http://www.sankei.com/affairs/news/161207/afr1612070001-n1.html

 

 

今年5月には、裁判期日に若手弁護士が1人で出席。カードには、この弁護士が所属する弁護士法人の代表の名前が印刷されており、本来は若手が自分の名前を記入すべきところを代表の名前に丸をつけた。若手は「代表の名前に丸をすれば法人の所属弁護士が出席したことになると思った」などと話したという。

 いずれの事例でも、他人の名前を申請していることに書記官などが気づき、発覚した。(12月7日産経ニュースから一部引用)。

 

法廷の中には横長の机が置いてあって,その上に,その時間帯に期日がある事案の「出頭カード」が並べて置かれており,出席した当事者や代理人などは自分の氏名が記載されていれば○印をし,記載がなければ氏名を記入します。出頭カードは,バーの中に置いてあり出頭カードに記入するためにはバーの中に入っていかなければならないことも多く,別件手続中のバーの中にずかずか入って行ってしまっていいのだろうかなどと躊躇する人もいるかと思いますが,バーの中に静かに入って記入することは差し支えありません。

当事者や代理人の数が多かったりすると全員分の氏名までは記載されていないので,氏名の記入をすることになります。

会社・法人が当事者となっている場合には,必ずしも代表者が出席するわけではないので,○○部長などの肩書も付けて記入してもらうことになっています。

 

 

出頭カードの記載方法などについては,特別に教えてもらうわけではなく,私もどうやってルールやマナーを身に付けていったのかもよく覚えていないのですが,なんとなくボス弁や兄(姉)弁などがしているのを見よう見まねでそれらしく振舞えるようになるというのが通常かと思います。

 

 

「代表の名前に丸をすれば法人の所属弁護士が出席したことになると思った」という若手弁護士の言い分も,まあそう勘違いする人もいるかもしれないなとは思いましたが,きちんとしたルールやマナーについては新人にはきちんと教えなければならないことかと思います。ただまるっきり違う弁護士の氏名を書いてなりすまそうとしたということではないようなので,少しは罪が軽いかなとは思いますけれど。