有名店ですが、はっきり言ってオススメできません(´・ω・`)

理由は色々と後述しますが、反論できる人いますかね?

たぶん、有名店補正、行列補正、想い出補正じゃないですか?

 

こちらは立地がいいこともあって、川越市民でいちのやを知らない者はいない。

特にうなぎにこだわらない人に有名店を聞けば、いちのやの名前が出るだろう。

それでも、食べ比べればその手抜き加減は一目瞭然(´・ω・`)

やっぱり観光客向けかー(´・ω・`)

 

気を取り直して、

 

さて、半年くらいに渡っている川越のうなぎ食べ歩きシリーズもそろそろ終盤。

 

本日は、いちのや。1832年(天保3年)。

ここは小川菊(おがきく)さんに次ぐ老舗中の老舗。


であるが、地元では「観光客ベースになった」「商業主義になった」

と、まああまり評価はよくないのだけど、有名店の宿命だろうか?

 

僕も記憶がないくらい幼い頃に行ったことがあるらしいのだが(´・ω・`)シランガナ

老舗の名前だけで生き残れるほど甘くないだろう、とそんな想いで訪問。

結果的に、やっぱりみんなの言うとおりでした(´・ω・`)ザンネン

 

 

さて、こちらはうな重(菊)3620円。このほか、松が2850、丼が2000。
二段とか、かば焼き別盛りとか、大うな重5400円、かばやきコース6200円なんかもある。


重箱の蓋が、すごく綺麗で驚いた。

老舗はだいたいかすれたりして薄くなったりしてるんだがなぁ。


蓋を開けると、まあいいお値段ですし、ちゃんとぎっしり。

こちらのうなぎは、公式曰く

「白焼きをせずに生のまま蒸してからたれをつけて焼く、いちのや独特の製法でふんわりとした食感」

とのことで、なるほど。一口食べると柔らかで、炭火の香りも香ばしい。

公式の言う通り、特徴としてはとにかく柔らかいというのが第一。

好みは分かれるだろうが、皮までトロトロ。

 

タレは、甘味寄り。

漬物は、たくあんがいる。

個人的に僕はうなぎにはたくあんは無いと思ってる(´・ω・`)


肝吸いは、僕のはぐずぐずになったものが入っていただけだったが、

他のメンバーの肝はしっかりしていたので、品質にばらつきがあるようだ。

ここの肝は、苦い。ダシは薄めで、塩分はそれなり。大根薄切りが入っているのが珍しい。

 

卓上には醤油と楊枝と山椒。この山椒も挽いてあるものだが香りはよかった。

 

ということで、

まあ美味しいんだけど、ちょっと仕事が粗い。

挙げるならば、

・上述の肝にみる品質の不安定さ。

・写真をご覧の通り、うなぎがボロボロ。

・うなぎの骨が元気すぎる。何本か自分で抜いたし、食べてて2本刺さった。

うなぎがボロボロなのはさ、他の店でもあったし、仕方ないと思うんだけど、

タレを塗ってカバーするとか・・やってしまったぞ~を取り返すための努力であったり、

そういう誠意というか見た目への配慮とか、ないのかな(´・ω・`)カナシイ

 

骨の件は、単純に手抜きなのでその事実がすべて。

他のメンバーもみんな刺さりまくってたのでこれはある意味品質が安定している。

骨は処理しないでポリポリ食うもんなんだ!それが伝統だ!とでも言うのだろうか??

 

だってくっそ忙しい時間ならまあ少しは同情するけど、15時過ぎて、空いてたからなぁ(´・ω・`)

 

他のブログ等でも骨刺さりまくったコメントはいっぱいある。

いまだにここが美味いと言っている人は骨大丈夫だったの??

そこだけでも情報が欲しい。担当者?時間帯?何なの?

正直、こんなひどいうなぎ食べたことないです。

それでもうまいって人、ここ以外で、骨ちゃんと処理されたうなぎ、食ったことあるんだろうか??

 

うなぎの味はしっかりしていて、臭みもなく柔らかく、素晴らしいのだけど、

上記の体験から、職人の技というより素材の良さなのでは?と思うようになってしまった。

臭みなくすのとか、柔らかくするのも技術にせよ・・・それより、骨取ってほしい。
 

手間、だよね。それを、惜しんでいる、と。いちのやさんとしてそれでいい、と?

ただ、品質が不安定ということは、全部大当たりすることもあるわけで、

WEB上の高評価は全部大当たりした人なのかもしれないね(´・ω・`)ネー

 

商業主義だとか言われてるけど、行ってみれば「さすがの職人の仕事!」

と思わせてほしかったですね(´・ω・`)


この話は食べログお得意のガイドライン抵触「お店へ悪影響を及ぼすかつ事実関係の確認が困難な事象」だと言われたらその通りかもしれんが、

いちのやで小骨が気になるという話題は他の方からも出ているし、

アップされているうなぎの写真が焼き色に差がありすぎるとか、

5分で出てきたとか、色々書かれてますからね。

他の方の小さな事実の積み上げで、僕の発言も信じてもらうしかないですね(´・ω・`)

 


以下はメニュー。












店内はこんな感じ。昭和の感じ漂う、宴会場という感じ。

高級感というか、なんだか贅沢なスペースという印象かな?

ご覧のとおり、お茶が空になっててもそのまま放置されます。

キッチンだけでなく、ホールのお嬢さん方、あなたがたもそうなのですね(´・ω・`)ザンネン

 

この日の客層は30歳~といったところで、まあ20代でうなぎデートもあまりないだろうが、

やはりご高齢の方が多い印象。店内は段差もあるが、低めにしようと頑張っている様子。

基本的に靴を脱ぐシステム。やはり年配向けのお店なのかな。






入口付近はこんな感じで、名前を書いて待つシステム。

このように、廊下にズラーっと待つための椅子が並んでいて、

ランチタイムは激込みなんだろうな、ということがわかる。



読者のお嬢さん方はご存知のとおり、僕は行列が大嫌いなので、

有名店に行くときは時間をずらすか、先頭で開店待ち(あくまでも開店を待っている)。
今回も、15時くらいでは待ちはゼロで、個室も半分くらい、広間も3割くらいの埋まり具合。

その後もちょいちょい来店があったけど、これくらいの時間であればスムーズに入れる。

 

そういえば、いせやのここの店舗の正式名称って何なんだろう。

ランチョンマットは「うなぎ いちのや」

箸袋には「川越 七代目 いちのや」

店の外壁には「うなぎ 懐石料理 いちのや」

HPには「川越いちのや」

レシートも「川越いちのや」

ブログにはなるべく正式名称で書きたいんだが・・・

領収書は正確にしないとまずいだろうし、やはりレシートを信じるべきか?(´・ω・`)

 

そういえば、アトレ川越、渋谷、西麻布にも店あるんですよ。

外観はこちら。




レジの周りはお土産だらけで、ホテルのレジみたいな印象。

 

小川町の有名酒蔵の帝松を売っていたのは好印象。

 

ということで、せっかく観光できているなら、

選択肢は他にもいっぱいありますよ~とお知らせしたくなっている僕ですが、

やはり、うなぎ巡りにおいてここいちのやさんは外せないという思いもあって、

小川菊、東屋、あたりを食べたうえでいちのやも食べてみるとか、

そういう感じで行くのがオススメと思いますが、いかがでしょうか。

 

 

さて、読者のお嬢さんは何回読ませるのかしらとお思いでしょうけど、

毎度恒例の川越のうなぎのお話だよ(`・ω・´)!

 

観光協会のページで紹介されているだけでも以下7軒もある。
老舗だらけなので創業年を付けてご紹介。

 

大穀、創業1967年 (県内に10店舗)
東屋、創業1868年(明治元年)
 ※歴史的に言えば江戸から東京になるような激動の年。
いちのや、創業1832年(天保3年)
 ※歴史的に言えば1837年に大塩平八郎の乱
笹船、ノー情報(新しめ)
小川菊(おがきく)、創業1807年(文化4年)
 ※歴史的に言えば1825年(文政8年)に異国船打払令
小川藤(おがとう)、創業1923年(大正12年)
 ※歴史的に言えば関東大震災
ぽんぽこ亭、創業1971?年(2016年現在で45年くらい前としか情報なし)

 

あと、観光協会のページにはないけど以下の2件なんかもよく聞く。
うな吉

 →地元ネットワークの情報によるとぽんぽこで修業した方のお店、らしい。
林屋

 →昭和39年(1964年)創業の、栃木県の川魚屋さんが川越に出したお店(2010年)

 

さて次はどこに行こうか(`・ω・´)

 

 

板橋妙齢会会長のえがりんはっぱとり

 

川越 いちのやうなぎ / 本川越駅川越市駅
昼総合点★★★★ 4.0