http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_1005.html?utm_int=tokushu-new_contents_list-items_002

 

そのような中で、家族に遺産を相続するのではなく、別の遺し方に注目が集まっています。
ことし2月。東京・港区の男性が所有していた六本木ヒルズのマンションの1室が、本人の遺言に基づいて大分県に寄贈され、県が1億4000万円余りの価格で入札にかけていることが分かりました。
この男性は、今の大分県立盲学校の元校長の孫で、遺言には「マンションを売却した資金を盲学校のために役立てて欲しい」と書かれていたということです。
マンションの一室は19階の広さ75平方メートルの部屋で、入札の結果、1億9200万円で落札されました。                                        
(10月5日付NHKニュースウェブから一部引用)。

 

遺産を広く社会に役立ててほしいということで,大学や自治体などに遺贈するということは少しづつですが広がってきているように思います。遺されるペットの面倒を見てくれることを条件に動物愛護団体に遺贈するとか永代供養を条件にお寺に遺贈するというものもあります。

 

 

留意が必要なこととして,遺贈してしまった場合に,そのことで困る人がいないかどうかはよく確認しておくことが必要です。

 

 

例えば,80代の親と60代の子ども(一人っ子)が二人暮らしをしていたとして,子どもは今後の結婚も望まず,仮に親が亡くなった後は自分の財産は社会のために役立ててほしいと思いそのような内容の遺言を遺したとします。

親の方が先に亡くなるだろうということが前提なのでしょうが,万が一,子ども方が先に死んでしまった場合には,遺産は遺贈先に遺贈されることになり,遺贈先が理解のあるところで,遺贈を受けなかったり,その親が死んだ後に遺贈を受けられるようにしてくれればよいということで対応してもらえればよいのですが,そうでなければ,残された老齢の親としては遺留分の主張をするしかなくなるということが考えられます。

 

 

ですので,遺言を書く場合には,思い込みを捨てて,いろいろなケースを想定しながら書き込んでおくことが必要になります。先ほどのケースであれば,自分が先に死んだ場合には親に相続させるなどの記載により手当てしておくが必要でしょう。

 

 

 

 

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