実話!




『天国からの奇跡』


小さな町で、両親・姉妹たち家族と仲良く暮らしているアナ(カイリー・ロジャーズ)。

しかし、幼少期から体調を崩すことが多かったアナは、消化器官に重大な疾患があることが判明。

近くの病院ではどうにもならず、母のクリスティ(ジェニファー・ガーナー)は遠くの専門医の元に駆け込む。

そこで治療を受け続けるが、決定的な治療法は見つからず、アナは苦しみ続ける。

さらには、高額な医療費が、決して裕福ではない家計を圧迫し‥‥。


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監督はパトリシア・リゲン。

なんと、実話が基になっているそうです。


小さな子の病気のお話しは、本当に観てて辛いですよね。

それがもし、我が子だったら、なお一層。

自分を責める事もあるだろうし、普通に暮らしている他人の子が憎く見えることもあるかもしれない。

そんな精神状態の中、母クリスティは娘のために奔走するのです。

(もちろん父や姉妹たちも)


お母さんの気持ちからしたら、たまらんでしょうね。

娘が苦しんでいる姿なんて、自分が苦しいよりも苦しいでしょう。

またその切羽詰まったお母さんを、ジェニファー・ガーナーが熱演するもんで。

観てるこっちも、胸が締め付けられてしまいました。


でも、そんな諦めない家族に、アナに、奇跡が。

それは、偶然起こったものではなく。

娘の完治を願う強い気持ちが、まわりに伝わったとでもいいましょうか。

心温まる映画でしたよ。


ただ、この映画の中心に、信仰心があるんですよね。

日本は比較的、宗教色の強い映画に拒否反応を示す人が多い気がするんですけど。

正直僕も、ちょっと首をかしげてしまう部分もありましたし。

そういう意味では、観る人を選ぶ映画かもです。


ただ、このアナちゃんの物語は、れっきとした事実で。

難病のお子さんを抱える親御さんは、決して少なくないと思うのですが。

何かにすがりたくなる気持ちが、痛いほど伝わって来る映画でした。



☆個人的見どころ

 ・奇跡

 ・おちゃめな医師

 ・父も頑張ってるよ!


(6月18日公開予定)