2046

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「花様年華」で感動してしまい、早速あのキムタクが出演している「2046」を借りて見てました。


レントラックジャパン
2046

いい作品だとは思いますが、いきなり「2046」だけ観ても話が全く解らないと思います。
これは見る人をかなり選んでしまうでしょう。「花様年華」見ないで見てしまった人はご愁傷様的な作品です。


「花様年華」を2・3回観て理解した後にあとに鑑賞する事をお勧めします。
描かれているのは「花様年華」から続くチャウ(トニー・レオン)のチャン(マギー・チャン)対する今も変わらぬ想いです。

「2046」は二人が過ごした思い出のホテルの部屋番号。
キムタクは”2046”と呼ばれるチャウのSF小説の世界での主人公(チャウを投影している)として登場です。

チャウは必死でチャンへの想いを振り切ろうとする気持ちがその言葉から伝わります。
自分が弱い人間だからこそ小説の世界に託したのかも知れません。


この映画を観て率直に思った事は前作「花様年華」はやはり本当に素晴らしい作品であったという事。
そしてこの映画は引き立て役であると言う事。この映画より「花様年華」をお勧めします。


最後に、キムタクは言われていた以上にでていましたが、正直可哀相でした。トニーレオンなど有名俳優陣の中ではまったくかすみまくってしまい、見ていてつらいものがありました。


彼には「アイドルの割には演技ができるんじゃない?」と評価されるぐらいで満足してほしいです。
映画の雰囲気が彼が出ているシーンだけ極端に浮いているし、逆ブランディングになってしまったのではないかなと思いました。皆さんはどう思いました?

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花様年華

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風邪で寝込んでいたということもあり、家で映画を見た。ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』という映画だ。この監督の映画は正直食わず嫌いで避けていたのだが、年齢を重ねるにつれて興味・関心も変わってくるもので、時間を見つけて見てみました。

松竹
花様年華

画面はいつも室内か夜ばかり。とにかく雨のシーンが多い。なぜなのだろう。
そしてそれらは息苦しくなる程せつない。でもせつないのはそれだけじゃない。
彼らが毎夜すれ違う狭い階段、薄暗いオレンジ色の街灯。
タクシーの中で伸ばされる男の手とかわす女の手。
男が泊まっているホテルの赤いカーテンに女がそこへ駆けつけた時に着ていた赤いコート。
見れば見る程せつない所だらけで、正直、頭の中は色々な場面がグルグルして、なぜだか哀しくなるんだけど
一体どこで泣いたらいいのか分からなくなる。。。。
よく話題に上るマギー・チャンのチャイナドレス姿の美しさは言うまでもなく、
トニー・レオンのポマードでがっちり固められたテカテカの髪は時代だと思うことにして、それにしたってじれったい映画だと思う。
思うけれども、そのじれったさとせつなさがこの映画を美しくしている大きな要素じゃないかとも思う。


こういう映画に出会えるからこそ、これからも私は映画を見続けるのでしょう。

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