娘が図書館から借りてきた本は落語の本でした。噺家さんが吹き込んだCDも入っているそうで、習い事の送迎中に妻の車の中で聞いているそうです。
笑点の出演者が交代することも多くなってきて、新しい噺家さんをテレビで見る機会もありますが、昔に比べるとその機会が少なくなってきているのかもしれないですね。
 
私が子供の頃は花王名人劇場があり、落語や漫才に触れる機会があったような気がします。しかし、現在はそんなテレビもなく、噺家さんが噺家として出演する番組も笑点だけになっていますが、大喜利がメインの為、落語に触れる機会は少ないですね。東京や大阪は寄席や吉本の常設劇場があるので、地方の人間よりは見に行こうと思えば、触れる機会が作れます。
 
現在、アニメを放送中の「昭和元禄落語心中」の落語を聞いていて、非常に聞きやすい落語で気に入っています。西友が演じる落語と噺家さんが演じる落語は何が違うんだろうなと思っていました。
 
 
気が付いたのはテンポであり、話すスピードなどです。アニメの中の落語はかなりテンポを早めにしています。主人公の八雲の落語なんて、半分くらいのテンポで進むのが普通かもしれません。落語の名人たちの落語はスピードから言うとかなりゆっくりです。そのテンポに慣れていれば良いのですが、遅いと感じるとイライラしてきて、聞きたくないと思ってしまいます。それが私が落語をあまり好きでない理由ですね。
 
そんな私でも好きな噺家さんはいます。吉本新喜劇で育ったことでやはり上方落語のほうが好きです。桂米朝さんや桂文枝さんなど、テンポが早く、お客さんを飽きさせない為に笑える場所を小刻みに入れてくるそんな落語が好きです。
 
日本伝統の一つである落語ですが、今、いろんな所で取り上げられていますが、一過性のブームで終わらないで欲しいなと思います。
 
その為には若い噺家さんが本職をテレビで披露する場所が欲しいですね。R-1がM-1(漫才のナンバー1)に対して、落語のナンバー1を決めようと思ったら、そんな状態になっていないことからも難しさがありますね。
 
タイガー&ドラゴンに出てくるような噺家さんがいれば、楽しいなと思うけど、無理ですかね。
ざこばと鶴瓶のらくごのごも即席新作落語が面白かった。
 
娘にも落語から日本語に興味を持って欲しいなと思います。
 
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記事に失礼な点があれば、申し訳ありません。