弁護士江木大輔のブログ

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http://www.asahi.com/articles/ASJCZ566FJCZUTIL028.html?ref=msn

 

夫婦が離婚する際に取り決める子どもの養育費などについて、日本弁護士連合会は新たな算定方式を公表した。現在、実務で使われている算定表は「金額が低い」という当事者の声があり、受け取る側の生活実態に合わせて1・5倍程度に引き上げる内容。拘束力はないが、「全国の弁護士に勧め、定着させたい」という。(12月2日朝日新聞デジタルから引用)

 

記事にもあるとおり、実務では裁判官がまとめた算定表に従って、双方の収入、子どもの数や年齢をあとはめることで算定できる表が広く用いられているところです。

もっとも、最終的にはおおむね算定表通りに決まることが多いとはいえ、様々な個別事情について当事者から主張がなされることも多いので、何度も調停期日などを重ねながら決めていっているというのが実情です。

 

 

今回、日弁連の方で現在の算定表よりも養育費の額が上がるように作り直したということですが、私の感覚では、現在の算定表においても支払う側としては金額が高すぎて支払えないということでもめることが多く、金額を上げた算定表がそのまま定着するのかなというと少し疑問です。

 

 

むしろ、養育費を受け取る側からすると、きちんと毎月安定的に支払いがされることのほうが重要であり、この点について、執行法制を整える(例えばですが、裁判所で決められた養育費については自治体の子ども支援課などが担当となって場合によっては裁判所を介さずに公権力によって取り立てることができるようにするなど)ことのほうが当事者のニーズにはかなっているものと思います。

 

 

 

 

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