1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2007-11-20 07:21:46

太陽を盗んだ男

テーマ:映画ジャンル サスペンス

太陽を盗んだ男 1979

太陽を盗んだ男
¥1,943
Amazon.co.jp

監督: 長谷川和彦
製作: 山本又一朗
プロデューサー: 伊地智啓
原案: レナード・シュレイダー
脚本: 長谷川和彦
レナード・シュレイダー
撮影: 鈴木達夫
美術: 横尾嘉良
編集: 鈴木晄
編曲: 星勝
音楽: 井上堯之
音楽プロデューサー: 多賀英典
照明: 熊谷秀夫
制作進行: 黒沢清
録音: 紅谷愃一
助監督: 相米慎二
榎戸耕史

出演: 沢田研二 城戸誠
菅原文太 山下満州男警部
池上季実子 沢井零子(ゼロ)
北村和夫 田中警察庁長官
神山繁 仲山総理大臣秘書
佐藤慶 市川博士
風間杜夫 ラジオのプロデューサー・浅井
小松方正 サラ金屋のおやじ
汐路章 水島刑事
森大河 佐々木刑事
石山雄大 石川刑事
市川好郎 里見刑事
中平哲仟 田所刑事
江角英明 田中の部下・江川
草薙幸二郎 電電公社技師
五條博 モンタージュ写真の係官
高山千草 アパートの管理人
林美雄 TVキャスター
戸川京子 城戸の生徒
山添三千代 木戸の生徒
水谷豊 交番の警官
西田敏行 サラ金の取り立て屋

特別出演: 伊藤雄之助 バスジャック犯

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


原爆をつくり上げた中学教師が、国家を相手に理不尽な要求を突きつけていく痛快犯罪サスペンス。

中学校の理科教師、城戸誠。東海村の原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、

自宅のアパートで原子爆弾の製造に成功する。城戸は原爆を武器に、

警察に対してプロ野球のTV中継を最後まで見せろと要求。

続いて城戸は、ローリング・ストーンズの日本公演をラジオ番組を通じて要求する……。




★★★★★★★☆☆☆

爆弾なんとなく映画を観るのに迷ったらやはり昔の邦画。

ジュリーこと沢田研二主演ということで躊躇していましたが、

80年代風の青春ものではなく中途半端に面白かった。

題材からして暗いシリアスものかな?と期待しました。

ただ、洋画のではなく邦画のシリアスものは苦手なんですが・・

それは心配に終わりましたね。

ともすれば暗い青春もので終わりそうな、

題材だけで終わりそうな映画なんですが、

見事にぶっ壊してくれました。

難を言えば、

原文太さんのキャラが(演技が)浮いていた。

刑事ドラマをもとおり越してターミネーターみたいでした

不死身すぎ、後半なんか車のフロントガラスのないまま突っ込むし、

ヘリコプターから飛び降りるし、

至近距離から何発も撃たれてもビルから犯人を羽交い絞めにして落とすし・・

ありえなさすぎの連続でした!

まあやりすぎて爆笑できますよ。

だから許します・・

あと、

犯人がいとも簡単にプラトニウムを何度も盗めるのが、

しかもスパイのようないでたちで・・

まあ許しましょうか・・

そういうどうでもいいアクションよりも、

この映画でよいなぁと感じたのが、

題材とその心境の描写方法です。

題材は今の日本にも十分通用します。

今でも映画のテーマにされている普遍的なもの、

戦争に負け自由を手に入れた日本の本当の自由とは?

民主主義社会の中での自己主張とは?

このいらだちはどこに持っていけばいいのか?

もう、歌や映画でも語りつくされている戦後の日本の永遠のテーマです。

この沢田研二の演じるごく普通の教師というのが、

野望はあれどビジョンがない。

その気持ちはよくわかるけど、

群れの中でいられず何を本当にやりたいのか、

その方法は単純に世界を破滅させて神になること。

途中で誰かが言ったセリフが気になりました。

「原爆は国家が使うもので個人が使うものではない」

なるほど・・

原爆とは国家を守るための駆け引きです。

いわゆる脅しなのです。

個人が使うと破滅へのブレーキが踏めない。

これは考えすぎかもしれないけれど、

第二次の原爆は国家の駆け引きというよりも、

怨念つまり報復という個人的な感情が国家の方法となったと。

こういった題材の映画で笑えるようなコミカルなスピード感もあり、

しかも後味の悪さも味わえるので邦画としては優秀。

あのラストは憶測しますが、

何かを意識してるのかもしれません。

考えすぎかな?

私が前に観た「未知への飛行」というシドニー・ルメットの映画、

あの映画のラストは原爆を映さずに、

爆音と糸の切れるような金属音と公園の飛ぶ鳩の群れで終わる。

あれはすばらしい映画でした。

本当によい映画とは最後の余韻を残す映画。

たとえ後味が悪くてもそれが想像でき頭に焼きつくような丁寧さ。

同じくキューブリックの博士の・・と題材は同じでしたが、

私はルメットのほうが好きです。

原爆を残酷だといやな気分で終わらせてくれるから。

この邦画もラストがイマイチと思われている方もいるかもしれませんが、

私は大爆発のあと逃げ惑う人々や悲惨な光景、

そんなものを映されたら「作り事」と何も感じない。

ぞっとする後味の悪さを残さないといけない。

洋画はお祭りパニック不幸に慣れるの図でもかまわないけど、

こういった題材は最後は真面目に怖さを描いているので良いと思う。

日本は唯一の被爆国なのです。

それを恥じることもなければいじけることもなく、

逆に私は日本の犠牲で戦争が終わったと誇りに思うのです。

リアルタイムの人間ではないし、

上辺ごとでしか見えませんがそう思いたいです。

答えのないことを映画にする。

そういった映画が好きなので、

スピルバーグの映画やシドニー・ルメットの映画が好きです。

映画が問いかけてくれるんですよね。

その答えは見る人によって違うから奥が深いのです。

ただし、

そういった映画やこの映画は、

すでに作り手は答えを用意していて、

あらゆるところでそれを散りばめてはいます。

自分の飼ってる猫が薬剤を舐めて死ぬ。

自分の教え子たちがプールで死体となる幻想。

高層ビルが倒れそうになるのでささえる幻想・・

ここらはうまいなぁと思いました。

東京はどこに向かっていくのか。

戦後の飽食の子たちは群れの中どこに自分を探すのか・・


AD
いいね!した人  |  コメント(52)  |  リブログ(0)
2007-08-23 10:30:28

ゼロの焦点

テーマ:映画ジャンル サスペンス
ゼロの焦点  1961 日本

ゼロの焦点
¥3,471
Amazon.co.jp

ゼロの焦点―長編推理小説/松本 清張
¥860
Amazon.co.jp

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: 野村芳太郎
製作: 保住一之助
原作: 松本清張
脚本: 橋本忍
山田洋次
撮影: 川又昂
美術: 宇野耕司
音楽: 芥川也寸志

出演: 久我美子
高千穂ひづる
有馬稲子
南原宏治
西村晃
加藤嘉


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


松本清張原作、野村芳太郎監督が贈る快心の長編ミステリー。

憲一は広告会社に勤めていたが、社用のために金沢へ旅立つ。

しかし、それが憲一の姿を見た最後になってしまう。妻の禎子は真実を探るために手を尽くすのだが…。


★★★★★★★☆☆☆


ただでさえ難解なサスペンスなのに、

食事をしながら気軽に見ていたので途中で・・

汁椀を落としてしまいました(爆)

そうきたか??」まさによそ見しながら見られないです。

でもその「そうきた」がわかるとあとはもうわかりやすいんですが・・

よくできているので見終わってからまた見直したい映画です。

原作がよい。

というのも作者の松本清張本人が特典映像で言っていました。

自分の作品で一番よいと。

私は松本清張の作品が大好きなのですが、

実際に本は読んだことがないのですよね。

未読だけれど読まなくてもいいと思っているほどです。

映画化はどれも水準が高く楽しめて泣けます。

が・・それを文章にすれば思いっきり暗いだろう。

そして後味も映像だから余韻に浸れる。

文章というものは個々の頭の中でトラウマになるかもしれないくらい、

人間の中に入ってくるのです。

松本清張の原作がすばらしいから映像化できるのですが、

あくまでも映画=映像はリアルな作り話です。

それを文章で読むとくどくないかなと・・

いつかは読みたいのですがちょっと勇気がいります。

さて、松本清張といえば、

「砂の器」「天城越え」「鬼畜」と泣かせてもらいました。

この作品はどうでしょうか?

泣けるという人情映画でもありませんし、

面白いサスペンスというのでもありません。

ただ・・

つくりはすごいなぁと感心しますね。

この時代に他の作品はどうだったのかわかりませんが、

つくりは、

ヒッチコックの「めまい」を思い出しました。

どっちが先だろうか??

勘のいい人ならわかると思うけれど、

「ああそうきたか」というのはこのつくり。

この映画が1961年作なので同じくらいの年代の邦画洋画と比べてみてください。


結婚式をあげる主人公の女性。

その後新郎は消え死体確認をしに行くんですが、

どうも別に同じ場所で同じように死んだ人がいる。

しかしそれがどうしてつながるのか、

それがわかるまでにはその時代背景にヒントがありました。

この冒頭に式をあげ夫の出張から帰らない事件までが早い。

途中からもう、これはヒッチコックの「めまい」だ。

そう思って見ていましたよ(苦笑)

受付嬢のすりかわりや同じ風景や同じ写真・・

これって「サスペリア2?」とまた途中で面白くなって・・

見た方にはわかると思うけれど、

サスペリア2の展開や小道具が似てるんですよ。

もしかしたら清張の原作かこの映画に触発された洋画の人もいてたり・・

あと・・「パルプフィクション」にも似てたなぁ・・

こうたとえたら違うかもしれないけれどそのくらい「そうきたか」です。

脚本をいじるとか前後を変えるとかいうのではないけれども、

見ながら実に不思議な感覚になります。

誰が主人公で誰に共感すればいいのかはわかりませんが、

まずはストリーテラーということで飛び降りた夫の妻。

彼女を中心に考えて見ていきます。

しかし途中からそうではないそれだけではないとわかります。

その真犯人の過去や動機がわかりだすと、

犯人の方に共感さえしてしまいます。

これが本だとめちゃ暗いだろうなぁ・・

「天国と地獄」の後半を思い出しましたし、

一番似た世界だなぁと思ったのが「飢餓海峡」これです。

飢餓海峡を見たことのある人なら共感できるかも。

この時代のなりあがりの果て、

当たり前のように地位をつかみぬくぬくと生きている人。

清算される現実と過去。

いわゆる「帳消し」「落とし前」というのはまた違うかもしれないけど、

これ・・やはり映画では短いですね。

もちろん映画だから説明不足だからスピードもあり面白く、

そのどんでん返しも娯楽として見られるのですが。

内容は確かに暗くて救いようがない。

けれど構成が面白いし、

サスペンスで明るい殺人なんてほうが不気味だ。

殺人に理由がなく明るいなら猟奇的でありまんまホラーですし。

救いようのない結末に特有のこの野村監督の効果音。

そんな、派手な・・とひきつつも、

このくらい緩急があったほうがよいかも。

ちょっとあの音楽使いは特撮映画のノリですが(苦笑)

「天国と地獄」もそんな音使いありましたし、

そういう時代なのかもしれませんね。

なんにせよ野村監督と松本清張の組み合わせは好き

過去を語らせる絵作りがうまいですね。




DVD特典を見ると、

その時代解釈や作者の言葉、

そして原作がヒットしたために自殺の名所となってしまった場所・・

松本清張は言います。

この話はあくまで小説であり架空のこと。

自殺の名所となってしまい碑まで建てられましたが、

これ以上死なないでほしい。

あくまでも小説は架空の話・・


ということで映画でもリアルなのに、

やっぱり清張の文章はリアルで生々しいのだろうと想像。

ホラーは好きなのにこの人の原作にはいまだ手をつけられない・・





AD
いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)
2007-05-09 06:14:41

エネミー・ライン2

テーマ:映画ジャンル サスペンス
エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-<未> 2006

BEHIND ENEMY LINES: AXIS OF EVIL

エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-/ニコラス・ゴンザレス
¥3,511
Amazon.co.jp


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ジェームズ・ドッドソン
製作: ジェームズ・ドッドソン
ロイー・シャロン
脚本: ジェームズ・ドッドソン
撮影: ロレンツォ・セナトーレ
 
出演: ニコラス・ゴンザレス
ピーター・コヨーテ
キース・デヴィッド
ベン・クロス
ブルース・マッギル
エイプリル・グレイス
グレン・モーシャワー
デニス・アーント


★★★★★☆☆☆☆☆

ドクロ 私は不人気な2のほうが1よりも好きです。

1は俳優が豪華ですが「ステルス」のようなばからしさが合わない。

それとこちらの2のほうは題名からもう割り切って見られるので、

ここまでやれるか?と客観的に面白く見られたのです。

突っ込みどころはたくさんあるのだけれど、

一番気に入らなかったのが、

ブレまくりの戦闘シーンの連続・・

酔いますし無駄

戦国自衛隊かと思うほど時代錯誤。

まあこれくらいアメリカと北朝鮮は違うんだと言いたいのでしょう。

面白いんだけどね。

なんかうらやましくもなった。

韓国側が凛とした態度でアメリカと互角に外交してるのとか、

北朝鮮=悪という図式で、

韓国側はアメリカを助けるんです。

同じ民族だけど間違ってるから加担したいと。

おいおい、

日本は出ては来ないなぁ・・

出る幕なしですね。

さびしい。

軍事力がないからという理由だけではない。

置いてけぼりのような気がします。

だから日本も軍事力を持てというのではなく、

アメリカが韓国の引止めを無視して、

北朝鮮の上空を飛ぼうとする。

そこで初めて日本=沖縄の名が登場しただけ。

日本=沖縄はアメリカにとって基地。

それだけなのかもしれないと、

いまさらのように思った。

突っ込みどころはたくさんあるし、

日本置き去り韓国びいきで描かれて入るものの、

妙な説得力もあるので飽きません。

大体私は戦争もので泣かせるというのよりも、

こういった戦争の首謀者が出てきて上でなんかやっててと、

それを映画で見るのが好きみたい。

そこに被害にあった一般人や兵士は、

当たり前の犠牲者なのだからひつこく描かなくてもわかってる。

上の悪いやつらがどう動いてたとか、

国同士の勘違いや根回しなどが見たい。

高見の見物ができるのも映画というフィクションだから

どれだけ人間がおろかだということを描いている映画がいいです。

そこがちょっと見えたので限りなく6点に近い5点。



未知への飛行  国同士の読み合い誤報・・

その面白さと娯楽だけではない社会派映画の責任を果たした、

シドニー・ルメットの傑作は怖いくらいのリアルさ。


未知への飛行 -フェイル・セイフ-/ヘンリー・フォンダ
¥1,481
Amazon.co.jp



エネミー・ライン 限りなく5点に近い

エネミー・ライン 特別編
¥1,782


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-04-04 07:19:35

ぼくは怖くない?

テーマ:映画ジャンル サスペンス

ぼくは怖くない  2003 イタリア

IO NON HO PAURA

I'M NOT SCARED



その夏、少年は大人への扉を開けた

ぼくは怖くない/ジュゼッペ・クリスティアーノ
¥3,455
Amazon.co.jp


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ガブリエレ・サルヴァトレス
製作: マルコ・キメンツ
ジョヴァンニ・スタビリーニ
マウリツィオ・トッティ
リカルド・トッツィ
原作: ニコロ・アンマニーティ 『ぼくは怖くない』(ハヤカワepi文庫刊)
脚本: ニコロ・アンマニーティ
フランチェスカ・マルチャーノ
撮影: イタロ・ペットリッチョーネ
音楽: エツィオ・ボッソ
 
出演: ジョゼッペ・クリスティアーノ ミケーレ
マッティーア・ディ・ピエッロ フィリッポ
アイタナ・サンチェス=ギヨン アンナ
ディーノ・アッブレーシャ ピーノ
ディエゴ・アバタントゥオーノ セルジョ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


イタリアの小さな村を舞台に、一人の少年が大人たちのある秘密を知り、葛藤しながらも勇気を持って一歩を踏み出していく姿を美しくノスタルジックな映像で綴った成長物語。

原作は、本作で脚本も手掛けているニコロ・アンマニーティがイタリアの文学賞を受賞した同名ベストセラー小説。

監督は「エーゲ海の天使」のガブリエレ・サルヴァトレス。
 1978年の夏、南イタリア。麦畑が一面に生い茂る小さな村に住む10歳の少年ミケーレ。

彼はある日、廃屋の裏で不思議な穴を発見する。

中を覗いてみると、なんと鎖に繋がれている少年がいた。

事態が飲み込めず混乱するミケーレ。

恐怖のあまり誰にも打ち明けられない彼だったが、どうしても気になって何度も穴に行くようになる。

やがて、穴の中にいた少年フィリッポも心を開き始め、2人は次第に友情を育んでいく。

しかしある時、ミケーレは彼の父や村の大人たちが交わす会話を盗み聞いてしまう。

どうやらそれは、あのフィリッポに関わる何か恐ろしいことのようだった…。



★★★★★★☆☆☆☆

叫び これ・・ファンタジーなんですね。

どっちかというと・・

怖いもの大好きな私は意外にもこのほのぼの映画でびっくりした。

スティーブン・キング?M・ナイト・シャマラン?

いいえ全然違うんですがそんな感じの世界なんだなぁ・・

だから好き。

わかっていてもびっくりして叫んでしまったのだけれど、

あの穴の中から出てきたあの・・あの子不気味すぎ(苦笑)

そうかその軽いノリかとコメデイも混じってて見ていて納得していたのですが、

後半の急展開はある意味感動できない人も多いのでは?

私は最初の穴のシーンと同じように製作者の思うツボにはまりました。

子役が気に入るかどうかも重要です(爆)

穴に幽閉された不気味な子。

絶対本当はかわいいんじゃないか?と見ていた。

この子役を見るとM・ナイト・シャマラン監督の世界ですよ(監督違いますが)

そしてやっぱりイタリア映画って・・

変な世界。

中だるみが必ずある。

音楽はきれい。

映像が絵画のように美しい。

残酷な描写を軽くする。


子役中心なので子供がたくさん出てきますが、

男の子ふたり以外に妹の変な役が気になります。

ほんとに変な子なんですがリアリテイがあるのです。

腕がもげた人形の髪をつかんで水遊びとか・・

不気味なんですがありえます。


とにかくこの村に住んでいるのは変な人ばかりで、

でもどこか見覚えがあるのです。

どこにでもいる変わった人たち。

物語はわかりやすい。

見終わった後、

何でこのラストに感動したんだろうか?と自分で考えた。

たぶん登場人物に感情移入できて応援しちゃってたんだろうなあ・・

それが描けているのが最初のほうの子供たちの描写。

誰にでも経験あること。

罰ゲームで太い女の子が裸にならなければならない。

それを止めてかばうのが主人公の男の子。

女の子だから?嫌がってるから?

それはわからないけれども、

この短いシーンで主役の男の子の子供から青年に変わる自覚。

弱いものを守ろうとする正義感。

それがよくわかる描写です。

ここを軽く見逃すとそれからこの子供が誰かの命を救うことに疑問を持つと思う。

家庭環境やら過疎化された村の形態や子供の成長・・

ここらは中だるみなのですが子供の成長記と思って見ましょう。


主役の男の子は幽閉された男の子に自分を重ねていたと思う。

そこから出たがっているのは自分なのだと。

穴の中の子は自分なのだと自覚していたはず。

タイトルの「ぼくは怖くない?」というのはそうも取れるのです。


最後のどんでん返しはそんな強引なというところですが、

こういう終わりも派手でよいかも・・(ちょいハリウッドっぽい)

シックスセンスに代表されるシャマラン監督作が好きな人は楽しめるかも。

死んでいたとか蘇生するとかのホラーではありません。

まず自分を中心に考える大人の目線で見ると絶対ありえない。

そこはファンタジーということで大甘に・・


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-04-01 06:29:05

天城越え

テーマ:映画ジャンル サスペンス
天城越え 1983 日本


¥3,420


天城越え


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: 三村晴彦
製作: 野村芳太郎
宮島秀司
原作: 松本清張 『天城越え』
脚本: 三村晴彦
加藤泰
撮影: 羽方義昌
美術: 横山豊
編集: 鶴田益一
音楽: 菅野光亮
助監督: 花輪金一
 
出演: 渡瀬恒彦 田島松之丞
田中裕子 大塚ハナ
平幹二朗 小野寺建造
伊藤洋一 小野寺建造・中学時代
吉行和子 建造の母
金子研三 大男の土工
小倉一郎 建造の叔父
石橋蓮司 土谷良作
樹木希林 その女房
坂上二郎 旅の菓子屋
柄本明 旅の呉服屋
北林谷栄 茶店の婆さん
佐藤允 江藤署長
山谷初男 山田警部補
伊藤克信 赤池巡査
車だん吉 黒田運転手
榎本ちえ子 女子事務員
中野誠也 県警の広報係長
加藤剛 国立病院の医師


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 14歳の少年と娼婦が天城峠を旅しているとき起きた殺人事件と、30年間、事件を追い続けた老刑事の姿を描く。
家が嫌になり静岡の兄を訪ねるため、ひとり天城越えの旅に出た少年。途中、素足で旅するハナという女性と出会い、二人並んで歩く。
しかし、道中、旅の資金を手に入れるために行きずりの男に声をかけるハナ。
無理やり少年と別れたハナの後を、密かに追った少年は草陰で情交を重ねる二人の姿を目撃してしまう……。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブルーリボン賞
主演女優賞 田中裕子


★★★★★★★☆☆☆
汗この作品は前から気に入っていて、
松本清張シリーズでは、「砂の器」「鬼畜」とともに、
私のお気に入り3部作です。
どれも号泣した覚えがあります(恥)
パターンはおんなじなんですけどね・・
誰かをかばうために嘘をつくかシラをきるパターン(おくゆかしくて好き)
何度鑑賞してもおんなじところで感動しちゃう・・

内容の細かなところも忘れかけてるのに、
おんなじ場面が近づくとひしひしと思い出す。
スピルバーグ映画のようなんです。
ある意味あざといんだけれど・・
清張映画の叙情編
とにかく回想シーンが絵で魅せて言葉の説明が少ない。
わかりづらい人もいるかもしれないけれど、
わかる人には心の琴線に触れてしまう・・
それが今回は初恋という、
サスペンスの中に純愛を取り入れた秀作になっています。


少年の初恋。
それは共感できるのです。
男とか女とか区別せずに大人の前の年に、
もちろん殺人事件や女郎への憧れなどはないけれど、
ものすごくわかる場面があるのです。
くどすぎる描き方かもしれない。
けれども後半のあるシーンそれまで重ねられていた、
原稿用紙の映像化が映画となって押し寄せてくる・・
(イル・ポスティーノとかもこのパターンなんだよなぁ・・)

主人公は老刑事の訪問を受けある原稿を印刷する出版社の社長。
その刷り起こされた文字が最初にテロップとして流れる・・
「天城越え」うまい!
その原稿は主人公の回想となり幼少時に重なってゆく・・
説明は映像で現されセリフはない。
生涯独身で通した彼の机の上には母親の写真。
幼少時の彼の生い立ちは天城峠に繋がってゆく・・


そこで出会った女郎にはどこか母親の面影もある。
若かりし日の刑事もある事件で重なりそこではたと気づく。
これは純愛映画でもありサスペンスでもあるけれど、
このころの時代背景をも描ききっていると。
異なるものへのきめつけと罪悪。
男尊女卑。
時代が現在と交差してまた気づく。
天城峠を走り抜けるオートバイ・・
エンディングのなんともいえない余韻。
ただのサスペンスがらみの純愛映画ではない。
主人公の余命がどれだけなのかも説明されない。
全ては回想シーンと現在のシーンだけしかない。


何度もオーバーラップする田中裕子の菩薩のような笑顔と、
その雨に濡れる顔に許しを得てもどうにもならなかった少年の涙・・
この作品は10代の終わりの男の子または、
その時代を遠く懐かしむ中年層に受けそうな純文学ですね。
でも私はなぜか少年や男の人の目で描かれている作品は見られるのです。
あまりどろどろしていないところがよいのかも・・
中性的に見られるのが共感できるみたい(爆)
どうしても女性主役の不倫ものや少女の恋愛ものはひいてしまう。
男の人の純愛のほうがキラキラしてるのかもね・・
(あすなろ白書や東京ラブストーリーが好きなのでした)





いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-03-28 06:22:00

シリアナ

テーマ:映画ジャンル サスペンス

シリアナ 2005

SYRIANA


地球は陰謀でできている。

シリアナ (UMD Video)
¥1,500
Amazon.co.jp


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: スティーヴン・ギャガン
製作: ジェニファー・フォックス
ジョージア・カカンデス
マイケル・ノジック
製作総指揮: ジョージ・クルーニー
ベン・コスグローヴ
ジェフ・スコール
スティーヴン・ソダーバーグ
原作: ロバート・ベア 『CIAは何をしていた?』(新潮社刊)
脚本: スティーヴン・ギャガン
撮影: ロバート・エルスウィット
プロダクションデザイン: ダン・ヴェイル
衣装デザイン: ルイーズ・フログリー
編集: ティム・スクワイアズ
音楽: アレクサンドル・デプラ
 
出演: ジョージ・クルーニー ボブ・バーンズ
マット・デイモン ブライアン・ウッドマン
アマンダ・ピート ジュリー・ウッドマン
クリス・クーパー ジミー・ポープ
ジェフリー・ライト ベネット・ホリデイ
クリストファー・プラマー ディーン・ホワイティング
ウィリアム・ハート スターン・ゴフ
マザール・ムニール ワシーム・カーン
ティム・ブレイク・ネルソン ワニー・ドルトン
アレクサンダー・シディグ ナシール王子
マックス・ミンゲラ ボビー・バーンズ
ジェイミー・シェリダン テリー
ウィリアム・C・ミッチェル ベネット・ホリデイ・Sr.
アクバール・クルサ メシャール王子
シャヒド・アハメド サリーム・アハメド・カーン
ソネル・ダドラル ファルーク

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


石油利権が渦巻く中東を舞台に、ベテランCIA工作員の暗躍をドキュメンタリー・タッチで描いた政治サスペンス。

元CIA工作員ロバート・ベアが著わした告発本『CIAは何をしていた?』を、「トラフィック」でアカデミー脚本賞を獲得したスティーヴン・ギャガンが監督・脚本を手掛け映画化。

並行して描かれる複数の物語が複雑に絡み合い、石油利権に群がる人々の欲望とそれが生み出す巨大な陰謀を白日の下にさらす。

出演はジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジェフリー・ライト。
 改革に意欲的な王子ナシールが王位継承権を持つ中東のとある小国。

長年危険な諜報活動に従事してきたCIA工作員のボブ・バーンズは息子の大学進学を機に引退を決意する。

そんなボブに最後の極秘指令が下される…。

ワシントンの大手事務所で働く野心溢れる弁護士ベネットは、アメリカの巨大石油企業コネックス社が絡んだ大型合併を巡る調査を任される…。

ジュネーブに暮らすエネルギーアナリストのブライアンは、ある不幸な出来事をきっかけに、ナシール王子の相談役に抜擢される…。

ナシールの国に出稼ぎに来てコネックス社の油田で働いていたパキスタン人青年ワシームは、突然の解雇に遭い、路頭に迷う…。

まるで繋がりを持たないはずの彼らの運命は、容易に見通すことのできない一つの巨大なシステムの中に深く組み込まれていく。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


アカデミー賞
助演男優賞 ジョージ・クルーニー
ゴールデン・グローブ
助演男優賞 ジョージ・クルーニー


CIAは何をしていた?/ロバート ベア
¥860
Amazon.co.jp


★★★★★★☆☆☆☆

爆弾 詰め込みすぎ&説明不足なのですが、

娯楽もきちんと抑えておりそれなりには楽しめました。

ただ社会派映画で通してほしかったのに、

中途半端なスパイ映画のようになってしまい、

まあこれでよいのかどうかなんとなく終わり後には何も残らず・・

ミュンヘン」のほうがよっぽど緊張感があり(問いかけ)が伝わりましたが。


ミュンヘン スペシャル・エディション/エリック・バナ
¥3,269
Amazon.co.jp

ミュンヘン―黒い九月事件の真実/アーロン・J. クライン
¥780
Amazon.co.jp

最近こういう元C.I.Aや元モサドやらの原作映画化がはやっており、

映画も自由な時代にはなっているものの食傷ぎみ・・です。

印税や権利収入などいろんなメリットもあり、

引退したスパイの果たして全部本当のことの告白なのか、

映画化も果たして本当の正義感からなのか、

本当のところは本人さえわからない。

ここは簡潔に面白さやメッセージだけ汲み取れる、

映画としての娯楽手段から要点だけわかればよし。

そこから興味を持てれば意義があると思うのです。

そこでこの映画の意義はあるのですが、

どうも万人ウケしない作りが要点よりもサスペンスとして観て終わり。

そうならないことを祈っていますが・・


トラフィック/マイケル・ダグラス
¥3,100
Amazon.co.jp

麻薬を取り扱った社会派映画として成功。

しかし私が日本人で麻薬とは縁も興味もなく(当たり前か)

内容としては「シリアナ」のほうが面白かった。

映画の作りはトラフィックのほうがわかりやすく丁寧。

色分けという斬新な手法で登場人物が多くとも映画はわかりやすい。

シリアナは正直世界を広げすぎてしかも話がマニアックすぎ


もちろん政治、戦争、物流、多民族、宗教・・全部が重なり、

どれが抜けてもお話にはならないのですが、

どれかを重点的においてどれかを説明だけにしてもよかったかも。

私は興味のある中東を中心に観ていました。

どうせ題がシリア中心でシリアナなのだから、

シリアに全部集まるのではと・・

これが最初から007ばりのスパイもので始まったから違和感。

助演賞(どこがどうよかったのか、しかも助演?)のジョージ・クルーニー中心の娯楽か、

元C.I.Aが彼なのだから仕方はないにしろ、

もっとうまく引いた語り部役で伝えればまとまったと思う。

ここらの構成は、

この映画がうまく製作してるので観てください。


大統領の陰謀/ダスティン・ホフマン
¥669
Amazon.co.jp


この映画も元C.I.Aの原作でしたが、彼(C.I.A)は顔は見せないうまい演出。



さてシリアナの私の観方はシリア中心と書きましたが、

これがややこしい。

まるで「犬神家の一族」ですよ(爆)

気をつけて見ればわかることなのですが、

第一王子と第二王子の見分けをやり過ごすとわけがわからなくなります。

最初のほうでC.I.Aが暗殺指令を出しているのが極悪とされている長男のほう。

これは(嘘だ)と感づきました。

いかにも品のよさそうな次男のほうは何をたくらんでいるのかわからない。

読んでいるように見ていたら大失敗。

途中でこの兄弟が見分けがつきにくくなった(苦笑)

アメリカや石油会社が出てきたのでそっちのほうに頭を使い、

兄弟の顔が薄れてしまい(弟いい人かも)などと、

勘違いしてしまった。

砂漠でサッカーなんか子供としてちゃいけないよね(爆)

この偽善なるニュートラルな実は支配欲に溢れた強欲なる次男。

これのつかみ所のない演出は・・

主演は誰なのか謎なのですが、

この映画の主演はまさにヤツでしょう(苦笑)

ラストで泣き崩れる親子とか言ったらアメリカ側から見直さないといけませんが・・


いろいろな視点で見てほしい。

そう製作側が考えていたのかもしれませんが、

それにしてもまとまりがないので、

ただ単に、

ひとつの国の裏には大きなアメリカという国の力があり、

世界はアメリカという悪で回っているけれど、

それが実は平和なんだという事実の怖さ。

そんなわかりやすいことは誰でも知ってますよ・・

ここはもっと上映時間を長くするかいらない部分は説明だけにして短くする。

そうしなければ中国とかの立場はわからない。

アメリカ側中心中東もたくさん出てきたので面白かったけど、

中国側も書いてほしかったな。

説明程度でもいいからアジアのこととしてね。

弁護士側が全くわからず、

シリアとC.I.Aだけ中心で見ていましたので・・

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-03-22 06:42:11

悪魔の手毬唄

テーマ:映画ジャンル サスペンス

悪魔の手毬唄 1977 日本



悪魔の手毬唄

¥4,320


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: 市川崑
製作: 田中収
市川崑
企画: 角川春樹事務所
原作: 横溝正史
脚本: 久里子亭
撮影: 長谷川清
美術: 村木忍
衣装: 藤崎捷恵
編集: 小川信夫
長田千鶴子
編曲指揮: 田辺信一
音楽: 村井邦彦
演奏: 東宝スタジオ・オーケストラ
特殊美術: 安丸信行
 
出演: 石坂浩二 金田一耕助
岸恵子 青池リカ
若山富三郎 磯川警部
仁科明子 別所千恵
北公次 青池歌名雄
永島暎子 青池里子
渡辺美佐子 別所春江
草笛光子 由良敦子
頭師孝雄 由良敏郎
高橋洋子 由良泰子
原ひさ子 由良五百子
川口節子 由良栄子
辰巳柳太郎 仁礼嘉平
大羽五朗 仁礼直太
潮哲也 仁礼流次
加藤武 立花捜査主任
中村伸郎 多々良放庵
大滝秀治 権堂医師
三木のり平 野呂十兵衛
山岡久乃 井筒いと
林美智子 お幹
白石加代子 司咲枝
岡本信人 中村巡査
常田富士男 辰蔵
小林昭二 日下部是哉
辻萬長 野津刑事
大和田獏 五郎
永野裕紀子 仁礼文子
富田恵子 仁礼路子
木島幸 中村巡査の妻
湯沢勉 作業服の男
原田力 村役場の男
日笠潤一 鑑識員
松田春翠 活弁の声


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ鬼首村(オニコベムラ)。
村に伝わる手毬唄。その歌詞に見立てた殺人事件が発生する。事件解決を依頼された金田一耕助。
やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。
金田一は真犯人を見つけ出すため、失われた手毬唄の秘密を追うが……。
石坂浩二の金田一耕助シリーズ第二弾。


★★★★★☆☆☆☆☆
ナゾの人 これで金田一シリーズ3作目を見ますが、
犬神家、八つ墓村ときて・・もう飽きてきてしまった(苦笑)
ミステリー界の007(爆)
書こうとしている世界は変わらないしパターンも同じ・・
しかも八つ墓村と比べると全く怖くない。
犬神家と比べると向こうが格が上・・
犬神家のときも感じたのですがやはり私は探偵ものが苦手。
「ダヴィンチ・コード」のように殺し方の美を見せ、
探偵が推理するも的外れで見てて歯がゆい。
「セブン」とかは好きなんですが・・
犯人がね、ちいさいちいさい。
だからどこにでもありえる恐怖かもしれないけれど、
生活感あふれすぎ。
八つ墓村は都会の野心が過疎地でと娯楽があったけれど。
こう家族愛や血の執念のワンパターンが続くと、
田舎には住みたくはないなぁ・・
と、私が映画=田舎の郷愁映画が好きという図式が、
田舎は嫌だ近所付き合いは嫌だとなる。
もしかしたらそこを突いているのかもしれませんね。
横溝作品の本質はそれだけ田舎の狭さやくどいくらいの情を描き、
それは今の時代には果たして不必要だろうかということを・・

その田舎の象徴である数え歌やお祭りや昔話。
それらを伝えてきたのはお年寄りであり、
今の核家族化が進む時代にはどうでもいいこと。
ただ・・そのどうでもいいことと幼少に触れ合っていたか?
それこそ私の好きな郷愁がそれです。
こういった描写は好きですが、
やはり売り物はといえば親戚一同が集まり相続争いや、
ややこしい人間関係や村独特のよそ者への差別意識・・
こういうのは娯楽としてあまり見たくはないですねぇ・・

特にこの作品のラストは救いようがない
その暗さは哲学的な洋画の暗さとは違い、
邦画独特の味わいがある。
そこが受け入れられるかどうかですね。
親の愛情はシリーズどの作品でも伝わりますが、
束縛愛に近いものがありやはり田舎は嫌だと思ってしまう。
横溝作品で田舎に郷愁を感じさせてくれる作品・・
いまのところ八つ墓村かなぁ・・
なぜって?
歴史が好きだから。
冒険ものが好きだから。
まず、行ってみたいと思えるからかな(苦笑)

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-03-17 06:29:25

フレイルティー/妄執

テーマ:映画ジャンル サスペンス

フレイルティー/妄執 2001

FRAILTY


禁断のラスト!
覗くとあなたの震えは
止まらない!!

フレイルティー -妄執-スペシャル・コメンタリー・エディション
¥1,380
Amazon.co.jp

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ビル・パクストン
製作: デヴィッド・ブロッカー
デヴィッド・カーシュナー
コーリー・シエネガ
製作総指揮: トム・ハッカビー
カレン・ループ
トム・オーテンバーグ
マイケル・パセオネック
脚本: ブレント・ハンレイ
撮影: ビル・バトラー
編集: アーノルド・グラスマン
音楽: ブライアン・タイラー
 
出演: マシュー・マコノヒー フェントン・ミークス
ビル・パクストン 父
パワーズ・ブース ウェズリー・ドイル捜査官
マット・オリアリー フェントンの子供時代
ジェレミー・サンプター アダム・ミークス
ルーク・アスキュー
ミッシー・クライダー
ダーク・チートウッド
グレッグ・セラーノ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ツイスター」「シンプル・プラン」の俳優ビル・パクストンが初めてメガホンをとったサスペンス・ホラー。

低予算で製作され、目に見えない心理的な恐怖を描いた本作は、2001年にアメリカの小さな映画祭に出品されて評判となり、やがて大物映画監督たちの賞賛も集めて次第に公開規模を拡大していった。
 米テキサス州ダラスのFBI司令部。捜査官ドイルは、全米を震撼させているテキサスの連続殺人事件を担当していた。

殺人鬼は必ず“神の手(ゴッド・ハンド)”という謎の文字を現場に残している。

だが、ドイルらFBIは依然として犯人を特定出来ず、頭を悩ませていた。

ある嵐の夜、そんな彼らのもとへ、フェントンと名乗る男が訪ねてくる。

男は、犯人は弟アダムで、数々の殺人を犯した後に自殺を遂げたと告げる。

そして、弟にはある理由があったと付け加え、彼ら兄弟の少年時代まで遡るその恐ろしい物語を語り始めるのだった…。
 母親が早くに亡くなり、心優しく頼もしい父親と2人の兄弟――自我の確立しつつある兄と未だ父親の価値観が世界の全てである幼く無垢な弟――だけで暮らす一家における、“父と子”“兄と弟”という関係性にサスペンスを見出した視点は秀逸。



★★★★★★☆☆☆☆

ドクロ 微妙かなぁ・・


パッケージにはすごい宣伝文句がありそれを読んで思わず借りました。

スティーブン・キングが「シャイニングを超えた」と言い、

サム・ライミが大絶賛しているのです。

確かによくできた脚本ですし俳優の演技もいい。

けれど・・なぜか私にはそんなに伝わらなかった。

なぜだろうか??

全体的にヒッチコック風の演出で、

とても丁寧に作られてあります。

たぶん映画通の方が見ればうれしいかも・・

でも私にはちょっと古く親切すぎるように思えた。


ホラーは流血しなきゃ(苦笑)

おお・・R指定がかかっているというのに描写は抑えてる。

どちらかというと上品すぎかも。

ある意味私のホラー好きは、

見えるから怖くはない見世物という映像が多いのです。

見えないものを想像して怖がらせる日本のホラーは大の苦手。

イタリアのホラーのような色でびびらせるホラーが好き。

この作品は精神的に追い詰めるたぐいの、

ホラーというよりもオカルト・サスペンスです。

オカルトであり超能力サイコなので、

そのあたりの派手なびびらす描写がもっとあれば娯楽的に楽しめたかも・・

アンブレイカブル/ブルース・ウィリス
¥1,187
Amazon.co.jp


サイキック・ホラーということで「アンブレイカブル」に似たところがあり、

その辺がついてゆけなかったです。

サイコとオカルト(特に魔女や悪魔系)は、

ありえない・・と頭から見てしまうのでつまらないんですよね。

この作品のうまいところは、

ありえない馬鹿な話を信じ込み行動に移した親子の物語なのですが、

ほとんどが回想劇でありその語り部が前半と後半で入れ替わります。

思い込みとすり替えという手口は、

ユージュアル・サスペクツ」と同じであり、

語る相手が刑事(FBI)という点も同じ。

この目新しくもなくなった方法はラストが全て。

なるほど、

「ユージュアル・サスペクツ」では全てが犯人の作り話であったに対し、

こちらは聞いている相手さえ逆転劇に巻き込みます

回想劇ばかりでつまらないと思った時間の積み重ねが、

最後の最後にきいてきます。

自作自演、

全てうそ、

それらではありません(苦笑)


ユージュアル・サスペクツ/スティーヴン・ボールドウィン
¥1,172
Amazon.co.jp


見てない人は注意


ただ・・弱いもの(子供や女性)への虐待が正義という怖さは、

私には伝わらなかったです。

怖いというよりも嫌な感じであり、

それをも正当化しさわやかに終わるのがどうも苦手で・・

やっぱりこの手のお話のオチは、

うまくだまされたなぁ~と苦笑いできるか、

後味が悪く何者かが襲ってきそう・・というのがいい。

勧善懲悪をあまり好きではないのかもしれません。

勧善懲悪の勘違いですが・・

上の子供がすごく演技がよかったので、

子供のまま終わるのも(回想として)よいかもしれない。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-03-05 07:28:05

八つ墓村

テーマ:映画ジャンル サスペンス

八つ墓村  1977 日本


八つ墓村 (期間限定)
¥2,000


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: 野村芳太郎
製作: 野村芳太郎
杉崎重美
織田明
原作: 横溝正史
脚本: 橋本忍
撮影: 川又昂
特殊メイク: マキシーン・坂田
美術: 森田郷平
衣装: 鈴木康之
原島正男
松竹衣装
編集: 太田和夫
振付: 花柳滝蔵
音楽: 芥川也寸志
サントラ盤: ビクターレコード
殺陣: 菊地剣友会
 
出演: 渥美清 金田一耕助
萩原健一 寺田辰弥
小川真由美 森美也子
花沢徳衛 磯川警部
山崎努 多治見要蔵・久弥
山本陽子 多治見春代
市原悦子 多治見小竹
山口仁奈子 多治見小梅
中野良子 井川鶴子
加藤嘉 井川丑松
井川比佐志 井川勘治
綿引洪 矢島刑事
下絛アトム 新井巡査
夏木勲 尼子義孝
田中邦衛 落武者A
稲葉義男 落武者B
橋本功 庄左衛門
大滝秀治 諏訪弁護士
夏純子 美也子の妹・和江
藤岡琢也 久野医師
下絛正巳 工藤校長
山谷初男 馬喰吉蔵
浜田寅彦 吉岡太一郎
浜村純 森荘吉
吉岡秀隆


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



★★★★★★★★★☆☆

メラメラめちゃツボにはまりました(爆)

ホラーサスペンス大好き、スペクタクル冒険もの大好きなので・・

金田一が寅さん(男はつらいよは未見)だったので不安でしたが、

この作品は誰が金田一になっても違和感がないと思う。

ただしその後のリメイクで豊川悦司が酷評されているところをみると・・

渥美清の金田一も悪くはないと感じる。


まずは加藤嘉(お気に入りな俳優)が冒頭からいきなり毒殺され消える。

萩原健一は実は好きな俳優なんですが作品自体見たことがない。

私の中では誰がなんと言ってもショーケンは落合監督でありウィル・スミスなのですが(爆)

ひょうひょうとした雰囲気が好きですね。

石坂浩二の金田一と匹敵するのはショーケンもいいかも・・

まあショーケンは今回は金田一ではなく主役相続人です。

犯人も筋も特にひねりがなくわかりやすいのですが、

犬神家より私の感性に合ったということはやはりホラー色が強いから。

現代社会から閉ざされた山中の村はまるで、

ヴィレッジ」そのものです。

この作品は洋画で自ら過疎近親社会を築く社会派ファンタジーでした。


回想の中で本当にあった事件(津山連続殺人事件)をモデルにした、

山崎務の気狂い演技が不思議と美しい・・

桜の散る中を蝋燭を頭に着け猟銃や刀を振りながら追ってくる。

殺戮の間合いは「シンドラーのリスト」を見ているようで、

映画ならではの娯楽だと感心しました。

落ち武者の首が笑うシーンはちょっとやりすぎで笑ってしまうけど、

全体に感じる哀しい人間のエゴや過疎の心理など、

今の映画には描けないであろう味があります。

役者が違うのか監督が違うのかとにかく昔の邦画はよい。

気がつけば監督は「砂の器」の野村芳太郎・・


後半に洞窟が出てきますが、

私は洞窟が好きで映画に洞窟が出てくるとたまらない

インディジョーンズの魔宮の伝説が一番好きなんですが、

洞窟の中が暗くてよくわからないとかはどうでもいい。

見にくいからこそ洞窟なんですよ。

この洞窟映像は日本各地の洞窟をうまくつなぎ合わせて編集されていて、

私の行ったことがある秋吉洞や龍河洞も出てくる・・

高知の龍河洞は特にお勧めです。

あんなところであの人に追いかけられたら・・

今度行ったときにそれを思い出してみよう(苦笑)

そのシーンはたいして怖くはなかったですね。

特殊メイクが中国ゾンビ映画のようでコミカルでしたから。

それよりも何よりも怖かったのがエンデイング!


見た人はわかりますよね?

あれ、大ウケしてしまった。

怖いしおかしすぎる。

あそこらの演出がサービス精神満点で、

まるでアトラクション体験したかのような爽快感がある。

その後に金田一が語る血の因縁、

あれは復讐の爽快感のあとの空しさを感じ、

この因縁は現代までも続いている消えない歴史となる。

そして飛行場の風景にあれはあの村は何だったのだろうかと・・

まさしく現代に語り継がれる哀しい御伽噺

こんなホラーサスペンスにもどこかノスタルジーを感じてしまいました。


ヴィレッジ/ホアキン・フェニックス
¥2,500
Amazon.co.jp

ビックリマークヴィレッジ

見てない人はぜひ!

予想できても哀しくこっけいであるラストは後をひきます。


津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇/筑波 昭
¥620
Amazon.co.jp

「八つ墓村」は実在する/蜂巣 敦
¥1,575
Amazon.co.jp

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2007-03-03 07:00:31

インサイド・マン

テーマ:映画ジャンル サスペンス

インサイド・マン  2006

INSIDE MAN

それは、一見誰が見ても完璧な銀行強盗に思われた…。
インサイド マン
¥2,714


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: スパイク・リー
製作: ブライアン・グレイザー
製作総指揮: ダニエル・M・ローゼンバーグ
ジョン・キリク
カレン・ケーラ・シャーウッド
キム・ロス
脚本: ラッセル・ジェウィルス
ドナ・バーウィック
撮影: マシュー・リバティーク
プロダクションデザイン: ウィン・トーマス
衣装デザイン: ドナ・バーウィック
編集: バリー・アレクサンダー・ブラウン
音楽: テレンス・ブランチャード
 
出演: デンゼル・ワシントン キース・フレイジャー
クライヴ・オーウェン ダルトン・ラッセル
ジョディ・フォスター マデリーン・ホワイト
クリストファー・プラマー アーサー・ケイス
ウィレム・デフォー ジョン・ダリウス
キウェテル・イジョフォー ビル・ミッチェル
キム・ディレクター
カルロス・アンドレス・ゴメス
ジェームズ・ランソン
ケン・レオン
アシュリー・アトキンソン
ピーター・ゲレッティ
ピーター・フレチェット


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「マルコムX」の監督・主演コンビ、スパイク・リーとデンゼル・ワシントンが再びタッグを組んだクライム・サスペンス。

銀行に人質を取って立てこもった頭脳明晰な犯人と捜査官たちの息詰まる攻防がスリリングに展開する。

共演は「クローサー」のクライヴ・オーウェンと「フライトプラン」のジョディ・フォスター。
 狡猾な男ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。

事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。

しかし、周到な計画のもと俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。

一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長のアーサーは、やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった…。




★★★★★☆☆☆☆☆

シラー この作品の致命的なところは、

中途半端で何がやりたいのかわからないこと。

豪華な俳優陣のわりに不評だったのでなぜなのか知りたくて借りました。

ジョデイ・フォスターが好きだから見たというほうが正解ですが、

ジョデイでなくてもよかったくらいですが、

ジョデイが出てたから見たのだから仕方がない(苦笑)

「フライトプラン」くらい中途半端でしたね。

デンゼル・ワシントンの堅い演技が嫌いでしたが、

この作品の彼はエディ・マーフィにでもなりたがっているのか??

不自然な軽さがまた目立つ・・

たまには変わった役がやりたいという演技派を集めた娯楽B級作品。

みんなほんとは悪いやつなのにそうは感じない軽さとテレビドラマのような、

緊張感のなさがオーシャンズ11のようで好きじゃない。


冒頭からネタバレしてるし、

次の展開がこれでは誰にもわかるであろう安易なつくり・・

私がそのての作品を前に見ていたからかもしれないけれども、

もうちょっとどうにかならなかったのかな?


ビックリマークスペーストラベラーズ

スペーストラベラーズ/金城武
¥2,300
Amazon.co.jp

この作品、見た人はいるはずですよね?

犯人たちが考えた(何人人質がいるかわからないアイデアとか)

でもこの作品の犯人らはきちんとアイデンテイを持っています。

マンホールで脱出や金庫での談笑、

よくあるピザの差し入れ等・・

邦画でありながら「狼たちの午後」を現代にうまく取り入れています。


インサイド・マンにはそこが感じられずぼやけてしまう。

説明的に(きっかけ)は流されるも、

第二次世界大戦やロスチャイルド家のことなんて言われても、

だからどうしたと見てるほうは他人事。

大きな世界を描こうとしてはいるものの、

すべてが中途半端で舞台劇のように限定されている。


ビックリマークマラソンマン

マラソン マン スペシャル・コレクターズ・エディション/ダスティン・ホフマン
¥1,500
Amazon.co.jp

ユダヤ人、ニューヨーク、ダイヤ、貸し金庫、これらの謎が解きたい方は、

こちらをぜひお勧めします。

アクションも秀悦できちんとメッセージ性もあり、

高尚で娯楽性もあるよい作品だとわかります。


ここまでいい作品を撮れとも言わないけれども、

全く警察側のおろかさがコミカルに描かれてはいたのに、

最後であんなどうでもいい落ちにするならば、

最後まで警察はおろかだったとするべきです。

そうすれば、

ユージュアル・サスペクツのようにすべては彼ら(銀行含め)のお遊びだと、

それもまた痛快ですし後味も何か残ると思う。





いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

メロメロパーク

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。