昔よく着てたけど、最近忘れてて、たんすの奥にしまいっぱなしになっていた洋服を見つけることがある。あら、懐かしい、と袖を通してみる。でも、なんだかうまく体になじまないので、手をばたばたとふったり、すそを引っ張ったりして、そうこうしているうちに、体になじんでくることがある。
そんな風にして、自分の町になじんでいます。
波の音が聞きたいと散歩に行くと、だんなと息子がついてきて、わちゃわちゃと喋り捲ります。家に帰ると、オカメがそこらじゅうをついてまわり、うにゃうにゃと文句を垂れています(なんでか分からないけど、猫って、絶対に文句しか言ってないと思う)。
放ったらかしになっていたハープの調弦をしようとすると、だんなが隣でしゃべるので、チューナーがうまく音を拾ってくれず、調弦が出来ません。
やっと自分の部屋で一人になり、窓を開け、海を見ながらかもめの声を聞いていると、オカメがやってきて、いきなりハエを部屋中に追い掛け回します。
だんながPCのプログラムがうまく走らないから設定をしなおしてくれと迫ってきます。
自分のPCの前に座ると、オカメが膝の上でわたしの腕を枕に寝始めます。
息子が台所で何かを壊した音がします。
洗濯機の音、掃除機の音。TVの音。
寝とぼけているオカメの顔を見て、これが日常かな、と思いました。
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わたしの持っているハープはフォークハープといわれるもので、27弦しかない小さなものです(高さ90cmくらい)。床の上に座り、自分の胸に抱き寄せるようにして弾きます。地面に近い、小さな愛しい楽器です。
でも、ぜーんぜんうまくないです。習いに行こうと思っていたときに日本に帰らなきゃいけなくなったので、正式なレッスンをまだ受けてないんですよね。そのうちね、きちんと弾けるようになりたいです。