂 山路和弘 坂本真綾 家弓家正


【Blu-rayソフトの購入】
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊







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