http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/14/news024.html

 

「公衆電話をあまり見かけなくなったなあ」と感じている人も多いだろう。大規模な災害が起こるたび公衆電話の重要性は見直されてはいるが、携帯電話やネットが一般的になった今、「連絡をするためのツール」としての役割は終えたように思う。実際、近年ではコンビニの新規店舗でも公衆電話を新たに設置しているところは少ない印象だ。
筆者の経験則で言うと、コンビニの公衆電話は、あっても問題ないが少しめんどくさいのだ。まずコンビニ側が設置の申請をして、設置の是非はNTTが行い、最終的にNTTからの委託という形で契約・設置をする。設置後は、料金の回収や機器のメンテナンスなどの管理業務は、設置場所であるコンビニが請け負うことになる。
(ITmediaビジネスONLINE 川乃もりや氏の記事から一部引用)。

 

公衆電話の維持にもコストがかかるということは頭の中では理解しているつもりでしたが、コンビニでの設置を例にとって、維持管理について具体的に書かれており、確かに、これらをコンビニ側が行うとすると大変だろうなと思いました。少し違う話ですが、先日、バスタ新宿のコンビニの入札辞退の件で、施設内のトイレ清掃をどこまでコンビニが行うかについての行き違いが理由の一つとなったというニュースを見ましたが、あくまでも営利企業であるコンビニとしては、悩ましいところかと思われます。

 

 

公衆電話を使ったのが最後にいつであったか思い出せないくらい遠い記憶となってしまったように思いますが(本当にいつのことだったか・・携帯を持っていなかった時代には町中の公衆電話を使っていたはずですが日常的な一コマだったためか覚えていません。実家に帰省する際に新幹線の中からかけた覚えがありますが、今では新幹線の中には公衆電話はないはずです)、これだけ携帯電話が普及してしまうと、今後も公衆電話を使う機会はなかなかありそうにありません。

 

 

霞が関にある弁護士会館にも公衆電話がありますが、数年前には「使ってもらえないと撤去されてしまうので使ってください」という張り紙がしてありましたが、その後そこの階にあった公衆電話は撤去されてしまったようです(この場合、コンビニでの設置と異なり、維持や管理がNTT側となっていたためコストに合わないとして撤去されたのでしょうか・・・実情はよくわかりません。)。

2台並んで設置されていた場所についても今では1台だけとなっていますが、閑古鳥が鳴いています。

 

 

携帯電話を忘れてしまったときに連絡をつけたいときや、災害時や携帯での電波が届いていない地域での利用など、どうしても公衆電話が必要な場面というのはあり得ると思うのですが、レアなケースを想定してどこまでコストをかけて維持するかという、単に公衆電話の問題にとどまらない、他の問題にも共通する問題が横たわっているようです。

 

 

 

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