キャラメル(CARAMEL)

テーマ:
映画はええがな~-キャラメル

■2007年:レバノン
■監督:ナディーン・ラバキー
■出演:ナディーン・ラバキー/ヤスミン・アル=マスリー/ジョアンナ・ムカルゼル/ジゼル・アウワード/シハーム・ハッダード 他


【あらすじ】
30歳の独身女性ラヤールがオーナーを務める
ベイルートの小さなエステサロン。
ここに集う女性たちは明るく振る舞いながらも、
それぞれに誰にも言えない秘密を抱えていた。

ヘア担当のニスリンは、結婚を前にイスラム教徒ゆえの悩みに苦しみ、
シャンプー担当のリマは、同性に惹かれる自分に戸惑う日々。
一方、常連客のジャマルは結婚生活に行き詰まり、
女優に活路を見出そうとオーディション三昧、
さらに向かいに住む老女ローズは
同居する姉の世話で人生を棒にしたと失望を募らせていた。
そして、オーナーのラヤール自身も
既婚男性との不倫に振り回されてばかりの毎日だったが…。

     ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

またしてもご無沙汰してしまいました~ショック!
映画はいくつか観てはいたんですが、
なんだか、更新する気力がなくて、ついつい今になってしまいました。
(ちなみに、観た映画は
「アルティメット」
「オレンジ・カウンティ」
「ハタリ!」の3本で、特に「ハタリ!」は面白かったんですけどねぇ。
また、気持ちの余裕が出来たら、いずれ書いてみるかもしれません。)

今日は、またまた、悪友極西マロちゃんから
ずーっと前に勧められてはいたものの、
なかなか見ることが出来なかった本作、「キャラメル」を観ました。
すごく好きですね~、これ。ハート
一言で言ってしまうと、「セックス・アンド・ザ・シティ」のレバノン版って所で
女性たちが生き生きしていて、けれども皆、それぞれに
恋やら生活に悩みを抱えていて・・・と言う辺りが同じなんですけど
土地柄と言いましょうか、文化の違いと言いましょうか、
私には、ニューヨークのSATCの彼女たちよりも、このレバノンの女性たちの方が
何故かとっても身近に感じられて、せつない気持ちになりました。
それはおそらく、生活感にあふれているからだと思うんですが
SATCは、なんやかんや言っても、皆それぞれに
とても華やかで、自分とは程遠い生活してるもんなぁ・・・。
コチラは、もっと普通に一般市民レベルなのでね。
あと、こちらの方が、よりセクシーと言うか、
開けっぴろげでオープンなお色気じゃなく匂い立つ色香、とでも言いましょうか、
女の私から観ても、セクシーなんですもん。

まず4人の中でも、主演格のラヤールなんですが、この人、
不倫と言う、決して幸せとはいえない恋をしているせいか
とても綺麗なのに、表情がとても怖いんですよ~。
恋人をものすごく愛しているのに、思い通りに会う事も
電話で話す事も出来ないもどかしさ、
ただ待っているだけの、長い長い苦しい時間・・・と言うのが
表情だけで、ものすごく伝わってきたし
内に秘めた情熱もイタイほど伝わってきて、
せつな~~~い気持ちになりました。涙
そうそう、人を好きになるって、こんな感じだったなぁ~と
やや遠い目で(笑)思い出してしまってねぇ・・・。
ラヤール役の女優、ナディーン・ラバキーって、本作の監督もやっているんですが
監督としてもなかなかの実力ですね。
他にどんな作品に出てるんでしょうか、気になるところです。

この人です音譜
映画はええがな~-キャラメル1


向かいに住む老女、ローズにちょっとした出会いが訪れ
ウキウキした気持ちで、ヘアサロンに顔を出すんですが
そのくだりが実にいい。
ああ、女だわぁ~~~と思わせるんですよ。
結局ローズは、ボケ始めた姉の世話のために、
その淡い恋心を諦めるんですが、
揺れる気持ちを、台詞もなしにきっちり伝えてくるあたりもいい。
彼女のエピソードだけじゃなくて、
映画全体を通して、くどくどとした台詞はないんですよね。
それなのに、しっかり彼女たちの気持ちが伝わってくる、
これこそが映画の醍醐味じゃあないでしょうか。

映画の冒頭、鍋に砂糖と水を入れて煮詰め、
甘~いキャラメルを作るシーンから始まるんですが
これ、もちろん食べても美味しいと思うんだけど
(実際、口に入れて舐めたりしてるんですが、
これがちょっとヤラシくて、ドキッ秘
このキャラメルをねちねちっと指で練って、
顔とか足にベタッと塗りつけ、
覚悟が出来たところで、エイヤッ!!!とはがすんですよ。
ワックス脱毛ってやつですね。
イタイんですね~これが。
って経験はないですが、観てるだけで顔が歪みます。
これをサロンでラヤールがやるんですけど
この行為に、彼女のあらゆる想いが詰まっているという内容で
「キャラメル」と言う、このタイトルも、ばっちし合っていて良かったです。
キャラメルみたいに、甘い恋ばかりだといいんですけどね。

4人の女性たち。
左からニスリン、ラヤール、ジャマル、リマ。
皆とても魅力的です~au絵文字15
映画はええがな~-キャラメル3


とにかく、機会があれば是非観てください。
この映画の良さを十分に表現する文章力のない自分がもどかしいっす・・・。ガクリ
女性向きではありますが、男性でも楽しんで見れると思います。
女性たちも綺麗だし、セクシーだし、笑えるシーンも多い。
男性にとっては、恋する女性の心理が垣間見れたりもして
恋人と接する時の参考にもなるのでは?
ラヤールに恋焦がれる警官も、なかなかいい感じでしたよ。
ああいう魅力のある男性って、ポイント高いのでは?なんて思いました。
男性も女性も、とにかく恋がしたくなる、そんな作品です。
オススメっ!!!

トレーラーではありませんが、もっと長く観れます。↓



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