かろうじて、前回パーティングラインを消したインテークまわりを白で塗ったぐらい。
まだうっすらとペーパーをかけた部分が見えてます。
アルティメットホワイトのポテンシャルをもってすれば一発で真っ白にすることは可能でしょうけど、一気に白くすると厚塗りになってしまうので少しずつ塗ってます。
それ以外の部分も白を塗り重ねてます。
エンジンナセル部はもう完全に白くなったようです。
話は変わりますが、
このような本を引っ張り出して読んでました。
1987年刊の月刊モデルグラフィックス別冊「アビエーショングラフィックス:1 F-14 トムキャット」です。
30年前の本です。
定価1,500円。当時消費税はありませんでした。
映画「トップガン」の公開は1986年の12月らしいので、そのすぐあとということになります。
どんな内容かというと、F-14の当時発売されていたあらゆるキットの作例が紹介されているものです。
タミヤ、ハセガワ、フジミはもとより、レベル、イタレリ、アリイなど。
ただし、ハセガワ版は1/72の凸モールド版しかなかった時代です。
改良版の凹モールド版や、タミヤが出すまで決定版だった1/48が発売されるのはこのすぐあとです。
実機の写真なども載っています。ただしF-14Aだけ。
刊行当時、まだD型はおろかB型もようやく出てきた頃です。
逆に言えばまだF-14が若かった頃で、運用開始からまだ15年足らずでした。
ちなみにスーパーホーネットは今年で運用開始(1999年)から17年です。
その他、部隊マーキングなどをはじめ、実機に関するさまざまな解説が掲載されています。
今で言うモデルアートプロフィールのような構成ですが、作例の数は圧倒的に本書のほうが多いですね。
もちろん、作例ひとつひとつに製作レビューが書かれています。
ただ、たとえば1/48のフジミ版などは機首のカタチが違うからと、モノグラム版の機首にそっくりすげかえたりしていて、だいぶリベラルな作り方をしているものもあります。
タミヤの広告を見ると、1/32版は当時6,800円だったようですね。
ところで、コナミの「A-JAX」というゲームのイメージイラストで、この写真をトレースしたのではないかと思われるものがあります。
これがそのイラストですが、アングルがまったく同じです。
それだけならただの偶然かもしれませんが、左の主脚庫が開いた状態で描かれているところを見ると、これはトレースしたものと見て間違いないのではと思います。
さらに言うと、主翼の後退角が、飛行時ではなく駐機時の後退角になっている点もよく見ると不自然です。
今回は以上〜
次→【製作記 タミヤ 1/48 F-14Aトムキャット (11)】