映画時光 eigajikou

劇場鑑賞にこだわり年間300本以上観てきました。
世界中の映画を観るのがライフワーク。
映画、演劇、音楽、アートなどを書いています。
映画感想記事は基本ネタバレなし。
告知から2年経ったがんサバイバーです。


テーマ:
『セッション』
WHIPLASH
2014年製作
アメリカ映画
TOHOシネマズ川崎で鑑賞


形相も凄いけど、歯の詰め物見えてます(^o^;)














↓予告動画


↓トレーラー


監督・脚本:デイミアン・チャゼル
編集:トム・クロス
製作総指揮:ジェイソン・ライトマン
製作:ジェイソン・ブラム
ヘレン・エスタブルック
ミシェル・リトヴァク
デヴィッド・ランカスター
撮影:シャロン・メール
美術:メラニー・ペイジス・ジョーンズ
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
出演:
マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
メリッサ・ブノワ
ポール・ライザー
オースティン・ストウェル
ネイト・ラング

あらすじは...
アメリカ屈指の名門シェイファー音楽院の1年生19歳の
アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)は、
偉大なドラマーになりたい。
鬼教授フレッチャー(J・K・シモンズ)にスカウトされ、
彼のスタジオ・バンドに参加することになった。
フレッチャーの指導は完璧を求める超スパルタ。
主奏者を目指すニーマンに、
フレッチャーの壮絶なしごきが始まる。








さあ、昨年のサンダンス映画祭USドラマ部門で
グランプリと観客賞を受賞し、
2015年87回アカデミー賞で
J・K・シモンズが助演男優賞、
録音賞、編集賞を受賞した
『セッション』初日に観ました。
『バードマン』祭週間の次は
『セッション』祭週間ですよね?
たくさん記事が上がって来る前に書いてしまおう
というわけで。
体調は良くないのですが、
映画を観れば元気も出そうと行って来ました。
この映画は公開館数少なめ。
単館、ミニシアターで公開の所も多いですね。
低予算のサンダンス映画だから、
ミニシアター向けとは思います。


原題のWHIPLASHは、
むちで打つこと。むち打ち。
(むちうち症の意味もあります)
いでたちの割には弱かった!?
アイアンマン2のミッキー・ロークさんが、
「ウィップラッシュ」でしたね。
映画の中で使われるジャズナンバーも
「ウィップラッシュ」です。

この映画は熱くて痛い!

イタイって俗語の的外れで恥ずかしいの意味じゃなくて、
本当に血が流れて痛いの。
鬼教授フレッチャーのしごきも強烈だけど、
アンドリューは猛烈な練習をして、
マメが潰れて血を流すし、
あるアクシデントも起こり...

監督は自分が高校時代に
学校のジャズオーケストラのドラマーをしていて、
指揮者の厳しい指導を受け、
チャーリー・パーカーのようなドラマーを目指していたそう。
でも、リズムをミスる恐怖、
テンポが遅れる恐怖、指揮者に対する恐怖心にさいなまれ、
音楽の喜びを感じるどころではなかったらしい。
この映画を戦争映画や
ギャング映画のように撮りたっかったそうだ。
教師はどこまで生徒を追いこんでいいのか、
音楽という芸術に打ち込む努力の総てを
描きたかったそうだ。


罵倒されクビになるトロンボーン奏者。
フレッチャーのパワハラ、モラハラ発言は強烈。
下品で差別的な言葉が繰り出される。



アンドリューの母は彼が小さい時に家を出て行き、
父ジム(ポール・ライザー)はライターだが
それだけでは暮らせず高校教師をしている。
フレッチャーは父のことを馬鹿にする発言もする。







主奏者だったカール・タナー(ネイト・ラング)右↑
アンドリューが元居たバンドの
ライアン・コノリー(オースティン・ストウェル)↓右
とアンドリューの3人をライバルとして競わせる。









アンドリューは性格暗くて友達もいないけど、
良く行く映画館の売店で働いている、
可愛いニコル(メリッサ・ブノア)と付き合うが...



度々アクシデントが起こります。


主人公のアンドリューは、
性格も暗く友達もいません。
偉大なドラマーになりたいという野心は強い。
フレッチャーは内面を見せない謎も多い人物。
マイルズ・テラーもJ・K・シモンズも、
この2人のイヤな感じを上手く造形しています。
登場人物に「共感できない」って
すぐ思うタイプの人には向かない映画かも。

映像はロングショットは少なく、
顔やドラムのクローズアップが印象的。
特にシンバルに注目。
上からの光を捉えたルックに重厚感がある。
編集はスピーディーなライブ感が評価されたのだと思う。
(『バードマン』がまさかのノミネート落選だったから、
受賞!?という気がしないでもないです。)

若者の挫折と成長の物語で、
特に捻った脚本という訳ではないけど、
すごくありがちな大団円に着地もしないので、
最後まで結構ハラハラします。

私が良かったなあと思ったのは、
特にジャズファンではないから、
音楽に関してフラットな気持ちで観られたこと。
フレッチャーが「ちがう!」「遅い!」と怒鳴っていても、
何が違って、何が遅いのかさっぱり分かりませんでした~(苦笑)
音楽普通にカッコいいんじゃないかと思って観てたし。
実は町山智浩さんのこの記事、
観る前に読んでしまって↓

菊地成孔先生の『セッション』批判について←クリック

そのこと自体には問題なかったのですが、
映画を観てから、つい、批判している
菊池氏の元記事を読んでしまい、
なんかジャズってめんどくせぇ~(>_<)
って思ってしまった。
(ジャズファンの方には申し訳ないけど。)
まあ、とにかくどうもこの映画でやってるのはジャズじゃなく、
色々ことごとく気に入らないみたいです。
私はロック好きで良かったですよ。
映画の中に「才能のない者はロックをやれ」と出てきますが、
そのロックの才能もないとさっさと諦めた
元ミュージシャン崩れとしては、
身の置き所なし(笑)
でも、しっかり観たけどね。

私はジャズの事は良く分からないですが、
(何も考えず、聴きたいなってことだけで、
ジャズピアノのコンサートなど
昔は結構行ってたけど)
この映画はとても劇場鑑賞向きですよ。
すごいオーディオシステム持ってるからという人も
みえるでしょうけど、
観て聴いて体感するのにはやはり劇場鑑賞がおススメです。
アカデミー賞作品賞ノミネート作品の中では、
一番低予算の3.3ミリオンドル(約4億円)の作品ですが、
見応え、聴き応えはあります。









ポール・ライザー、オースティン・ストウェル、
マイルズ・テラー、デイミアン・チャゼル監督、メリッサ・ブノア


デイミアン・チャゼル監督は1985年生まれ。
撮影当時28歳。
本作製作総指揮のジェイソン・ライトマン監督が、
デイミアン・チャゼル監督に先ず短編映画を撮るようアドバイス。
Whiplash (Short) で
2013年サンダンス映画祭
USフィクション短編映画:審査員賞を受賞し、
長編制作への道が開かれました。
Whiplash (Short) ←クリックで見られます。

デイミアン・チャゼル監督のインディー映画のデビュー作、
ミュージカル映画
Guy and Madeline on a Park Bench (2009)
(ガイ&マデリン・オン・ア・パーク・ベンチ)トレーラ↓


『グランド・ピアノ 狙われた黒鍵』エウヘニオ・ミラ監督の
脚本を担当していますが、
『セッション』を見るに当たり心配はご無用かと思います。

デイミアン・チャゼル監督次作は、
エマ・ワトソン、マイルズ・テラー出演「La La Land(原題)」



マイルズ・テラーのデビュー作は↑
『ラビット・ホール』(2010年)
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督
ラビット・ホール ブルーレイ [Blu-ray]/
ニコール・キッドマン,アーロン・エッカート,ダイアン・ウィースト


1987年生まれなので23歳でしたが、
高校生役でした。
『セッション』も19歳役で、
ちょっと19歳には見えない気もしますが、
独特のもっさり感(失礼)が、
アンドリュー役にぴったりでした。
ちなみに彼はロックドラムをやっていたので、
ジャズドラムは特訓したそうです。




昨年の『フルートベール駅で』は、
アカデミー賞作品賞ノミネートはされませんでしたが、
『ウィンターズ・ボーン』
『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』
『セッション』
のように、
サンダンス映画祭USドラマ部門で
グランプリを受賞した作品は
注目される力作で、
その年のアカデミー賞などの賞レースに絡んできます。

今年のサンダンス映画祭USドラマ部門
グランプリ(審査員大賞)と観客賞を受賞したのは、
アルフォンソ・ゴメス=レホン監督の
「Me and Earl and the Dying Girl」
(ミー・アンド・アール・アンド・ザ・ダイイング・ガール)
原作はジェシー・アンドリュースの小説。
出演:トーマス·マン、オリビア·クック、ジョン·バーンサル

白血病の高校の同級生レイチェルのために
グレッグと彼の親友アールは映画を撮ります。

↓トレーラー

















『セッション』について最後のおまけ。
フレッチャーは『フルメタル・ジャケット』の
鬼教官・ハートマン軍曹のようだと言われてますが、
鬼じゃないですけど、
私はこっち。『G.Iジェーン』の
ウルゲイル曹長(ヴィゴ・モーテンセン)がイイです。
(って結局それかい!(^o^;))











『かしこい狗は、吠えずに笑う』


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