http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160826/k10010654691000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003

 

俳優の高畑裕太容疑者が逮捕されたことを受けて、母親で俳優の高畑淳子さんが26日、都内のホテルで会見を開き、「どんなに言葉を重ねてもおわびの言葉が見つかりません」と謝罪しました。
(8月26日付NHKニュースウェブから一部引用)。

 

成人した大人が引き起こした犯罪について,親が謝罪するというのはおかしいという論調もあるようで,至極もっともなことだと思います。

 

 

とは言いながら,実際の捜査,刑事裁判の実務においては,配偶者でもいない限りは,被疑者・被告人が大人であっても,親に連絡を取って,監督体制が整っていることを検察官にアピールしたり,保釈のための身柄引受人をお願いしたり,情状証人として出廷してもらい,被告人ともども謝罪をしてもらい,「今後はしっかり監督します。」と言ってもらっているのが実情です。

 

 

それはおかしいよ,という一部の社会の声もありますが,実際問題として,今回,母親が公の場に姿も見せず,頭も下げないということになっていたら,母親に対するとんでもなく強烈なバッシングがなされていたことであろうと思われます。

 

 

今回は,被疑者が22歳とまだ年若く,また,母親やと同居しており,芸能界という同じ世界であるということなども踏まえると,そこまでの違和感はありませんが,40歳,50歳の被疑者・被告人のために70,80歳の親が一緒になって頭を下げるというのはやはりおかしなものがあります。その年になってしまうと,もはや,親が監督して行動を制御するということも期待することはできません。

 

 

ある程度の年齢を超えたのであれば,個々の事情も踏まえながらということはあるでしょうが(子どもが何歳になっても甘やかしている親というのもいるでしょうから,そういう場合には親子ともども考えてもらわなければなりませんが),もはや,その更生については社会が担うべきものなのであろうと思います。

 

 

 

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