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2017年04月30日

フィフス・ウェイブ(2015年)

テーマ:洋画
フィフス・ウェイブ

WOWOWでエアチェックしておいた「フィフス・ウェイブ」を鑑賞…予告編を見て面白そうだなって思ったんだけど、その予告編を見た、オイラの通っている近所のシネコンでなぜか上映がなかった。確かチラシも置いてあったような気がするんだけど…上映しなかった。たま~にそういうことがあるんだよな。で、公開時のネットでの評判なんかを見ると“イマイチ”という声も多くてですね…わざわざ他の劇場に足を運ぶのも面倒だし、ソフト待ちでいいかと。そしてソフトが発売になったら、結局、WOWOW待ちでいいかとズルズル、鑑賞を引き延ばしてしまった。

ある日、突然…上空に巨大な未確認飛行物体が出現!人類はそれを“アザーズ”と呼ぶようになる。女子高生のキャリーの平穏な日常も、その日を境に一転した。しばらくの間、静観していた“アザーズ”が、まずは地球上のエネルギーを奪い、続いて地殻変動を起こし、津波で都市を壊滅させた。そして生き延びた人々の間に、今度はウィルスが蔓延…99%の人類が死滅する。なんとか生き延びたキャリーは父親と弟ともに、他の生存者たちが暮らすコミュニティへと移動するのだが…そこに軍の車が押しかけてきて、子供たちだけを基地に移送するというが…。

典型的な…見たいところはみんな“予告”で見てしまった映画だな、こりゃ(笑)宇宙人侵略とディザスターパニックとパンデミックと終末系…最初の30分くらいで、他の大作映画だったらクライマックスに持ってくるようなシーンをダダダっと一気に見せちゃいまして…あとはダラダラという感じ。なんかさ、どこかで見たことあるようなシーンもいっぱいなんだよ。出だしはゾンビ映画風で…そこから時間を遡って、人類が荒廃していく様子を紐解く。宇宙人(?)が侵略してくるところは「インディペンデンスデイ」だし、飛行機が落っこちてくるところは「ノウイング」だし。

話の展開は「遊星からの物体X」もあれば、「ボディ・スナッチャー」や「V(ビジター)」っぽくもあり、「世界侵略: ロサンゼルス決戦」になって、「スターマン/愛・宇宙はるかに」の要素もぶち込んでる。軍の陰謀により子供と大人が別れ別れになってしまうような展開は…「シンドラーのリスト」の捕虜収容所のシーンなんかともダブって見えたり。とにかく色々な要素をツギハギにしてるんだけど…これが完全に消化不良で終わるんだよ。何か、もうちょっとオチらしいオチをつけてくれれば、まだ許容できたのだが…色々なものを投げっぱなしで終わってしまう。

結局、何がしたかったんだろう?宇宙人(?)も女とイッパツやれば…人類を救いたくなる、これぞまさしく“愛は地球を救う”だななんてね…って、全然地球は救えてないや。そう、起きたことはもう元に戻せない、だから残された人たちは、どんな環境でも適応して、たくましく生きていきましょうねっていうのが…本作のメッセージなのではないだろうか?子供たち、あとはよろしく頼んだぜと。「キックアス」で出会った時は、大っぴらに“好きだ”と言いにくかったクロエ・グレース・モレッツもすっかりレディになり、殺しもエッチも“初体験”しちゃうっていう映画でした(笑)


監督:J・ブレイクソン
出演:クロエ・グレース・モレッツ ニック・ロビンソン ロン・リヴィングストン マリア・ベロ リーヴ・シュレイバー


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フィフス・ウェイブ [SPE BEST]







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2017年04月29日

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話(2017年)

テーマ:アニメ(TV・OVA)/特撮
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話

28日の正午より配信が開始されていた「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話」のセル版をAmazonビデオで購入…今回はTV+Fire TV Stickで視聴した。早く映像を再生したいのに、“あれ、Fire TV Stickのリモコンが見当たらない…”とパニック…この間、部屋を片付けたので、どこかに紛れ込んでしまったらしい。仕方なしにタブレットで再生した映像をセカンドスクリーンの機能でTVに表示させるという、なんだか七面倒臭い方法を試みる…他の映像アプリに対応してるわけでもなく、今までこんな機能必要ないと思ってたけど、あると便利だな(笑)

1年戦争終結から8ヶ月…ジオン残党軍の暗躍が続く中、地球連邦内部の軍閥、南洋同盟が独立を目論み、軍備拡張を進めていた。そんな中、南洋同盟はかつてジオン軍が開発したサイコ・ザクを手中に収める。地球連邦軍はこの機体の奪取または破壊を目論み…イオ少尉が駆る試作モビルスーツ、アトラスガンダムを投入。遂にモニカ・ハンフリー参謀指揮する“サンダーボルト作戦”が開始されたのだが…哨戒任務中の揚陸艇が、ジオン残党軍のゴックとズゴックに襲撃されてしまう!ビアンカ・カーライルのガンキャノン・アクアもすぐに出撃するが…。

原作コミックの6巻をほぼまるまる映像化…原作ではビアンカが窮地に立たされたところから、時間が数時間ずつ逆行して、いったい何があったのかが紐解かれていく構成になっていたのだが、さすがに、そのまま映像にしちゃうと、話の流れがわかりづらいと判断されたのか、エピソードを時系列順に整理した形に構成されていた。っていうか…5話で出撃直後までしか描かれなかった、ダリルたちアッガイ小隊の活躍(原作5巻の内容)はどうなっちゃったんだよ?原作の内容が面白かったので、てっきり今回の話数で続きが拝めると期待していたんだけどなぁ~。

まさか…5話の感想を書いたときに危惧した“エピソード自体のオミット”じゃないだろうなぁと、改めて心配になったりもするが…エンドロール後の予告を見る限りでは、次こそようやくアッガイ小隊の活躍が出てくるようなので…たぶん、それが原作5巻の前半エピソードだと思われる。もしかして、今回のアトラスガンダム、ガンキャノン・アクアVSゴッグ、ズゴック、グラブロよりも水中を縦横無尽に駆け巡るアッガイの方が作画的に大変で、スケジュールが押してるとか、そういう事情じゃないだろうな?(笑)とにかく原作5巻のアッガイが超かっこいいんだけど。

アッガイの登場シーンは少なかったけど(まだ言ってる!)…その代わり、他の水中モビルスーツの活躍が見れたので、まぁ、納得しておきましょうか。氷上を滑走しながら連邦軍に襲い掛かるズゴックの動きなど…今までのガンダム作品ではあまりなかったビジュアルではないでしょうかね?映像で見ちゃうと…なんだか「装甲騎兵ボトムズ」のATみたいな動きにも見えたけど。アッガイも含め、本シリーズ(サンダーボルト)に出てくる水中モビルスーツって、他の宇宙世紀ガンダムに比べてデザインがシャープで想像以上にスピード感があって…そこがいい!

Amazonのレビューなどを見ると、第2シーズンに入ってから、話が詰め込み過ぎだみたいな指摘があって、評価が別れてるんだけれども…個人的には宇宙空間での戦闘もいいけど、なんだろう、地を踏みしめるモビルスーツ戦の方がミリタリーっぽさがより強く感じられて、オイラは好きなんだよなぁ。だから宇宙が舞台だった第1シーズンよりも、地球が舞台になった第2シーズンの方が好きかもしれない。なんか偉そうに語ってますが…5話の見せ場は空中戦、6話の見せ場は水中戦で、“地を踏みしめてないじゃん”ってツッコミ入れられそうだけど。


監督:松尾衡
出演:中村悠一 平川大輔 古川由利奈 杉田友和 定岡小百合 中西としはる 黒田崇矢 松田健一郎


【Amazonビデオで視聴】
機動戦士ガンダム サンダーボルト 第6話(セル版)







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2017年04月28日

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)

テーマ:17年04月の劇場鑑賞映画
ワイルド・スピード ICE BREAK 

【鑑賞日:2017年4月28日】

本日公開初日の「ワイルド・スピード ICE BREAK」を初回上映で鑑賞してきた…週一のシネプレックスの会員デーと重なり料金は1000円ポッキリ、ついでに先着入場特典のクリアファイルも無事にゲットでき大満足。最近、邦題では数字がカウントされなくなったので分かりづらいけど…気がつけばシリーズももう8作目。1作目を劇場に見に行った時なんか…いかにも“走り屋”さん系のヤンチャなおにーさんの姿ばかり目立っていたが、今日なんて若い女子の“お一人様鑑賞”やママ友風のグループ鑑賞がゴロゴロ…映画の内容と共に客層も変わってきたね。

キューバでバカンスを楽しんでいたドミニクとレティ…ある日、ドミニクの前にハッカー集団のボス、サイファーが現れ、仕事に勧誘しようとする。最初は興味がないと断ったのだが、サイファーが取り出した動画を見せられたドミニクは表情を変える。同じ頃…政府から電磁パルスの奪還を依頼されたホブス。すぐにドミニクに連絡を取り、チームを招集。ドイツに乗り込み、武器商人から無事に電磁パルスを奪い返すのだが…逃走中にドミニクがホブスを襲い、電磁パルスを盗んで行方をくらませてしまった!ドミニクの裏切りに困惑するチームメンバーだったが…。

ポール・ウォーカーの急死でシリーズ存続も危ぶまれたけど、ヴィン兄貴をはじめとするマッチョハゲおやじたちは、そんな逆境も難なく跳ね返し…新作を引っ提げて帰ってきました。ポールの穴を埋めるかの如く、今まで以上にロック様もといドウェイン・ジョンソンがファミリーの中心人物としてドッシリと構えまして、ついでに前作から本格参戦したジェイソン・ステイサムがすっかり“善い人”になって再登場…いや、最初こそロック様と火花を散らし、いがみ合ってたんだけれども…いつの間にかニコニコ笑って、冗談なんかも言い合っちゃう仲になってるし!

新規参入のイーストウッドJr.(クリント・イーストウッドの息子)、スコット・イーストウッドのヘタレっぷりには笑うしかなく…親の威光も映画の中までは届かず、何かにつけ先輩たちの厳しい洗礼を受けまくる。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では、存在感はピカイチなのに、一瞬、誰だかわからなかったフュリオサ役のシャーリーズ・セロン姐さんが…本作ではしっかりとその美貌を活かし、美しくも毒のある天才ハッカー(テロリスト)として“ファミリー”の前に立ちふさがる!いったいヴィン兄貴演じるドミニクは、この悪女にどんな弱みを握られてしまったのか?

既にネットなどで情報が挙がっているので、オイラも書いちゃうけど…重要人物、あるキャラクターの母親としてヘレン・ミレンまで降臨してぶったたまげる…しかも、エンディングでのクレジット表記がない!いわゆるノンクレジットの特別出演ってヤツだ!ストーリーの方も、シリーズ毎に007化しているのは周知の事実ですが…今回なんてヴィン兄貴は直前に「トリプルX」の公開もあったわけで…もう、2つのシリーズの境目が薄れ、この作品が「ワイルド・スピード」である必然性もなくなってきた(一応、アバンタイトルでストリートレースの対決シーンも拝めるけど)。

だからと言って決してつまらないわけじゃなく…今回もおバカ映画として、最後までテンションを持続させるのはさすがです。ハッカー集団が自動運転技術を悪用する、ニューヨーク市街での見せ場など…“ワイスピ”流ネット社会への警鐘であろう。他の作品(漫画とかも含む)でも、ハッキングによる遠隔操作というのは目にしたことがあるが…この映画ではやっぱり“規模”が段違い。あのシーンだけは…「ワイルドスピード」が「アルマゲドン」になっちゃったような破壊力だ。現実には自動車のハッキングは無理だと聞いたことがあるけど、将来はわからないよね。

また潜水艦から放たれた魚雷にロック様が素手で挑むシーンはおバカの真骨頂だろう…そして、いつも損な役回りが多いタイリース・ギブソンが今回も大変な目に遭いまくってたなぁ。ポール・ウォーカーがいなくなってしまったので、嫁さん兼ドムの妹役のジョーダナ・ブリュースターまで自然消滅してしまったのはちょっとばかり寂しいが(WOWOWで放送中のTV版「リーサル・ウェポン」にレギュラー出演中!この前は水着姿も披露してた)…ポールの存在を忘れたわけではない、作品の中で生き続けるという、作り手の熱い想いは確かに受け取った!


監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:ヴィン・ディーゼル ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム ミシェル・ロドリゲス カート・ラッセル


【劇場前にこちらでおさらい】
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2017年04月28日

ポーカーナイト 監禁脱出(2014年)

テーマ:洋画
Poker Night BD

劇場未公開の作品をソフトリリース前にオンエアするWOWOWのジャパンプレミアで録画しておいた「ポーカーナイト 監禁脱出(原題:POKER NIGHT)」を鑑賞…若手刑事が殺人鬼の罠にハマってしまい、監禁されるというクライムサスペンスなんだけど、これがさ、どうだといわんばかりに、時間軸が入り乱れるようなトリッキーな構成をしてまして…演出自体は既存作品の寄せ集めなところもあったりするんだけど、予想外に面白い作品でビックリ。普通、これだけ色々な要素をてんこ盛りにされちゃうと消化不良に陥りそうなもんだが、最終的にうまく着地もする。

刑事になりたての新人スタン・ジーターは、上司のカラブレーゼをはじめとする先輩刑事たちとポーカーに興じ、そこで様々な教訓を教わるのだが…帰り道に、警察無線で事件の報せを受け、1人で現場に向かってしまう。そこで待っていたのは知り合いの少女エイミーだったのだが、彼女に気を取られているうちに、何者かに襲われ意識を失う。気がついた時には、場所もわからない部屋で、マスクを被った男に監禁されていた。拉致されてから3日も経っており、犯人はスタンに助かる見込みはないと説く。さらに同じ建物の別の部屋にはエイミーも監禁されていた。

主人公の刑事が事件に遭遇するところから物語は始まるが…そこに至るまでの経緯を説明するために時間が遡り、さらには時間が遡った回想の中でも、主人公とは別の登場人物の過去の経験談なんかが映像で描かれるんだけど…なぜかその映像が、主人公視点にもなってしまったりと、演出に慣れるまではちょっと大変。さらに…進行形の事件では、主人公を拉致した犯人の回想、妄想まで入り乱れ…時間の流れがいっそうややこしくなってきて、いったい何が起きてるのかと…理解できるまで、劇中の主人公が悟るのと同じくらいの時間を費やす。

タイトルにもなっている“ポーカーナイト”とは、ポーカーに興じながら、ベテラン刑事たちが自分の経験談を若手に伝え聞かせる場のことなんだけど…そこで語られる事件は様々。オーソドックスなドンパチ銃撃戦から、「セブン」のような猟奇的な事件まで…そして、現在進行形の事件は「SAW」のような監禁拷問系だ。映画のジャンルがとにかく目まぐるしく変わり…次に何が起きるのかも、なかなか予想がつかない。回想形式で物語が進行するってあたりで、真っ先に「ユージュアルサスペクツ」のようなどんでん返しはあるだろうっていうのは予想できたけどな。

もちろん主人公が犯人の魔の手から脱出できるのか?そもそも、なぜ刑事を監禁するなんていう大それた事件を起こしたのか?そのあたりの謎解きであり、主人公と犯人の攻防もスリリング。そしてある刑事が抜群の推理力で犯人のアジトを突き止め、助けに来るくだりは…「羊たちの沈黙」のクラリスとバッファロー・ビルの対決を彷彿とさせるような緊張感があり、ちゃんとこちらの予想も裏切る。何度も、何度もバッドエンドになりかけるんだけど…まだここで話を覆すかというしつこさ…結局、最後の最後まで話がどちらに転ぶかわからないからお見事でした。


監督:グレッグ・フランシス
出演:ボー・マーショフ ロン・パールマン ジャンカルロ・エスポジート タイタス・ウェリヴァー ロン・エルダード


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2017年04月27日

マチネー 土曜の午後はキッスで始まる(1993年)

テーマ:洋画
マチネー 土曜の午後はキッスで始まる

今日はもう1本続けて楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会を利用…今週のラインナップは旧作ばかりだったんだけど、どちらも気になる作品なので一気に見てしまったよ。そんなわけで「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」を鑑賞…この映画は、自分が高校生くらいの時に封切られた作品で、当時、映画好きの先輩から“傑作だから、LD集めてるなら絶対に買うべきだ”と薦められたんだけど…その頃はアクションばかりに目が行ってたので、その意見をスルーしてしまい、それっきりになっていた。

1962年、キーウエスト…海軍に勤める父親のせいで転校を繰り返していた14歳の少年ジーンは、弟のデニスを連れて映画を見に行くことだけが楽しみだった。ある日、ホラー映画ファンのジーンが敬愛する映画製作者ウールジーの新作「MANT」の先行上映が決まり、近所の映画館にウールジー本人もやって来ることに。同じ頃、ソ連がキューバに核兵器を配置するという情報が飛び込んできて、アメリカは海上封鎖を決行。キーウエストの住民たちの間で不安が広がっていく。そんな状況下で、ジーンの父親が海軍に勤めていることがクラスで話題になり…。

高校時代のA先輩に二十数年超しで謝罪…今さらながらだけど、“せっかくのお薦め意見を無視してゴメンナサイ”、「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」はメチャクチャ面白かったです。なんだろう、「ニュー・シネマ パラダイス」にもうちょっとB級趣味をブチ込んで、アメリカ的にしたような作品とでもいいましょうか…映画愛というか、映画館愛がとっても詰まった作品でしたね。内容は、映画を見るくらいしか興味がなかった少年とその周りの人々に色々な現実が直面し、状況が変化していく様子を面白おかしく描いているコメディタッチの作品でして…。

でもね、普段だったら“面白い映画、楽しい映画を見た!”で終わってしまうのかもしれないけど…キューバー危機に直面した1962年が舞台であるというのが、ちょうど今の日本の状況にシンクロしまくるのよ。それまで、自分の身の回りのこと、映画のことだけを考えて生活していれば良かったんだけど…いつ目の前の国から核兵器が降ってくるかわからないという恐怖に怯えて暮らさなければならないと。核爆弾が爆発する夢を主人公が見てしまうシーンなんかは…“夢オチ”だとわかっていても、思わずゾッとしてしまう…明日は我が身も絵空事じゃない。

今から24年前に、それからさらに30年近く遡った出来事をコメディという形で茶化しまくった映画が…まわりまわってホラーよりも怖い映画になってしまうという皮肉。それを、また…オンライン試写会というイベントでタダで見るという巡りあわせに不思議な縁を感じるよね。当時は、情報が少なすぎて、一般市民に動揺が広がっていったけど…現代は真逆だよね、不必要な情報が多すぎて、逆に不安になっていく。今の子供たちは、スマホなどで情報があふれている分、この映画の主人公たちよりも怯えて生活してるのかな?なんても考えてしまった。

キューバ危機では核戦争が回避されたというのは、映画を見なくても…歴史的な事実としてほとんどの人が認識していると思うが、今の緊迫した状況も…少しずつでも終息に向かっていってほしいなというのが、率直な気持ちである。そんなわけで…この作品、今見るのが本当にお薦めである。もう一つの見どころポイントとして挙げたいのは…劇中でジョン・グッドマンが演じた映画クリエイターのウールジーなる人物。これはB級ホラー映画に色々と仕掛けを施し、アトラクション化させた実在人物ウィリアム・キャッスルがモデルになっていることは一目瞭然。

実際にキャッスルが行ったものにソックリな仕掛けも劇中で再現されているんだけど…それらの遊び心満点なシーンを見て、まさに“4DX”の原型だよななんていうのも思い知らされるのでした。キューバー危機に怯える当時の人々と、今の自分たちをダブらせるタイムリーさと…古典的技術と最新技術の類似点を再発見する楽しさ。今見ることで…オイラの高校時代の先輩が言っていた“傑作”という言葉の度合いがさらに増すことだろう。いやいや、別に難しいことを考えないで見ても普通に楽しいですので、ぜひこの機会に、みなさんも鑑賞してみてね!


監督:ジョー・ダンテ
出演:サイモン・フェントン オムリ・カッツ ケリー・マーティン リサ・ジャクブ ジョン・グッドマン


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2017年04月27日

レイド(1991年)

テーマ:アジア映画
The Raid

楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会にて「レイド」を鑑賞…格闘技のシラットを題材にしたインドネシアのアクション映画と似たタイトルですが、まったくの別物。こちらは今から26年前に製作された香港映画で、香港のスピルバーグことツイ・ハークと、チン・シウトンが共同監督を務めた娯楽大作。日本では劇場公開されてないのかな?ネットにも公な情報があまりなく…検索でヒットするのは香港映画通の個人サイトくらいだ。ちなみにジャケ画像とリンクはAmazonで見つけたアメリカ盤のDVDです。

1932年、満州帝国、東北…皇帝陛下・溥儀は清朝復活を掲げ、日本軍に協力して化学兵器の開発を進めていたが、敵対する中国軍に命を狙われる。同じ頃…元軍人の老医師・財叔は、無理やり人里離れた山奥に連れてこられた。そこには疲弊した中国軍の兵士たちが…聞けば敵軍の罠にはまり、毒ガスを浴びせられてしまったという。財叔の診察の甲斐もなく指揮官は死亡、残されたモン大佐とその部下は上官の意思を継ぎ敵地へ潜入し、毒ガス工場の破壊任務を続行。財叔も任務への同行を希望し…一度は断られるが、独断で兵士たちの後を追う。

愛新覚羅溥儀が満州で毒ガスを開発…それを察知した中国軍が毒ガス工場の破壊を試みるが、あっけなく返り討ちに遭い一時退散。態勢を立て直して、もう一度潜入工作を始める。その時に、負傷した兵士たちの治療をしたディーン・セキ(「男たちの挽歌Ⅱ」のボス!)演じる血気盛んな医者のジジイが“ワシも敵と戦う”と参戦。一方、溥儀は清朝の復活を目論んでいたが、その裏で、腹心だと思っていたレオン・カーフェイ演じる板垣(板垣征四郎?)と女スパイ(川島芳子?)が懇ろになっていて、寝首を掻こうとしていた…みたいなお話でした、たぶん(笑)

製作年を照らし合わせると、ちょうど「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズとかを撮っていたのと同じ頃の作品だと思われるが…日本での知名度は雲泥の差だなと。やっぱり、元ネタが抗日運動を描いた漫画だっていうのも影響しているんですかね?わりと最近でも「イップマン」とか、あとは香港映画じゃないけど「セデック・バレ」とか抗日を題材にした作品なんかだと、日本公開までに紆余曲折があって、時間がかかったりすることも少なくなかったからね…日本であまり知られてない、DVDも出ていないのはそういう事情かなと勘繰ってみたり。

ただ、作品自体は…あの年代の香港映画ですから、コテコテでユルユルなギャグも満載。バカバカしいくらいのコメディ展開と、ドンパチ、チャンバラ、カンフーと何でもありな超絶アクションとのギャップを楽しむという…これぞ香港映画の魅力が凝縮されていまして、日本人の感情を逆なでするような場面はそんなに出てこない。溥儀が食事に混入してしまった付髭(大量の髪の毛だった)をフカヒレと間違えて食べてしまうというギャグをやった直後に、大銃撃戦に発展!名もなき中国軍の部下たちが犠牲になりまくっても…メインキャラたちはサクサクっとスルー。

そして、物語を動かすメインキャラたちは毒ガスを嗅がされても、銃で撃たれても、爆弾で吹っ飛ばされても…みんなへっちゃら。やっぱり、こういうノリが香港映画だよね。毒ガスでの抹殺に失敗したレオン・カーフェイが、最後はやぶれかぶれで戦車に乗って大暴れ。そこに生身のディーン・セキが挑んでいって…大団円。ちなみに、川島芳子をモデルにした女スパイを演じていたのはジョイス・コウという女優さんでサモハンおじきの嫁さん。個人的には中国側のスパイ(主人公たちの味方)を演じたフェニー・ユンが好み…眼鏡っ娘キャラが実にチャーミング。


監督:チン・シウトン ツイ・ハーク
出演:ディーン・セキ ジャッキー・チュン レオン・カーフェイ ジョイス・コウ フェニー・ユン チウ・マンヤン


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DVD RAID ※Import 日本語なし リージョン注意!




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2017年04月25日

ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~(2017年)

テーマ:日本TVドラマ
ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~

土曜日にフジテレビで放送された「ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~」をエアチェックしておいたので鑑賞…数多く存在するミステリー小説の中から、読書通の書店員が選んだ隠れた名作を映像化するという短編オムニバス。選ばれたのは今邑彩、小池真理子、北山猛邦という3人のミステリー作家で…中でも北山猛邦あたりは映像化も珍しいの(初めて)では?どの作家も知っていたり、読んだことがある作家だが、今回映像化された原作本はすべて未読…これはオイラの読書傾向が短編よりも長編を好むからだと思うな。

作品の放送順は今邑彩原作「情けは人の…」→小池真理子原作「妻の女友達」→北山猛邦原作「恋煩い」で、もちろん出演者はすべて異なる。そんなわけで、共演シーンはなかったものの大泉洋と土屋太鳳がそれぞれ主役を張っており、NHKの朝ドラ「まれ」を思い出す…高畑裕太と清水富美加は出てないのか?(笑)そういえば、もう1人の主演、向井理も朝ドラでブレイクした役者だな。監督は「のぼうの城」(樋口真嗣さんと共同監督)「ゼロの焦点」など劇場作品も数多く手掛ける犬童一心…チョイ役だけど、役者として「シン・ゴジラ」にも出演してました。


「情けは人の…」 出演:向井理 小澤征悦 大西利空 市毛良枝 原作:今邑彩 盗まれて

各作品、詳しいあらすじは面倒なのでパスさせてもらう…内容は、向井理演じるバーテンダーが、客の小澤征悦にそそのかされ、金持ちの子供を誘拐するのに加担してしまうんだけど…二点、三転する真実が隠されていたというような感じ。向井がバーテンというのが笑いどころ。さすが、デビュー前は実際にバーテン経験があっただけに、物腰がやたら板についていた。一度目の急展開には“なるほど”と驚かされたものの…結末はもう少しブラックな方が良かった。あと、子役の演技がイマイチ…重要なポジションだけに、もう少し自然な芝居をしてほしい。


「妻の女友達」 出演:大泉洋 高岡早紀 戸田菜穂  原作: 小池真理子 妻の女友達

お役所勤めの平凡な旦那・大泉洋が、妻・戸田菜穂の親友である成功者の高岡早紀の態度にブチ切れ、殺害を企てる…というサスペンスタッチの内容。ちょっと前に鑑賞したドラマ「冬芽の人」でも、傲慢キャラの被害者を演じていた高岡早紀…本作ではさらに上をいくタカビー演技で、見てるこちらも殺意を覚える(笑)ヘタレな夫・大泉の豹変ぶりが見どころの一つだが、一見、地味に見えた戸田菜穂の“女の強かさ”にも戦慄。そして平凡旦那の“変態気味”な本性を見せる大泉に再び戦慄。「情けは人の…」になかったブラックさで、こちらの方が好みだなと。


「恋煩い」 出演:大泉洋 高岡早紀 戸田菜穂 原作:北山猛邦 私たちが星座を盗んだ理由

高校時代からの親友同士の男女3人…女2人、男1人の組み合わせで、現在、土屋太鳳はその男と付き合ってるんだけど、ちょっと倦怠期気味な兆候。そんな時にもう1人の女と会うことになり…カップルの馴れ初め、高校時代に遭遇した先輩の不審死が紐解かれる。やがて、取り壊しが決まった母校に3人は忍び込み…そこで意外な真相が!オチに関しては予想通りだったけど、一番、ミステリーとしてはまとまりの良さを感じた。でも、自分が過去に読んだ北山猛邦作品ってもっと奇抜だったけど、さすが映像化されるだけあり、設定も意外と普通だった。


各エピソードは、どれも手堅い“小品”であり…普段、ミステリー小説を好んで読んでる人なら楽しめる内容だったのは確かだ。それにしても、ここ最近のフジテレビの…時代に逆行してる“本格推理志向”には驚かされるばかりである(本格推理好きとしては大歓迎)。ちょっと前の森博嗣、島田壮司を皮切りに、色々な意味で話題になってる月9の麻耶雄嵩ときて、北山猛邦ですもんね。月9で「貴族探偵」できるなら、今度はぜひ北山猛邦の「猫柳十一弦」を連ドラ化してほしい。それこそ女探偵・猫柳を武井咲あたりが演じたら抜群にハマリそうだと思うぞ。


【原作小説はこちら】
盗まれて (中公文庫)
妻の女友達 (集英社文庫)
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)







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2017年04月23日

ノック・ノック(2015年)

テーマ:洋画
ノック・ノック

WOWOWでエアチェックしておいた「ノック・ノック」を鑑賞…オイラの中では未だにタランティーノの舎弟(笑)のイメージが拭いきれていないイーライ・ロスと「ジョン・ウィック」のスマッシュヒット(そして続編も公開待機中)が記憶に新しい我らがキアヌ、キアヌ・リーヴスがタッグを組んだサスペンススリラー。イーライ・ロスといえば、血みどろ、エログロなホラー作品の監督として定評があり、マニアからも支持されているが…本作に限っては、ネットなどの評判を見ると、どうも芳しくない模様…Amazonなんて★1個のレビューも目立ち、平均は★2.4点だそうだ。

妻カレンや子供たちと幸せに暮らすエヴァン…その日は、家族旅行に出かけることになっていたのだが、急な仕事が入ってしまい、渋々とカレンと子供たちだけを送り出すことに。その夜、玄関のドアをノックする音が!対応に出たエヴァンの前に、ずぶ濡れの若い娘ジェネシスとベルが立っていた。2人は土砂降りの雨の中、スマホも濡れてしまい、目的の家がわからなくなってしまい、途方に暮れていたのだ。仕方なく家に招き入れるエヴァン…連絡用にiPadを貸し、車の手配もしいてやるのだが、2人はだんだ様子がおかしくなり、エヴァンを誘惑し始めた!

お前ら、どんだけキアヌが好きやねん(爆)この映画にノレない人は…大抵“キアヌが間抜け、かっこよくない、ファンは見ちゃダメ”みたいなことを書いてるんだけど…いやいや、そこが逆に見どころなんじゃね?だって、キアヌだって、もうただのオジサンなんだからさ(笑)劇中のキャラ設定では43歳になってたけど…実年齢52歳だぞ!そろそろただ単に、マヌケなスケベオヤジの役を演じてもいい頃合いなのではないか?つーか、若いときは「ビルとテッドの大冒険」みたいな作品にも出てたわけだし、本当のファンだったら、ださいキアヌも受け入れるべきだろう。

確かに…見るからにヤリマンビッチそうな女を、鼻の下伸ばして招き入れた主人公のキアヌに非があってさ、“安易にそんな女たちを家に入れるなよ”というツッコミを入れて終わりな映画なわけだけど…それを言い出したら、物語が先に進まない。そこは文化の違いとか割り切ろうよ。定番だよ定番。“そこでセックスしたら、チェーンソーや斧を持った殺人鬼に殺されるだろ!”と一緒…って、ぶっちゃけ、その後の展開はその通りなんですけどね。セックスの代償として、キアヌが身の破滅に向かって一直線。簡単に言うとお色気版「ファニーゲーム」だよね。

きっと、キアヌ信者は…あのビッチ女たちに反撃をくらわし、最後はめでたく愛する家族と再会を果たすなんて、キアヌの爽快な活躍、感動的なラストを求めていたのかもしれないけど…そういうものがことごとく空振りに終わる。本当になさけない…「ジョン・ウィック」同様、犬を溺愛する主人公なのに…対極的なかっこ悪さだ。あんなビッチなクソ女に手玉にとられるのが現実離れしてるなんて指摘もネットで見かけたが…おいおい、人間、セックスが絡むとみんなそんなもんだぞ。日本だって、歌舞伎町や丸山町へ行けば、こんな事件、日常茶飯事だろうよ…。

世間の評価は低いみたいだが、ある意味、昨日見た「残穢【ざんえ】」より…よっぽどリアルで身近な恐怖を描いていて、男だったら怖さを感じるなとオイラは思ったよ。キアヌはとにかくダサイけど…ビッチ女を演じた女優2人はなかなか魅力的(役柄は、本当にムカツく…目の前にいたら、マジで張り倒したい)…特に髪が短い金髪の娘(コ)、そう…ベッドに縛り付けられたキアヌの上に乗っかって、よがっていたあの娘(コ)。アナ・デ・アルマスっていう名前の女優さんなんだけど…映画の中の彼女を見ている間、ずっと“満島ひかりに似てるよなぁ~”って思ってた。


監督:イーライ・ロス
出演:キアヌ・リーヴス ロレンツァ・イッツォ アナ・デ・アルマス アーロン・バーンズ イグナシア・アラマンド


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2017年04月22日

残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-(2016年)

テーマ:邦画
残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-

Windows Vistaのサポート終了ということで、母親が使い続けていたノートPCを買い替え、そのセットアップを手伝う。デフォルト仕様だと、妙に動作が遅く…自分の記憶やネット検索を駆使して、なんとか使えるレベルの設定に。オイラはデスクトップを使ってるので、なんとなく勝手が違う…思いのほか手間取い、昨晩はまたブログ更新ができなかった。よし、今日は頑張って映画を見るぞ…ということで、WOWOWでエアチェックしておいた「残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-」を鑑賞。山本周五郎賞を受賞した小野不由美のホラー「残穢」の映像化。

読者からの投稿で実話怪談を執筆している作家の“私”は…女子大生の“久保さん”から手紙をもらう。その内容は…住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするというもので、その話に興味を抱いた“私”は、連絡を取り合うようになる。“久保さん”がマンション住民や不動産屋から話を聞きこんでいると、前住民が引っ越し先で自殺している事実が判明!“私”も実際に会って調査を手伝うことに。やがて、その土地で起きた自殺や殺人事件の過去が明らかになる!さらに、作家仲間の平岡芳明が新たな情報をもたらし、“一連の話”の核心に迫っていくが…。

映画公開前に原作を読んでおり、劇場にも足を運ぶ予定でいたが…結局、見に行かなかった。小説の方は…実録の怪談ルポ風の文章で語られており、普段、怪談、心霊、幽霊、お化けの類を信用しない方なので、ぶっちゃけ、そんなに面白みも感じず、あまり怖さも感じなかった。そのあたりの事情も影響して、劇場鑑賞候補から除外してしまったというのが本音である。だから物語の内容よりも、あの文章がどんな風に映像化されるのかなという方に興味を抱いていた。最初は、もっと実録風を全面に出したモキュメンタリーになるのかなんても予想したし…。

いわゆるPOV映画みたいな、ビデオ画面の荒い映像で、聞き込み先のインタビューだけを繋いだみたいな構成かなと。でもね、予想に反して…フィルムライクな映像に、物語性も感じさせる内容と、わりと普通の映画に近いスタイルだった(予告からも予想できた)。いや、前半部分は…竹内結子が原作者本人を彷彿とさせる“私”をやたら地味に、淡々と演じており…そのあたりからドキュメンタリーっぽさが感じられて、原作の雰囲気はよく出ていたんだよ。それがね、文章で読むとけっこう退屈だったんだけど、映像になると意外とホラーとして飽きないという。

だけど話の転換点である、佐々木蔵之介演じる作家仲間が登場したあたりから急に嘘くささが強くなる…今までの雰囲気をぶち壊し。いや、原作だとね…そこに至るまでが回りくどくて退屈で、後半になって、やっと面白さが出てきたって感じだったんだけどね。明言はされてなかったと思うんだけど、原作も語り手が著者本人=小野不由美らしいということで、それじゃあ同業者の夫というのが綾辻行人なんだろうなぁと、読書好き、ミステリー好きなら容易に想像でき、そして平山夢明、福澤徹三といった作家が実名で登場することで、それらが確信に変わる。

だから、現実なのか、フィクションなのかという曖昧さがより強調され、面白さがジワジワと出てくるところだったんだけど…この映画では、キーになる作家名をすべて変更してしまったのだ。だから、余計に佐々木蔵之介の演技が嘘くさく浮いてしまい、作品全体が、しょせん作り物だなってイメージに変わってしまったのだ。同じような話の展開なのに、原作は“前半つまらなくて、後半が面白い”、映画は“前半面白くて、後半がつまらない”(あくまでオイラ個人の意見)。まったく正反対の印象を抱くという、なんとも予想外な体験であったと明言しておこう。

そして、クライマックス…原作とは異なるというか、大きく逸脱した展開に面喰う。いや、映画だから原作通りじゃなくてもいいんですよ。やっぱり昨年公開されたホラータッチの「クリーピー 偽りの隣人」なんかも原作とかけ離れた展開を見せたけど、監督・黒沢清のカラーが色濃く反映され、なんとも居心地の悪い(誉めてます!)不気味な怪作に仕上がったんだから。こちらは、急に作り物になっちゃった後半の展開を引きずりまして…定番の(古臭くて)安っぽい(B級)Jホラーでしたからね…。やっぱり邦画ホラーは「リング」の呪縛から逃れられないのね。


監督:中村義洋
出演:竹内結子 橋本愛 坂口健太郎 滝藤賢一 佐々木蔵之介 山下容莉枝 不破万作 上田耕一


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2017年04月20日

バニーマン/殺戮のカーニバル(2016年)

テーマ:洋画
バニーマン/殺戮のカーニバル

2日ほどブログ更新をサボる…今季はアニメや連ドラ、海外ドラマをけっこうな本数、見始めてしまったので、何気に忙しい…だいたい2週目くらいになると録画失敗したり、つまらなくなって見るのをやめちゃったり、挫折することも多いんだけど、まだまだそういう作品が出てこない…これで明日から「釣りバカ日誌」が始まるし。更新がない時は、たぶんエアチェックしたアニメやドラマを見ています。そんな感じで、今日は楽天SHOWTIME(ShowTime@楽天)の“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会で「バニーマン/殺戮のカーニバル」を鑑賞した。

ボロボロになったうさぎの着ぐるみを着た男が、砂漠の中をずた袋を引きずり、歩いている。バス停で立ち止まると、袋の中身を取り出すのだが、それは幼い少年だった!少年を嬲り殺す着ぐるみ男…そこに警官が現れるが、後ろからやってきた車にひき殺されてしまう。運転手のカールと着ぐるみ男は知り合いのようで、カールは着ぐるみ男をマイケルと呼ぶ。2人は寂れた“見世物小屋”に住んでおり、他にグループのリーダー的存在ジョン、頭が鈍いジェイコブも一緒だ。彼らは“小屋”を立て直す新アトラクションのため、他にも殺戮を繰り返していた!

3月24日にキュリオスコープの新作としてレンタル開始、4月5日にアメイジングD.C.よりセル版が発売された…案の定、劇場未公開。ウサギの着ぐるみを着た男“バニーマン”とその仲間たち(全員黒人)が…子供も大人も、男も女もとにかく殺しまくり、最後には自分たちも殺しあうというスプラッターホラーだ。犠牲者たちをいろいろなパターンで嬲り殺し、そこそこ映像的な見応えはあるんだけど、説明不足な設定、シーン展開が少なくなく…あえて狙っているのか、70年代、80年代ホラーのような古臭さも漂っていて、このあたりが好みの別れどころか?

2013年に「バニーマン / 鮮血のチェーンソー」(製作年は2011年)という作品がリリースされていまして、オイラは未鑑賞なんですけど…Amazonのセルページの情報なんかを見ると、監督はどうやら一緒のようで、もしかしたら本作は続編になるのかもしれない?そのあたりが、設定のわかりづらさと関係しているのかな?前作を見てないので、断定はできないんですけど。着ぐるみ男“バニーマン”は、幼少の頃に、イジメに遭い…火をつけられ、全身火だるまに!なんとか生き延びたけど、火傷の痕を隠すために、どうやらずっと着ぐるみを着ているようだ。

で、“バニーマン”には、リーダー格の男ジョン、他人には容赦ないけど仲間には優しさも見せるカール、オツムが弱いジェイコブっていう3人の黒人の仲間がいまして、一緒に暮らしているらしい。どうやら4人は幼馴染同士なんだけど、“バニーマン”が火だるまになった原因もコイツらにあるみたいだ。ちなみに、ネットで見かけた他の人のレビューに、リーダー格のキャラクター名が出てこない、不明となっていたが…いやいやセリフでは名前は出ています。ただ、日本語字幕に訳されていないだけで…彼の名前はジョンです。カールのセリフをよく聴きましょう。

オツムの弱いジェイコブ以外は…みんな容赦なく人を殺しまくる。確かに、その中でも“バニーマン”が一番キチってるわけですが、他の奴らが殺戮を繰り返すのは…自分たちの見世物小屋のアトラクションの準備だったというのが、後々判明する。ただ単に殺してたんじゃなかったんだ。本物の死体がある“見世物小屋”であるとは知らずに、バカな客たちが押し寄せてきて、そこで惨劇が起きるって展開は…昨年WOWOWで見た「ファンハウス」(「惨劇の館」じゃなくて、2015年版の方)みたいだった…ただし、スケールはこっちの方がぜんぜんショボイんだけど。

自分たちも平気で人を殺すのを棚に上げ、“バニーマン”の暴走に…このままでは警察に“足が付き”捕まってしまうと危惧したリーダーが、“バニーマン”の排除を提案。そこから4人の関係性がおかしくなり…仲間vs“バニーマン”が勃発。っていうか、“バニーマン”はいじめっ子たちへの復讐をもともと意識していたんじゃないかな…な印象も受ける。仲間同士の戦いはともかく…それ以外の犠牲者がちょっとあっけない。1人や2人は…“バニーマン”とその仲間に立ち向かう“骨のある奴”が出てきても良かったんじゃないか、そうすればスリルも増したと思う。

惨劇シーンで真っ先にブスが殺され、ちょっとだけ見てくれがマシなおねーちゃんが生き残ったりしたから、これから主人公(バニーマン)に匹敵する活躍とかするんじゃないか?というこちらの期待を裏切り、やっぱりあっけなくご臨終だった。冒頭で、ズタ袋を子供を引きずり出して嬲り殺しちゃうとか、それを見咎めた警官を容赦なくひき殺しちゃうとか…凄いものが始まりそうな予感はあったんだけど、全体的にメリハリが足りない。途中、“バニーマン”がラリってしまったようで…急にヘンテコなミュージックビデオが始まったりして面喰う…それがやたら長いんだ。


監督:カール・リンドバーグ
出演:ダイアナ・プリンス マーシャル・ヒルトン ボリアンナ・ウィリアムズ ハンター・ジョンソン ダリア・エリオット


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まだ間に合うかも? 楽天SHOWTIME 試写会はこちら https://video.rakuten.co.jp/content/214946/






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