セデック・バレ 第一部 太陽旗 感想/想像以上のド迫力! 第一部 、第二部分けて上映お見逃しなく | 映画時光 eigajikou

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浜松シネマイーラの会報にイラスト&コラム連載中。
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『セデック・バレ 第一部 太陽旗』
Warriors of the Rainbow I : Sun Flag 台湾映画
浜松シネマイーラで鑑賞

8月2日(金)まで
1週間の上映ですビックリマーク
8月3日(土)から『第二部 虹の橋』の上映です。


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予告はこちら↓



なかなか見応えのあるメイキングです目
大変な規模で作られた作品であることがよく分かります。
『セデック・バレ』ジョン・ウー(プロデューサー)のコメント&メイキング動画↓


監督・脚本:ウェイ・ダーション
製作:ジョン・ウー
   テレンス・チャン
   ホアン・ジーミン

出演:リン・チンタイ   モーナ・ルダオ(壮年)
   マー・ジーシアン  タイモ・ワリス
   安藤政信      小島源治
   河原さぶ      鎌田弥彦
   ビビアン・スー   高山初子(オビン・タダオ)
   ダーチン      モーナ・ルダオ(青年)
   木村祐一      佐塚愛佑
   春田純一      江川博道
   シュー・イーファン 花岡一郎(ダッキス・ノービン)
   スー・ダー     花岡二郎(ダッキス・ナウイ)
   ルオ・メイリン   川野花子(ナビン・タウイ)
   ランディ・ウェン  マホン・モーナ
   ティエン・ジュン  タダオ・モーナ
   リン・ユアンジエ  パワン・ナウイ
   田中千絵      小島の妻

台湾で大ヒットを記録した
「海角七号 君想う、国境の南」のウェイ・ダーション監督が、
日本統治下の台湾で起こった台湾先住民族セデック族による
抗日暴動「霧社事件」を全2部作で描いた歴史大作の前編。
ジョン・ウー、テレンス・チャンらもプロデューサーを務め、
プロダクションデザインの種田陽平、
日本軍人役の安藤政信、木村祐一ら、
日本からもスタッフ、キャストが参加している。
1895年、日清戦争で清が敗れると、
台湾中部の山岳地帯に暮らす
狩猟民族セデック族の集落にまで日本の統治が及び、
平穏な生活が奪われていく。
それから35年、父親の跡を継ぎ一族の頭目となったモーナは、
村の人々とともに日々を耐え忍んで生きていたが、
ひとりのセデック族が日本人警察官と衝突したことから、
一族のおさえこまれていた感情が爆発する。
(映画.comより)

多分この映画は、第一部、第二部続けてご覧になった方が多いと思います。
浜松シネマイーラは1スクリーンです。
第一部、第二部続けて上映すると、4時間36分の作品。
営業時間の半日これでふさがってしまうと、
他の作品が少ししか上映出来なくなってしまうので、
今週8月2日(金)までが第一部、
8月3日(土)~9日(金)までが第二部の上映です。

27日(土)に第一部を観ました。
想像以上に迫力があり、
すぐ、次が観たい衝動にかられました。

これ、ぜひ一部、二部両方観て戴きたいので、
とりあえず早めに書いておきますメモ
来週第2部観終えたら、また、全体的に振り返りたいと思います。

セディック族の人たちを演じるキャストは、
セディック族の人たちの中からだけではそろわず、
他の原住民の部族の人たちからもキャスティングされています。
第一部の主人公モーナ・ルダオの壮年期を演じている
リン・チンタイはタイヤル族の人ですが、
現役の牧師です。
凄い存在感と演技で驚きです。(上のチラシの眼力の強い男性)
芝居が初めての人たちが多く、
演技指導にかなり時間をかけたそうですが、
それにしても、モーナをはじめ、
セディック族の人たちの迫力には圧倒されます。
日本人キャストもチャレンジングな仕事だったと思います。

私は台湾映画史上歴代1位の大ヒットだった、
ウェイ・ダーション監督の「海角七号 君想う、国境の南」は、
やはりシネマイーラで観ました。
実はあまり自分の好みのジャンルではなかったので(メロドラマ)、
え!?あの「海角七号~」の監督が、
この歴史大作の監督ですか?
と、『セディック・バレ』が台湾でヒットしているという
新聞記事を読んだときはかなり驚きました。
原住民の人たちの抗日暴動、日本軍による鎮圧という、
双方に多大な犠牲者を出した歴史上の暗部ともいえる「霧社事件」
が描かれているため、
日本公開はされないかな。と思っていました。
それをこうして観ることができたので感慨もひとしおです。

この作品は台湾、中国、香港、韓国、そして日本のスタッフが参加して、
製作されました。
プロダクションデザインは今までも海外の仕事も手掛けている、
美術監督の種田陽平です。
キャストも日本人俳優が参加していますが、
エキストラなどで日本からの留学生や
台湾で仕事をしている日本人が多数参加しました。

前半はセディック族が決起したところで終わりますが、
戦闘シーンのリアリティーには、
ここまで徹底しているかと驚きました。

第二部はさらに壮絶な展開になっていきます。

残酷な描写がどうしても苦手という方にはおススメしませんが、
ぜひご覧になって戴きたい作品なので、
第一部をお見逃しなく目

今、イーラで上映している、
『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』
『殺人の告白』
『天使の分け前』

そしてこの『セディック・バレ 第一部 太陽旗』
全部鑑賞しましたが、どれも充実した力作でおススメなんです。
ホント、このラインナップは素晴らしいですクラッカー
ぜひご覧くださいビックリマーク


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