http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733451000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_012

 

政府は18日の閣議で、明治時代から一度も改正されていない商法の運送に関する条文を見直して、これまで明確な規定がなかった航空運送のルールなどを盛り込む商法の改正案を決定しました。(10月18日付NHKニュースオンラインから一部引用)

 

商法の中でも会社法の分野については改正が頻繁どころではないほど頻繁ですが(そもそも,私が勉強していた頃は会社に関する規定については商法の中に規定されていたものが会社法という別個の法典として整備されています。また,保険分野についても保険法として別個整備されています),総則や商行為,今回記事となっている運送にかかわる部分(明治時代のことなので「海商」というたてつけとなっています)については,ほとんど改正されないままきていて,商行為や海商の規定については,表記も,カナカタでこそないものの,格調高い文語体のままということになっています。

 

 

今でもそうだと思いますが,司法試験では,商法の中でも海商の分野は試験範囲から除外されていましたので,法曹三者でも,実は勉強をしたことがないという人が多いはずです。

 

 

海難審判など時折海の事故にまつわる手続きがニュースになりますがそれに限らず,船舶の衝突事故など海にまつわる事案については,船舶特有の特別なルールが適用されることもあって,弁護士の中でも特殊な専門分野です。

 

 

また,当然のことながら,航空運送に関するルールは現在の商法典には定められていないので,今回の改正で新たに付け加わるということのようです。

 

 

これだけ社会の変革が進んでいたというのに明治以来改正がされていなかったというのですから,今の憲法どころではない不磨の大典であったということになりますね。

 

 

 

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