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2007-06-26 07:13:11

眉山 -びざん-

テーマ:映画ジャンル ドラマ

眉山 -びざん- 2007 日本



bizan


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

監督: 犬童一心
原作: さだまさし 『眉山 -BIZAN-』(幻冬舎刊)
脚本: 山室有紀子
撮影: 蔦井孝洋
美術: 瀬下幸治
編集: 上野聡一
音楽: 大島ミチル
主題歌: レミオロメン 『蛍』
照明: 疋田ヨシタケ
録音: 志満順一
 
出演: 松嶋菜々子 河野咲子
大沢たかお 寺澤大介
宮本信子 河野龍子
円城寺あや 大谷啓子
山田辰夫 松山賢一
黒瀬真奈美 河野咲子(14歳)
永島敏行 島田修平
中原丈雄 小畠剛
金子賢 吉野三郎
本田博太郎 綿貫秀雄
夏八木勲 篠崎孝次郎

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


さだまさしの同名小説を「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心監督が映画化した感動ドラマ。

ガンに冒されながらも気丈に振る舞う母と、そんな母の秘められた過去の恋を辿ってゆく娘の強い絆を描く。

出演は「犬神家の一族」の松嶋菜々子と「子ぎつねヘレン」の大沢たかお、そして10年ぶりの映画出演となる宮本信子。
 東京で旅行代理店に勤める咲子は、徳島で一人暮らしをしている母・龍子が入院したとの報せを受け、久しぶりの帰郷を果たす。

咲子はそこで母が末期ガンであることを知る。元々江戸っ子の龍子は入院してもなお、何でも自分で決めてしまう。

そんな母に寂しさを感じながら看病を続けていた咲子は、医師の寺澤と出会い、少しずつ心を癒されていく。

そんな中、母からは死んだと聞かされていた父が今も生きていることを知った咲子は、母の人生を知りたいと、まだ見ぬ父のもとを訪ねるのだが…。



流れ星 ★★★★★★☆☆☆☆


例によって原作を読まずにしかし前知識は調べて観にいきました。

微妙~!

すごく映画的であまりに映画的すぎなので、

テレビドラマを映画化したような作られた世界がそこにありました。

やはり「東京タワー」を観て比べてしまう・・

あれはノンフィクションのいいところと悪いところがあった。

でもこれはああ、フィクションの世界だ・・


私は徳島なので出てくる景色も見たものばかりだし、

ひいきに観なければいけない立場なのですが・・

親子の愛情があまり丁寧に描かれていないような気がしました。

比べてしまうのも仕方ないのですが「東京タワー」では、

単に誰にでもあるお話ですが、

子供がどれだけ親にしてもらったことを、

愛情で返せるかという当たり前のいとおしい話。

眉山は子供が親に返せる愛情は父親と合わせること、

そしてそれこそが自分探しでもあり親から子の償いでもある。

ここらの筋はわかっていても苦手な・・

洋画でいえば「マディソン郡の橋」や「タイタニック」に似た感じがしました。


どうも親子の過去に恋愛を絡ませる筋はドラマチックになりがちですが、

やはりドラマ演出が効いていて感情移入は難しかったです。

娘の自分探しと母の隠された過去の思い出・・

実際にどこにでもあるというよりは、

洋画やテレビドラマにありそうな展開・・

せっかく朴訥で自然も美しい徳島を舞台にしているのだから、

娘と母の過去の思い出を後半に病院の公園のベンチで話すのではなく、

時折織り交ぜてどこかにあるお話にもしてほしかったです。
共感を得られ、

自分の話でもない映画。

私はどうもこのての映画にはいつも期待してしまうのが、

世界は違えどどこか自分が入ってゆける余地のある映画。

ニューシネマパラダイス」の、

帰ってきても子供の部屋はそのまま用意されているくだりや、

イルポスティーノ」のように、

田舎から出たい自分と出た恩人に贈る音が実はかけがえのない田舎の美しさ・・

映画ではこれらのイタリア映画を日常に重ねることができる余地がある。

もちろん「東京タワー」も私の世界ではないけれど、

あのお母さんはどこにでもいそうだし、

伝えたいことはただ親への恩返しとどこにでもある。

「眉山」だから徳島だから厳しく観てしまうのかもしれませんね。

もし私が徳島から遠く離れていれば・・

おそらくはあの真夏の阿波踊りのシーンだけで感動できるかもしれない。

でもあの阿波踊りも映画的でした。

桟敷で見物するシーンだけではなく橋や町全体で踊り狂う絵が少ない。

汗を感じないのはやはり映画的なきれいさが優先されていたから・・

あと・・

母親がどうも私が苦手な感じの女性だった。

徳島の母親はもっと暖かく朴訥でいてほしい。

あれでは元旅館かクラブのママですよ・・

原作がそうなんだから仕方がないのですが、

これが大きな違和感でした。

私が犬神家シリーズの女性が苦手なのもそんな理由から。


よかったところはあまり欠点がない映画的な映画だったということ。

ここまで映画的に描くなら、

水のきれいさや自然の美しさをそのまま演出してほしかったかな。

蛍のシーンは幻想的でしたがやはり映画的でした。

毎年田舎の母と阿波踊りを見に行くのが恒例になって、

いまや義務と化しております。

いやいやめんどうくさいけど、

でもそれが多少の親孝行で誰でも恒例のお盆帰りなのです。

その中途半端な気持ちと変わらない安堵感は、

出せていたと思いました。



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2007-06-14 06:21:31

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン?

テーマ:映画ジャンル ドラマ

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン  2007



オカン、ありがとうね。



tokyo2

tokyo

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


監督: 松岡錠司
原作: リリー・フランキー 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社刊)
脚本: 松尾スズキ
撮影: 笠松則通
美術: 原田満生
衣装: 宮本まさ江
編集: 普嶋信一
音楽: 上田禎
主題歌: 福山雅治 『東京にもあったんだ』
メイク: 豊川京子
照明: 水野研一
録音: 柿澤潔
 
出演: オダギリジョー ボク
樹木希林 オカン
内田也哉子 若い頃のオカン
松たか子 ミズエ
小林薫 オトン
冨浦智嗣 中学、高校時代のボク
田中祥平 小学校時代のボク
谷端奏人 幼少時代のボク
渡辺美佐子 筑豊のばあちゃん
佐々木すみ江 小倉のばあちゃん
原知佐子 現在のノブエおばさん
結城美栄子 現在のみえ子おばさん
猫背椿 ブーブおばさん
伊藤歩 タマミ
勝地涼 平栗
平山広行 磯山
荒川良々 えのもと
辻修 ホセ
寺島進 ハイカラな男
小島聖 若い頃のノブエおばさん
吉本菜穂子 若い頃のみえ子おばさん
光石研 小料理屋の客
千石規子 病院の借家の老婆
仲村トオル ラジオ局のディレクター
土屋久美子 高校の女教師
小泉今日子 不動産屋の事務員
板尾創路 「かっぱ」の客
六角精児 編集長
宮崎あおい アイドルDJ
田口トモロヲ 郵便配達
松田美由紀 中目黒の大家
柄本明 笹塚の診療所の医者
田中哲司 東京の病院の医者
塩見三省 葬儀屋
岩松了 催促する編集者の声
江本純子 風俗嬢C
安藤玉恵 風俗嬢A
栗原瞳 風俗嬢B
麻里也 堕落した日々の彼女
竹下玲奈 大学時代の彼女
小林麻子 似顔絵教室の女子社員
ぼくもとさきこ 東京の看護婦

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


 空前のベストセラーとなったリリー・フランキーの同名自伝小説をオダギリジョー、樹木希林主演で映画化した感動ドラマ。
原作者と同じ福岡出身の松尾スズキが脚本を担当。
監督は「バタアシ金魚」「さよなら、クロ」の松岡錠司。
共演に松たか子、小林薫。また、若い頃のオカン役を樹木希林の実の娘、内田也哉子が演じて話題に。
 1960年代、オトンに愛想を尽かしたオカンは幼いボクを連れ、小倉から筑豊の実家に戻ると、妹の小料理屋を手伝いながら女手一つでボクを育てた。
1970年代、15歳となったボクは大分の美術高校に入学、オカンを小さな町に残し下宿生活を始めた。
1980年代、ボクは美大生となり憧れの東京にやって来るが、仕送りしてくれるオカンに申し訳ないと思いながらも学校へもろくに行かず自堕落な日々を送ってしまう。
留年の末どうにか卒業したものの、その後も相変わらずフラフラした生活を送るボクだったが…。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


★★★★★★★☆☆☆

カゼ ちょっと前に劇場で観ました。

泣けると覚悟して「人の人生見て感情移入できるのか?」とも思っていました。

テレビも原作も全然見ていません。

映画を観るのが最優先なのでだいたい原作は読まないようにします。

でも・・あらすじは一応調べるんですよね(苦笑)

原作者によればこの映画化のが一番原作に近いとパンフにありました。

若い頃のボクはオダギリにそっくりだったと(爆)

でも原作者のリリーさんの年頃ならこういった髪型の人いてそうだ。

何もかもが60年代なのね。

「東京タワー」つまり感涙モノのオールウエーズの三丁目の夕日の世界が、

この映画の続編だと言ってもいいくらいです(三丁目は続編は作るらしいですが)

東京タワーがなかったころ、出来たすぐの頃を知らないボクことリリーさん。

その父がタワーをバックに写真に写ってる。

なんかレトロでいいです。

服もおしゃれに見えてしまう。

今流行の(今のはリバイバルなんですね)60-70年代・・

その時代の人が見たらまた「いや、そんなにおしゃれに描かないでくれ」と思うかもしれない。

けれどとっても新鮮で、

ボクの母オカンの若い頃の内田也哉子のファッションや髪型がなんかよい。

樹木希林の実の娘ということがこの作品の成功のひとつでしょう。

つたない演技に違和感を感じる人もいるかもしれないけれど、

この親子が同じ母をやっているからこそリアルさがあると思う。

ただ・・

ボク役オダギリはよいとして少年時代から細かく配役を変えすぎたそのほうが違和感。

小さなどこにでもあるエピソードが最後にジグゾーパズルがばらまかれたように散らばる・・

ニューシネマパラダイス」「イルポスティーノ」「リバーランズスルーイット

これらの作品が好きな私には泣ける映画となりました。

ただし、

あまりにも抑揚がなく絵日記のようにだらだらと続いてゆくので、

最後だけの映画じゃあないかと感情移入できないかもしれませんが・・

自叙伝。

これは特にまだ生きている人の絵日記のようなもの。

よかったのは政治的な人物や偉人などではなく、

たとえ主役が本当に芸能人であっても、

ラジオ局に勤めていようが東京で成功していようが、オダギリジョーであろうが、

どこにでもあるお話なのです。

たぶん職種を変え出身地を変えほとんどの人になにかしら共感は与えられると思う。

子供の頃のこと。

だれもがあること。

主役がオダギリなのでほとんど見た方は子供ボクの立場でしょうか。

でも母親の立場でも見られた方もいらっしゃるかもしれない。

そして父親の小林薫(全時代ひとりでやってます)の立場・・

親父って母親には勝てないのかもしれない。

なんかすごくわかりやすく日本の親子を描いていました。

三丁目の夕日とセットで見られることをお勧めします。


ALWAYS 三丁目の夕日 通常版/吉岡秀隆
¥2,790
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劇場で観る映画が小説やテレビドラマと大きく違うのは、

大画面で絵を見られること。

2枚親子の手をつなぐ絵を並べて見ましたが、

その絵は一生忘れられない絵なのです。

ボクから見れば若い母に手をひかれ一生懸命ついてゆく絵。

そして年老いた母はボクより小さくなっている、

横断歩道を気遣いながら母の歩幅に合わせて歩くボクの絵。

このシーンからもう私の肩がヒクヒクしていました(苦笑)

それまでのダラダラした日常がこの2枚の絵で重なりました。

母から見た立場と言うのが私にはわからなかったのですが、

離縁した父と友達のような恋人のようなはっきりしない関係のまま、

それでも最後にはオトンを呼ぼうとしていた。

このシーンにオカンのささやかでかわいい人生を見ました。


後半は苦痛なくらい闘病生活のシーンが続くのですが、

つらい場面や現実をきちんと描けなければそれまでのことは絵日記で終わります。

これは最初から覚悟して見に行ったので暗くは感じませんでした。

暗いというより暖かい映画なのです。

難点マイナスを言わせていただくと、

ギャグがベタで笑えなかったこと。

主題歌が今イチ(今3か)で暗く盛り上がりがなかったこと。

同ジャンルの「眉山」の主題歌のほうがよいと思います。

そして大きなマイナスは、

オダギリの語りが多すぎること。

映画とは全部丁寧に説明されてしまうと本を読むのと変わらなくなる。

時代の切り替わりの時だけでいいと思う。

これはすべての映画にいえることなんですが最近多いですね。

後半の手をつなぎ横断歩道を歩くときセリフも音楽も途切れました。

あの情景の使い方を要所にもっと入れてほしかったです。

砂の器」の後半を思い出しましたもの。


息子が母親に恩返しをするストーリー、

ただそれだけのお話なんです。

でもそれが普通のことが最後まで出来たと満足できる人はどれだけいるだろうか。

当たり前のことが今の時代うっとうしがられているのはなぜだろう。

当たり前に普通なだけなのに、

ちょっと背伸びして自分も成功しちゃった。

そんなボクを目指してみようと思いませんか。

自叙伝であるのに自慢にも感じないのは、

本当はみんなそうしたい、

もしかしたらちょっとしたことからできるかもしれない・・

そう思ってるからかもしれません。

哀しい映画ではなく、

ちょっとだけ自分以外のことも考えてみようと、

やさしく強くなれたら意義がありますね。


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2007-04-08 07:10:19

白い巨塔

テーマ:映画ジャンル ドラマ

白い巨塔  1966 日本


白い巨塔 劇場版/田宮二郎
¥4,096
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: 山本薩夫
製作: 永田雅一
原作: 山崎豊子
脚本: 橋本忍
撮影: 宗川信夫
美術: 間野重雄
音楽: 池野成
 
出演: 田宮二郎
小川真由美
東野英治郎
滝沢修
船越英二
田村高廣
石山健二郎
小沢栄太郎
藤村志保
長谷川待子
岸輝子
加藤嘉
永田靖
加藤武
下絛正巳
鈴木瑞穂
須賀不二男
清水将夫
高原駿雄
早川雄三
北原義郎
潮万太郎
滝花久子

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ブルーリボン賞
作品賞
脚本賞 橋本忍


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


日本医学界の謀略うずまく内幕を描いた、山崎豊子原作のサスペンス小説を巨匠・山本薩夫監督が映画化。

派閥闘争の中心人物である財前五郎を演じた田宮二郎は本作でブレイク、映画スターとして不動の地位を築き、後にテレビシリーズでも同じ役を演じた。





★★★★★★★☆☆☆

ガーン これね、借りたディスクに傷があったみたいで、

裁判のシーンから飛んで飛んで・・

仕方なく停止&スロー再生で日本語字幕でセリフを確認して見ました。

だから感動とかそういうのはないです。

惜しい。

今度テレビドラマ版を借りてみようかなとも思うんだけど、

あれはオチがわかってしまってるから・・

当時原作に手を加えてお涙頂戴の完璧ストーリーとなったそうです。

なるほど本作のほうが確かにあっさりしすぎてなんともいえない。

けれどもこれはこれでもいい。

説明不足だし盛り上がりが後半くらいしかないけれど、

このラストはなんとなくよいと思う。

たぶん時代だと思います。

当時は成り上がっていく財前のほうが、

よい人なる里見のほうより人気が出て、

たぶん高度成長期に差し掛かり日本人は成り上がりの美学を求めてたと思う。

そしてまた、

それからしばらくしてテレビドラマが出来たらしいのですが、

この時代になると成り上がりの美学に対する嫉妬や嫌悪から、

原作を作者が書き直して財前を最後に死なせるという、

感動もの人間ドラマにしたのでしょう。

確かに時代に合っているだろうしあざといのですが、

かなり完成され丁寧なドラマだったらしいです。

そして主役の田宮さんが自殺?といういわくつきで、

リアルな後世に残る名作となりました。

・・見てみたくなってきた(苦笑)


そして現代になってこれ、

またテレビドラマ化されたんでしたよね。

それも見ていないのですが・・

やっぱりあらすじを読んでしまうと、

少なくても田宮さんのほうが興味があります。

そして一番先に優先されるのはやはり、

一番古い作品。

リメイクされた有名な映画やドラマは、

私はとにかく一番古いのを選ぶようにしています。


この作品は財前のかっこいい成り上がりドラマで、

その裏の根回しや人間の冷たさも描いています。

里見も朴訥で誠実で融通が利かないところもよく描けてる。

ラストの里見への仕打ちもありかなと思います。

このラストはいい。

まあその後を知ってるから財前のその後がわかるからなんだけど・・

もしテレビドラマで感動された方がこれを見たら、

違和感を覚える方もいるかもしれない。

でもビギニングを見るような感じで鑑賞すれば、

これはこれでよく出来てると思います。


白い巨塔 Volume 1 (田宮二郎主演)
¥5,220

白い巨塔 DVD-BOX 第一部/唐沢寿明
¥13,500
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海と毒薬 デラックス版
¥4,230

海と毒薬  医療ドラマです。

描写はこっちのほうがショッキング。

すごいシリアスな映画。

悪い奴ほどよく眠る/三船敏郎
¥6,111
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悪い奴ほどよく眠る

これは面白い。

黒沢映画は時代劇ではないほうが好きです。



疑惑/桃井かおり
¥3,471
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疑惑

松本清張ってほんと面白い。

これもラストの意味深さがよい。


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2007-03-13 07:00:37

イル・ポスティーノ

テーマ:映画ジャンル ドラマ

イル・ポスティーノ  1994 イタリア/フランス

IL POSTINO
LE FACTEUR[仏]

THE POSTMAN[米]



イル ポスティーノ (ディズニー ライブアクション タイトル)
¥1,286


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

監督: マイケル・ラドフォード
製作: マリオ・チェッキ・ゴーリ
ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ
ガエタノ・ダニエレ
原作: アントニオ・スカルメタ
脚本: アンナ・パヴィニャーノ
マイケル・ラドフォード
フリオ・スカルペッリ
ジャコモ・スカルペッリ
マッシモ・トロイージ
撮影: フランコ・ディ・ジャコモ
音楽: ルイス・エンリケス・バカロフ
 
出演: マッシモ・トロイージ
フィリップ・ノワレ
マリア・グラツィア・クチノッタ
リンダ・モレッティ
アンナ・ボナルート

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 実在した詩人パブロ・ネルーダに材を取ったA・スカルメタの原作を基に、イタリアの喜劇俳優M・トロイージが病に蝕まれた体で映画化にこぎつけた執念の作品。
1950年代のイタリアを舞台に、ひとりの素朴な青年の成長をあたたかい眼差しで描き出している。
 ナポリの沖合いに浮かぶ小さな島。
そこへチリからイタリアに亡命してきた詩人パブロ・ネルーダが滞在する事になった。
老いた父と暮らし、漁師になるのを望んでいない青年マリオは、世界中から送られてくるパブロへの郵便を届けるためだけの配達人の職につく。
配達を続ける内に、年の差も越えて次第に友情を育んでいく二人。
詩の素晴らしさを知ったマリオは、詩の隠喩についても教わる。
やがてマリオは食堂で働くベアトリーチェという娘に一目惚れし、彼女に詩を送ろうとするのだが……。
 異邦人との触れ合いによって、自分の故郷をもう一度見つめ直す主人公の姿が静かな感動を呼ぶ。
逮捕命令が撤回されてパブロはやがて母国へと帰っていくが、それ以降の展開こそが重要な物語だ。
パブロに届けようとマリオが島の様々な音を集めていくシーンなど一番の見せ場と言ってもいいだろう(もちろん美しい撮影と情緒豊かな音楽も忘れてはならない)。
友を、女を、故郷を愛する事の素晴らしさが淡々とした演出の根底に確かに息づいている。
P・ノワレの笑顔とそれに負けないくらいのM・トロイージの表情。
惜しくも彼はこの作品のクランクアップ直後に他界してしまったが、ここにその足跡はしかと刻まれた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

アカデミー賞
音楽賞(オリジナルドラマ) ルイス・エンリケス・バカロフ
英国アカデミー賞
監督賞(デヴィッド・リーン賞) マイケル・ラドフォード
外国語映画賞
作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞) ルイス・エンリケス・バカロフ
放送映画批評家協会賞
外国語映画賞
日本アカデミー賞
外国作品賞


★★★★★★★★☆☆

波 いいお話です・・

もうね、

はまる人は号泣でだめな人はなんのことやらですよ。

私は自分でもだるい文芸物がはまるときがあるなぁと思うのですが(爆)

セリフが少なかろうが歌うような言い回しであろうが風景と音楽の作品であろうが、

ニュー・シネマ・パラダイス」や「リバーランズ・スルーイット」の世界がいとおしい・・

「砂の器」や「天城越え」が泣ける・・

この作品は見てる途中からもうウルウルきてて、

ラスト付近では号泣でした(苦笑)

郷愁、帰らないもの、変わらないもの、どうにもならないもの・・

私は感動した作品は何度見ても同じ場面付近でまた感動できる、

大変お得なパブロフの犬の癖を持っております。

まあそれが当てはまらず泣かされた作品は「アルマゲドン」「ライフ・イズ・ビューティフル」あたりか。

あそこらはもうあざとさがわかっているからたぶんもう泣けない(爆)

けれどもこの作品は大事にしたい大事に味わいたい何か、

「ニュー・シネマ・パラダイス」や「リバーランズ・スルーイット」と同じだるい味わいがあるのです。

わかる人はわかってもらえると思う例えかな?


メモニュー・シネマ・パラダイス  この映写技師のじいちゃんが詩人と同じ俳優なのですよ。

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション/フィリップ・ノワレ
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メモリバー・ランズ・スルー・イット  映像がきれい・・


リバー・ランズ・スルー・イット/ブラッド・ピット
¥2,120
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本当は最初は7点にしようかなとも思ったのです。

主演俳優がこのあと他界したとはいっても、

あまりに濃い(苦笑)のでちょっとと・・

でもそれからもじんわりときいてきて、

やっぱりこの作品はそんなくだらない(顔がどうのとか)理由で採点できない、

きちんと素直に認めようと残そうと思ったわけです。

しかし・・抑揚が少ないので満点にはできないのが残念ですが・・


まずお話がいいんですね。

そこに住んでいない私たちにとってはその田舎の島はとても魅力的です。

しかし出だしは生活感溢れこの主人公は美しい島に居ながらも空しいようです。

いわばイタリアの過疎地なんですが、

住んでいる人にはわからない美しさってあると思います。

チリから亡命してきた詩人はそれをわかっていた。

最初はくすぐったく感じるほど流れるような詩(隠喩)の世界。

地元の漁師のような(爆)素朴すぎる主人公との違和感。

この違和感とつたない淡々とした恋愛。

えっ、何でこの兄ちゃんが主役なの?

郵便屋さんをもっと若い青年にすればいいのに・・

とか思ったのですが・・

その違和感こそこの映画の核なんです。

美しい悲恋ものとして描かれているわけではなく、

本当にこの作品の言いたかったこと・・


それはいろんな受け取り方があるとは思います。

過疎地に現れた世界的に有名な詩人。

今まで逃げたかった現実の暮らしが、

夢のような素敵な島に住んでいたのだと知る。

それは教えてくれた人が去った後自分で読んだ詩。

いわばそこにいての自分探しの旅だったわけです。


人間は文芸に触れ言葉を覚え政治を知る・・

詩人に出会っていなければ普通に漁師の息子であった郵便屋さん。

しかしどちらが幸せかと聞かれればそれは誰もわからない。

詩人から便りがなく自分からお礼の言葉を送ろうとする。

それは心からの詩

今まで気づかなかった自分の生まれた島の美しい音、

教会の鐘の音や海の波音や心音・・

疲れる汚いと言って嫌ってた父の漁師という仕事の網の音・・

この詩は詩人に向けてのものでもあり自分への感謝でもある。

この音を島民みんなで録るシーンから感動しました。


そしてそのあとの展開はまるで「リバーランズ・スルーイット」です。

人生とは?生きた意味とは?出会った意味は?

・・なんかコメント文書いていても思い出してまた感動してきました(爆)

一瞬一瞬を切り取って空にばら撒いたようなエンディングの作品が好き。

言葉の美しさに酔い言葉に目覚めそして・・

郵便屋さんが初めて書いた詩、

詩人が送った詩・・

この詩人というのは実在の人です。

パブロ・ネルーダの詩をぜひ読んでみたくなりました。

私は共産主義でもないし政治活動をしませんから(爆)大丈夫・・



ネルーダ詩集/パブロ ネルーダ
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2007-02-27 07:10:46

スリング・ブレイド

テーマ:映画ジャンル ドラマ

スリング・ブレイド 1996

SLING BLADE


スリング・ブレイド
¥2,142


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ビリー・ボブ・ソーントン
製作: ブランドン・ロッサー
デヴィッド・L・ブシェル
製作総指揮: ラリー・メイストリッチ
脚本: ビリー・ボブ・ソーントン
撮影: バリー・マーコウィッツ
美術: クラーク・ハンター
衣裳: ダグラス・ホール
編集: ヒューズ・ウィンボーン
 
出演: ビリー・ボブ・ソーントン カール
ロバート・デュヴァル カールの父
ドワイト・ヨアカム ドイル
J・T・ウォルシュ チャールズ
ジョン・リッター ヴォーン
ルーカス・ブラック フランク
ナタリー・キャナディ リンダ
ジェームズ・ハンプトン ウールリッジ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 ビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演を兼ね、アカデミー脚色賞に輝いた野心作。
かつて母の浮気相手を殺害した男と孤独な少年との交流を通し、人の心の在り方を綴る。
淡々と心に響くストーリーを寓話的タッチで括ったソーントンの手腕は見事。
ソーントン自身の巧みな演技も秀逸もの。
母親の浮気現場を目撃し、母とその相手を殺害した知的障害者のカール。
25年間の精神病院生活を終え、故郷の町に帰ってきた彼は、そこで父親のいないフランクという少年と親しくなる。
だが少年の母親が恋人の暴力に悩んでいる姿を見た時、彼の中である決意が芽生える...。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

アカデミー賞
脚色賞 ビリー・ボブ・ソーントン
インディペンデント・スピリット賞
新人作品賞 ブランドン・ロッサー (製作)
デヴィッド・L・ブシェル
ビリー・ボブ・ソーントン
★★★★★★☆☆☆☆
天使 ビリー・ボブ・ソーントンが主演してるだけで借りました。
たぶん感動作だと勘違いし期待してしまった。
下心があったときはいけませんね・・

まず、明るいトム・ハンクスだなと(爆)
頭が弱いが純真という役ですが、
描こうとしているのは自身のトラウマと向き合い、
過去の自分と同じような境遇の子供をほうっておけなかった正義感。
ここらはありきたりでよく聞いた見たような気がします。
いつも思うのですがこういうストーリーって、
頭が弱くても心は純真だから何をしてもよい。
極論にはなりますがどうもそこがだめでした。
二十日鼠と人間」はあまり好きではない映画ですが世界が似ています。
どうしようもないからとか、
こんなにいいやつなのにとか、
殺した相手は殺すに値するからとか・・
こういう世界についてゆけません。
いっそショッキングに同じ事件のあとブツ切りにするとか、
ある程度問題性がないと内容さえ忘れそうです
これに感動できる人は、
弱い立場の人間でも意志があれば報復できる・・
そう思えるのは映画だからかもしれないけど・・

お話は適当にテンポもよく家族や集まる知人に個性もあり、
見てて飽きない面白さがあるのですが、
面白い映画ではあるけれど(いい)映画ではないと思う。

ビリー・ボブ・ソーントンのその他のいい映画はこちら・・
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2007-02-17 05:55:58

ネバーランド

テーマ:映画ジャンル ドラマ

ネバーランド  2004 イギリス/アメリカ

FINDING NEVERLAND


ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。
信じれば、必ず行ける。

ネバーランド/ジョニー・デップ
¥1,299
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: マーク・フォースター
製作: ネリー・ベルフラワー
リチャード・N・グラッドスタイン
製作総指揮: ゲイリー・ビンコウ
ニール・イズラエル
原作戯曲: アラン・ニー
脚本: デヴィッド・マギー
撮影: ロベルト・シェイファー
プロダクションデザイン: ジェマ・ジャクソン
衣装: アレクサンドラ・バーン
音楽: ヤン・A・P・カチュマレク
 
出演: ジョニー・デップ ジェームズ・マシュー・バリ
ケイト・ウィンスレット シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ
ジュリー・クリスティ デュ・モーリエ夫人
ラダ・ミッチェル メアリー・アンセル・バリ
ダスティン・ホフマン チャールズ・フローマン
フレディ・ハイモア ピーター・ルウェリン・デイヴィズ
ニック・ラウド ジョージ・ルウェリン・デイヴィズ
ジョー・プロスペロ ジャック・ルウェリン・デイヴィズ
ルーク・スピル マイケル・ルウェリン・デイヴィズ
イアン・ハート アーサー・コナン・ドイル卿
ケリー・マクドナルド ピーター・パン

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 永遠の名作“ピーター・パン”誕生にまつわる真実の物語を描いた感動のヒューマン・ストーリー。
父を亡くし心を閉ざした一人の少年と劇作家ジェームズ・バリとの心の触れ合いと、2人の交流が新作劇“ピーター・パン”へと結実していく過程を、事実をベースに、繊細かつハートフルに綴る。
主演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップ。監督は「チョコレート」のマーク・フォースター。
 1903年のロンドン。
新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていたジェームズ・バリは、散歩に向かった公園で若い未亡人のシルヴィアとその4人の幼い息子たちと出会う。
少年たちとすぐに打ち解けていくジェームズは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーターを気に掛けるようになる。
やがてジェームズとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、ジェームズの妻メアリーは疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。
そんな中、早く大人になろうと無理をしているピーターに、次第に自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇に投影していく。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

放送映画批評家協会賞

若手男優賞 フレディ・ハイモア

ファミリー映画賞(実写)



★★★★☆☆☆☆☆☆

ガーン え~と・・

この作品、かなり期待してたんですが・・

ふたを開けてみたらば、実に現実的なメロドラマの要素があり、

正直見てて苦痛でした。

面白かったのは最初のほうだけで、

ピーター・パンの原作者と少年たちの家族との交流が、

冒険のようでもあり御伽噺のようで夢があったのですが、

それが作られた夢でしかないことが映画の進行でわかってきます。

もちろん、私はピーター・パンのお話のネバーランドという国が、

天国の世界だとは思ってはいました。

みんな感じていたんじゃあないかな?

年をとらない子供の世界。

窓から旅立ちもとの世界に帰ってはこられない世界・・

原作からのディズニー映画(2も見たし実写も見た)のそういう現実的なこともわかってはいた。

けれども、

ここまで現実的にしかも家庭の事情まで細かく描かれたら、

夢もなにもあったもんじゃあない。

こういう経路でできましたという誕生秘話なんですが、

みなきゃあよかったとは思うものの、

見ていなければ知らなかったし・・

ただ・・

あまりタイプではないジョニー・ディップがこの作品では、

普通の好青年役がよかった。

役に合ってるとか言うのは疑問だけれども、

特に前髪を下ろした顔は品もよくその意外さに好感。

映画とはこれは関係はないんですがね(苦笑)

子供もかわいいけれどこれだけ大所帯だと・・

やっぱりアニメのほうがいいなぁ・・

あと、母親役のケイトはうまいんですが彼女もなんか合っていない気が・・

唯一よかったのが舞台でのピーター役の女優さん。

これを見てたら舞台劇のピーター・パンのほうが見たくなりました。

演出はカラフルできれいだった。

けれど本当に、暗い現実的なメロドラマを見てるようでした。

期待して勘違いしていた予想では、

ピーター・パン原作者の心温まる逸話・・

温まるどころか冷えてしまいました(苦笑)


「ネバー・エンディング・ストーリー」のほうが私には合ってました(爆)


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2007-01-20 07:57:09

ベルンの奇蹟

テーマ:映画ジャンル ドラマ

ベルンの奇蹟 2003 ドイツ

DAS WUNDER VON BERN

THE MIRACLE OF BERN


信じていれば夢はかなう


ベルンの奇蹟 ~ドイツ ワールドカップの栄光~
¥3,420


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ゼーンケ・ヴォルトマン
製作: トム・シュピース
ゼーンケ・ヴォルトマン
ハンノ・ヒュース
原作: クリストフ・ジーメンス
脚本: ゼーンケ・ヴォルトマン
ロッフス・ハーン
撮影: トム・フェーアマン
音楽: マルセル・バルゾッティ
 
出演: ルーイ・クラムロート マチアス・ルバンスキー
ペーター・ローマイヤー リヒャルト・ルバンスキー
ヨハンナ・ガストドロフ クリスタ・ルバンスキー
ミルコ・ラング ブルーノ・ルバンスキー
ビルテ・ヴォルター イングリット・ルバンスキー
サーシャ・ゲーペル ヘルムート・ラーン(ドイツ代表FW)
ルーカス・グレゴロヴィチ ポール・アッカーマン
カタリーナ・ヴァッカーナーゲル アネット・アッカーマン
ペーター・フランケ ヨーゼフ“ゼップ”ヘルベルガー(ドイツ代表監督)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


敗戦で国際的に孤立し、消沈していた戦後ドイツの国民に希望と勇気を与えた54年のワールドカップ優勝の出来事をモチーフに、父と子の絆の再生を綴った感動のファンタジック・ストーリー。

監督のゼーンケ・ヴォルトマンは、元プロのサッカー選手だったとのことで、サッカー・シーンではリアルな臨場感が生み出されている。
 1954年夏、敗戦後のドイツ、工業地帯エッセン。サッカーが大好きな11歳のマチアス。

父は、先の大戦でソ連軍の捕虜となり、以後の消息は不明。居酒屋を営む母が一家の生計を立てていた。

そんなマチアスの憧れは、地元のサッカー選手ヘルムート・ラーン。

自分のことを息子のように可愛がってくれるラーンを、マチアスは心から慕っていた。

不思議と彼が応援していると、ラーンは重要な場面で得点を決めた。

そんなある日、マチアスの父リヒャルトが11年ぶりに帰ってきた。

生きる希望をなくしていたリヒャルトは、戦後の新しい価値観になじめず伝統的な厳格さを家庭に持ち込もうとする。

彼はマチアスのサッカーへの情熱も認めてくれなかった。

せっかくラーンがワールドカップのドイツ代表チームに選ばれたというのに、リヒャルトはマチアスがラーンの応援に行くことも許そうとはしなかった。



★★★★★★☆☆☆☆

サッカー 家族愛にその国の歴史に、実在する選手とのふれあい・・

盛りだくさんでちょっと欲張りすぎましたか。

しかし「GOAL」よりはずっとリアリティがあり見ごたえはあると思います。

誰の目線で見ればいいのかなのですが、

主人公の子供が私にとっては致命的に合わなかった。

それが大きなマイナス。

もちろん人それぞれ好みも見方もあるし、

子供がかわいければそれでいいのか?というわけでもないのですが・・

実際の親子がそのまんま出演しているのですね。

でも・・子供が無表情で私はあんまり合わなかった。

父親は帰還兵という役で自分の居場所を求めて帰ってきて、

唯一触れ合えたのが自身が戦時下にいたころに生まれた末息子。

その設定はなぜかわかるような気がします。

親子であれども両方のいいときを知らない。

知っている妻や長男や娘のほうが気をつかう。

題名をベルリンと勘違いし、

これはドイツの東西に分かれた歴史の中にあるサッカーと親子の物語と思ってたら、

ドイツなのですが題名はベルンなのでした。

スイス大会でベルンなのですね。


サッカーが古すぎてどうだろうかと心配しましたが、

見ているうちに慣れてきました。

貧困の中でボール遊びをする子供たちが転がすボールは、

糸で巻かれた塊のようなもの。

彼らの夢はアイドルはパッとしないが代表に選ばれた地元の選手。

そしてまたその選手にもジンクスがある。

主人公の少年が応援に来るとなぜか勝てるというのです。

選手は当時活躍していた実在の選手ですから、

もちろんW杯の試合映像も当時のものを基本としたアングル。

決勝のためにスタジアムの一部を作ったり、

監督が本当にサッカーを昔やっていたという思い入れのコメントやら、

映像特典は見て損はありません。

知らないけれど、

実在する本物のサッカー映画が見たいな、

GOALはなんか・・と思う方はいかがでしょうか?

私もそう思って期待して見たのですが、

家族愛が思ったよりも複雑で重かったので、

対するサッカー選手のエピソードがちょっと浮いていました。

この時代のこの国のこと、

いろんな複雑な背景があり映画化も難しかったのかもしれません。

単純にサッカーで成功する物語ではなく、

親子がドイツの国の人々が、

敗戦から立ち直るはじめての世界的な勝利の一歩なのです。

考えてみれば・・

日本という国は第二次世界大戦ではドイツと組んでいたのですよね。

ホロコースト映画の影響で、

ドイツは悪い国とまるで日本とは関係のないような錯覚をすることがあるかもしれない。

しかし、確かにドイツと日本はアメリカに負けた・・


ドイツは立ち直りました。

日本は・・?

どこかしらその後に「Always三丁目の夕日」を見たくなりました

がんばれ!日本!!

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2007-01-08 07:54:59

GOAL! ゴール!

テーマ:映画ジャンル ドラマ

GOAL! ゴール! 2005 アメリカ/イギリス


少年の夢は、みんなの夢になる。

GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い スタンダード・エディション/クノ・ベッカー
¥2,816
Amazon.co.jp


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ダニー・キャノン
製作: マット・バーレル
マーク・ハッファム
マイク・ジェフリーズ
製作総指揮: ローレンス・ベンダー
ピーター・ハージテイ
原案: マイク・ジェフリーズ
脚本: マイク・ジェフリーズ
エイドリアン・ブッチャート
ディック・クレメント
イアン・ラ・フレネ
撮影: マイケル・バレット
音楽: グレーム・レヴェル
ジョエル・キャドバリー
 
出演: クノ・ベッカー サンティアゴ・ムネス
スティーヴン・ディレイン グレン・フォイ
アンナ・フリエル ロズ・ハーミソン
アレッサンドロ・ニヴォラ ガバン・ハリス
マーセル・ユーレス エリク・ドーンヘルム
ショーン・パートウィー バリー・ランキン
トニー・プラナ ハーマン・ムネス
ミリアム・コロン メルセデス
デヴィッド・ベッカム
ラウール・ゴンサレス
ジネディーヌ・ジダン
アラン・シアラー
スティーヴン・ジェラード


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 FIFA(国際サッカー連盟)が製作を強力にサポートしたことでも大いに注目を集めたサッカー映画。
本作は全3部作の第1部。メキシコ生まれのサッカー少年が、プロでの成功を夢みてイングランド・プレミアリーグの名門チーム、ニューカッスル・ユナイテッドで奮闘する姿を描く。
ヨーロッパ・チャンピオンズリーグを舞台とした第2部、ワールドカップでの戦いを描く第3部へと続く。
ベッカムやジダン、ラウールといった現役スーパースターも多数登場。
 メキシコの貧しい家庭に生まれた少年サンティアゴ。家族と共に米国ロサンゼルスへと移住した彼は、次第に大好きなサッカーの才能を開花させていく。
やがて20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身英国へと渡る。
しかし、なんとかニューカッスルの練習生となったサンティアゴだったが、そんな彼の前には数々の試練が待ち受けていた…。



★★★★★☆☆☆☆☆

シラー レンタルでもいいやと劇場上映を見送った作品、
劇場で見ればよかったと後悔させるほどではなかった・・
サッカー大好きなので2006年はほとんど映画を見ていません。
2007年初頭に見る映画もサッカー映画になりましたが・・
ストーリーはスポ根ものの王道であり、
泣かされてもいいかなと少々期待もしたのですが・・
スポ根ものは苦手なのであまり見ません。
しかしお決まりでも「ルディ」や「ロッキー」は感動した。
その感動がなぜ味わえないのだろうか・・
自分で見終わったあと答えを探しました。

アイドル不在のスポーツ映画には共感できない。
このアイドルというのはベッカムやジダンやラウールではありません。
主人公の夢のきっかけです。
どんな有名なサッカー選手でも幼いころにアイドルだった選手がいるのです。
中には自分が目標とか言う選手もいるかもしれませんが、
ほとんどのサッカー、スポーツ選手にはそれがいた。
脚本の邪魔ならば映像で具現化しなくてもいいから、
夢のきっかけとして演出されれば共感できたのです。
サッカーが好きだから。
これだけでは弱い。
なぜ好きになったのか。
貧困からの脱出と有名になりたかった。
これもロナウジーニョの自伝のほうが感動できるだろうし、
主人公が演じているのはマラドーナの時代ではなく、
ベッカムがレアルにいる今の時代なのです。
だからとってつけたように感じて共感できなかった。
もちろん貧困からサッカーを始め成功した選手も実在しますが、
そのうわべだけを脚本にしてしまったような感はあります。

駐車場に並ぶ高級車もディスコで酔うスター選手もうわべだけは合っています。
ここにレアルの選手をゲスト出演させるならば、
主人公にそんなスター選手に憧れていた遠い昔も書いてほしかったなぁ・・
そしてこの見方によればカンナバーロ似の愛嬌ある主人公の魅力が、
まったく生かされていないから・・
万能選手になってしまっている。
南米出身ということでドリブラーでは安直。
でも許せるかなと見ていたんですが・・万能すぎ!
魅力とは欠点も含めて魅力なのに。

この作品の見方をはじめから代理人の目で見ました。
代理人役の俳優さんは初めて見ましたがよいです。
アル・パチーノ似でありフランスの皇帝プラティ似でもある。
2でまた新しい代理人(ジェフリー・ラッシュ似だけど違うのか??)ともめそうです。
この代理人が主人公の夢を具現化しています。
だからアイドルはいらないのかもしれませんが・・
それにしても代理人の夢物語の映画ではありませんから。

ちなみに私はイタリアセリエファンでありスペインではバルセロナ。
プレミアには興味がないので、
この映画をきっかけにプレミアにも興味が持てたらと思っていたのですが・・
FIFA公認ということでサッカーの宣伝になればいいけれど、
なんか昔のサッカー選手のサクセスストーリーを映画のために借りて、
今の映像に合成したような感じでした・・
まずは製作側に本当にサッカーが好きな人を使ってほしい。

2での期待はありふれていますが、
ライバルを登場させてほしいですね。
同じポジションで争うということがサッカー選手にはつきもの。
それの前触れに1ではせめて何が得意とかは描くべきでした。
そして代理人がもうひとり登場しますから、
移籍問題がありそうですね。
サッカーが好きだから始めたのだからサッカーが好きだから終わる。
これがたぶん3以降でしょう・・
中田英寿みたいなストーリーですね。
ジダンも中田も出るらしいし・・
こういうのだけを期待して見てみようかなと割り切って(苦笑)
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2006-12-10 07:03:20

ALWAYS 三丁目の夕日

テーマ:映画ジャンル ドラマ

ALWAYS 三丁目の夕日  2005 日本


携帯もパソコンもTVもなかったのに、
どうしてあんなに楽しかったのだろう。

バップ
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
2005『ALWAYS 三丁目の夕日』製作委員会
「ALWAYS 三丁目の夕日」夕日町オフィシャルガイド
山本 甲士, 西岸 良平
ALWAYS 三丁目の夕日〈1〉

監督: 山崎貴
製作: 高田真治
亀井修
島谷能成
平井文宏
島本雄二
西垣慎一郎
中村仁
島村達雄
高野力
プロデューサー: 安藤親広
高橋望
守屋圭一郎
エグゼクティブプロデューサー: 阿部秀司
奥田誠治
原作: 西岸良平 『三丁目の夕日』(小学館ビッグコミックオリジナル連載)
脚本: 山崎貴
古沢良太
撮影: 柴崎幸三
美術: 上條安里
編集: 宮島竜治
音楽: 佐藤直紀
主題歌: D-51 『ALWAYS』
VFX: 山崎貴
VFXディレクター: 渋谷紀世子
音響効果: 柴崎憲治
照明: 水野研一
装飾: 龍田哲児
録音: 鶴巻仁
助監督: 川村直紀
 
出演: 吉岡秀隆 茶川竜之介
堤真一 鈴木則文
小雪 石崎ヒロミ
堀北真希 星野六子
三浦友和 宅間史郎 (特別出演)
もたいまさこ 大田キン
薬師丸ひろ子 鈴木トモエ
須賀健太 古行淳之介
小清水一揮 鈴木一平
マギー 精肉店・丸山
温水洋一 自転車屋・吉田
小日向文世 川渕康成
木村祐一 電気屋
ピエール瀧 氷屋
神戸浩 郵便配達
飯田基祐 中島巡査
麻木久仁子 宅間の妻
奥貫薫 古行和子
石丸謙二郎 静夫
松尾貴史 不動産屋
小木茂光 秘書・佐竹
益岡徹 劇場支配人


西岸良平の人気コミック『三丁目の夕日』を映画化した人情ストーリー。

誰もが明るい未来を信じていた昭和30年代の東京下町を舞台に、個性豊かな人々が織りなす心温まる人間模様を綴る。

広大なロケセットに加え、「ジュブナイル」「Returner リターナー」の山崎貴監督が得意のVFX技術を駆使し、当時の街並み・風俗をリアルに再現。
 昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。ある日、鈴木則文が営む自動車修理工場・鈴木オートに、集団就職で上京した六子がやってくる。

しかし、思い描いていたイメージとのギャップに、少しがっかりした様子。

その鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主で、しがない小説家の茶川竜之介。

彼はひょんなことから、一杯飲み屋のおかみ・ヒロミのもとに連れてこられた身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになるのだが…。




日本アカデミー賞
作品賞
主演男優賞 吉岡秀隆
助演男優賞 堤真一
助演女優賞 薬師丸ひろ子
監督賞 山崎貴
脚本賞 山崎貴
古沢良太
音楽賞 佐藤直紀
撮影賞 柴崎幸三
照明賞 水野研一
美術賞 上條安里
録音賞 鶴巻仁
編集賞 宮島竜治
新人俳優賞 堀北真希


★★★★★★★★★☆

キラキラ私、この監督さんの撮り方が大好きなんですよね

「リターナー」を観たときにびっくりして、

話はハリウッドのSF映画のおいしいとこをどんぶりにしたものだけど、

撮り方までもうスピルバーグ映画を観てるようで、

(パクリであろうと今の日本映画でこれだけの規模の映画を撮れるのは他にいない)

と、感心していましたからDVDも買いましたよ(金城武のファンというのもあるが・・)


「Alweys三丁目の夕日」の原作が人気連載漫画というのは知っていましたが、

読んだことがなかったので原作を詳しくは知りません。

たぶん連載漫画だろうなぁと、

この作品を見てて唯一それが気になったマイナスです。

ひとつひとつのエピソードがブツ切りになってるので、

感動が長くは続かないわけです。

しかしそれも原作に忠実な映画だからかもしれません。

邦画にこんな高得点をつけてもよいのか(苦笑)

私は昭和33年に東京にいていないし、

まずその時代に地球にいません(爆)

いわゆる団塊の世代の人らの子供時代なのかなぁ?

いい時代だったんだなぁともう観るほうは想像するしかない。

この年代(50過ぎですか)に近い人に話を聞きますと、

(あんなものではない、あれは想像している)と言いました。

ということはと調べてみればこの山崎監督は一回りくらい若く、

原作の西岸良平氏がまんまこの少年であるのに対し、

そこにファンタジックな感傷やら希望を描いているわけです。

私はそこが気に入りました。

西岸さんのリアルタイムであろう時代の少年誌を観るなら、

昔の白黒映画を観ればいい

しかし平成の今カラーで白黒の時代をリアルタイムではない人が作品化することで、

貧乏くささや生活っぽさが感じられない。

そこが気に入らない人もいると思うけれど、

私は今の情が薄れた時代にはわからせる意味でもこういう方法でいいと思います。


ある意味「鎌田行進曲」のようでもあるし「松竹新喜劇」のようでもあるし、

男はつらいよ」のようなバタな人情劇なので、

観ていて恥ずかしくなるくらい先が読めてしまい、

それをまた期待して観ている自分がいるんです。

洋画のサスペンスやSFはどんでん返しがあるほうが面白いけど、

邦画の人情劇に先が読めるような紙芝居のような暖かさを期待してもよいのでは・・

泣き笑いといいますが、

私は普通は感動しないようなところからウルウルきていました(苦笑)

テレビがやってきてみんなが一体化するシーン、

「ティンカップ」を思い出した時代錯誤なシーンです。

なんであのシーンに感動したのか。

テレビは壊れ東大出の若者は修理できない。


戦争で家族を亡くした医者がほろ酔いで帰り道に夢を見る。

目覚めれば夢だったことに気づいた夢の家族・・


子供が駄菓子屋で引くクジはスカばかりだと指摘され、

本当に裏でスカと書いている・・


冷蔵庫がやってきて捨てられた製氷庫(っていうのかな?)が道の片隅に・・


もうね、

ブラックジョークが交差して笑えないところと、

おかしくて笑えるところと、

泣かせる組み立てがほんとに紙芝居のようによくできてるんです。


泣かせるだけじゃあないところがいいですね。


泣かせるところは意外性もなく読めてしまうんだけれど、

それを期待して一緒に応援している自分がいる・・


泣かせるシーンは伏せておきますね。


親子愛住人愛男女の愛といろいろあるけれど、

とくにツボにはまったのは小雪にプレゼントをあげるシーンです。

ちょっと小雪のセリフがかっこいいから覚えたくなるくらい。


今の時代に忘れかけてるもの、

それを懐古主義という言葉だけで片付けられない。

そういう時代を知らないから、

そういう時代に戻ろうじゃないか・・

それは街並や乗り物や風景ではなく、

普遍的なもの。




Returner/リターナー


リターナー ― デラックス・エディション/金城武
¥2,436
Amazon.co.jp

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2006-09-22 07:38:00

マザー・テレサ

テーマ:映画ジャンル ドラマ

マザー・テレサ  2003 イタリア/イギリス

MADRE TERESA


それはどんな困難にも負けず、
愛することをやめなかった一人の女性。


ジェネオン エンタテインメント
マザー・テレサ デラックス版
マザー・テレサ愛の軌跡
\1,905
株式会社 ビーケーワン
マザー・テレサ日々のことば
\1,900
株式会社 ビーケーワン


監督: ファブリツィオ・コスタ
製作: ルカ・ベルナベイ
ピート・マッギー
製作総指揮: マイケル・コーワン
ピエトロ・ディオーニ
アンセルモ・パリネッロ
ジェイソン・ピエット
脚本: フランチェスコ・スカルダマーリャ
マッシモ・チェロフォリーニ
撮影: ジョヴァンニ・ガラッソ
音楽: ガイ・ファーレイ
 
出演: オリヴィア・ハッセー マザー・テレサ
セバスチャーノ・ソマ セラーノ神父
ミハエル・メンドル エクセム神父
ラウラ・モランテ マザー・ドゥ・スナークル
イングリッド・ルビオ ヴァージニア/シスター・アグネス
エミリー・ハミルトン アンナ


貧困と飢えに苦しむ人々のため、そして世界平和のためにその87年の生涯を捧げた伝説の修道女マザー・テレサの波乱に満ちた人生を映画化した伝記ドラマ。

「ロミオとジュリエット」で世界を魅了した往年の美少女オリヴィア・ハッセーが久々の日本登場となる本作で36歳から87歳までのマザー・テレサを熱演。

監督はイタリアでTVを中心に活躍するファブリツィオ・コスタ。
 1946年、インドのカルカッタ。カトリックの修道院内にある女子校で教鞭をとる修道女のマザー・テレサ。

彼女はある日、ダージリンへ向かう途中で“貧しい人々のために尽くしなさい”という神の声を聞く。

自分の居場所が修道院の中ではなく貧しい群衆の中にあると悟った彼女は、カルカッタに戻り修道院の外で活動を開始する。

やがて、従来の修道会に属しながらの活動に限界を感じた彼女は、新しい組織“神の愛の宣教者会”を設立、親を失った子どもたち、貧しい人々、ハンセン病患者といった人々のためにより一層献身的に尽くすのだった。



★★★★★★★☆☆☆

カゼ 泣ける映画ということで(お涙頂戴)のように身構えていたんですが、

そんなかわいそうな物語でもないしあざとくもありません。

なぜならこの作品は実話ですしある意味戦いのドラマでもありますから。

戦いのドラマ・・私にはそう観えました。

武器を持って戦うというのではありません。

傷ついた人たちを守るためにただ奉仕しているだけですが、

なかなかできることではありません。

先駆者というとまた違ったイメージになるかもしれませんが、

彼女の前にバチカンに奉仕を願い出た女性がいました。

しかし時代が古かったのでしょう。

却下され修道女の教会外の奉仕はありえないこととされていました。


もしかしたらマザー・テレサという天使は、

時代が求め拒みきれず手を差し伸べたのかもしれません。

それはいくつかの死にゆく姿からの魂の叫びでしょう。

主を見たと彼女は言っていますが、

うわ~もろ宗教映画だとひいてしまったのですが(苦笑)

それが魂との融合の場面なんだと思う。

どうも大昔のスペクタクルな宗教映画やホラーは好きなんですが、

特にキリスト教が私は苦手だったから、

こういう作品は誤解しちゃってたのかもしれません。


慈愛とか自己犠牲とかがあからさまに描かれるとひいてしまうんですね。

マザー・テレサはオリビア・ハッセーが等身大に演じていて、

頑固さもみられるくらいひたむきで共感できました。

母性ももちろんですが私はある意味これは父性だと思いました。

もしかしたら男性が見ても共感できるんではないでしょうか。

宗教を超え(もちろん根本にはカトリックですが)

ささやかな救護施設がそこが元寺院ですから反対運動にあうんですが、

そこに現れた暴徒が眼にしたのがテレサの無差別無報酬なすがた。

これはね・・

さすがにきましたよ(苦笑)

「俺たちが見捨てた仲間を救おうとしている、立派な女性だ」

この前半が私にはピークでした(苦笑)

まったく映画の内容は違うんですが「アラビアのロレンス」

あの映画を思い出した。

もちろんロレンスは野望や政治的なものがあったのだけど・・

政治的にも難しい場所でまったく新しいことをみんなでやっていくことは難しい。

後半になるとそういった政治的なことが次々と出てきて、

団体も大きくなっていきます。

見ているこちらは団体として見るようになるので、

組織化したほうがお金もたくさん集まるし効率的と思うわけですが、

テレサは頑固でまあそれでも団体自体は大きくなっていきます。

神父様が現れたころからそれは予想できました・・


駆け足すぎてちょっと全編通して短くはないかなと思うのですが、

目覚めたきっかけから終焉までをダイジェストで描いており、

名前は知ってるけど時代考証や地理がよくわからない、

そんな(知ってるつもり)的な見方でもいいと思います。

慈愛という言葉は生半可な気持ちでは実行できない、

本当の意味が描かれていると思いました。

政治の絡まない宗教って難しいですよね・・

彼女は本当にまれで純粋な人だと思いました。

それと感じたのが自分が幸せでないとだめですね。

お金や愛情やモノやエゴなど関係なく、

もしも何もなくても。

幸せと信じ込めるというのはやはり宗教の世界かもしれない。


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